喜びの人生

喜びの人生

2023年01月09日
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〈 宇宙の本質 〉

人間と宇宙は一体である。ならば人間存在の本質を考察していけば、自ずと宇宙の本質も透けて見えてくるだろう。
古代から続く宇宙への考察と結論は大別すると二つである。宇宙は単に物質の広がりに過ぎない。もう一つは宇宙の本質は精神である。表現を変えれば無神論か有神論かどちらかになる。昔からそうだったし、これからもそうであろう。人類が存続する限り二つの思想を行ったり来たりする運命らしい。問題はどちらかを選べば人生は大きく異なってくるという事実であろう。

〈 無神論と有神論 〉

神が存在するか存在しないかを科学的に証明することは不可能である。アインシュタインを引っ張って来ても証明はできない。いわんや我々がどれほど悩んだところで答えは出ない。ならばどうすればいいのか?アプローチを変えるしかない。どっちが人間にとって得なのか?それを考察する以外に意味のある答えはない。科学的に証明できない以上、それしか無いのである。神が存在しないなら本来的に人生に意味はない。人間が勝手に存在し、勝手に生きて、勝手に死んでゆくだけ。自由と言えば自由だが、無意味に裏打ちされた虚無的な自由。すなわちニヒリズムであろう。
神が実在するなら、そこに信が生まれ、宗教を造り、哲学を造る。神を、つまり大精神を認めるということは、信というものが必要だからだ。信が無いなら、神という存在も無いのである。
宗教の本質を理解するのはすこぶる簡単である。
「いわしの頭も信心から」
昔から言われているこのコトワザこそ宗教の本質なのである。尊いのはいわしの頭ではない。信心の信が人間に安心を与え、生きる勇気を与えている。その真実を喝破する言葉なのである。神の存在と人間の心の信を切り離すことはできない。信があるから神が存在し、神が実在するから信が存在している。信と神は一体なのである。


天風哲学の信念とは宇宙本体の事である。信念とは信であり、信と神であるから、当然そうなるのである。

〈 信念とは宇宙の本質 〉

信念は人間の心から出てくるものだがら、皮相に考察すると人間の一種の感情にすぎないとなる。しかし深く霊感するなら、もっと奥深いものであることが判明するだろう。そのためには理性を超えた霊性、すなわち直感によるしかない。瞑想を続けてゆくと悟るものである。
さまざまな瞑想法があるが、一番優れているものが、中村天風先生が考案された安定打座法であろう。

〈 安定打座法 〉

正式にはブザーを用いて行うのだが、私はブザーがないので、電子音が出る目覚まし時計を用いている。
①まず始めに目覚まし時計をセットする。定刻になり電子音が鳴り出す。その音に耳を澄ます。
「多心から一心」と心の中で唱える。つまり色んな事を考えていた状態から目覚まし時計の電子音ひとつに集中するのである。
しばらくすると電子音が止むだろう。その瞬間、心は無となる。
「一心から無心」無を味わいながら、心の中で唱える。
「心をば静かに澄ます、空の空」

大事な事は、電子音が止んだ瞬間、心は無となるから、その無を味わう事である。心が無となれば、晴れ晴れとした気持ちとなり、大宇宙との一体感が生まれるだろう。それすなわち、悟りに他ならない。
つづく
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Last updated  2023年01月10日 10時26分08秒
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