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2012.08.15
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カテゴリ: 戦争映画
大日本帝国「愛は波涛をこえて」.jpg


明治37年の日露戦争を描いた「二百三高地」
「日本海大海戦 海ゆかば」の大ヒットを受けて製作された
1982年の太平洋戦争戦記映画「大日本帝国」

その第2部にあたるのが敗戦色の強い戦争末期を描いた
「愛は波涛をこえて」である。

玉砕したサイパンの地にて
陸軍少尉の小田島(三浦友和)は愛する料亭の内儀、
靖子(佳那晃子)や小林幸吉(あおい輝彦)と生き残り
ジャングル中を彷徨する。


米軍が同胞の遺骨をもて遊んでいるの見て発砲し
小田島は逆に射殺される。

その頃、フィリピンにいた江上(篠田三郎)は
恋人・京子(夏目雅子)と瓜二つの娘
マリア(夏目雅子)と知り合い恋に落ちていた。

しかし米軍はフィリピンにも迫り
仲間の大門(西郷輝彦)はゲリラと一緒に
マリアも殺してしまう。

日本軍の不利な戦況は更に悪化し
この責任を問われた東條英機(丹波哲郎)は
軍事思想家としても知られる石原莞爾(若山富三郎)から


昭和20年3月、東京大空襲
4月、米軍沖縄上陸
8月6日、広島、
9日に長崎に原爆が投下。

罪のない市民が戦争に巻き込まれた。


昭和天皇(市村萬次郎)は
これ以上の犠牲を出したくないと言って泣き
大本営は徹底抗戦を叫ぶ者たちもいたが
戦争続行を諦めざるを得なかった。

遂に天皇の決断で日本は無条件降伏をする事になり
8月15日、玉音放送は大日本帝国の終焉を告げた。

連合国内で天皇の責任を問う声が高まっていたが
アメリカは天皇を占領政策に利用し
日本の赤化防止に役立てようと考えていた為
全ての責任を東條に着せる事にした。

これを知った東條は自殺するが
何としても戦犯として裁判にかけたいアメリカ占領軍は
当時最高の医療を施して救命する。

東條は戦犯法廷で一方的に罪を着せられた上
半ば強要され、全ての責任は天皇陛下ではなく
自分にあると言い、その結果絞首刑となる。

同じ頃、東南アジアで捕虜となった日本の兵士たちが
無抵抗の現地人を殺害したとして戦争犯罪に問われていた。

その一人である大門勲は脱走を試みるも失敗に終わり
米兵に殺害され、江上は戦犯として銃殺刑に処せられる。

一方、戦火の中を生き延びた美代(関根恵子)だったが
幸吉が戦地から戻って来ない事を悲観し子供と共に
海に入り心中しようとした。

だが・・・

この映画の主題歌「契り」は五木ひろしの名曲であり
五木ひろし名義で初めて作曲した作品でもある。

2007年の「第58回NHK紅白歌合戦」で
この年亡くなった阿久悠の追悼を込めて
この曲を大トリで歌いました。


戦争という過ち
この悲劇を二度と起こしてはいけない

それは日本だけではなく
全世界にも言える事なのです。


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Last updated  2012.08.15 19:26:44
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