社会人大学院生から大学教員になった還暦男の日常

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2016年05月08日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
学位を取って良く言われる言葉が次の言葉・質問である。
「会社生活とどうやってバランスをとったんですか? 仕事は大変だったでしょう?」

博士課程の5年間の最初の半分はインドの仕事が圧倒的に多かった。入学願書は、インド出張中に書いたことも記した。
しかし、私は、自分が大学院に行っていることは、自分が所属する会社とは全く無関係で、何のつながりもないと考えているために、その部分で負担に思ったことはなかったのである。土日とアフター5は自分の時間なのである。

よって、会社には大学院に行っていることは一切言っていない。そもそも、会社から見れば、博士号というのは、特に社会科学の博士号というのは全く不要であり無用のものなのである。誤解を恐れずに言えば、日本の場合、MBAですらそうであると思う。
どのMBAでも、「良きマネージャを養成するために、私たちは社会に向けて、うちの大学でMBAコースを作った」と言っているが、MBA修了生が本当に会社の経営に役に立っているかと言えば、大きな疑問がある。

30数年前のまだ新入社員のころ。ある問題が起きて、隣の課の上司と先輩がその問題解決のために徹夜をした。先輩は、「昨日、徹夜をした。疲れた。今度の土日も出勤だ」と回りに聞こえるように言った。それを聞いた上司は、「自分が頑張ったということは、自分の日記に書いておけ。俺たちがやらなければならないのは、この問題を解決することだ」とその先輩に言った。その上司は、自分が徹夜しているとも、頑張っているとも、一切言わなかった。私はとってもカッコいいと思った。

つまり、目的と手段が違うのだと思う。
できる人は、頑張ることが目的ではなくて、目の前の課題を解決したり、成し遂げることが目的なんだと思う。


だから、私はMBAに行っていることも会社には言わなかった。まして、博士課程に行っていることは、おくびにも出さなかった。会社関係者は誰も知らない。一部、OBなどでインタビューした人などはいるが、極めて例外である。

私の場合、学位や称号よりも、やはり中身を求めたい。そして、仕事がきちんとできなかったときに、「あいつは大学院に行ってるから仕事ができんのだ」と言われることを恐れたからでもあろう。そう考えれば、結構、小心者なのかもしれない。

ブログとは、私は、日記の延長のようなものと思っていて、「また、インド人に騙された。そんな時、指導教官から、厳しい指摘を受けた」ということは書いたにしても、それは日記の範囲のものであると思っている。

そもそもの話なのであるが、自分が企業に勤務していることは誰よりも自分が知っているべきであり、その条件の上で、自ら望んで博士課程に行った訳である。そして、本職(?)の博士課程の院生と競争して、研究成果を出していくしかないのである。
そのスケジュールをコントロールして、一つひとつの成果を出していくものであり、指導教官に、「今回は仕事が忙しかったので、○○ができませんでした」というようなことは、私は一切言わないことにした。それを言うときは、大学院を辞める時だと思っていた。





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最終更新日  2016年05月08日 09時29分42秒
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