全23件 (23件中 1-23件目)
1
昨日、野田市と流山市にまたがる水田エリアを訪ねましたが、ケリの観察に没頭するあまり予定していたフィールドワークができなかったのでケリ以外の鳥類の探索をしました。広大な水田には、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アオサギ、カワセミ、タシギ、そしてケリの姿を記録できました。ケリは昨日は5羽でしたが7羽に増えており、調整池でたっぶりと水浴びをしている光景を目撃しました。アップした写真は、ケリ、水路で餌を物色していたダイサギとカワセミ、稲刈後の田んぼでじっと姿を潜めていたタシギです。このうち、タシギは20羽をこえる個体が田んぼの中で餌を物色していました。(写真)2021年9月29日撮影
2021.09.29
コメント(0)
野田市と流山市にまたがる水田エリアに今シーズンもケリが飛来しました。今日観察できたのは5羽。近郊では次々物流団地が建設されており、松戸・野田有料道路の東側にあった水田消失しケリの越冬する環境は大きく変貌しています。いつその姿が見られなくなるのかといつも危惧していますが、姿を見つけるとほっとします。今回は、物流団地の一角にある調整池の水面に休む姿を目撃。フェンスに囲われ、防犯システムにガードされているのでフェンスごしに観察という制約の中での観察となり、記録撮影ではつらいものがありました。それでも、今シーズンも無事に飛来したことはなによりです。(写真)2021年9月28日撮影
2021.09.28
コメント(0)
20日ぶりに印旛沼北部調整池と成田市近郊にある公園に立ち寄りました。遊歩道脇にアキアカネの姿があり、避暑地から移動してきており小さな秋を発見。期待を膨らませて探索しましたが、岸辺近くに水草が湖面を覆っていてサギが餌を探して歩き回る光景、簀立ての上にアマサギとカワウが休む姿とヨシガモのエクリプス2羽の姿を発見したのみでした。そのため、近郊の公園に移動し、二週間前に姿を堪能できたエゾビタキ探索に切り替えました。こちらは、期待どおり、高木の梢にその姿があり、空中で虫をフライングキャッチする光景を堪能できました。エゾビタキは、肩羽、雨覆先端、上尾筒に白斑がある若鳥で、胸に太い縦斑もしっかり観察できました。なお、高木は他の鳥にとっても餌探しに絶好のポイントのようで、エゾビタキのほか、モズ、ヤマガラが次々に飛来。しばらく見ていると、その力関係はモズ>エゾビタキ>ヤマガラの順でした。つまり、エゾビタキが枝に登場するとヤマガラは追いやられ、エゾビタキが止まっているときにモズが登場するとエゾビタキが追いやられるという図式です。餌を探すための絶好のポイントの争奪戦、もう少し見ていたかったのですが、夕方近くに風がひんやりしてきたので退散。(写真)2021年9月27日撮影
2021.09.27
コメント(0)
久しぶりに都内水元公園に立ち寄りました。林に何種類かのヒタキ類が立ち寄っているとニュースを耳にしていたのでまずは林のエリアへ。しかし、暗い林の中を一瞬キビタキが移動していくところを目撃しただけで終わりました。その後、水元公園、みさと公園両方の公園の縁から水面のカモたちを探索。水元公園東端でコガモ5羽が上空から降り立つ光景、みさと公園側の水面にヒドリガモ9羽の姿を見つけました。ヒドリガモは頭と脇が赤みが強い雄エクリプス個体と雨覆に羽縁が目立たず一様に見えた、雌幼羽と思われる個体を観察しました。このほか、水元公園のサンクチュアリー内でカワセミが何度も小魚をゲットしている光景を目撃しました。(写真)2021年9月26日撮影
2021.09.26
コメント(0)
9月に入り手賀沼沿岸でノビタキを見かけたといくつかのブログなどで記事が掲載されていたので三度も足を運びました。しかし、強風が吹き抜ける日だったり、会えずじまいでした。たまたま、拙宅の亭主と手賀沼沿岸の近くを通ったので、ノビタキを探してみるかと立ち寄ったところ、その姿を発見。しかも、四羽!!黄色の花、赤い花を背景にしてノビタキ、こういう感じの場面を待ち焦がれていました。時間のすぎるのを忘れて観察と撮影に没頭。さすがに15時すぎには少し肌寒くなってきたので帰路につきました。ノビタキのほか、稲刈り中の田んぼでチュウサギ、過日オジロトウネンが羽を休めていたポイントでタシギがうとうとする姿を目撃。なお、黄色の花は、ヒレダゴボウというアカバナ科チョウジタデ属の一年草です。別名「アメリカミズキンバイ」と呼ばれる北アメリカ原産の帰化植物で、1955年に愛媛県松山市で最初に確認され、それ以後関東以西の各地で生育が確認されたと聞いています。日本には在来種でチョウジタデが存在しますが、タゴボウ(田牛蒡)とも呼ばれています。それによく似た黄色い花を咲かせ、葉の付け根が「ヒレ」のような形になっていますので「ヒレの付いたタゴボウ」から「ヒレタゴボウ」となった由。(写真)2021年9月25日撮影
2021.09.25
コメント(0)
9月にはいり二回目の浮島周辺のシギ・チドリ探索にでかけました。日中は夏のような日差しで探索していると汗をびっしょりかく陽気でした。圧巻だったのがウズラシギの数。20羽前後が同じ蓮田に降り立ち、採餌、羽づくろい、水浴びといろいろ披露。おまけに同じ蓮田にトウネン、オジロトウネンも餌を探し回って、いくら時間があってもたらないくらいという嬉しい悲鳴。このほか、ツルシギ、タカブシギ、キリアイ、ムナグロ、コチドリの姿も。(写真)2021年9月24日撮影
2021.09.24
コメント(0)
柏の葉キャンパス駅近郊の湿地帯に立ち寄りました。すでにコガモ、ハシビロガモといったカモ、クサシギ、タシギといったシギの仲間は飛来しているもののそのほかの鳥たちの飛来は遅くなっています。もともとが雨水の洪水対策として作られている湿地帯なので、一般の公園のように自由に中に入られるわけではないので観察、撮影ともフェンス越しにという条件つき。でも、フェンスの存在で人間の姿が直接見えないこともあり、湿地でじっと休んでいるタシギのような鳥にとっては安心できるのでしょう。私が観察していた小一時間の間、じっと草陰で休んでいる姿を披露。上空をほかの鳥が移動する時には目を上空にむけていますが、すぐ近くを移動していく鳥に対しては少し首をかしげるだけ。シギの全視野は360度で後方まで警戒することができるとされていますから、首のかしげ方を変化されるだけで対応できるのでしよう。(参考)今秋は、タシギが見られるフィールドでチュウジシギらしき個体を見かけると複数の方から教えてもらいました。フィールドで両種を見分けるには、タシギが嘴長が長めで頭長の2倍程度(チュウジシギ、オオジシギは2倍以下)、嘴の太さはタシギが基部は細め(オオジシギ、チュウジシギは基部は太め)、過眼線はタシギが太い(オオジシギ前方で太い、後方では細く明瞭、チュウジシギ前方で太く、後方では細く不明瞭)を確認することが必要です。写真で違いを示すことができれば最善なのですが、あいにく所蔵の画像がないので失礼します)
2021.09.23
コメント(0)
野田市と流山市の境界に造成されている物流団地の一角にチョウゲンボウ、オオタカ、ノスリの姿を見かけるフィールドがあります。短時間様子を見に立ち寄ったらチョウゲンボウが電線にとまり、地面の方向をじっと見つめていました。おそらく餌探しに余念がなかったものと思います。その後、チョウゲンボウは、近くにある物流団地の一角の倉庫の壁面にある企業の看板の長時間滞在していました。近くを飛翔し移動していく小鳥たち、地面にある昆虫やネズミたちをキャッチするのに絶好のポイントのようでした。観察したチョウゲンボウは、頭から後頸が青灰色、黒っぽい髭、雨覆が赤褐色で黒斑がありましたので成鳥雄と思われました。なお、手賀沼沿岸で観察したチョウゲンボウの画像を参考までにアップします。今日観察した個体と比較すると上面の黒斑が少ないのがわかるものと思います。(写真)2021年9月21日撮影、参考:2015年12月手賀沼沿岸で撮影
2021.09.21
コメント(0)
手賀沼沿岸に9月17日にノビタキが飛来したといつも楽しみにしている方のブログにニュースが掲載されていました。昨日、そのニュースが頭にあったので手賀沼を訪ねました。あいにく、風が強く、ノビタキは草の中に潜んでいたと思われ、次のお楽しみとなりました。これまで、手賀沼沿岸で見かけたノビタキの羽色のいろいろを復習してみました。一枚目は2018年9月に観察した個体です。頭部や上面の黒味が強いので雄成冬羽と思われます。二枚目は2018年10月観察した個体です。頭部の黒味は抜けていますが、体下面のオレンジ色がかなり濃いので雄成鳥冬羽と思われます。三枚目は、2018年9月に観察した個体です。頭部に褐色味があり、眉斑が白っぽく、背や肩羽に黒斑が点在していることなどから雌第一回冬羽ではないかと思われます。四枚目は2017年10月に観察した個体です。頭部に少し黒味が出てきていて眉斑は白くないこと、背と肩羽に黒班があることから雌の第一回冬羽が第二回目に換羽しつつある個体では思います。五枚目は、2015年にさいたま市で撮影した個体です。喉の黒味があり、下面のオレンジ色が強いことから雄成鳥冬羽と思われます。(雌成鳥冬羽では喉は黒くありません)手賀沼での撮影ではありませんが参考としてアップしました。
2021.09.20
コメント(0)
手賀沼沿岸では、稲刈がかなりすすみ刈り取ったエリアが多く見受けられます。そろそろ、渡りの途中に立ち寄るノビタキなどの渡り鳥が立ち寄る時期なので探索してみました。水田の真ん中を流れる小川では体よりもかなり大きい魚を捕獲したカワセミが一気に飲み込もうとトライしている光景を見かけました。このほか、ダイサギ、チュウサギ、コサギがそれぞれの居場所で餌探し。また、電柱には春から沿岸に滞在しているノスリの姿も。最後に立ち寄った我孫子市側の水田には、コブハクチョウが稲刈後の水田でイネの落ち籾,イネの切り株から萌芽成長した再生稈,再生稈に結実する再生穂、水田面に自生する越年生の草本などをついばんでいました。イネの落ち籾はコンバインの導入によって飛躍的に増えるものと聞いており、水田で多くみられる草は畑地雑草がほとんどとされています。人間の都合で左右されるコブハクチョウの暮らし、複雑な思いです。なお、コブハクチョウは、私共夫婦が観察しているところでは旧沼南町で田植え後の田んぼに被害を与えるとして駆除が実施されて以来、柏市と印西市の境界で人による給餌が行われているエリアに群れが移動しています。(写真)2021年9月19日撮影
2021.09.19
コメント(0)
短時間でしたがホームグランド手賀沼のシギ・チドリが羽をやすめる浅瀬のポイントに立ち寄りました。先日はオジロトウネンとイソシギの姿がありましたが、今日はタシギ5羽がじっと休む姿を目撃できました。小群を一羽ずつ見ていくと、褐色味の強い個体とそうではない個体と両方いるのを発見しました。褐色味の強い個体は、背の羽縁がクリーム色の帯となっていて太く目立っていました。雨覆・肩羽のクリーム色部分が斜めに並ぶ笹の葉のように見えていました。これに対して背の帯が淡い個体もいるのを観察しました。若鳥ではと思いましたが、文献などを見ながら成鳥と若鳥の識別について学習中です。(写真)2021年9月17日撮影
2021.09.17
コメント(0)
久しぶりにさいたま市秋ヶ瀬公園にでかけました。この時期に立ち寄るカッコウ科の鳥類、いわゆる杜鵑を観察するためです。曇り空で林の中は暗く、しかも枝で休んでいた杜鵑類は、じっと枝に止まったきり。最初は頭部の具合、腹、下尾筒も確認できず、時間が過ぎていきました。しかし、待機すること一時間半を経過した後、モンクロシャチホコを捕獲するのに枝を移動してようやく全身を観察することができました。観察した個体は、頭部が濃い青灰色、嘴は黒褐色で下嘴基部に黄色味、腹の横斑は11本でした。このうち、嘴の下嘴基部に黄色味があったこと、頭部が濃い青灰色だったこと、後頭部には白斑はなくカッコウの特徴は満たしていないなどからツツドリと思われました。なお、近くにはツツドリ赤色型、一般型も各1羽の姿を発見しました。しかし、こちらは、全身が観察できずでした。帰り道、隣接する水田地帯も探索。稲刈がおわった田んぼの一角でタシギが背をむけて寝込んでいる姿を発見しました。しばらく、注視していたら、2羽のうち1羽が顔を上げてくれました。(写真)2021年9月14日撮影
2021.09.14
コメント(0)
9月に入りはじめてホームグランド手賀沼にでかけました。柏市戸張先からスタートし、岩井、染井入、片山、布瀬、印西市発作までの約12キロを探索しました。手賀沼の東端まできたところで、チリリリと鳴き声がしたので沼の浅瀬に目をやるとイソシギとオジロトウネン姿を発見しました。帰宅後、拙宅の亭主に聞くと1980年代前半までは柏市柏下、岩井、染井入、片山などの浅瀬に少数のオジロトウネンが飛来し越冬した由。当時の鳥見人の中では手軽にオジロトウネンが観察できるフィールドとして知られていたそうです。このほか、下手賀川の水面にはカンムリカイツブリの姿、川の真ん中の小島には30羽をこえるゴイサギの群れとチュウサギ、コサギ、アマサギの姿がありました。なお、オジロトウネンは、上面の背、肩羽、雨覆の羽縁が白色で、胸が灰褐色で若鳥と思われます。(写真)2021年9月13日撮影
2021.09.13
コメント(0)
曇り空で時折小雨が降る中、柏市内柏の葉公園とその周辺地区に立ち寄りました。柏の葉公園ではコガモ、ハシビロガモが飛来していて池の水面で休んでいました。なお、鳥情報で耳にしていたトモエガモは見つからずでした。その後、柏の葉キャンパス駅近くのヒメアマツバメの営巣の具合を見てみました。巣は形を維持しており、しばらく注目していたら中からヒメアマツバメの成鳥と思われる顔を目撃できました。しかし、今シーズン、産卵をしたのか、抱卵をしているのか、若鳥の存在はどうかなど、不明なことが多く相変わらず不思議な鳥です。(写真)2021年9月11日撮影
2021.09.11
コメント(0)
長月に入り初めて浮島周辺にシギ・チドリを探しに出かけました。昨日までのお天気とは一転、30度前後まで外気温が上がりました。さて、広大な蓮田エリアから探索をスタートし、丁寧に探索していくとシギ・チドリが羽を休めている箇所が何箇所かありました。最初のポイントではコアオアシシギの小群、キリアイ、トウネン、セイタカシギの姿がありました。コアオアシシギは上面が灰褐色で羽縁が白く角ばっている若鳥が大半でした。次に訪ねたポイントでは、エリマキシギ、ウズラシギ、ツルシギ、オジロトウネンを発見。ウズラシギの赤褐色のキャップが印象的でした。(写真)2021年9月10日撮影
2021.09.10
コメント(0)
昨日、成田市近郊でエゾビタキと出会いました。胸と胸側から脇腹に暗褐色の縦斑がありますが、その模様の具合に違いがあることに気がつきました。たかがエゾビタキ、されどエゾビタキという思いで復習してみました。(暗褐色の縦斑のまばらな個体)一枚目と二枚目は、到着直後に観察した個体です。頭から上面は黒っぽい褐色で目先と顎線の部分は白っぽく、体下面は白く胸と胸側から脇腹に暗褐色の縦斑があります。これに対して、三枚目と四枚目は同地で2020年の同時期に観察した個体ですが、一枚目と二枚目と比べると縦斑がまばらな印象があります。この点については、いくつかの文献で若鳥では成鳥より太くて明瞭な縦斑があり、翼(肩羽、雨覆い先端)や上尾筒に目立つ白斑があるものを若鳥と報告しています。五枚目は2018年9月に柏市内で観察した個体です。この個体も縦斑が太く、翼などに白斑があるので若鳥と思われます。
2021.09.09
コメント(0)
久しぶりに成田市近郊にある公園に立ち寄りました。期待は秋の渡りの途中に立ち寄るヒタキ類です。探索していくと、その姿は、広場の一角にありました。胸の黒い縦斑、頭部から体上面が褐色、三列風切の淡い羽縁が目立ちました。木の梢から飛び立って空中で餌を捕獲する行動を何度も繰り返し。合計4羽が次々に姿を現しました。(写真)2021年9月08日撮影
2021.09.08
コメント(0)
東京都と埼玉県の境界にある公園の一角にツツドリの姿がありました。餌のモンクロシャチホコをたっぷりたいらげている光景を堪能。上面が幼羽と灰色の成鳥の羽が混在していたことから若鳥が成鳥に換羽中の中間的な個体と灰色の成鳥の羽が多い個体と少なくても2羽以上の姿がありました。(写真)2021年9月7日撮影
2021.09.07
コメント(0)
久しぶりに習志野市の谷津干潟を訪ねました。干潮にあわせて昼過ぎに現地に到着できたものの、直後は湾岸地区一帯は激しい雨。吹き付ける雨をさけながら干潟をみやったものの、シギ・チドリの姿はよく確認できず。二時間半程度屋根のある観察スペースでじっと待機。15時前にようやく小雨となり、観察できる状態となりました。干潟北側にソリハシシギ、イソシギ、メダイチドリ、シロチドリの姿を発見。また、津田沼高校前の干潟にキアシシギが複数。キアシシギが浅瀬で獲物のカニを捕獲してはぐいっと飲み込む光景を目撃しました。大型のシギのように足をはずすことなく、丸込みでした。このほか、干潟にはアオサギ、ダイサギ、コサギの姿もあり、コサギは浅瀬で獲物の小魚を追尾しながら捕獲。なお、キアシシギは上面に小さな白斑が点在していたので若鳥、ソリハシシギは肩羽に黒線があり成鳥夏羽、イソシギは雨覆に細く黒い模様が入っていたので若鳥でした。(写真)2021年9月06日撮影
2021.09.06
コメント(0)
昨日、サシバと出会ったフィールドが気になって今日も立ち寄りました。朝方から昼前まで雨がふったりやんだりでしたが、到着した頃には薄日も。昨日のポイントにはサシバの姿はになかったものの、谷津田の奥の林の枝に猛禽の鳥影。ゆっくり接近してみると、サシバと判明。胸が斑状になっていて喉に1本黒線、眉斑が目立ち虹彩は黄色で成鳥雌と判明。きのうの若鳥と比べるとあきらかに顔の精悍さも段違い。ひょっとして複数ここに生息しているのではと思って林を凝視していたら、別の枝にもう一羽の姿があり、双眼鏡でみやった途端飛ばれてしまいました。次列風切の何枚かが抜け、体下面の横斑が目立ちました。たぶん、成鳥と思われます。ということは、若鳥1羽と成鳥2羽以上が存在している可能性が高いものと思います。なお、私がサシバに熱中していたら、鳥友とばったり再会。(写真)2021年9月5日撮影、なお昨日の若鳥の画像も参考としてアップ
2021.09.05
コメント(0)
鳥友からホームグランドで8月以降サシバをよく見かけていて昨日も違う地区でそれぞれサシバを目撃したと知らせをもらいました。今日は日中一時的に雨がやむ時間帯があるとの予報なので、探索してみましょうと現地を訪ねました。過日姿をみかけた学校法人の敷地隣接地や谷津田、水戸街道沿いの谷などをくまなく探索してみました。歩きだして約2時間経過したとき、立ち寄った谷津田の一角でサシバの若鳥を発見。眉斑がはっきりあり、目は暗褐色で体下面に縦斑が認められました。足で獲物を押さえつけ食べている最中なのでしばらくこちらも静止。食べおわって今度は羽づくろいを披露。今週に入って雨ばかりで今日もだめかと思っていただけに楽しさいっぱいの時間を過ごしました。(写真)2021年9月4日撮影
2021.09.04
コメント(0)
自然環境下でのカモ科の鳥類は他の鳥類に比較すると交雑しやすいとされます。しかし、鳥類でやみくもに交雑が発生しているかといえばそうではなく、あくまでカモが他の鳥類よりも観察されやすい仲間で、出会う確率が高いと拙宅の亭主から聞きました。いくつかの交雑した個体の画像を紹介させてもらいます。秋の長雨の中、カモ科の復習として活用いただけたら幸いです。(1)ヒドリガモとアメリカヒドリの交雑画像は2006年12月に茨城県土浦市で撮影したヒドリガモとアメリカヒドリの交雑個体です。頭部には眼の周囲から後頭にかけて緑色の帯があります。しかし、頭部は赤褐色がかり頭部がクリーム色のアメリカヒドリとは違いがあります。また、胸に赤みがあり、違いがあります。(2)コガモの交雑画像は2019年11月に茨城県神栖市で撮影した個体です。頭部はコガモの頭部の色に似ています。また、上面は褐色味があり、脇には幼羽が換羽した羽のように見えています。(3)アイガモ画像は2006年10月に柏市で撮影した個体です。全体的にはカルガモ似ですが、脇や肩羽が丸みがあり、マガモの雌に似ています。(4)オナガガモ雌の雄化個体画像は2013年茨城県坂東市で撮影したオナガガモです。一見すると、雄に見えますが、嘴が黒色で雄の嘴の特徴である側面が青灰色は認められず、眼の後方がチョコレート色の広い帯になっていること、尾は雄のように長く伸びています。くわえて、体側面に太い波状の斑があります。交雑ではありませんが、何らかの要因で雌が雄化したものと思います。
2021.09.03
コメント(0)
湖沼には、コガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモが比較的早い時期に飛来します。このうち、ハシビロガモはエクリプスから生殖羽に変化していく途中ではいろいろな羽色のものを見かけます。不勉強も顧みず、過去に観察したハシビロガモを復習したものを提供します。一枚目は2009年11月に千葉県成田市で観察した個体です。全体が暗色で嘴は橙色がベースでところどころ黒色部が見受けられました。また、虹彩は黄色味がかった橙色で、三列風切は黒くて緑がかっていました。これらの特徴から雄幼羽のエクリプスと思われました。二枚目は一枚目と同地で2017年10月に観察した個体です。こちらの写真のほうが三列風切が黒くて緑がかっている点を理解しやすいと思ったのでアップしました。三枚目は2011年2月に茨城県土浦市で観察した個体です。三列風切り白い軸斑が羽先に突き抜けていること、脇の最も上列は丸みがある等が特徴です。雄エクリプスが生殖羽に換羽しているものと思われました。四枚目は2020年12月に成田市で観察した個体で、三枚目と同様の雄エクリプスが生殖羽に換羽しているものと思われました。ただし、こちらは、頭部が真っ黒で虹彩は黄色、上面は黒っぽく見えました。五枚目は2018年1月に市川市で観察した個体です。橙色の嘴に小さな黒班があり、脇の羽は丸みがあり雌の非生殖羽と思われました。
2021.09.02
コメント(0)
全23件 (23件中 1-23件目)
1