2010年05月05日
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2日目はK.J.S.F.S.セッションバンドでスタート。

このバンドはメンバーの頭文字をとったもので、
川嶋哲郎(ts)、ランディ・ジョンストン(g)、菅原高志(d)、ジョエル・フォーブス(b)、ロッサノ・スポーティロ(p)
というクインテット編成。

ジョエル・フォーブスとロッサノ・スポーティロはハリー・アレンカルテットのメンバー。

キャパシティ300ほどのホールだったが、例によって川嶋はマイク無しで演奏。
それどころかモニターすら置かない。(この辺に神経質なミュージシャンも多いのに・・・)

さっき会ったばかりで打ち合わせもなしという、文字通り即興での演奏。
「ジャズは言語である」との川嶋のポリシーが反映されている。


やはり生音はいいもの。


夜は現代劇場の大ホール。
昨日と同じ川嶋クインテット。

「さっき3分ほどで作った」というオリジナル曲、ブルース・オブ・高槻ジャズストリートでオープニング。

2曲目はベースの時安をフィーチャーしたソー・ホワット。
マイルスのオリジナルはスローテンポだが、カバーされる時はなぜかほとんど急速調で演奏されるこの曲は、
この夜もまた会場をヒートアップさせたのであった。

3曲目は川嶋とランディによるポルカ・ドッツ・アンド・ムーンビームスでしっとりと。

4曲目は川嶋と時安で「日本の曲をやります。なんでしたら歌って下さい」と川嶋がフルートに持ち替えて演奏。
イントロはまるで虚無僧の吹く尺八のような調べだったが、主旋律にはいると一転してクラシック奏者のような
澄んだ音色でその曲が「ふるさと」(兎生追いしかの山~ってあれ)であることがわかる。


エンディングはフルメンバーでモンクのリズマニング。

今回はいずれもセッションということだったので、誰もが知っている名曲(といっても知らない曲があったのがお
恥ずかしい限りですが)ばかりで聴きやすい反面、 もっとマニアックなものも聴いてみたかった というのが本音。

以前やったような45分間MC無しで吹きっぱなしと言うのも、また体験してみたいものです。(^ー^;



相変わらずの話術で会場を爆笑の渦に巻き込むが、気になるのが今年2度手術を受けたとのこと。
なんでも「間寛平さんと同じ」といっていたため、(まだ検査の結果が出ていないということだったが)ガンの可能性
もあるということなのか( ̄□ ̄;)!!
本人は「これで最後かも」と冗談めかして言っていたが、何もないことを祈るばかりだ。

サマータイム、ダーン・ザット・ドリームを蓑輪裕之とのデュオで聴かせたあとは、20年来の親友というドラムスの
チャック・リグスが加わって1曲演奏し、そのあとにハリー・アレンを加えて日本の童謡シャボン玉と4月の想い出の
2曲を演奏。

最後にランディ・ジョンストン、川嶋哲郎を加えてパーカーのビリーズ・バウンスでフィナーレ。

ここでのランディはワウワウも効かせながら、ロック少年ぶりを発揮し会場の喝采を受けていた。

また、ハリー・アレンは端正な、楽器に限界を感じさせない(?)スタイルなのだが、川嶋との4小節交換ではフリーキー
なトーンも見せていた。


演奏の合間でメンバー同士が握手を交わしたり、タッチをしたりという光景が見られた。
まさに川嶋の言っていた「ジャズは言語」がそこにはあった。





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最終更新日  2010年05月05日 15時30分48秒
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