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やんちゃテディ

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らぐ@ (ノД`) 近くにいたらギュッと抱きしめて、いくら…
2010.12.07
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カテゴリ: カテゴリ未分類
◆離婚したのは、先月の22日。
**きで捕まったのが、同じ日で、それからしばらく私は塞ぎこんで、人間不信になって、自分すら信じられず、ただストレスがたまるばかりで**き欲はとどまることなく膨らんでいった。
なおさら、外に出られなかった。
怖くて。
捕まえてくれてほっとしたの。「やっと終われる」
そう思ったのに、**きをしたがる自分を、抑えられる自信がなかった。
ほぼ無意識にやってしまっていたことだから。
でも不思議な感覚だった。買うこともあれば、同じ商品を**きする時もある。
部屋の中に物が増えていく、優越と、覚えのない物が増えていく、恐怖。

それは、かつて付き合い始めに約束して、プレゼントしてもらったペアリングの、もう片方。
と、銀色のベルトみたいな、拘束をイメージさせる指輪。
鎖には、冷静のお守り、アメジストをつけて。

今日、いや、今日未明というべきか。それとも、一度眠りに墜ちたから、昨日という、感覚的な表記で正しいかしら?
逮捕されてから初めて、ひとりで外にでた。限界、だった。家の中の閉塞感も孤独感も、何もかも嫌だった。

**きをしたいとは、思わなかったよ。金銭感覚は多少狂ってはいたけれど。
ねえ、大丈夫だった。
大丈夫じゃなかったのは、むしろ、その道。
彼と二人乗りをして、離婚を決めた後もそのスーパーにはよく行っていたし、その道中会話をするのが楽しかったし、温度もあった。
何度も通った通り。
何度も待ち合わせをした駅。

変わらず並ぶタクシーの列。

悲しいのか、切ないのか。
もう、二度と笑いあって買い物をすることはないんだと思ったら、奇妙に悲しくて、
だって大事な人だった。
私にとっては神様だった。幸福も絶望も、容易く与えてくれる、人?

ああ、この道を。
思い出の詰まったこの道を。
私はもうひとりで通ることしかないのだと思ったら、切なくて、呼吸を整えたくてたばこを吸った。マスクを取った顔面には、冷たい風が冷水みたいに飛び込んできて、泣かないで、すんだ。
ただ、思うのは。
この、ホームがある地区から離れた君と、この家のことを「パパの家」だと呼ぶ娘と、三人で会うことは、歩くことは二度とないんだと。
幸せの形はもう絶対に手に入らないのだと。

私が悲しいのか、それとも無邪気な天使をいつか現実と事実で絶望に汚すであろうことが悲しいのか、
それともただ、さみしいのか。
わからない。
わからなかった。思い出と現実がない交ぜになって、何もかもがよくわからなくなった。
脳は記憶障害みたいに、夢と思い出と現実をうまく区別してくれなくなって、私はパニックになりながら、自転車をこいだ。
重たいな、と思いながら。
私を後ろに乗せていつも走っていた彼は、重たかったろうな、と、現実の切なさなのか思い出の中にいる私が切ないのか、わからないまま。
帰路についた。
ほかに行く場所なんてなかったし、
散歩をするには危ないし、
都会は、すぐに明るい場所に出てしまって、夜も眠らないから、よけいにさみしいと、思ったから。
だからどこにも行けなかった。
どこかに行きたかった。衝動。
逃げ出したかったのかもね。



ただね、今日……ああ、また使ってしまった。もう昨日だよ。
昨日、まあブンゲイシャで、連絡は自費出版のお誘いで、
図書カード目的で送ったから未完成なのも当たり前なのに、だ。
講評は、あまりに的確だったし、前に離婚直後でお金がないことは伝えてある、にも関わらず速達で送ってくれて、長く私の作品について感想を述べてくれた。
それがとても嬉しくて、また書きたい、やっぱり小説家になりたいと思ったのもひとつだし、なにより、その、講評に書いてある、まるで私の文を解説したかのような表現は、今の私にぴったりだったので。
まさか数年前に勢いで書いた小説がこんな形で自分を助けてくれるとは思わなかった。
今、彼とは別に、好きな人がいる。
そんな自分がどうしても許せないのも事実だけれど、それよりも、彼のことをまだ求めている自分が惨めで、愚かで、矛盾していて、人間臭くて、嫌だったの。
うとまし、かった。
私は、私のことが。
新しい恋をしながら、前の相手を引きずっているなんて、全然真摯じゃない。
でも、でもね、引きずっているのは昔夢見た「幸福」。
三人で暮らすという夢。
彼のことではない。
彼を求めるのは、そりゃあ、一緒にいて楽だというのもあるけれど、ただただ純粋に。
温度がなくて、寂しいだけなのだ。
でも潔癖な私は誰でもいいわけじゃあないから。
彼に同じ空間にいて欲しくて。
でも好きな人が来たら追い出して。
そんなことを繰り返していたら、軽蔑されてしまったよ。ははは、は。

「動物が体温を求めて寄り添うように」

そうよ、まったくもってその通りだわ編集さん。
十代の頃に私が書いた小説は、
二十代になったいま、私の身に現実の感覚になって舞い降りてきた。

でも、でも違うのよね。わかってしまう。
男と、女で。
私は別に***だろうと構わないんだけど。彼ならね。もう行為に慣れすぎてしまってね。
手をつなぐより抱き合うより、なんだか楽チン、そして容易で、気軽。
セックスの方が気持ち、入ってないから。
ただの雄と雌、それだけ。

だっていうのに、彼は拒むのよ。傷のなめあいを拒むのではなしに、おそらく、彼はまだ。
まだ、きっと。
再燃してしまう場所に、私がいるのでしょうね。簡単に気持ちが再燃してしまう場所。
でも散々傷つけられたから、もう好きになるのも情が生まれるのも怖いと言った。
そして、「良い友達でいたい」と。
だから、泊らないし、過度の接触はしない。

だってわかってしまったもの。
貴方も新しい恋をするの、って聞いたらね。
なんて答えたと思う?

「さあ、わかんない。どうだろね」

だってさ。

縛られすぎだよと、彼は私に言った。
同じことばを、返してあげるわ。
電話に出ないのも、メールを返さないのも。
急にそうなったのも。
居心地が、悪いんでしょう。もう私たちに未来はないものね。
だけど未来を欲しがっている。

馬鹿みたい。
彼は、彼は、さ、クリスマスだって簡単に、自分のホームに帰ろうとしていたのに。
娘のことなんて、念頭になくて、自分のことだけ。
自分の、ことだけ。

要するにさ、つまりだよ?
彼は父親には向いていなかった。そういう、ことさ。



んで、さあ。
この先私はこの虚無感と切なさと、孤独感を、どうやって埋めていったらいいのだろうね?
胸が重たいようで、だけどうすら寒い。心だけ寒さに震えているような、凍っているような、そんな、染み入って離れない、摂氏マイナスの、痛さ。
さあ、こんなもん抱えてさ、どうやってプラス思考になっていこうか、ね。
ねえ? 本当に。





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Last updated  2010.12.07 07:40:59
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