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2009年04月28日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
先日娘と話していたら、こんな話題になった。

「Uさん(娘の今の職場の元同僚。5歳ほど年上で既婚・子供あり)がね、言ってたんだけど、結婚したら絶対に自分の実家の側に住むといいって。ダンナの実家の側に住んでも何一ついいことなんてないよ、だって。どう思う?」
内心、しめしめUさんよくぞ言ってくれた・もっと言ってやって!と思いつつ
「そりゃそうよ、それが一番いいんじゃないの」
とさらりと答えた。
「ふぅん。そんなものかな。お母さんはどうして相手方に同居したの?」
「どうして、って言われてもねぇ。選択肢がなかったというか。」
「抵抗なかったの?」
「深く考えなかったなぁ。それが間違いの元だったね。ははは(力なく笑う私)」



夫は旧家の跡継ぎで、私が出会ったときにはすでに父親は他界しており、母親との二人暮らしが5年目になろうかという頃だった。
農業を継いでおり、十分な広さの家もあり、私が家業を手伝いながらの専業主婦となり同居するということは自然な流れであり私自身も当然だと受け止めていた。
もちろん不安はあった。お姑さんとうまくやっていけるのだろうか、と。

その頃の義母の印象は、物静かで上品で控えめの典型的な日本の旧家の奥さん。
少しよそよそしいというか、鎧のようなものを感じたこともある。
例えば、同居するというのに、結婚直前まで台所や茶の間に入らせてもらえなかった。
いつ行っても、通されるのは客間かまたは2階の夫の部屋。
台所が見たいと言っても、なんだかんだといつも義母に拒絶された。

そして、今も覚えている光景がある。
午前中の割合早くに家に行った時、朝の農作業で布団をあげる時間がなかったのだろう、そのときにあわてて布団をあげている気配がした。玄関に出てきた義母の手には色違いのおそろいの枕が2つぎゅっと抱きしめられていた。
夫と義母は同じ部屋ではなく、斜め向かいの部屋で寝ていたのだが、押入れは片方の部屋にしかなくてそちらへ運んでいたらしい。

なんとなく不快な感情が残ったけど、それでもあまり深くは考えなかっった。いや・考えないようにしたと言ったほうがいいかも。
もしあのとき深く考えて同居はいやだと言ったら、夫との結婚はなかったことになっただろう。同居はやはり絶対条件だった。

こうして玄関も水まわりもすべて共有の完全同居が始まった。
上品で控えめだと思っていた義母の意外な面も何度となく発見した。もっともそれはお互い様だったと思うが。

新婚旅行から帰宅したのは夜7時ごろだった。

時差ボケで眠くてフラフラだった私に義母は言った。
「冷蔵庫の中のもので何かつくってくれるか?」
どっと疲れが吹き出た感があったが、しかたなく卵やソーセージを焼いてレタスやきゅうりでサラダにして後は味噌汁をつくった。
その頃の義母はまだまだ元気だったのに、帰ってきた日くらいなぜ用意しておいてくれないの、と不満たらたらの最初の夕食だった。

翌朝私たちは寝過ごした。
義母は階下で朝早くからイライラしながら家事をこなしていたらしい。
遅くにもそっと起きてきた私が見たものは、一階に置きっぱなしにしていたスーツケースの中から夫の衣類だけを取り出して洗濯に励んでいた(義母は洗濯はすべて手洗いしていた)義母の姿だった。
洗濯なんて後でゆっくりするのに、置いといてくれたらいいのに…そう思ったけど口では「すみません」としか言えなかった。
この「息子のものも洗濯」はそれから数日続いた。
たまりかねて夫から私が洗うから、と言ってもらうとしばらくはすねているのかご機嫌ななめだった。扱いづらい人だなぁというのがその時の印象だった。

こんな始まり方をした新婚生活。

この続きはまた今度。


最初の話に戻って、本当に娘が結婚後近くに住んでくれたらこんないいことはないんだろうなぁ。思うようにはいかないだろうけど。
















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最終更新日  2009年05月20日 10時20分39秒
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