2011年06月18日
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http://teikokugikai-i.ndl.go.jp/cgi-bin/TEIKOKU/swt_list.cgi?SESSION=29299& ;SAVED_RID=2&MODE=1&DTOTAL=1&DMY=29358

○赤尾(敏)委員 もう一つ御尋ねしますが、此の間新聞に發表になりましたが、
兒玉譽士夫と云ふ者が支那で三十三億の金を儲けたさうです、さうして三十億の
財産があるさうですが、大藏省の許可を得て運んだ金が一億圓とか發表されて居る、
どうして一體そんな若僧に何億萬と云ふ金が出來たのか、僕等は小遣にも困つて
居るのに、呆れ果ててしまつた
(略)
海軍がやらしたから海軍の責任であるかも知れないが、大藏省の許可を得て一億以上
持つて來た、是は本人が發表したものだ、「マッカーサー」から召喚状が來てから發表


○澁澤(敬三)國務大臣 私は其の新聞を讀みませぬでしたが、最近に於てさう云ふ
ことがあつたことは全然ありませぬ、(略)ずつと今全部爲替管理をやつて居りますから、
さう云ふことはないと思ひます

○赤尾委員 それは重大なことです、どう云ふ譯で兒玉君だけに一億圓金を運ばしたか、
どう云ふ經緯で許したか、御調べを願ひたい(略)

http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/024/0284/02404100284027c.html
 私の大蔵大臣への質問はこの程度にしておきまして、次に鮮銀の連銀に対する預金債務の資料について、ちょっと事務当局にお尋ねいたします。
 私は北支における軍費の支払い状況と連銀との関係についての実際のことは何にも存じませんが、しかしここに言いてある事項は、どうも合点のいかぬことが多いので、一応事実関係をお尋ねいたしますが、北支における日本の軍費の支払いというものは、どういう形で行われたのであろうか、日本政府が送金する軍費を出す場合に、それはどういう形で送金され、その金はどういう方法で出されたのか、単に軍票のみでやられたのか、あるいは連銀券等によってやられたのか、その点の事実をお尋ねいたします。
○岩動説明員 御説明申し上げます。北支地区におきます軍費の調達は、資料にも概略説明を申し上げているのですが、まず第一に、所要の軍費の額がきまりますと、その金をまず朝鮮銀行が中国連合準偏銀行から借り入れをいたすことになっております。つまり北支地区におきましては、軍票の発行はいたしませんで、中国連合準備銀行券をもってすべての支払いが行われております。従いまして、北支地区におきます軍費は、すべて連銀券をもって調達され、それによって支払いが行われております。そのような状況におきまして、かりに百億の軍費が必要であるという場合には、百億の中国連合準備銀行券を朝鮮銀行が借り入れをいたします。その次に鮮銀は、この借り入れた連銀券を外資金庫にさらに預け入れをする、つまり預金をいたすわけでございます。その結果、外資金庫が取得いたしました連銀の預金を、さらに政府に納入する、外資金庫は政府に対して預け入れをするのではなくて、政府に納入をするということになっております。その結果政府は、百億円の連合準備銀行券を取得いたしまして、政府の所要資金として軍費等の支払いに充てる、こういう方法をとっておったのであります。
○石村委員 そうすると、結局は朝鮮銀行の借入金で現われてくるということになるわけですね。
○岩動説明員 最初の段階におきましては、朝鮮銀行は中国連合準備銀行から借り入れをする、つまり連合準備銀行券百億円を調達するために、それと見合いの円の債務を負う、こういう格好になっておるわけであります。しかしこの場合に、朝鮮銀行はあくまでも中間の調達機関として、通り抜けの勘定でやっております。最終的には外資金庫から政府に納入され、政府がこれを処理するという格好のものになると思います。

○岩動説明員 さようでございます。
○石村委員 そしてその借入金は、結局終戦によって、この資料に書いてあるように金を渡して処理した、朝鮮銀行の借入金は、この金の売却によって教理がついた、こういう意味なのですか。
○岩動説明員 最終的な決済は、ここにも概略書いてございますが、まず第一に、政府の所有しておりました金塊を正金銀行に当時の安い価格でこれを払い下げいたしまして、その結果、正金銀行は安い金塊を取得いたしますが、これを北支における時価で連銀に売ったわけであります。従いまして連銀は、その金塊の代金を正金に対して負うわけでありますが、その決済は、中国連合準備銀行が朝鮮銀行に対して持っております、先ほど例にちょっと引きましたが、かりに百億円といたしますと、その百億円の朝鮮銀行に対する、預金債権をもって弁済をする、つまり正金銀行は、連銀から朝鮮銀行に対する預金債権を取得するという格好で金の決済をいたしたわけであります。その段階において、朝鮮銀行は全く連銀に対する預金債権というものが消えてしまうということになっておったわけであります。
○石村委員 どうも頭を冷してよくこの資料を読み、御説明を考えてみないとわからないのですが、朝鮮銀行は初め連銀から金を借りるときに、その借りる金というものは軍費に充てる金である、従って朝鮮銀行に対して、日本政府が借りる場合に、朝鮮銀行に対する送金の形をとっておったのではないのであろうか、こう判断するわけなんですが、いかがですか。
○岩動説明員 これはそのような手続等は一切とらないで、ただいま申しましたように、現地において所要の資金を調達するということになっておったわけであります。それが朝鮮の地域におきまする、かりに臨時軍事費を必要とするというような場合におきましては、日本銀行券をまず鮮銀に払い込む、その結果鮮銀は、朝鮮においてそれに見合う鮮銀券を発行するという格好で、一種の送金に似たような操作はいたしておりましたが、北支におきましては全然そのような、送金をするというような方法での資金調達はいたしておらなかったわけであります。

○岩動説明員 朝鮮銀行に、国会にこれだけの資産ができた原因は、かねて管財局長から御説明申し上げているように、やはり軍費の送金関係がその主要な原因になっております。これは、北支地区におきますものではなくて、朝鮮、関東州、この両地域に対する臨時軍事費等の送金の結果がここに生まれてきておるというふうに御承知いただきたいと思います。


正直いくら読んでも さっぱり不明なんですが 当時 儲備銀行の副顧問として 上海にいた日本銀行の大久保太三郎氏によると 終戦時にはこれの清算のために日本から 金塊がもちだされて

十日の夕刻でしたが 儲備券債務の処理について東京から大使館に指示があり 十四日でしたが 正金手持ちの金でもって儲備銀行との預け合い借勘定を一旦決済したんですが その当時の時価で評価したもんですから あの膨大な儲備券借り入れが完済されて なおおつりがきました 大陸に渡った円の興亡 多田井喜生 東洋経済

さておつりがどこにいったのか





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最終更新日  2011年06月18日 20時56分55秒
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