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2026.02.14
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2026年J1特別大会地域リーグラウンド第2節​FC東京vs浦和レッズの試合を味の素スタジアムで観戦。1-1(PK5-3)でFC東京の勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)

【戦術】
〈FC東京〉4-4-2
攻撃では、4バックディフェンスラインとボランチ常盤と高との連携したビルドアップから、時に高がアンカー的役割、常盤とFW長倉がIH的役割、右IH佐藤恵と左IH遠藤がWGとなり、FWヒアンがCFとして振舞う4-1-2-3システムに可変しつつ、右サイドは佐藤と高とSB室屋が、左サイドは遠藤と左SB長友にボランチそれぞれが連携して両サイドを基点として、また有効なサイドチェンジを交えながら、バイタルエリアや左右ハーフスペースに落ちるヒアンや長倉へのクサビのパスを入れつつ、数的優位を作りながら外→中→外へのパス交換を主体として、時サイドからハーフスペースやポケットへの進出を狙って攻めていく。
守備では、4-4-2または4-1-3-2を基調としてマンツーマン気味のハイプレスをかけ、リトリート時は4-4-2を基調としてブロックディフェンス対応をしていく。
(相手CK時はゾーンディフェンス主体でマンマークを加味)

〈浦和レッズ〉4-2-3-1
攻撃では、4バックディフェンスラインとボランチ安居、柴戸との連携したビルドアップから、両サイドへの展開、右は右シャドー金子と右SB関根、左サイドは左シャドーのサヴィオの左SB荻原に、両ボランチが絡んでサイド攻撃の基点となり、時に前線4人が前目となる4-2-4的システムに移行しつつ、FW松尾や中シャドー渡邊が縦の関係を使ったライン間やライン裏への機動的な動きを交えつつ、サイドからのハーフスペースやバイタルエリアへのパスを起点として、サイドへの展開からのクロスやハーフスペース、ポケットへの進出などを利用して攻めていく。
守備では、プレス時は4-4-2または4-1-3-2を基調として前線4人がプレスをかけ、リトリート時は4-4-2を基調としてブロックディフェンス対応していく。


【得点】
78分 渡邊(浦和レッズ)
90+3分 山田(FC東京)

【退場】
なし

【警告】
76分 佐藤恵(FC東京)
82分 ヒアン(FC東京)
90分 ショルツ(FC東京)

【試合の流れ】
(前半)

まず、チャンスを作ったのは東京で、8分に、敵陣右サイドでの展開から、右MF佐藤恵の突破を起点として右ポケットに進出した右SB室屋のクロスに、ファー側で反応した左MF遠藤が頭で合わせるも、レッズGK西川の正面を突いてしまう。
しかし、レッズは、その直後9分に得た左シャドーのサヴィオの敵陣右サイドからのFKの混戦から、こぼれ球に反応した選手がゴールに押し込んで、レッズが先制したかに見えたが、VARの結果、オフサイドと判定され、先制には至らず。
その後は、東京がビルドアップから両サイドを基点として、時にバイタルエリアに落ちるFWヒアンや長倉へのクサビのパスを利用してパス交換からの突破を試みてレッズのディフェンスを押し込もうとする。
東京は、29分に、右サイドでのカウンター攻撃から、ボール奪取したヒアンから、敵陣右ハーフスペースでスルーパスを受けた佐藤恵の右足のシュートは、ゴール左に外れてしまう。
これに対して、レッズは、東京の有効な両サイドを基点とした攻撃に対して、4-4-2のブロックディフェンスにて対応を余儀なくされていたが、34分に、ビルドアップから、右CB宮本からの敵陣右サイド奥へのスルーパスに反応した右SB関根から、右ポケットに進出してパスを受けた右シャドー金子の左足のシュートは東京GKキム・スンギュの好セーブに阻まれてしまい、続く37分にも、敵陣右サイドでの展開から、金子のクロスのこぼれ球にバイタルエリアで反応したボランチ安居の右足のシュートはゴール左に外れてしまう。

しかし、その後は、東京がパス交換によりレッズのプレスを剥がして試合の流れを引き戻してチャンスを作り、まず42分に得た遠藤の左CKに、ペナルティエリア中央で反応した右CBショルツが頭で合わせるも、レッズGK西川の正面を突いてしまい、ロスタイムに入った45+1分に得た遠藤の右CKに、ペナルティエリア中央で反応した長倉が頭で合わせるも、バーを超えてしまい、更に45+3分に得た遠藤のFKに、ペナルティエリア中央で反応した長倉がまたもや頭で合わせるも、バーを超えてしまい、先制には至らず、前半は0-0で終了。

(後半)
東京、レッズとも選手交代などなく、後半開始。
後半、まずチャンスを作ったのはレッズで、まず48分に得た左SB荻原の敵陣左サイドでのFKに、ペナルティエリア内でこぼれ球に反応した中シャドー渡邊のシュートはGKキム・スンギュの正面を突いてしまい、続く48分にも、左サイドでのカウンター攻撃から、左シャドーのサヴィオのスルーパスに反応したFW松尾が左ポケットに進出しながら出したクロスに、ゴールファー側にフリーで飛び込んた渡邊が頭で合わせるも、ゴール右に外れてしまう。
レッズは、両サイドを基点として、前線4人の機動力を活用した攻撃によりチャンスをうかがう。
これに対して、東京は、54分に、敵陣左サイドでの展開から、右CKショルツからのクロスでペナルティエリア内でクサビとなったヒアンが落としたボールに、佐藤恵が右足でシュートを放つも、GK西川の正面を突いてしまい、続く59分に得た遠藤の左CKに、ペナルティエリア中央で反応したヒアンが頭で合わせるも、バーを超えてしまう。
東京は、レッズによる前線からのプレスに対して、ヒアンや長倉がビルドアップからのフィードにより、レッズディフェンスライン裏への動きを多用していく。
その後は、両チームとも中盤でのプレスによるボール争奪戦が激しくなり、拮抗した試合展開となっていく。そうした中で、レッズは63分に得たサヴィオの右サイドでのFKに、ペナルティエリア内でボランチ柴戸が頭で合わせるも、バーを超えてしまい、一方で、東京も67分に、ディフェンスラインでのビルドアップから、ボランチ高からバイタルエリアでクサビのパスを受けた長倉のシュートはGK西川の好セーブに阻まれてしまう。
拮抗した試合展開が続く中、まず選手交代策に出たのは東京で、68分に左MF遠藤から佐藤龍に、ボランチ高から橋本拳に替え、一方でレッズも70分に、左シャドー金子からイサークに、ボランチ柴戸から二田に替え、更に74分に松尾から中島に替え、イサークの1トップ、(右から)二田、中島、サヴィオの3シャドーに替えて、両チームとも先制のチャンスをうかがう。
そして、レッズが東京の反則をモノにして先制に成功する。
レッズは、78分に、東京の佐藤恵のイエローカードによるFKを起点として、敵陣左サイドからのサヴィオのクロスのこぼれ球にバイタルエリアで反応した渡邊のミドルシュートが橋本拳のシュートブロックでのリフレクションにより方向が変わりゴール右に吸い込まれて、、レッズが1-0と先制する。
先制を許した東京はそのすぐさま、選手交代策に出て、左SB長友から橋本健に、右MF佐藤恵から山田に替えて、反撃を試みる。
その後は、東京が両サイドからのクロスやポケットへの進出による攻撃を執拗に試み、レッズが4-4-2のブロックディフェンスで対応する展開が続くが、レッズのCB宮本、根本を中心とした堅いディフェンスにより決定機をなかなか作れない。
東京はロスタイムに入っても、レッズディフェンスを押し込みながらも決定機を作らないでいたか、90+3分に、両サイドからの攻撃がようやく身を結んで同点に繋げる。
東京は、ビルドアップからの左サイドへの展開、左SB橋本健からのクロスに、ペナルティエリア中央で反応した右MF山田が反応して放った左足のシュートがゴール右上隅を突き刺して、東京が土壇場で1-1と同点に追いついて、タイムアップ。PK戦に突入。

(PK戦)
東京     ○◯◯◯◯ 5
レッズ  ◯✖︎◯◯     3

【システム】
(FC東京)4-4-2(右から)
GK  キム・スンギュ
DF  室屋、ショルツ、稲村、長友(79分 橋本健)
ボランチ 常盤、高(68分 橋本拳)
MF  佐藤恵(79分 山田)、遠藤(68分 佐藤龍)
FW  長倉、ヒアン(83分 仲川)
(守備時はハイプレス時はマンツーマンプレス、リトリート時は4-4-2)

(浦和レッズ)4-2-3-1(右から)
GK  西川
DF  関根、宮本、根本、荻原
ボランチ 安居、柴戸(70分 二田)
シャドー  金子(70分 イサーク)、渡邊、サヴィオ(88分 長沼)
FW  松尾(74分 中島)
(守備時はプレス時/リトリート時とも4-4-2)

【まとめ】 
東京は、前半はビルドアップから、両サイドを基点としてヒアンや長倉へのクサビのパスを利用した有効なパス交換から試合を優位に進めたものの、後半は反則から失点を許してロスタイムの土壇場で同点に追いついた。
前半のパスサッカーは松橋体制2年目の色がよく出たもので、この特別大会を含む今シーズンはその完成度が浮上の鍵を握る。稲村らの新戦力が加わり、ビルドアップの精度と連動性を高めたパスサッカーに磨きをかければ上位進出も。やはり松橋サッカーの成熟度がポイント。

レッズは、前半は東京のパスサッカーに苦労したものの、後半は両サイドを基点とした前線4人の機動力を活用した攻撃により先制できたものの、東京の両サイドからの粘りの攻撃により同点を許してしまった。
CBが宮本、根本に代わって、特にビルドアップの構成や機動力違いが見られて、ボランチや3シャドーとの関係で攻撃の厚みが出てくるようだと、いいサッカーが展開できるかも。
また、1トップを松尾のように機動力のある選手にするか、イサークのようにボールを収める選手にするかもポイントで、どのようにチームを成熟させていくか?

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最終更新日  2026.02.14 19:27:02


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