花言葉は 一般には 「誇り」 「ひかえめな美点」。
白は 「理想の恋」 「完全な愛らしさ」。
赤は 「わが運命は君の掌中にあり」 木は 「謙譲の美徳」。
ツバキは葉に艶のある木 津葉木または厚葉木から転じたものだと言われておりますが ふつう椿という字をあてているのは 春のよろこびを伝える木という意味の国字。
漢名では山茶と書きます。
この花は寒い季節に咲くので まだ 昆虫も少なく メジロやヒヨドリが花底の蜜を吸いにきて 花粉を運ぶ鳥媒花の一つ。
「椿落ちて昨日の雨をこぼしけり」(蕪村)
ツバキが日本の文献に現われた初めは 日本書紀で ツバキの木で槌 (ツチ)や武器を作った と出ていますが 万葉集にも 「巨勢山 (コセヤマ)のつらつら椿つらに見つつ しのぶな巨勢の春野 (ハルヌ)を」とあり 当時すでに関心を持たれていたことがわかります。
そして花を観賞するだけではなく その艶やかな葉をも賞でたのでしょう。
艶葉木 (ツバキ)とも書かれたそうです。
同じ万葉集でも 「あしぴきの八峯 (ヤッオ)の椿つらつらに見とも飽かめや値ゑてける君」 (大伴家持)には 「庭の椿を見て作った歌」と詞書があり 山野から庭に移し植えて観賞することも 行なわれていたようです。
昔 若狭の国で 漁夫の娘が 人魚を食べて長寿になったという伝説がありますが その娘は シンボルとして何時もツバキをもっていたそうです。
東京国立博物館蔵 「山水花鳥図屏風」(雪舟作)にツバキが描かれています。
蒔絵では 南蛮ものと言われている螺鈿櫃の模様に ツバキがしばしば描かれていたようですが、その中の一つに 「油彩キリスト磔刑像入り蒔絵籠」があります。
日本の南蛮美術の中には聖母子像が何点もありますが その中で最も有名なのは 高槻市の農家の屋根裏から出てきた慶長年間の作と推定されている 「マリアの十五玄義」と呼ぱれている作品でしょう。
キリストの十字架と復活を描いたもので 中央にキリストを抱いたマリア像が見えますがそのマリアが手に白いツバキを持っているのには興味があります。
聖母子像のマリアやキリストが 何を持っているかを比較しますと 絵画の地方性を認められますが このように白いツバキを持ったマリアは おそらく日本以外には例がないでしょう。
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alisa.さん
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曲まめ子さん