かずやんの旅日誌

かずやんの旅日誌

2021年08月01日
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カテゴリ: バイクカスタム
3年前、MT-10にサイドケースとコンテナを搭載して、ツアラー化しました。





しかし、それだけでは色々と問題が多くて。

私の積載方法は、キャリアに荷物を載せて、ラチェットベルトで締め上げるといったもの。

883Rの時は、このキャリアに荷物をたんまり詰め込んで、ロンツーに出かけていたんですが・・・。

MT-10のキャリアは、 車体への固定ボルトがサイドケースと共用なんです。

そしてこのボルトが厄介。

車体に合わせるために、ボルトが M8×90というとんでもなく長い代物。

しかも構造的にボルトの先端(ボルトの頭)に荷物の負荷が全てかかる状態なんです。





この状態で883Rの時のようにドカ積みしたら、間違いなくこのボルトがやられます。

曲がるだけならいいのですが、走行中に破断しようものなら大事故につながる恐れが。


このことから、 シート上コンテナ積載 を編み出して、先日の阿蘇合宿旅など
ロンツーを楽しんでいたんですが、この積載だと荷物があまり積めない・・・。

そこで今回、ドカ積み積載を復活させることにしたわけです。

まずは、損傷することを想定して、キャリアのボルトを探しますが・・・。

ホームセンターにはもちろん無い。

ネットで探すも無いんだなこれが。


ステンレス製はあるのですが、スチールの黒色酸化被膜がない。

モ◯タロウで見つけたと思ったら、誤表記で半ねじでした。

仕方なくステンレス製を購入。




ステンレスは前兆なくいきなり破断するからなぁ。
気をつけていきましょう。


とりあえずボルト問題は解決 (単なる先送り?)

重い荷物はシート上に、軽くて嵩張る荷物はサイドケースとリアのコンテナに配分すれば大丈夫かな?

今度はロンツーで欠かせない充電問題です。

実はMT-10にはシガーソケットが標準で付いているんです。
しかしこのシガーが作りが悪い。





少し径が大きくて浅いため、固定が甘々になり走行中のガタつきがひどいんです。





それだけガタつけばもちろん接触不良を起こすわけで、まともに充電できません。

そして、シガー接続中は防水ではなくなるため、雨に降られると充電できません。

これはダメだなぁ〜。


そんなわけで新しく充電設備を増設します。

以前、 トリクル充電用に増設したケーブル をそのまま使います。





K先生に教えていただいたんですが、デイトナのトリクル充電機には、オプションで USB充電ケーブル があるんです。




しかも、バッ直でも大丈夫なように配線の途中にICを挟んであるんです。

これを流用します。

このままハンドル等に固定して使ってもいいのですが、それじゃあ使い勝手が悪いので、アストロプロダクツでツールボックスを購入。







これに穴を開けてそこから充電コードを通してしまおうと目論んだわけです。

ではまず、充電コードを取り外せるようにカプラーをつけたいので、
ぶった斬ります。

ゴム被膜を剥いたら なぜかデータ線が入ってるじゃないか!





あんた充電しかできんやろ!
そこでデータ線が生きてるか確認するために、IC部分を開けてみたのですが・・・。





接着剤べっとりでさっぱり分からん・・・。

さすがに充電にデータ線は関係ないと思うのですが、念のために残して4極カプラーで接続しましょう。

注文したカプラが届くまで、先にボックスをいじります。

ボックスの中は革を敷いてクッション代わりに。
なぜ革かというと、万が一バッテリーが発火しても革だと延焼し難いからです。

比較的燃えやすいコバ面は、木工用ボンドでコーティング(笑)

本来なら難燃スポンジでも入れたい所ですが、少しでも安く上げるための工夫です。(革は傷んで作品に使えないもの)
見た目もいいしね(笑)

あと、機器同士が重なって熱がこもらないよう 仕切り板 を入れます。





これで気兼ねなく充電できる。

では、コンテナに穴を開けまして、革もポンチで穴を開けて充電コードを通します。





通したら、外側からグルーガンでコードを固定。
これで防水も兼ねることができます。

それでは剥いた配線にカプラーを装着。
今回は1回だけ圧着に失敗しましたが、なんとかスムーズに装着できました。





やはり電気工事は苦手だ。

このカプラー、一応防水なのですが、完璧を期するために
根本をグルーガンでガチガチに固めます。

荷物を下ろすたびにこのカプラーを脱着しないといけないため、配線保護も兼ねてガッチガチに固めました。





うん、やりすぎた(^_^;)

まあカプラはまた買えばいいし、配線はぶった斬ったあと延長すりゃあいいしね。

これにて配線完了!

バイクから伸びる配線に接続し、無事に通電しました。

ちなみに、この配線方法では接続中ずっと給電してしまいます。

元々バッテリー容量の少ないMT-10なので、長時間エンジンをかけない時は、カプラーを抜いておくことにします。

しかし逆に、エンジンを切っていても充電できるため、キャンプなんかでは重宝しそうです。

配線工事が完了したら、 今度は充電ボックスの固定です。

最初はキャリアを横に延長して、充電ボックスを固定しようと考えましたが、想像以上に横に突き出るため断念。

色々と模索する中、ひらめいたのがコンテナの上。

今までコンテナの上はカッパとマット・シュラフをネットで固定していたんです。
その際に前のコンテナとの間にスペースが空いており、旅する際はこのスペースを宿に入る前の買い出し荷物積載場所にしていたんです。

ネットで包んだ荷物と、前のコンテナに挟まれていい感じに固定されるんだよなぁ♪

今回はここを利用します。

ただ、ボックスをそのまま置いても振動でえらいことになるので、しっかり固定しなければなりません。

そこで、ナイロンベルトとバックルでボックスを固定するパーツを作成。





このベルトをネットに通して後ろ側を固定。





さらに、このベルトのベルトループ部分に100均で買ってきたゴムバンドを通して、前のコンテナに引っ掛けます。





これで、前後テンションがかかり、さらに下方へ引っ張られるためガッチリと固定することができました。

そして、充電する機材を出し入れする際には、バックルを外せばワンタッチで出し入れ可能になります。





ただ、密封した状態で充電すれば、バッテリーや機器が熱を持つ可能性があります。
そこで、目玉クリップを前後に挟んでそれで蓋を支え、その状態でベルトで留めました。





これで中の荷物が飛び出すことなく空冷できます。





ちなみにこれにも鍵はかけません(笑)

これもどう慎重に外したとしても必ずセキュリティが鳴るから(笑)

やっぱりスティールメイトばんざい(笑)

これにて充電設備整備完了!

次はコンテナにアクションカムのベースを固定します。

まずは金具を調達。
それぞれの互換性を考慮しつつ、穴を拡大したり切断したりします。





準備が整ったら仮組み。





うん、いい感じです。

それでは錆止めを兼ねて塗装します。

塗装が乾くまでの間にコンテナに穴を開けます。

15年間ずっと旅のお供をしてくれているコンテナに穴を開けるのは気が引けましたが、これも美しい風景を撮影するため!







それでは金具が乾いたところで組んでいきます。

この金具は自撮り棒を固定するためのもの。



そしてその自撮り棒を伸ばした先に装着するのは

「Insta360 one x2」





はい、いつの間にか買ってました(笑)

これを自撮り棒に固定して、旅先の風景を撮影してやろうという算段です。

ここで注意点が。

荷物の積載に関して、法律で細かく決められていまして 、荷物の幅は積載装置から左右15cm、後方30cm、高さバイクを含めて2m以内と定められています。

私の場合、キャリアが大きいため前後左右共に問題なし。
ナンバーも視認できます。

高さも問題ないのですが、自撮り棒を伸ばしすぎると2mをオーバーしてしまうため、自撮り棒に2m以内になるようマーキングしておきます。

これで捕まったり炎上(?)しないで済みます。


自撮り棒を装着した状態で、一度試験走行してきました!

ただそのままだと道路のギャップを踏むたびに、insta360がグワングワン揺れて生きた心地がしません。

動画も遠くはすごい綺麗に撮れているのですが、近くはグワングワンしていて酔いそう。

そこで自撮り棒に穴を開け、ワイヤーを通してそのワイヤーからコンテナに張り綱を渡します。
これでしっかりテンションをかけてやることで、揺れを抑えることに成功しました!







これで気兼ねなく美しく景色が撮影できる^_^

自撮り棒の収納時、張り綱はベースに巻き付けておけばOK。





これにて修正MT-10ツアラー化計画完了!

それではこの状態でしばらく旅に出ます(笑)

しばらく時間ができたので、久々のロンツーです。
時々旅の様子をアップしますのでお楽しみに。





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最終更新日  2021年08月01日 10時51分28秒
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