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株や経営とは全く無縁の生活を送っている一小市民でございますが、日経っておもしろい。
経済新聞なので、トレンドをいち早く深く掘り下げて記事になってるんですよね。
当然ながらファッション誌とは視点が全く違うので、ほぅほぅと感心しながら読むことしきり。
女性の働く環境においても紙面を割いているので勉強になる。都会と地方との格差、あるいは企業の差を感じつつ・・・
さて、木曜日に掲載された、服飾史家の中野香織氏が書かれた「モードの方程式」という枠記事が面白かった。
先だって来日したファッション・ジャーナリストのスージー・メンキス氏の写真を友人に見せつつ彼女の功績を得々と説明していたところ、そのご友人が「なぜ前髪こんなに立ってるの?」といわれたそうである。以下抜粋し転載します。
しかし、ほかならぬこの壁のような前髪が、遠くからでも一目で分かるスージーのシグネチャー(しるし)なのである。
そういえば、あの人も。(略)アメリカ版「ヴォーグ」誌の編集長、アナ・ウィンターである。(中略)


「あの人が来た!」と人々に瞬時にわからせる、 ブランドのロゴのような働きをするヘアメーク
。
シグネチャー・グルーミング
とでも呼ぶべきか。(中略)
異性の目に魅力的に映ることを目指すのではなく、職業上の階段を上っていくための女性の装いを、「ワシントン・ポスト」紙が「政治的正しさ」ならぬ「衣服的正しさ(dress correctness)」と名付けて提唱したのは1992年のことだった。階段の最上段まで上った女性が増えた今は、シグネチャー・グルーミングの時代なのかもしれない。
女性ばかりではない。カール・ラガーフェルドは銀白の長髪のポニーテールがトレードマークだし、ジョルジオ・アルマーニは、常に日焼けした肌を保ち続ける。(略)


政治の世界ではとうの昔にこの効果は意識されていたんだろうな・・・(以下略)」
ファッション誌のコレクション外でのジャーナリストやモデルの私服スナップ特集が大好きである。
有名誌のトップジャーナリストや編集長であるほど、非常に個性的な装いの人が多い。
年齢やスタイルや美貌は一切無視した強烈な個性は見ていて飽きることがない。
あえて意識した自分だけのシグネチャー・グルーミングを目指しているのだと思うと納得する点も多い。
政治の世界でも、水玉のネクタイしかしなかった海部さんや、あの髪型をキープ続ける小泉首相も一種のシグネチャー・グルーミングだ。今でも夏になるとひとり省エネルックを貫く羽田さんもそうなのかな。フフフ。
流行や魅力とはがっつり無縁のシグネチャー・グルーミング、誰にも文句は言わせないだけの実力と地位があってこそだ。
無邪気に揶揄する人がいても、目線ひとつで黙らせる強さも持ち合わせている。
まさに自分自身がブランドなのである。
The Sartorialist 2010/04/21
ユニクロ期間限定価格のやつね 2010/03/14 コメント(6)