無色透明

無色透明

2006.06.09
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カテゴリ: スピリチュアル
朝4時に起きる。

今日は久しぶりの縄文杉。
1年半ぶりぐらいだろうか。

お客さんは、昨日の最終便でなんとか屋久島へ来ることができた。
50代と60代の男性二人。
50代の方は、あまり歩いていないらしい。
60代の方は、毎朝散歩しているとか。

天気は、曇。

駐車場に着くと、既にかなりの人が来ていた。
でも、それほど混んでいるという感じでもない。
なにしろ梅雨時だから。

最初は単調なトロッコ道。
延々と2時間ほど歩く。
森へ入る前に朝食。
こちらは足裏のマッサージ。
なんとなく左足の股関節に違和感がある。

森へ入って問題が起きた。
60代の方が急に足下が覚束(おぼつか)なくなる。
簡単に転んでしまう。

そのうえ眼鏡が曇っている。
一年前に足首を骨折し、3ヶ月前にはぎっくり腰。
山へ登るのは初めて・・・
ちょっと、もっと早く話してよ!

超スローペースになる。

山道になって、危険百倍。
慎重にゆっくり歩いてもらう。
ここでケガでもされたら、大変なことになる。
何より安全第一。

なんとかウイルソン株まで辿り着く。
ここから先は木道が整備されている。
それでも、時々、木道が切れるところがある。
後ろで滑る音がする度に心臓が凍った。

若い人のガイドは楽。
普段から山を歩いている人も問題はない。
子供と年齢がいった方のガイドは、なかなか気を遣う。
子供は一緒にいると楽しいけれども、何をやり出すかわからない。
お年よりは、すぐに転ぶ。

ウイルソン株から先は、大きな杉をあちこちに見ながら登ることができる。
屋久島の森のクライマックス。
巨木が、これでもかこれでもかというぐらいに出て来る。
それはそれはすばらしい森のエッセンス。
それらの巨木に歓声を上げながら、慎重に注意深く歩く。

何回か滑ったり転んだりしながら、それでも縄文杉まで辿り着いた。
6時に歩き始めて5時間半。
まあまあのタイム。
あまり混んでいなかったので、縄文杉の前で昼食。
食事をしていると、次々と登ってくる人が到着。
それでも、普段に比べると極端に少ない。
やはり、昨日、ほとんどの飛行機や船が欠航したからだろうか。

今日来た人はラッキー!
ゆっくり縄文杉と対面できる。
みんな盛んに記念写真を撮っている。
こちらは、ひたすら足のマッサージ。
なにしろ久しぶりなので、足が引き付けを起こしそう。

12時に縄文杉を出発して、帰路に就く。
天気は回復。
お日様が顔を出し、青空が広がる。
光が当たって木々が美しい。
風もすがすがしく、とてもさわやか。

途中から左膝が痛くなる。
普通は右膝が痛くなる。
そのためにサポーターを常時携行している。
それは若い頃に痛めた古傷。
ところが、今日は左膝。
朝から左足の調子が悪い。
どうして?

今年のゴールデンウイークに、69歳の男性が縄文杉の帰りに転倒して、首の骨を折って亡くなった。
そこは心臓破りの坂と呼ばれる、縄文杉登山で一番の難所。
下りは危険なので、そこを迂回して自然観察路を通る。
少し時間はかかるが、こちらの方が安全。
それに大きな杉も見れて楽しい。

この頃には、もう歩くたびに左膝が痛くなっていた。
当然、ペースは落ちる。
結果、安全度は増す。
休憩も多くなり、その度に足の裏マッサージ。
ところが、他の二人もマッサージしている。
みんな疲れている。

ウイルソン株で、ゆっくり休憩。
最後の難関に備える。
60代の方が一番心配していたところ。
行きに何度も転んだところ。
帰りは下りなので、行きよりも危険度が増す。
十分足をマッサージして、最後の難関へ向かう。

ゆっくり慎重に進む。
時間はある。
天気は良い。
急ぐ必要はない。
何より安全。

ゆっくり、ゆっくり・・・
それでも思ったよりも早くトロッコ道に出ることができた。
ここまで来れば一安心。
後は時間が経てば駐車場へ着く。

何度か休憩しながら、足をマッサージしながら、トロッコ道を歩く。
今日はガイド付きの人がほとんど。
自分達だけのグループは少ない。
帰り道で、縦走する人たちにたくさん出会う。
みんな重たそうな荷物を背負って黙々と歩いていた。
かわいいシカも何頭か出て来てくれた。

休憩が多かったので、駐車場に着いたのは17時半。
もう大半の車はいなかった。
往復11時間半。
まあまあだろうか。
これまでで最も速いグループは、8時間。
もっとも遅いグループで、13時間。

無事に明るいうちに戻れれば何も問題はない。
なにより安全第一。
特に縄文杉の場合は20キロ以上歩くので、無理をして捻挫したり骨折したりする人が絶えない。
中には持病の発作を起こす人もいる。
深い森の中で歩けなくなっても救急車は来てくれない。
当然、ガイドが背負うことになる。
ガイドも大変。

どんなに疲れても、元気に戻れれば、後は楽しい思い出になるだけ。
動けないようなケガをしたら、元も子もない。
建設現場ではないが、安全第一。
それがガイドの最低限の仕事。
それプラス、楽しければ言うことはない。

18時半に宿に着く。
13時間半も一緒にいて苦労を共にすると、なんとなく別れづらいものがある。
自宅に帰り着いたのは19時近かった。
風呂に入って夕食が終わると、もう日記を書く体力は残っていなかった。
頭はクリアーなのだが、体がついていかない。
コメントだけ書いて、就寝。

帰ってからも左膝は痛かった。
しかし、この痛みがお客さんの安全を守ってくれた。
痛みがなかったら、もっと速いペースで歩いていただろう。
そうなれば、当然、危険度は増す。
痛みは、痛み。
必要があって、痛んでいたのだろう。
痛みもまた生かして使えば、それはそれでいい。

『何であれ 活かして使えば それでいい すべて活かせば ハッピーエンド』

これが524日目の心境です。






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Last updated  2006.06.10 12:17:27
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Comments

難しいね?@ 人はなぜ生まれてくるのですか その答えを探すためでわ?
emi☆@ タイムリー 先週、ちょっとしたことがありました。 …
風の彷徨者@ Re:そうだったのですか ぴあのさま そういう事情だったのですね…
ぴあの@サファイア @ Re:あれれ??2(06/13) 風の彷徨者さん >今見たら元に戻ってい…
風の彷徨者@ あれれ??2 今見たら元に戻っていました。 こちらのP…
風の彷徨者@ あれれ?? 日記の感じが(テンプレート?)が変わり…
風の彷徨者@ Re:2718日目 - 神聖ゴールデン貫入 石屋…いやいや(笑)水晶屋の 魂仕組みは奥…
ポプラ@ ヒマラヤグリーンDTマスター 私もこの水晶を毎日のように眺めてはぞく…
風の彷徨者@ Re:2716日目 - 運命の水晶 「その秘められた可能性を理解すること…」…
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