ジジと野球とぬくぬく日記
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風の中にほのかな秋の気配を感じる今日この頃皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか?さてさて先日、NHK朝の連続テレビ小説‘‘花子とアン‘‘で一躍脚光を浴び、今俄かに観光地として注目されている福岡県飯塚市の「旧・伊藤伝右衛門邸」に行ってまいりました「筑豊の炭鉱王」として名高い伊藤伝右衛門は 明治・大正・昭和を生き抜いた実業家で、若い頃は魚の行商や船頭など職を転々としていましたが、日清戦争・日露戦争と時代が激動する中父と手掛けた炭鉱事業が波に乗り、やがて一代で財を成したという逞しい人物です。また、炭鉱事業だけでなく女学校(現・嘉穂東高校)や十七銀行(福岡銀行の前身)を設立し筑豊地区の発展に貢献した‘‘筑豊のヒーロー‘‘なのです‘花子とアン‘では「九州の石炭王・嘉納伝助」として登場し、伯爵令嬢にして後に筑紫の女王と謳われた歌人・白蓮との政略結婚の相手として注目されました身分の相違や両家の複雑な事情が絡む愛の無い結婚にすれ違っていく2人の様子が、悲しく印象的でしたね。白蓮を妻として迎える際に日本建築の粋を集めて改築されたという旧・伊藤伝右衛門邸は、敷地面積7570平方メートル・建物面積1020平方メートルの大豪邸伝右衛門の白蓮への最大級の心遣いが感じられる、贅を尽くした華麗なお屋敷です玄関を入ると・・・まずは応接間が迎えてくれます当時としては珍しい洋間で、モダンなステンドグラスやシャンデリア・重厚な暖炉が訪れる人の目を引きます白蓮との結婚披露宴が三日三晩行われたという二間続きの広いお座敷。お座敷から見える庭園は実に見事です 各部屋に設置された照明もモダンでオシャレ 眩しい金箔の襖 白蓮の意向に応え洋風にしつらえた食堂 長~い廊下 洗面所の鏡は海外から取り寄せたものだとか ドラマにも出てきた長い廊下の奥には白蓮の部屋へと繋がる階段が伝右衛門の妻として10年間を過ごした部屋。白蓮はこの部屋で満たされぬ思いを歌にして詠んだのですねここから見える庭園を、白蓮はどんな思いで眺めていたのでしょう・・・やがて白蓮は 帝大生で社会運動家の宮崎龍介と恋に落ち、新聞に絶縁状を公開して伝右衛門の元を去って行きます。白蓮を決して許すまじと息巻く周囲の人々に「この伊藤伝右衛門が一度は惚れた女やき。末代まで一言の弁明も無用!!」と言い放ち、その後沈黙を貫いたのはあまりにも有名です。伊藤伝右衛門の栄華と、決して通じ合うことの無かった白蓮との日々に思いを馳せて。。。立派なお屋敷がちょっぴり物悲しくも映りました朝ドラ効果もあり、今年は入場者数が例年の五倍にものぼるのだとか!!福岡市からは車で1時間かつて炭鉱の町として栄えた筑豊が誇る素晴らしい文化遺産・旧伊藤伝右衛門邸を、ぜひ一度皆さんも訪れてみてくださいね~
2014年09月13日