ゲミュートリッヒな暮らし~Seit 2005

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北朝鮮工作船~海上保安資料館の展示室から

★サイトマップ&ご案内

海上保安資料館横浜館の工作船展示室

北朝鮮の武装工作船

★九州南西海域工作船事件(平成13年12月)
横濱 の旧煉瓦倉庫界隈~すっかり観光地化され、浮かれた連中の群れに辟易する処だが、少々海側へ歩いて行くと「海上保安資料館横濱館」がある。出入りは自由で入場料もかからない一見地味な施設ながら、此の界隈で最も見応えのある展示施設と云っても過言ではない。平成13年12月に起きた「九州南西海域工作船事件」で深海から引き揚げられた工作船本体他、北朝鮮の国家犯罪を暴く膨大な物品が展示されているのだ。


北鮮が如何なる連中か是を見れば分かる

工作船

工作船

工作船

 とにかく吐き気を催す。怒りを通り越して笑いたくなってくる。

工作船

 船橋は御覧のとおり。自爆した性か沈没時の衝撃の性か原型をとどめていない。

工作船

 巡視船が銃撃を加えた跡が残っている。北朝鮮に肩入れする一部の人達が、此の銃撃さえ異論を唱えていらっしゃったが、本船の驚くべき重武装ぶりをつぶさに見ると「よくそんな事が云える」と憤慨する。ちなみに韓国軍は、工作船を発見次第即刻銃撃するのは基本中の基本。連中は「相手が日本だったから舐めていた」訳だ。

工作船

工作船

 工作船に搭載されていた機関砲は、船体に設置されたレールで出し入れし易いようになっていた。正真正銘の海賊船と云っていい。お断りしておくが、ドイツ海軍の 仮装巡洋艦 のように、中立国の貨物船に偽装してもギリギリで国際法に則って交戦した事例とは根本的に異なる。

工作船

 スクリューも、通常では有り得ないような数を装着。巡視船もよく追い付けたものだ。

工作船

工作船

 さらに小船(超高速!)も搭載していた。母船に格納できるようになっている。格納庫内部はかなり広い。小船を出し入れする際は、格納庫を人為的に浸水させると云う強襲揚陸艦のような作りになっていた。

工作船

 小船も強力な推進機を装備し、とても巡視船が追い付けない程の猛スピードが出せる。弱点は航行距離が短いところか。


突っ込みどころ有り過ぎな押収物

工作船

工作船

工作船

工作船

 出て来るは出て来るは夥しい数の飛び道具数々が。地対空ミサイルを一丁ぐらい持つのも無意味では無いが、是ほどの数のライフルや機関銃を積載する必要があったのかって。弾丸が飛び交う戦場に潜入するならともかく、そもそも日本人ほとんど銃持って無いんだから。

工作船

 携帯電話も昔懐かしい 「J-フォン」 である。所持していたポケコンや無線機も日本製。旧東ドイツのシュタージが、西ドイツ製のカメラで監視したりする間抜けなエピソードに通じる。もちろん、日本に対して工作活動を行うのだから、日本製の機械を使いこなさねば商売にならないと云ってしまえばそれまで。

工作船

自爆用スイッチ はハングル語らしい。残念ながら自爆装置は自国で作るしか無かった訳だ。そんなことに熱中する余力があるんなら、もっとマシな頭の使い方をすりゃいいだろ、なんて云う常識は通用しない。

工作船

アキレス社のゴムボート も、こんな使われ方をされたら堪ったもんじゃない。連中は、日本製の優秀な製品を利活用することのイデオロギー的矛盾なんか感じてもいないのだろう。お前の物は俺の物、俺の物は俺の物、ただそれだけ。

工作船

「アンダーウォータースクーター」などと超分かり易い英語。見た目がまるで広島型原子爆弾だ。吐き気を催すぐらい醜悪な物を作る才能だけは長けているのだ。


事件の舞台は鹿児島県奄美大島沖

工作船

 工作船を追尾する海上保安庁の巡視船。我が国の実力機関に何の期待もしていなかった拙者にとって、此の事件は或る意味衝撃的であった。北鮮が核戦力を大幅に増強した令和の時代だったらどうだったか。まさか腰砕けと云うことはあるまいな。

工作船

 事件の舞台は奄美大島沖。鹿児島の第十管区が主に事件への対応を行うなど、当該事件は鹿児島と深い関わりがあった。 鹿児島在住時代 、地元メディアの間で事件に関係する小ネタの数々を扱っていたものだから、拙者の興味も一段と深まった訳だ。ちなみに 工作員の遺体は「法的に何処の誰とも分からぬ人間が旅先でぶっ倒れて無縁仏になった状態」として鹿児島市内の某墓地へ埋葬されている ことも知った。墓地の利用者様にとって迷惑千万だが、まぁ死んでしまえば皆仏さんなのが仏教なのだから是だけは仕方ない。

工作船

 連中は鹿児島県の詳細な地図も所持していた。鹿児島近辺を主要な活動領域としていたのであろう。今考えるとゾッとする。ちなみに鹿児島県内で拉致事件も起こしていることを決して忘れてはならない。

巡視船あまみ

巡視船「あまみ」 の被弾した跡も凄まじい。ちなみに是はレプリカで、本物は海上保安庁の施設で管理されているとのこと。

巡視船しゅんこう

鹿児島市 内で行われた巡視船一般公開の様子。工作船の醜悪な姿とは比較にならない美しさだ。拙者が鹿児島に在住していた令和4年11月、工作船と銃撃戦を繰り広げた 巡視船「きりしま」 が退役したニュースも地元では大きく報じられた。日本人の対北朝鮮観を根本から変えた大事件、第十管区の華々しい活躍に敬意を表したいと思います。(余談ですが、当時の拙者が書いていた 小説 のストーリーを考えるうえで、当該事件は何かと参考になったものです。)


管理者は大阪生まれの相模原育ち~地域リポート・旅日記の数々です。

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