無色透明

無色透明

2009.05.14
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カテゴリ: スピリチュアル


ここのところ、連日、水晶を郵便局に運んでいる。
牡牛座の水晶祭りで行き先が決まったものの発送。
途中の道路には、花々が咲き乱れている。

山があり、海がある。
太陽が照り、風が吹く。
色とりどりの花々が、目を楽しませてくれる。
道路を走る車も少なく、なんとも平和な島。

しかし、平和な島でも、いろんなことが起きる。

kimi神社にやって来た野良猫。
まだ一年にも満たない短い生涯だった。

オスなので、成長すると縄張り争いをする。
遠くまで出かけてケンカしている様子だった。
最近は、いつも左耳の後ろを噛まれて帰って来ていた。
何度も何度も同じところを噛まれた。

その度に手を当ててヒーリングした。
手を当てれば、ある程度は回復する。
元気になると、また縄張り争いに出かけて行った。
何のためのヒーリング?

何度もケンカをやめるように注意した。

自分が生き残ることと子孫を残すことは、動物本能の最たるもの。
本能を抑えることは、猫にとってはできない相談だった。

だんだんと傷が深くなっていった。
とうとう耳の軟骨まで見えるようになった。
最後には、生殖器官(タマタマ)まで血まみれになって帰ってきた。


傷口は、長らく膿んでいた。
だんだん食欲もなくなっていった。
とうとう水だけしか飲めなくなった。
断食して傷を治そうとしていたのだろうか。

4~5日は、水だけでなんとか頑張っていた。
だが、みるみる痩せていった。
それでも、まだ水を飲むために流しまで飛び上がることはできた。
しかし、遂には水を飲むことさえできなくなった。

その頃には、口から血を吐くようになっていた。
傷口から入った菌が、全身に回ってしまったようだ。
断食しても菌には勝てなかった。
水を飲めなくなると、やがて動けなくなった。

それでも、思い出したように動こうとした。
しかし、数歩歩くと、バタッと倒れた。
一時間おきぐらいに、それを繰り返した。
本人は歩きたいのだが、体が付いていかない様子だった。

なんとか頑張ってほしいと思った。
しかし、それは無理な願いだった。
気がつくと、体温が下がっていた。
カイロを包んだタオルを被せた。

最後の最後まで、本人は立ち上がろうとしていた。
しかし、立ち上がった途端、倒れ込んだ。
それでも、こちらが呼びかけると、こちらを見て返事をした。
意識は、しっかりしていた。

最終的には、呼吸が変わった。
呼吸が浅くなり、速くなった。
それがだんだん弱くなり、虫の息になった。
もう死期が近いことが、はっきりした。

最後は、何度か手足を激しく動かした。
そして、呼吸が止まった。
眼を開けたまま動かなくなった。
触ると、更に体温が落ちていた。

前日の夜に、猫のエネルギーを感じた。
猫の骨格構造は、恐竜のような感じだった。
頭から背骨、尻尾が一本に繋がっていた。
大きな弓のような感じ。

しばらく一緒にいると、詰まっていたものが抜けた。
全身がスッキリした。
これでOKという感じだった。
何も問題のない状態になった。

スッキリした時点で、もう死んだのかと思った。
しかし、まだ息をしていた。
それから、ほぼ一昼夜生き続けた。
しかし、エネルギー的には、前夜から準備ができていた。

神猫は、最後の最後までよく頑張った。
こちらが感心するくらい、最後まで立ち上がろうとしていた。
「もう十分頑張ったから、もういいよ。」
「よく頑張った!」と、何度も声をかけた。

息が止まったのは、深夜の12時頃。
猫はそのままにして、床に就いた。
寂しくも悲しくもなかった。
なぜなら・・・

猫は、そこにいた。
肉体は、死んでいた。
しかし、猫のエネルギーは、こちらと一緒にあった。
いつものように一緒にいた。

だから、寂しくも悲しくもなかった。
目に見える形の猫は、死んだ。
しかし、目に見えない猫は、以前と変わりなく存在していた。
猫そのものに変化はまったくなかった。

肉体に囚われれば、寂しくなる。
形に囚われれば、悲しくなる。
しかし、猫の本質と共にあれば、寂しくも悲しくもない。
思考が動かなければ、何もない。

もう会えないとか、もう膝に乗ってこないとか・・・
いろいろ考えると、感情が動く。
感傷的になって泣き始める。
しかし、思考が動かなければ、感情も動かない。

いつもと同じように、猫は身近にいる。
黙って猫と一緒にいれば、ハートからあたたかいエネルギーが溢れ出す。
それは、猫を包み、猫を癒す。
肉体を離れた猫は、慈悲のエネルギーに包まれた。

肉体から離れても、猫は存在している。
別の形で居続けている。
何も悲しむことはない。
何も寂しがることはない。

形に執着する時、別離の苦しみが生まれる。
目の前から消えたものに囚われる時、感情が沸き起こる。
過去の思い出に浸る時、感傷的になる。
それは、自分の世界に埋没しているだけ。

感性を研ぎ澄ませば、何も変わってはいない。
ただ物質次元の猫が動かなくなっただけ。
猫の本質自体に変わりはない。
今も一緒にいる。

この世のことは、すべて同じ。
猫に限らない。
人も自然も同じ。
すべて同じ。

移り変わる形に囚われないことだろうか。
表面だけを見ないことだろうか。
ただ移り変わっているだけ。
宇宙の本質は、微動だにしない。

目に見えるものは、変化する。
しかし、本質は変わらない。
色は、変化。
空は、不変。

空をベースに色を生きることだろうか。
そうすれば、何の悲しみも苦しみもない。
ただ表層が移り変わるだけ。
本質は、何も変わらない。

静かに深く生きることだろうか。
表層の喧騒に巻き込まれないことだろうか。
自分の本質を生きることだろうか。
自分の真実を生きることだろうか。

翌朝も猫の姿は変わらなかった。
今にも「ニャン!」と叫んで起き上がりそうだった。
もちろん、動き出すことは二度となかった。
体は、既に硬直していた。

裏の森に穴を掘って埋めた。
「お疲れ様。」
「どうぞ自然にお還り。」
亡骸(なきがら)は、土に戻るしかない。

亡骸(なきがら)とは、無き殻。
今は主(あるじ)のいない抜け殻。
いのちが抜けた後の肉体は、ただ朽ちるのを待つばかり。
自然に還るのが、自然なこと。

神猫はいなくなったが、この猫が連れてきた弟分の猫がいる。
毎日、餌を食べに来る。
二代目の神猫?
さて、また新しい物語が始まる。


『いつまでも 同じ形で いてほしい それが執着 苦しみの元』

『表層の 姿形に 囚われて 思考動かし 悲苦に埋没』

『思い出と 比較する時 悲しみや 苦しみなどが やってくるもの』

『刻々に 出会いと別れ あるばかり 過去を掴めば 悲苦が始まる』

『肉体は 死んでも何も 変わらない 本質的に 変わるものなし』

『移りゆく 現象だけに 囚われて 本質忘れ 嘆き苦しむ』

『現象の 奥に息づく いのちあり いのちと共に 今を生き抜く』


これが日記を書き始めて1594日目の心境。





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Last updated  2009.05.15 17:25:44 コメント(7) | コメントを書く


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Comments

難しいね?@ 人はなぜ生まれてくるのですか その答えを探すためでわ?
emi☆@ タイムリー 先週、ちょっとしたことがありました。 …
風の彷徨者@ Re:そうだったのですか ぴあのさま そういう事情だったのですね…
ぴあの@サファイア @ Re:あれれ??2(06/13) 風の彷徨者さん >今見たら元に戻ってい…
風の彷徨者@ あれれ??2 今見たら元に戻っていました。 こちらのP…
風の彷徨者@ あれれ?? 日記の感じが(テンプレート?)が変わり…
風の彷徨者@ Re:2718日目 - 神聖ゴールデン貫入 石屋…いやいや(笑)水晶屋の 魂仕組みは奥…
ポプラ@ ヒマラヤグリーンDTマスター 私もこの水晶を毎日のように眺めてはぞく…
風の彷徨者@ Re:2716日目 - 運命の水晶 「その秘められた可能性を理解すること…」…
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