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久々にゲームの話題を。PS3に引き続き、XBOX360も更に本体価格引下げと、Wiiは別格として次世代機の行方はまだまだ混沌としているようであります。本体の性能が上がれば、多様な楽しみ方というのも存在して、現行機でも複数のバージョンがあるのは、取りあえず後発を買っておけばいい、という話でもないので実際ややこしいです。そんな私はWiiにはイマイチハード毎買ってもいいと思えるような作品を見出せず、PS3は経済的な理由で購入しかねているのですが、今回の値下げ発表もどうも中途半端というか、インパクトに欠けるような気がするのですね。そんなこんなで、年末商戦も、チマチマと散財して結局買えないような予感がするのですが、まぁ一旦それは置いておいてですね、珍しくフルプライスで発売日買い、しかも即プレイしてクリアしたという、私的には奇跡のような一品『ビューティフル塊魂』をご紹介します。私PS2版の初代も所有しているのですが、例によって積んでいる状態でありまして、実は本作がシリーズ初プレイであります。ポップなイメージのグラフィックでありながら、XBOX360の性能を発揮して非常に細かい部分まで作りこまれており、段々と塊を大きくしていって、視点が変わってくるのが非常に新鮮でした。若干ステージのボリュームが少ないような気がしますが、プレゼント、メイツの収集等、やり込みの要素も多く、何度でも挑戦したくなるような感じです。BGMには有名アーティストを採用!ってパッケージ裏にずらずらと載っているのですが、宇都宮隆、石川ひとみ、斉藤由貴、鈴木蘭々、平山あやと、カナーリ微妙かつマニアックなメンツであったり、王様のシニカルな口調といい、色んな意味で”狙ってる”作品であることは間違いないですが、イヤミなほどでもないです。ゲーム自体が面白いことは言うまでもないのですけど、本作がWiiでもPS3でもなく、XBOX360で発売されたという事実に注目したいですね。
Oct 26, 2007
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足掛け1年半に亘って続けてきたシリーズも、漸く3分の2を消化できました。もう何度となく繰り返していますが、本作に収められているエピソードのほとんどは、そのまま編集して1本の作品にできそうな程完成度が高いと思います。むしろ本作のためにここまで書いてきた観もあるので、達成感と共にモチベーションが下がるのがアレなんですが、取りあえずキリのいいところまで続ける気はありますけど、ペースは更に落ちそうです。まずは本編のエピソードのご紹介。通常よりも少しは力が入っていますのでご確認下さい。#47「幸福をねがう兄と妹 火花散る正剣邪剣」→リュウイチ、レイコの兄妹は、登山の途中で急な天候の変化に見舞われ、難を避けた 洞窟の中で不思議な剣を発見する。 それはマドーに伝わる邪剣、デビル剣(笑)であり、持つものには最強の力をもたらす という。 一方で、奥伊賀島に向かっていた伊賀電は、そこでイガクリスタルと共に消失したイガ 獅子の剣を発見。謎の人物からデビル剣の存在を聞かされる。 リュウイチはその剣を隠し、怪しい古物商と2億円で取引するつもりだとレイコの告げ たところ、猛反対され、一瞬警察へ届けることを約束するが、欲望に勝てず、次の日の 早朝、単独で交渉に向かってしまった。 兄がいないことに気付いたレイコは、友人の千秋のところへ相談に行き、伊賀電の知る こととなった。リュウイチを探す伊賀電が見たものは・・・。 番組初期(#5)のエピソードと極めて類似した内容の本編は、最後の通常エピソード にも関わらずあまり印象に残るデキではないと思われる。 イガ獅子の剣が出てくるタイミングも意味不明で整合性に欠けるので、正と邪の対比を 取って付けた観は否めない。 二刀流の殺陣は面白いが見どころはそれだけです。#48「ミミー」→コム長官の愛娘、ミミーは、ギャバンに会いに行く為に単独でバード星を出た。 その際、宇宙海賊ベムサソリの手にかかり、拉致されてしまった。 必死でミミーの行方を追うギャバン。しかしその足取りは杳として知れなかった。 やがて、幻夢城に連れてこられたことが判明。そしてマドーは、コム長官への復讐の為、 ミミーとガイラー将軍に強制的に結婚させることを計画。果たしてミミーの運命は・・・。 開始早々、コンバットスーツ姿のギャバンが拝めるのは嬉しいのですが、出てくるのは 最初だけ。共闘はもう少しお預けですw それにしても、ミミーの捜索に際し、実は本当に心配しているにしても、父親である コム長官に向かって「じゃじゃ馬」発言は穏当ではない気がするw 個人的なツボは、ガイラー将軍とミミーが今まさに結婚させられようとしている中継 映像を見て、いたたまれなくなったコム長官が席を外し、「代わってやりたい・・・」 と呟くところ。代わってやりたいってコム長官がガイラー将軍と結婚するって意味? シャリバンにミミーを救出され、未練タラタラなガイラー将軍がカワイイですw 脱出不可能って言う割には簡単に地球上にゲートがあったりと、セキュリティ面の向上 にもう少し力を注いだ方がいいと思います。 本編から最終回に至るまでのエピソードは、東映特撮史上においても屈指の名作ですが、 本編でミミーとシャリバンが接触するのは、ちゃんと次のエピソードの伏線になって います。続いて次回へ。#49「ガマゴン」→無事ミミーの救出に成功したシャリバンは、ミミーの透視能力でイガクリスタルと共に 消えたみゆきの行方を捜索していた。 やがてミミーが描き出した場所は、灯台のある海岸線。グランドバースのコンピューター から割り出した場所へ赴く伊賀電。 折りしもマドーでは、地球侵略の為にイガクリスタルの持つ力が不可欠と結論づけ、 ガイラー将軍、ドクターポルター、レイダーに、イガクリスタルを持ち帰った者に 大幹部の椅子を約束する。 レイダーは友人のガマゴン大王をイガクリスタル探索の助っ人として呼び寄せ、それぞれ の思惑を秘め、探索に向かった・・・。 ガマゴン大王はイガクリスタルのエピソード絡みで、#31にも登場していました。 それが終盤にきて、重要な位置付けになるとは想像もつきませんでした。 ビジュアルイメージは「スターウォーズ」シリーズのジャバ・ザ・ハットの影響を受け ているのは明白ですね。 レイダーとガマゴン大王にイガクリスタルを奪われたガイラー将軍は、単独でシャリバン の首級をあげるという大博打に出るもあえなく撃沈。かなり長い殺陣のシーンで存在感 を示すも、最終回を待たずに倒されてしまいました。 今までシャリバンやみゆき達を導いてきた”聖なる者”は、イガクリスタルをマドーに 奪われてもなお沈黙を続ける。 その真意を不審に思うも、イガクリスタル奪還の為、幻夢城への潜入する決意を固める シャリバンであった。#50「海坊主」→当時、本編を観た時の衝撃は忘れられない。 もっと正確に言えば、本編の予告編を観た時からである。 実に本編の為に、丸1年かけて仕込んだ大伏線。ほぼ毎回ワンカットだけ登場する不気味 なスキンヘッドの男は、魔王サイコの化身で、常にシャリバンの周囲を監視し続けていた。 イガクリスタルを手に入れたレイダーは、今こそ自らの野望を実現する好機と踏み、 ガマゴン大王にシャリバンの相手をさせ、自身はいよいよ幻夢城乗っ取りの為、魔王サイコ と対峙する。 レイダーの前に崩れ折れる魔王サイコ。 ドクターポルターも為す術もなく操られようとしたその時、海坊主ことサイコラーが 現れた。 レイダーの企みを看破していた魔王サイコは、万一の為に自らの命を二分し、サイコラー として活動させていたのだった。 予期せぬ事態に慌てるレイダー。必死の抵抗を試みるも、魔王サイコ・サイコラーの 攻撃の前にあえなくやられてしまったのであった。 一方のシャリバンもガマゴン大王を退け、来る決戦に誓いも新たにするのであった・・・。#51「赤射・蒸着」→サイコラーの出現により、いよいよ決戦の時が近づいてきたことを察知したコム長官は、 自身も地球へと赴き、ギャバン隊長にも応援を要請した。 再会を喜ぶ間もなく、幻夢城に通じるサイコゾーンを捜索するギャバンとシャリバン。 魔王サイコは、イガクリスタルによってエネルギー発生装置が完成したことを受け、 最後の邪魔者である宇宙刑事シャリバンを、ギャバン共々幻夢城へ導き、まとめて始末 することをドクターポルターに告げる。 波止場にてマドーの戦闘員に襲われるシャリバン。その時、4人のイガ戦士が、リタと キースの要請によって助太刀に現れたのだ。 やがてギャバンも現場に駆けつけ、遂にシャリバンとの共闘が実現する。 十分なタメを作っての「赤射!」「蒸着!」のW変身シーンは、シリーズのみならず、 東映特撮史上最高峰の名シーンであると思います。 モトシャリアン、サイバリアンで幻夢城に向かうシャリバンとギャバン。 魔王サイコを倒すには、命を分けるサイコラーと同時に倒さなければならない。 圧倒的な超能力に、為す術もないかと思われたところが、突如イガクリスタルが現れ、 魔王サイコの攻撃を吸収してしまった。 ”聖なる者”は、この時のために、あえてイガクリスタルをマドーに奪わせたのである。 たじろぐ魔王サイコとサイコラーに放つギャバンダイナミックとシャリバンクラッシュ! そして遂にマドーを滅ぼすことに成功したのであった。 最後の戦いが終わり、コム長官から地球担当の宇宙刑事の任を解かれ、新たにイガ星担当 宇宙刑事に任命されたシャリバン。 新たなる使命を帯び、、4人のイガ戦士とみゆきたちを乗せ、グランドバースはイガ星を 目指す。そこに現れた聖なる者とイガクリスタル。やがてシャリバンは、それらが守護神 であることに気付くのだった。 海岸線に一人残されたリリィが不憫でなりません(涙)一緒に連れて行ってあげれば いいのに・・・ってリリィって結局何人だったんだろうか?※次回『宇宙刑事シャイダーVol.1』(DISC-1 #1~#5)に続く
Oct 24, 2007
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「ガリレオ」(フジ系月曜日PM9:00~)→初回視聴率で、今季のドラマ群のトップとなった本作。 久々のドラマ主演、福山雅治の起用で早くから話題になっていた作品ですが、なるほど、 さすがに力を入れているだけあって水準以上の面白さでした。 でもですね、ロートルの特撮オタから言わせてもらえば、本作のプロットって約40年前 の特撮ドラマ「怪奇大作戦」のまんまなんですよね。いや、だからどうってわけじゃ ないんですがw 福山雅治の演技についてはかなりワザとらしい部分はあるけど、まぁ許せる範囲かな。 この人、決して露出が少ないわけではないのに、上手に自分の値打ちを上げていると いうか、アホみたいなバラエティにはあまり顔を出さないので、その点だけは好感が 持てます。 柴咲コウは生理的に苦手なんですけど、この人も演じ分けができるほど器用ではない ですね。何処かで観たようなキャラクターで、別にこの人でなくてもいいような。 あと福山ソングにはまったく合ってないので歌は止めた方がよかったと思います。 うわ・・・北村一輝ここにも出てるよ。あと品川も目障りだけどどっちも出番は少なかった からまだマシかな。 多彩なゲストも楽しみですし、今後も期待できそうです。「暴れん坊ママ」(フジ系火曜日PM9:00~)→上戸彩も大泉洋も嫌いではないのですけど、もうプロットが壊滅的にイヤなので、多分 もう観ません。 「鬼嫁日記」とか「マイホームダッド」とか、この枠の似たような設定のドラマは どうしても好きになれません。 というわけで初回も実はTVはつけていたけどほとんどマトモに観ていないので 感想もこれにて。「スワンの馬鹿!こづかい3万円の恋」(フジ系火曜日PM10:00~)→上川隆也が主演の時点でかなりダメっぽいですが、その他も地味なキャスティングで 大きな注目を浴びることはなさそうです。 でも設定が身につまされ過ぎて観ていられないのですがw 私自身も3万円ってことはないですけど、過去一方的にこづかいを削減された経緯があり、 とても他人事とは思えません(涙) 裏の「有閑倶楽部」は諸事情により絶対に観ることはないと思いますので、本作は一応 観賞する予定です。
Oct 19, 2007
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恒例となった観のある、四半期に一度のドラマ初回感想ブログです。始まりの頃はそこそこ充実しているように思っても、終盤に差し掛かると何故か不作と感じてしまうのはやはり期待はずれの作品が多いからですかね?その逆なら大いに歓迎したいところなのですが、果たして今季はどうでしょうか・・・。「働きマン」(日本テレビ系水曜日PM10:00~)→漫画原作の職業モノ。 いい加減再生産され過ぎで食傷気味のネタではあるが、初回はまぁそれなりです。 ここしばらく同枠ではハズレが少ないので、継続して観ることに決定しました。 菅野美穂も何だかんだ言ってえぇ歳になったんですね・・・。 演技にも安定感はあるけれど、それ以上のものが出てこないというか、年齢的にも頭打ち になってる気がするのですがどうでしょうか? もこみちはこの程度のポジションがベストです。いいキャスティングだと思いますw あとはまぁ実績はあるけど比較的地味目の脇役陣で固めた感じですね。「医龍2」(フジ系木曜日PM9:00~)→これも漫画原作。 似たような設定の医者モノと大差ない感じ? 「スゴ腕のアウトロー医師」≒「ブラック・ジャック」、「病院内の権力闘争」≒ 「白い巨塔」の呪縛からは逃れられないものなんでしょうかね? 前作観てなかったんでどうしようかと思いつつ、2時間スペシャルという破格の扱いに 驚きつつ観賞したんですけど、やっぱりただのバカドラマでしたw 内田有紀も全然ダメだし、私の嫌いな北村一樹が出ているのでスルー決定。 これでも視聴率的には結構いいんでしょうね・・・。「歌姫」(TBS系金曜日PM10:00~)→多分箱庭でしょうけど、セットには金かかってるし、時代背景も設定も面白そうです。 長瀬智也のコミカルな演技も、物珍しいうちは良かったですけど、何度も繰り返される と結局同じキャラクターにしか見えないという、キムタクタイプの演者であることが ようやく分かりました。 ま、相武紗季は可愛いし、ぎょんぎょんの寂れたスナックのママの風体がハマり過ぎで これだけでも観る価値はあるかなw「ドリーム・アゲイン」(日本テレビ系土曜日PM10:00~)→今季最大のバカドラマ。 反町隆史=野球選手って何か前にもあったような気がするなぁw ガタイはいいので、合成丸出しの試合シーンでもそれなりに見えるのはいいのですけど、 肝心のドラマの設定がバカ過ぎて話しになりません。 もはや斜陽化著しいプロ野球、しかも巨人とタイアップしている時点で観る動機は著しく 削がれました。癇に障る志田未来も鬱陶しいです。 そのバカさ加減を堪能してもいいですけど、そんなことの為に貴重な時間をムダにする のもアレなんで、取りあえずもう観ませんw「ハタチの恋人」(TBS系日曜日PM9:00~)→録画しながらチラ観したんですが、予想通り、50オヤジの生々しい妄想を実現した 言語道断のクソドラマです。 こんな露骨でイヤらしいオッサンの戯言に、今や国民的女優と言って差し支えない 長澤まさみを付き合わせるなよ(怒) 女房役の森下愛子といい、一から十まで明石家さんまという加齢臭漂う50オヤジの 趣味丸出しで、とても観賞に堪えません。 さんまのまんまあたりでゲスト相手にホザいている分にはまだ許せるが、本当にやって しまった時点でドン引き。正直、気色悪いです。 長澤まさみ関連はほとんどチェックしている私でも、これはちょっと厳しいですね。 さんまにヨイショしてこんなクソ企画を通したプロデューサーが諸悪の根源だと思われ ます。 書いてて段々腹が立ってきたのでビデオ消して二度と観ません
Oct 15, 2007
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いよいよ最終巻に差し掛かりました。・・・とは言え、本編はベル・ヘレンが死ぬ回を除き、いずれも通常のエピソードであります。ただ、死霊界のレイダーの野望が表面化し、マドー内部の権力抗争による作戦の失敗や、露骨に足を引っ張りあったり、果ては下克上よろしく下っ端のミスアクマクラスからも反抗の気質が蔓延しているのが特長です。ただでさえ人材不足のマドーにあって、足並みが揃わないのは致命的ではないでしょうか。更にいえば、首領である魔王サイコの指導力にも疑問符をつけざるを得ません。真のみどころは次回までお待ちいただき、とりあえずは各エピソードの紹介から。#41「不死鳥よ! 逆噴射の幻夢界へ舞いもどれ」→都内の地下鉄を利用し、巨大な地下要塞建設を目論むマドー。 度重なる作戦失敗の背景には、グランドバースの存在が大きいことが判明した(気付く のが遅いよw)。 謹慎中(だったの?)のレイダーは、魔王サイコの命により、グランドバースの封じ 込めに成功した暁には、その謹慎を解くことを約束された。 自身を幽体化して、エクトプラズム状態でグランドバース全体を覆うことによって、 視覚を歪めることに成功。見事グランドバースを退けたが・・・。 サブタイトルの”逆噴射”って、意図したものかどうかは判別不能ですけど、空前の 被害が出た日航機の墜落事件からまだそう日も経ってない時期に、マズくはなかったの でしょうか? シナリオ自体、特筆すべきポイントはあまり見受けられませんが、ここでも椅子役の ガイラー将軍が不憫ですw#42「戦場を駆けぬけた女戦士の真赤な青春」→宇宙戦士として日々訓練に励み、着実に力を付けてきているベル・ヘレンに脅威を感じる マドー。 これ以上力を付ける前に排除すべく、魔王サイコはレイダーにその任に就くよう命じた。 レイダーは死霊界からレイサという女剣士を召喚する。 ベル・ヘレンを監視するレイサだが、普段の様子からもまったく隙は見当たらない。 焦るレイサはレイダーに相談し、一計を案じるのだが・・・。 モロ昭和のイメージを有する鍔広帽子にトレンチコート。演歌のカラオケビデオに出て きそうなスタイルと、キンキラキンのレオタードっぽい戦闘衣装との落差がクラクラくる レイサ様萌えw ヘレンの隠れ家であるダムにて、自殺しそうな翳のある女という役どころを演じ、隙を 作ろうって魂胆なんですけど、演技は堂に入っているわ、ダム工事で主人が死んで・・・ とか設定も違和感ないわ、挙句に小道具として写真まで用意するわと何処までリアリティを 追求するのかといった徹底ぶり。こりゃ騙されても仕方ないねw 名演技の甲斐あって、見事ベル・ヘレンを討ち果たしたレイサだったが、最後の気力を 振り絞ったヘレンの一撃に相討ちとなる。 シャリバンこと伊賀電の怒りの赤射。エンディングにてマドーへの怒りを叫ぶシーンは ぐっときますね。 前半の和やかムードとの対比に、指輪を模した発信器の存在が伏線となり、いい演出が できていると思います。 意外とあっさり死んでしまったベル・ヘレンですが、イガ戦士の旗は以降も遺志を受け 継ぎ、継承されていきます。#43「母と子の愛の涙が天国への道に流れる」→度胸試しと称してとある林の奥にある墓地へ千恵と明たちを連れて行く大山小次郎。 真昼に肝試しもどうかと思うが、その墓地にある墓の前で、女の幽霊から攻撃を受けた 千恵と明たちは、原因不明の高熱にうなされる。 墓地の調査に赴いた伊賀電は、林の中に女の幽霊を見る。 伊賀電が林の中を調査していた頃、問題の墓の前で見張りをしていた小次郎が、千恵たち が見た同じ幽霊に襲われて昏倒してしまう。 墓の主を調査すると、不慮の事故で無実の罪を着せられ、獄中で病死した中原フサコと いう人物が浮かび上がる。その娘で唯一の生き残りであるユウコを探す伊賀電だったが・・・。 無表情な幽霊役の役者さんが怖すぎますw これ、子供が観たら確実にビビると思いますね。 保険金目当ての一家惨殺の容疑をかけられたというのも子供番組の設定にしてはヘビー 過ぎますし、現世に恨みを残して死んだ人間の魂を利用するというレイダーの作戦も 生々し過ぎてかなりイヤです。 展開としてはサブタイトルが示す通りのありきたりなものなんですけど、細部が妙に 凝っているせいで、説得力はいやまします。#44「バラの香りに満ちた真夜中のシンデレラ」→女子大の寮生に対し、ビーストビールスを注入し、獣の心を持たせる計画を実験する ドクターポルター。 今までさんざん人間改造計画が失敗に終わってきたという自覚はあるものの、今回の計画 も獣性を持った女性が子を産めば、その子もまた獣性を持って産まれてきて、100年後に は全人類が獣性化する・・・って相変わらず気の長い戦略は今までとまったく変わってない。 レイダーならずとも、計画の不首尾は簡単に想像できるというものだ。 千秋のテニスの試合の相手が、女子選手とは思えないほどの膂力を持っているのを不審に 思った伊賀電は、早速調査に乗り出すも、男子禁制の聖域は憚り、リリィを潜入させる ことに。 ところがあっさり正体がバレて囚われの身となったリリィ。 戻ってこないリリィを心配した伊賀電は再度女子寮に乗り込むが、応対に出た女子大生 に体よく追い払われてしまう。 リリィ、絶体絶命のピンチ・・・と思いきや、実は催眠ガスを吸っていなかったというオチ で、引き返してきた伊賀電と共にあっさり脱出。ビーストを倒し、一件落着となった。 ここ数話、マドー大幹部の椅子役として不遇をかこっているガイラー将軍は、今回は一言 セリフもあり、不憫さがいや増します。#45「オーディションの罠 ちびっ子大スター」→マドーを支配下に置くことを目論んでいる死霊界のレイダーは、ガイラー将軍に続き、 ドクターポルターの追い落としを画策する。 夜毎シャリバンに倒された魔怪獣たちが夢枕に現れ、ドクターポルターは神経を尖らせて いた。レイダーの仕業と疑うも証拠がなく、再び幻覚に襲われて魔王サイコの前で取り乱すと いう失態を演じてしまう。 子飼いのミス・アクマ達にも足元を掬われかれない事態を重く見たドクターポルターは、 恥を忍んでレイダーにその解決策を尋ねた。 レイダーいわく、シャリバンに斬られた魔怪獣達の供養塔を建設し、魔怪獣と同数の子供 を生贄に捧げればよいという。 魔怪獣ユウカイビーストを使い、スターオーディションを偽って子供達を集めるドクター ポルターだったが・・・。 レイダーの企みが、初めて具体的に言葉で語られます。で、やることはいつもと同じとw 焦りからか、すぐに騒ぎになってしまい、計画はあっさりシャリバンに潰されるのだが、 エンディングにて、魔王サイコは薄々レイダーの企みに気付いたというナレーションが あった。 あのー・・・魔王サイコってすげー超能力者なんですよね?本当に今まで気が付かなかったの? あと、レイダーを牽制する目的で、今まで椅子役に甘んじていたガイラー将軍がめでたく 現場復帰を果たします。よかったねw#46「誕生日の約束 大空に夢をえがく飛行雲」→明の同級生であるセイイチ少年の父親は、セスナ機のパイロット。多忙のため、中々家 に帰ることができないのを家族に詰られ、セイイチ少年の誕生日にはプレゼントを持って 早く帰ることを約束する。 折りしも、日本占領計画の拠点となる秘密基地をほぼ完成させたドクターポルターは、 レイダーをハブにして現場復帰したガイラー将軍と共に行っていた。 が、レイダーはその超能力で内容は筒抜けであり、ドクターポルターに失態を演じさせる べく、その秘密基地の所在を示す罠を仕掛ける。 その上空をセスナで飛行していたセイイチ少年の父は、その秘密基地の所在を示すマーク に気付き、写真撮影を行う。 これに気付いたマドーは、戦闘機を差し向けるも、取り逃がしてしまう。 マドー戦闘機の出現をキャッチしたグランドバースは現場に向かうが、抵抗もそこそこに 退却する。 何か裏があると読んだ伊賀電は、襲われていたセスナが着陸した場所へ向かう・・・。 マドー幹部の権力争いがいよいよ表面、激化してくるのだが、相変わらずツメの甘い作戦 に、シャリバンに気付かれるというパターンは健在w 笑いどころは、レイダーがドクターポルター、ガイラー将軍を出し抜いて見事フィルムの 奪取に成功したと思いきや、まったく別のフィルムで、家族写真が収められていたという オチ。 普段、無表情で冷静なレイダーが焦っている様子は必見ですw※次回『宇宙刑事シャリバンVol.5』(DISC-10 #47~#51)に続く
Oct 12, 2007
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番組改変期の定番となった「世にも奇妙な物語」の特別編。少々遅くなりましたが、各エピソードの感想を。「未来同窓会」→タイトルと、開始数分でオチが読めてしまう凡庸な作品。 のっけからバレバレなのに、わざとらしく伏線を置く演出も不愉快。馬鹿にしてんの?「カウントダウン」→阿部サダヲの怪演と、謎の机文字(?)現象に過剰に反応するマスコミに対する皮肉、 人食った結末。 結局何だったのか?という疑問に対する回答は得られないのだが、このバカバカしい ノリの展開ではこれでよかったのかも。「自販機男」→ダメセールスマンの風体が似合いすぎる城島茂。額の後退具合が気になって仕方がない のですが、それはさておき、同じような境遇で自殺までしてしまった男が、自販機となり、 城島扮するセールスマンに干渉するという内容。 突っ立ってても商売ができると言う理由で、自販機になりたいと言った男までは分かるが、 自殺してまでしたのに、あえてモノを売る仕事をしたくはないのではないかと言うのが 素朴な疑問。 自販機に身をやつしてまで、何でこの世に留まることになったのかの理由付けがやや弱い 気がします。娘の結婚は自殺前には知らなかったワケですしね。「ゴミ女」→松下由樹扮する場末の三流ライターが、とあるゴミ屋敷の住人の取材において、過去、 自分が捨ててきたモノと再会し、失われた人生を見つめなおすというもの。 「ここにあるのはゴミではなく、誰かが捨ててきた人生そのものだ」というゴミ女の セリフが秀逸。 意外性のあるシニカルなオチも良かったと思います。今回の中ではこれが一番かな。「48%の恋」→最近ヒロインやそれに準じるような役を見かけなくなった白石美帆扮する主人公の、 二人の男性に対する恋愛模様に、岡田義徳演じる天使が介入して・・・という展開。 ありきたりなラブコメディのシナリオに、意外性のカケラもないオチでありました。「世にも~」のシリーズで、一回の放送でそこそこ面白い作品は大体半分以下ですね。それでも今回の作品はまだマシなように思います。本当にどうしようもなかったのは第一話ぐらいでしたからね。ビデオ撮影でない画面の色調と、新しい才能の発掘という両面において、本シリーズにはいつも注目しています。ただ飛びぬけてヘンな作品って出てこないですね。みんな無難にまとまっている感じで。可能性を感じたのは「カウントダウン」あたりでしょうか?それも役者に負うところが大きかったと思いますが。
Oct 5, 2007
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