フットボール(サッカー)戦術研究

2026.03.07
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2026年J1特別大会地域リーグラウンド第5節​セレッソ大阪vs清水エスパルスの試合をヨドコウ桜スタジアムで観戦。0-0(PK戦4-2)でセレッソ大阪の勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)

【戦術】

攻撃では、4バックディフェンスラインとボランチ田中、石渡との連携したビルドアップから、右シャドー横山と左シャドーのアンドラーデがサイドを張ったうえ、右サイドは横山と右SBクルーズに、左サイドはアンドラーデと左SB大畑に、ボランチらが両サイドを攻撃の基点とし、時にFW櫻川のポストプレーを交えつつ、パス交換または両サイドへのロングフィードを使って、両サイドのスペースを速く攻め、更にはハーフスペース、両ポケットへの侵入を狙って攻めていく。
守備では、ハイプレス4-4-2を基調としてプレスを仕掛け、ミドルブロックまたはリトリート時は4-4-2を基調としてブロックディフェンス対応をしていく。
(相手CK時はゾーンディフェンス主体でマンマークを加味)



攻撃では、4バックディフェンスラインとボランチ小塚とマテウスとの連携したビルドアップから、両サイド、右サイドは右SBパク・スンウクと右MF北川、左サイドは左SB吉田と左MFカピシャーバに両ボランチが連携して攻撃の基点とし、時に右SBパク・スンウクとカピシャーバが両サイドを高く張った3-2-5的システムに可変し、またFWオ・セフンのポストプレーやFW千葉のスペース間の飛び出しを利用しつつ、サイドチェンジを交えながら、両サイドからのクロスを使って攻めていく。
守備では、ハイプレス時は4-2-4的システムにて圧力をかけ、ミドルブロックまたはリトリート時は4-4-2または4-4-1-1にて対応。
(相手CK時はゾーンディフェンス主体でマンマークを加味)

【PK戦】
エスパルス  ×◯◯×
セレッソ     ◯◯◯◯

【退場】
なし

【警告】
   8分 パク・スンウク(清水エスパルス)
43分 マテウス(清水エスパルス)
45+2分 田中(セレッソ大阪)
78分 本間(セレッソ大阪)
90+2分 住吉(清水エスパルス)

【試合の流れ】
(前半)
セレッソは4-2-3-1システム、エスパルスは4-4-2システムにて、この試合に臨む。
まずシュートチャンスを作ったのはエスパルスで、7分に、ボランチ小塚の左CKを起点として、再度敵陣左サイドでパスを受けた小塚の右足のクロスのこぼれ球を、ペナルティエリア付近で反応したFW千葉のシュートはゴール左に外れてしまう。
一方、セレッソもすぐさま8分に、トップ下の中島の敵陣左サイドでのFKに、ゴール前で反応したFW櫻川が頭で合わせるも、エスパルスGK梅田の正面を突いてしまう。
その後は、一進一退の展開の中、エスパルスが徐々にビルドアップからの両サイドへの展開により、特にサイドチェンジにて左シャドーのカピシャーバを起点としてチャンスをうかがい、ボール支配率を高め、一方で、セレッソは4-4-2のミドルブロックやリトリート対応によりカウンターによる反撃のチャンスをうかがう。そして、31分に、セレッソが敵陣右サイド攻撃でのカウンターから、右シャドー横山が中に仕掛けながら放った右足のシュートはエスパルスGK梅田の正面を突いてしまう。
また、セレッソは、42分にも、左サイドでのカウンターから、左ポケット付近に進出した左SB大畑からペナルティエリア中央でパスを受けた中島のシュートはGK梅田の好セーブに阻まれてしまう。
ロスタイムに入り、エスパルスは、45+2分に、バイタルエリアに進出した小塚のミドルシュートはバーを超えてしまい、前半は0-0で終了。

(後半) 
セレッソ、エスパルスとも選手交代やシステム変更なく後半開始。
まずシュートチャンスを作ったのはセレッソで、まず47分に、右サイドからのロングフィードを敵陣左サイドで受けたアンドラーデがそのままゴール中央に切れ込みながら放った右足のシュートはGK梅田の正面を突いてしまい、続く48分にも、バイタルエリアでのボール奪取から、中島がシュートを放つも、バーを超えてしまう。
しかし、エスパルスも、52分に、右サイドでの展開から、右MF北川のクロスに、ペナルティエリア内で反応した小塚のシュートはセレッソCB畠中のブロックに阻まれる。
その後は、セレッソが横山、アンドラーデの左右シャドーが両サイドを高く張ったうえ、クルーズ、大畑の両SBがハーフスペースに進出するコンビネーションが有効に機能して、徐々にエスパルスのディフェンスラインを下げさせることに成功して、試合の流れを引き寄せていく。
セレッソは、57分に、中央エリアでのカウンターから、ボランチ田中からのスルーパスを受けた横山が右ペナルティエリア内に進出し、その後中島のクロスのこぼれ球に反応したアンドラーデが頭で合わせるも、またもやGK梅田の正面を突いてしまう。
試合の流れを引き寄せたいエスパルスは、61分に、FW千葉から高橋に、右MF北川から松崎に、CB本多から北爪に替える3枚同時交代策に出て、北爪に右SBに、右SBのパク・スンウクを左CBにそれぞれ配置して、オ・セフンと高橋の2トップの連携を活用することによりチャンスをうかがう。
その後、セレッソも67分に、右シャドー横山から阪田に、左シャドーのアンドラーデから本間に替えて、両サイドからの攻撃を更に活性化されようとする。
そして、セレッソは、69分に、ペナルティエリア付近に進出した中島のクロスに、阪田がゴールファー側にて頭で合わせるも、またもやGK梅田の正面を突いてしまう。
エスパルスも71分に、敵陣右サイドでの展開から、高橋を起点として、右ハーフスペースにてオ・セフンのからクサビのパスを受けた松崎のシュートはバーを超えてしまう。
エスパルスは、オ・セフンのポストプレーを起点として、反撃の機会をうかがうが、セレッソCB畠中、井上のタイトなディフェンスにより攻撃の基点にならず、またディフェンス面でも前線からのプレスに対して、セレッソのパス交換により剥がされてしまう展開が続く。
そして、試合はセレッソがボール争奪戦で優位に立ち、76分に左サイドでの展開から、大畑からパスを受けた本間がそのままゴール中央に切れ込みながら放った右足のシュートは、GK梅田の正面を突いてしまう。
セレッソペースで試合が進んでいくが、なかなか先制できないセレッソは、82分にボランチ石渡から喜田に、87分にトップ下の中島から柴山に替えて投入し、攻撃の強度を上げていく。
セレッソは、89分に、敵陣右サイドでの展開から、柴山を起点として、クルーズからのクロスを、ペナルティエリア右にて本間が右足のボレーで合わせるも、惜しくもゴール右に外れてしまい、またロスタイムに入った直後に、中央エリアでの櫻川のポストプレーからペナルティエリアに進出した柴山がフリーで左足のシュートを放つも、惜しくもゴール左に外れてしまい、エスパルスのディフェンスラインの粘り強い対応もあり、0-0で終了し、PK戦に突入。

【システム】
(セレッソ大阪)4-2-3-1(右から)
GK  中村
DF  クルーズ、井上、畠中、大畑
ボランチ 石渡(82分 喜田)、田中
シャドー 横山(67分 本間)、中島(87分柴山)、アンドラーデ(67分 阪田)
FW 櫻川
(守備時はハイプレス、ミドルブロック、リトリート時とも4-4-2基調)

(清水エスパルス)4-4-2(右から)
GK 梅田
DF  パク・スンウク、住吉、本多(61分 北爪)、吉田
ボランチ 小塚(70分 宇野)、マテウス
MF 北川(61分 松崎)、カピシャーバ
FW オ・セフン、千葉(61分 高橋)
(守備時はハイプレス時は4-2-4または4-4-2、ミドルブロック主体でリトリート時とも4-4-2または4-4-1-1。)

【まとめ】 
セレッソは、前半はエスパルスの両サイドからのクロスに苦労したものの、後半はクルーズ、大畑の両SBの有効なハーフスペース活用や櫻川のポストプレーなど、両サイドからの攻撃を活性化させてチャンスを多く作った。
ただ、幾つかの決定機を決められなかったことが勝点3に繋がらなかった。

エスパルスは前半は、サイドチェンジを活用したカピシャーバ、パク・スンウクの両サイド攻撃により優位に試合展開できたものの、後半はセレッソの両サイド攻撃によりラインを下げさせられてしまったうえ、FWオ・セフンがセレッソ畠中、井上の両CBに抑えられてしまったのも痛かった。


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最終更新日  2026.03.07 20:34:48


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