≪卓上四季≫
そう言えば、モスクワ生まれのロシアの知人がよく口にしていた。
「私たちにとっては、黒海の水に足を浸すのが夢なんです」
黒海の海水温がどれほどなのかは知らない。が、道内を上回る極寒の地に暮らす人たちにとって、
凍らない海は、温泉地の憧れなのだと思った。
黒海に大きく大きく”出島”のように突き出たウクライナのクリミア半島を掌中に収め、ロシア国内は
ある種の熱狂状態にあるようだ。艦隊基地をおくだけでは物足りなかったか。
同じ海の沿岸で「平和の祭典」の地だったソチにはロシア大統領の別荘があるそうだが、プーチン氏は
半島に建てる”新保養所”の設計図を引き始めているのかもしれない。それは、偏愛する銃口を巡らした
異様な建造物となろう。
<ロシアは普通の秤で量れない/ロシアは一種独特な国!>。
哲学者井筒俊彦さん(故人)は、ロシアの詩人チュチェフの言葉を引いて、
「ロシア人自身が自分の『謎』をはっきり意識している」と書いた(「ロシア的人間」)
北方領土を臨む地に生きる私たちとしては、手前勝手な倫理で21世紀の「国盗り」をやってのける
“隣人”が、「謎」では困る。安倍晋三首相はプーチン氏戸昵懇の間柄と聞く。いつまで北方四島の
海に、その“足”を浸し続けるのか、「引き分け」戸はどういう意味か。問いただしてほしい。
2014.3.20 道新より
戻って来ても、今住んでいる人たちはどうするの?
戦後 島民たちが味わった感情を今度はロシア野人たちに与えていいはずもない。
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majyoちゃんさん