2011年07月23日
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図らずも白洲と口論する羽目になってしまった
ことの起こりは新党樹立の問題が話題になっていたときに 白洲が例の大声で近衛に対してしきりに新党の樹立は早い方が良いと勧めたことにあった しかしその近衛の勧め方があまりに押し付けがましく思えたので 五郎はつい何気なく口を出してしまった
どうだろうね 今頃から公爵にそんな新党樹立の問題を勧めるのは 何となく時期尚早のようにおもえるんだが
酒もはいったせいか いわずもがなのことをいってしまい しまったと思ったが遅かった その途端白洲は五郎の方へ険しい表情を向けて 大きな声で乱暴な調子で食ってかかってきた
君はいったい何の根拠があって そんなふうに公爵の新党樹立が時期尚早などというのかね
白洲の激しい剣幕に一瞬たじろいだが 問われた質問には答えねばならない
僕は 占領軍が公爵をどのように扱うかという問題で 前々から心配しているんだ そうした心配があるのに それをはっきりと確かめもしないで いま急いで公爵に新党を樹立しろなどと勧めるのは 些か時期尚早のように思えるのだが どうだろう
この言葉は白洲の反発心を一層掻き立てたようで 五郎が言い終わる否や また噛みつくような調子で五郎に詰め寄った


あとから考えると 大笑いな話ではあります






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最終更新日  2011年07月23日 20時50分54秒 コメント(1) | コメントを書く


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