かずやんの旅日誌

かずやんの旅日誌

2021年09月13日
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カテゴリ: バイク旅
8月15日
朝6時起床。
手早く準備を済ませ出発した。
バイクステーション、2泊お世話になりました。

今日はオホーツク海側を南下して、北見まで向かう。
まずは樺太を見るために宗谷岬へ。

ほどなくして到着するも今日も樺太は見えず。

いつになったら見ることができるのだろう。
そう思いつつ宗谷岬を素通りし、文字通り最北ターン(端)。

猿払へと向かう。



オホーツク海側は波が荒い。
海岸は削られ、飛沫が霧を作っている。
猿払の道の駅に着く頃には全身潮で湿っていた。





さて、ここの道の駅は最近有名になり出した「エサヌカ線」のステッカーを販売しているのだ。
9時の開店を待つも、すでに半分売り切れていた。





本来なら5番が欲しかったのだが、仕方なく2番のステッカーを購入。
ついでに道の駅オリジナルのステッカーも購入。
よし、それではエサヌカ線に向かおう。
国道238号を南下していくもエサヌカ線の入口が見当たらない。
結果スルーしてしまい、南側の入り口から入ることに。
しかしこれが大正解。
順光で撮影することができた。









目に飛び込んでくるどこまでも真っ直ぐな路は、新たな名所になるのも頷けるほど圧巻の光景だ。



エサヌカ線を後にしてひたすら南下。
次の目的地は紋別なのだが、そこまでがひたすら遠い。

風景も似たような景色が続き、正直飽きてきた。
この道は初めて通る道だが、もう通ることはないだろうなぁ。

途中セコマで休憩しつつ、紋別到着。





そして紋別といえばこのモニュメントだろう。












微妙に撮影位置がずれたのはご愛嬌。

説明を読むと、このカニの爪のモニュメントは、昔海上に設置されていたとか。
その名残で台場ごと陸に上げているようだ。
海上に設置した姿も見てみたかった。

さて、紋別はオホーツク海に面した街である。
オホーツク海ということは、冬になれば海は一面流氷に覆われる。
その流氷のメカニズムを知るために、オホーツク流氷科学センターに入る。

入ってまずは、マイナス20°を体感できる極寒体験室に入る。
係の方から防寒服を勧められたが、それじゃあ面白くない(?)のでインナー1枚だけで入室。

うん、たしかに寒いが、我慢できないほどではない。
そのまま地下に降りていき、魚が氷漬けにされている部屋へ。





あまり魚に興味はないため、素通りしようと思ったのだが、なぞの展示物に思わず覗き込んでしまった。









「昔は屋根より高かった」
このユーモラス好きだなぁ。

結局この展示以外珍しいものはなく、体験室を出ることにした。
しかしやはり寒かったようで、まつ毛は凍り、カラビナはキンキンに冷えていた。
手にくっつくほどではなかったが。

体験室を出たあとは、流氷のメカニズムについて学んでいく。

流氷ははるか北方のアムール川の河口が氷結し、それが北海道沿岸まで流れてくるものだそうだ。
これが毎年繰り返されているのだから驚きだ。
いつか真冬の北海道を訪れて、流氷を見てみたいものだ。



「ホタテなんて私達は食べないよ~」
ウェイターのおばちゃんが笑いながら話す。

ここは道の駅上湧別のレストラン。
昼ごはんを食べそこねていた私は、ここでホタテフライカレーをいただいていた。







美味しいホタテ料理はないか訪ね、「みなさんは普段どのようにしてホタテを食べているんですか?」との問いに、先程の答えであった。

なんでも安価で手に入る上に、町からも年間20枚ほどホタテの支給があり、食べ飽きてしまっているのだとか。
なんとも羨ましい話である。

おばちゃんに会釈し、道の駅をあとにした。

そろそろいい時間なので宿に向かおう。

ツーリングマップルとGoogle Mapを組み合わせて北見までのルートを組む。

するとGoogle Mapに見慣れない表示が。
「取締報告1件あり」とのことで、国道239から道道685に入った直後に取り締まりがあると表示されていた。

これはありがたい。

取り締まりに気をつけながら北見を目指す。

周囲の車は取り締まりなんて気にしていないようで相変わらず飛ばしていく。

そして国道239から道道685に入り、1kmも進まないうちに路側帯に停車するレーダーパトを見つけた。
報告は正確だったようだ。

もともと荷物をドカ積みしているので、そんなに速度は出せない。
この区間も60km出てるか出てないかぐらいの速度だ。
しかしレーダーパトの横を通過する際に助手席の若い警官と目が合い、なぜか睨まれる。
勘違いではない、目があったままジトッと私を睨みつけていたのだ。
意味がわからない。
時間があればUターンして
「なにか御用ですか?コノヤロウ」と声をかけるところだが、もう夕暮れも近い中そんな時間はなかった。

しばらく道なりに走っていると、先程のレーダーパトが数台後ろから緊急走行してくるのが見えた。

先程の憂さ晴らしにやってきたのかと思うと、後ろの車も私もごぼう抜きしてどこかへ去っていった。
どこかで事故でも起きたのだろうか。
あんなチマチマ点数稼ぎせずに、ちゃんと事故防止になる仕事をしてもらいたいものだ。



「今日お泊りのお客様ですか?」
ホテルの玄関にバイクを停めた私にフロントスタッフが声をかけた。
「今日はバイクのお客様が多いので、できるだけ詰めてお停めください」
了承し、バイクをできるだけ端に寄せる。





お盆ということもあり、旅人が多いのだろう。
チェックインを済ませ部屋に荷物を上げてから買い出しに行こうとしたら、玄関前はバイクで埋まっていた。

道内はもちろん東京、大阪、名古屋。全国から集っているようだ。

このコロナ禍では、都市圏のナンバーは煙たがられるだろう。
私のように感染対策を万全にしておけば問題はないというのに。

正直、旅に出るより地元のショッピングモールに行くほうが感染リスクは高い。
そこを考えずに、思考停止した一部の人が「県外だ」と騒ぎ立てる。
とはいえ、実際感染対策を何もせず旅行している馬鹿も多くいる。
この旅の途中、旅行者の集団でマスクもせず馬鹿騒ぎする輩を多く見た。
あれを見れば、県外からの観光客を毛嫌いしても当然なのかもしれない。

そんな考えが頭の中をかき混ぜており、サッポロクラシックですべて流し眠りにつくのであった。

15日目に続く。


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最終更新日  2022年12月13日 11時48分31秒
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