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2024.06.28
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一昨日訪ねた野田市三ツ堀のこうのとりの里周辺では、まだホトトギスが鳴きながら移動する姿を観察することができます。現地にいらっしゃった方との会話で託卵の話題とになりました。
託卵というとカッコウ科の鳥類の専売特許のように思っているのですが、小林(2023)が報告しているように、鳥類が他の鳥類に子を育てさせる習性を「託卵」と呼んでいます。
上田(1993)が報告しているようにヨシゴイの巣へのバンが卵を生みこんだものも託卵です。
発見は1993年6月2日埼玉県さいたま市でのことであり、ヒメガマの沼地(水深約30cm)で発見した産卵期(4卵目)のヨシゴイの巣(水面からの商さ80cm)にバンの1卵が産みこまれていたのを観察した内容です。
あわせて、状況に応じて相手を選ばずに種内・種間の托卵を行なう種類として、アメリカホシハジロは有名で、托卵の相手としてオナガガモ、マガモ、アカシマアジ、アカオタテガモ、オオホシハジロなどのカモ類、アメリカオオバン、アメリカサンカノゴイにも托卵することが知られていることを紹介しています。
さらに、ヨシゴイの巣でしかバンの托卵はみつかっていないが、本研究が行なわれた調奄地ではカイツブリやヒクイナもバンの托卵をうける可能性があると指しており、関東周辺の水辺や湿地では可能性としてオオヨシゴイ、サンカノゴイなども托卵相手として考えられると述べています。
(引用)
日本野鳥の会.
小林さやか.2023.子育てを他人に押し付けるカッコウはずるい鳥.
山階鳥類研究所のおもしろくてためになる鳥の教科書.p143-144.山と渓谷社.
(写真)











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最終更新日  2024.06.28 11:07:07
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