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中学生の時にギターを始め、その後も細々とギターを続けてきました。けっしてテクニックがあるわけではありませんが、ソロギターやギター伴奏の楽譜を買ったりして、この歳になるまでそこそこ楽しんできました。最近旧交を温めている、近所に住む同い年で幼馴染みのI君がコロナ禍の最中にギターを始めたことを知りました。ギター教室に通って基礎から学び始めたそうです。しかしこの1年程は忙しさにかまけてほとんど教室に行っていない状態という事で、私にギター練習についての相談がありました。さっそく、家に来てもらって一緒にギター練習をしたところ、思いのほか楽しいひと時を過ごすことができました。私にとっても合奏の経験は十数年ぶりです。この経験に味を占めて、これから定期的に二人でギター練習会を開こうという事になりました。どうせやるなら、どこかでご披露できるような演奏に仕上げようと、とりあえずの目標は1年後の敬老の日に開催される地元町内の敬老会の余興に出演という事で意見がまとまりました。1年後までに10曲程度のギター・デュオのレパートリーを完成させなければいけません。そして準備開始です。まずは練習場として地元町内の公民館を9月中旬と下旬の2回予約しました。次には曲選び。ヤマハの「 ぷりんと楽譜 」という楽譜販売サイトで、ギター・デュオの楽譜を検索してみました。110曲ほどがヒットしましたので、その中でみんなが知っていて演奏が難しくない物という条件で検討して、中島みゆきさんの「糸」を選びました。そして「糸」の楽譜を購入・ダウンロードして、I君に届けながら練習日までに自分のパートを自習しておくように言ってきました。これで準備万端です。練習日までに、毎日楽譜とにらめっこをしながら練習に励むことにします。楽しみがまた増えました。【新品】 ギターライブラリー 魅惑のギターデュエット 《楽譜 スコア ポイントup》
2024.08.31
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言わずと知れた伝説的バンド、ビートルズのドキュメンタリー映画「LET IT BE (レット・イット・ビー)」が劇場公開から54年ぶりに Disney+で5月8日から配信されることが決まったそうです。いゃー、嬉しいですね!この時を30年以上待ち続けていました。実は私、この映画が公開された1970年8月下旬に速攻で観に行った記憶があります。当時からビートルズの大ファンだった私は、映画の内容よりもビートルズの映像をたっぷり見られることがうれしくて大興奮したこともはっきり覚えています。特に最後のルーフトップ・コンサートには鳥肌がたったものです。Beatles ビートルズ / Let It Be スペシャル・エディション <2CDデラックス>(2SHM-CD) 【SHM-CD】それから10年ほど経って家庭にビデオが普及したころ、ビデオ版が発売されたのでレンタルビデオ屋さんで借りてきて何回も何回も見て楽しみましたが、いつの間にかレンタルビデオ屋さんからも消え、映画配信サービスにも入らないという期間が続いていました。どうやら、この映画は正式にアップルの許諾を得ていなかったため販売中止になったようです。この作品は、ビートルズのメンバーのリハーサル風景や会話などのスタジオでの様子を撮ったもので、ビートルズの解散直前の不穏な空気さえ感じさせる少々暗めの雰囲気の映画だったと記憶しています、なのでビートルズのメンバーもあまりこの映画が世に出ることを望んでいなかったのでは、などと勘ぐってしまいます。そのためビデオ販売や配信が進まなかったのかもしれませんね、ところが、今から1年半ほど前の2021年11月末に、「LET IT BE」の元素材である60時間の映像フィルムと150時間の音声テープを再編集して約8時間の3部作ドキュメンタリーに編集しなおした「Get Back」がDisney+ で配信されました。もちろんその時、私は Disney+ に一時的会員になって観させていただきました。その時の印象は、『「LET IT BE」と全然違う!』でした。メンバー間の行き違いや意見の相違はみられましたが、「LET IT BE」の暗い印象とは別の和やかな雰囲気も感じられましたし、曲が出来上がっていく現場やメンバーの役割や立ち位置もじっくり見られたのも収穫でした。そして「LET IT BE」では悪役的雰囲気を漂わせていたと思っていたオノ・ヨーコさんが予想外にメンバーに馴染んでいたのも新しい発見でした。「LET IT BE」はビートルズの解散発表直後の公開だったため、余計な感情が混ざって色眼鏡で観ていたのかもしれません。今回の「LET IT BE」は映像や音が最新技術で修復されているそうですし、「Get Back」には収録されていない映像もありますので、ぜひぜひもう一度観てみたい思いでいっぱいです。そして「Get Back」ももう一度鑑賞して両者を比較しなくては。とりあえず、もう一度 DIsney+ に加入しないといけませんね!
2024.04.19
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ついにビートルズ最後の新作として話題の「Now And Then」が発表されましたね。この曲は、もう皆さんもご存知だと思いますが、今から約30年前の1994年に行われた「ザ・ビートルズ・アンソロジー」プロジェクトで、ジョンレノンが残したデモテープを元にビートルズ・メンバーで完成させようとした3曲のうちの1曲です。その時の3曲は、「フリー・アズ・ア・バード」・「リアル・ラヴ」・「ナウ・アンド・ゼン」で、「フリー・アズ・ア・バード」と「リアル・ラヴ」は無事録音が完了し完成までこぎつけたのですが、「ナウ・アンド・ゼン」は雑音がひどすぎたためジョージが作業を続けるのを拒否してお蔵入りになっていたそうです。しかし、最近のAIの進歩により雑音の除去やボーカルや楽器の分離が簡単にできるようになったため、今年になってこの曲の再制作が始まりました。以前このブログでも書きましたが、楽器を分離してカラオケが作れるアプリも簡単に使えるようになっていますからね( 「驚異のAIミュージック・アプリ! 楽器を分離でカラオケ・耳コピ 楽々(^▽^)/」 )。私もAIのお世話になりながら音楽を楽しんでます。そして、ついに11月2日全世界で一斉にリリースされました。さっそく、Youtubeで聴いてみました。ビートルズ最後の曲という事で感慨も深かったのですが、曲調がマイナーでどこか寂し気な感じのする曲でした。ビートルズの元メンバーが演奏しているというだけで十分聴く価値もあり、ネットでの反応も高評価のようですが、私としては少々物足りなさを感じてしまいました。やはりこの曲は、ジョンの曲であってビートルズの曲ではないというのが正直な感想です。今回のアレンジは、ビートルズの過去の曲のアレンジを踏襲した形だったり、ひょっとしたら過去曲のサンプリングも部分的に使っているのではという感じで、確かにビートルズらしい雰囲気は十分感じられますが、展開が単調でビートルズらしい驚きは感じられませんでした。どうやら情報によると、特徴的な転調を含んだヴァース部分がカットされているそうで、その影響もあるかもしれません。この曲は、「イマジン」や「ラブ」のようにシンプルなピアノ伴奏でのアレンジの方が似合っていたのかも、と思ってしまいました。なにはともあれ、ビートルズ・メンバーでの新曲が聴けたのはファンとしてうれしいことでしたし、最後とは言いながらも未発表の曲がまだ他にもあることは公然の秘密のようなものなので、次も期待したいところですね。AIを使えば、本人が演奏しなくてもサンプリングした音声や楽器演奏の断片だけで、新曲が作れてしまう時代に既になっていますので、ますます再現曲も増えていくのでしょうね。(これが良いか悪いかはよくわかりませんが)以前に製作された「フリー・アズ・ア・バード」と「リアル・ラヴ」も改めて聴きなおしてみましたが、今回のものよりビートルズらしさは感じました。ぜひ、この機会に聴いてみてください。
2023.11.05
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2023年10月28日(土)~11月5日(日)の約1週間に渡って、浜松のアクトシティ大ホールで「Mt.Fuji Opera 静岡国際オペラコンクール」が開催されています。静岡にゆかりのある世界的なオペラ歌手の三浦環さん没後50周年を記念して、平成8年から3年に1回浜松市で開催されている、コンクールです。浜松では、3年に1回「浜松国際ピアノコンクール」も開かれていて、世界的なコンクールが近くで開かれていることは音楽ファンとしてとてもうれしい所です。本当は、今年こそ通しでコンクールを見てみたいと思っていたのですが、諸処の事情で実現できませんでした。(来年の浜松国際ピアノコンクールはぜひ実現させたいと思っています)コンクールの方は、30日に第1次予選が終了し、第2次予選の出場者が決定しました。16人が選出されていますが、日本からは、伊藤尚人さん・山下祐賀さん・小川栞奈さん・七澤結さん・持田温子さんの5名が選ばれました。明日(11/1) と明後日(11/2)の13時~17時に第2次予選が行われます。持ち時間20分程で、オペラ名・役名の書かれた指定リストから選んで演じます。なかなか楽しみですね。私は会場に行けないのですが、なんとYoutubeでライブ配信してくれます。また、コンクール後にはアーカイブ配信もありますので、オペラファンはコンクールを家で楽しめますね。 ( コンクールライブ配信のおしらせ(公式ホームページ) ) ( 静岡国際オペラコンクール公式YouTubeチャンネル )芸術の秋です、オペラを見たことのない人も一回見てみてください、聞いたことのある歌もあったりして興味が出てくるかもしれませんよ!
2023.10.31
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Youtubeなどの動画サービスで「YMO」の検索をすると表示される動画の中に、YMOがバラエティ番組の中で老人に扮してどてらを羽織って「ライディーン」を楽しそうに演奏する動画が表示されることがよくあります。私は元番組は見ていなかったのですが、どんな番組だったのか気になっていました。公開されている動画を見ると、3人のやり取りがとても楽しそうで、ついついニヤついてしまいました。機会があったら元番組を全部見てみたいと思っていました。そしたら、なんと来週(2023年8月7日深夜(8日未明))NHK総合の夏休み企画「イッキ見!」で放送されるようです。Lucky!この元番組は2001年1月にNHK-BS2で放送された「細野晴臣イエローマジックショー」という番組だそうです。出演者もYMOの3人以外に、はっぴいえんどの松本隆と鈴木茂、Tin Panの林立夫、TOWA TEI、あがた森魚、小坂忠、高野寛、中村一義、東京スカパラダイスオーケストラ、忌野清志郎、コシミハル、SHEENA & THE ROKKETS、と今は他界したアーティストも含めよく集まったというそうそうたるメンバーです。YMOファンだけでなくジャパニーズポップ・ロックのファンには見逃せない番組ですね。NHK総合で8月7日の24:47~26:45(8月8日の00:47~02:45)に放送されます。そして、それから8年後の2019年1月に放送された「細野晴臣イエローマジックショー2」が続いて8月7日の26:45~28:15(8月8日の02:47~04:15)に放送されます。この番組もYoutubeなどの動画で一部分見られますが私が見たのは、ゲストの星野源さんがYMOの3人と憧れの初共演をしたシーンでしたが、このシーンも微笑ましくてなかなか良かったのを記憶しています。こちらも豪華ゲスト陣の出演で楽しく盛り上がりそうで、絶対見たいプログラムです。そしてこの2番組の前に、今年7月に放送された坂本龍一さんの追悼特番「坂本龍一 芸術は長く、人生は短し」が放送されます。(8月7日 24:00~24:47)YMOファンなら見るしかないですね。真夜中なので起きていて見るのは大変でしょうから、今から録画予約をしておきましょう!
2023.08.04
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先日このブログでジョージ・ハリスンのトリビュート映画の劇場公開について書かせていただきましたが(『本日公開開始! 伝説のトリビュート・コンサート映画』)、ロックコンサート関連でまた新しい情報が入ってきました。それは、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(通称CCR)のコンサート映像の劇場公開が世界初で日本公開されるそうです。CCRと言えば、1960年代後半から1970年代前半にかけて「プラウド・メアリー」「トラヴェリン・バンド」「雨を見たかい」「ダウン・オン・ザ・コーナー」「スージーQ」など数々のヒットを飛ばしアメリカのトップバンドとなった後4年程で解散してしまった伝説のロックバンドです。当時私は青春真っ盛りでロックをよく聞いていましたが、同じクラスにCCRの大ファンがいて彼に影響されながら一緒にレコードを聴いていたことを懐かしく思い出しました。ジョン・フォガティのあのダミ声のシャウトがクセになりました。若い世代には、映画「ダイ・ハード 4.0」でブルース・ウィルス扮するマクレーンがカー・ラジオから流れていたCCRの曲を楽しそうに聴いていたのを記憶している人がいるかもしれませんね。CCRが1970年にヨーロッパツアーを行った時、レコードの売り上げはビートルズに迫るほどの人気でしたが、イギリスのロンドンでのコンサートを行う4日前にビートルズの解散が発表されます。そんな状況の中ロイヤル・アルバート・ホールで最高のパフォーマンスを行いスタンディング・オベーションが15分も続くという伝説的なライブを成し遂げました。このライブ映像は、オリジナルメンバーでの唯一のフルライブ映像で存在は知られていましたが公開はされていませんでした。その16ミリフィルムがロンドンの金庫から50年ぶりに発見され4Kで復元されました。そして、2022年9月にCDとして販売され、映像は特典としてBlu-rayが付属するものもあったようです。ライヴ・アット・ロイヤル・アルバート・ホール [ クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル ]今回の劇場公開にあたって、レコード会社から発見されたインタビューや別のライブとともに映画として再編集されたもののようです。この映画、絶対観てみたい!!!上映館を調べてみると、今のところ全国で15館しかありません。(『上 映館一覧 』)一番早い上映は9月22日です。私の家の近くの映画館はあるかとみてみたら、ありました。浜松の「CINEMA e_RA」で公開日は未定ですが、上映されるようです。あ~、良かった! 絶対観に行きます!青春のあのひと時を思い出しながら、楽しんで来ようと思います。
2023.08.02
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昨日のブログ(『本日公開開始! 伝説のトリビュート・コンサート映画』)で、「コンサート・フォー・ジョージ」の劇場公開について書きましたが、上映館が少ないうえ9月や10月公開だったり1週間しか上映されない等、残念な点も多くせっかくの生誕80年なのに少々ガッカリという感じではありました。しかもCDやDVDはあるものの20年以上前のものなので楽天やアマゾンなどのネットショップでは中古品しかありませんでした。これも残念ですね。なんとか一日も早くこのコンサートを体験したいとネットで情報を調べてみました。そうしたら、なんとYoutubeにこのコンサートのほぼ全体が視聴できる動画がアップされていました。1時間38分の「CONCERT FOR GEORGE Royal Albert Hall 2002」という動画です。劇場版が1時間42分ですので若干内容が違うのでしょうね。劇場版には妻のオリヴィエと息子のダニーのインタビューが入っているそうですし、モンティ・パイソンやラヴィ・シャンカールの出演があるそうですが、Youtube版では見られませんでした。しかし、こんなにキッチリときれいな映像で観られるなんて最高です。週末の夜、ウィスキーを片手にじっくりとコンサートを楽しみました。ジェフ・リンが歌う「アイ・ウォント・トゥ・テル・ユー」でコンサートの幕が開きます。それに続いてジョージの曲がゲストの面々により演奏されていきます。なんと優しく美しい曲でしょう。ジョージの優しさが伝わってきます。ビートルズの仲間であるリンゴやポールの登場で最高潮に達します。リンゴもポールもまだ若いので最高のパフォーマンスを見せてくれます。見ているだけで楽しさが止まりません。ツイツイ歌を口ずさんでニヤニヤしてしまいます。映画の中で息子のダニーがあまりにもジョージに似ているので驚いたことと、あの伝説の「ルーフ・トップ・コンサート」でバックでエレピを演奏していた好青年ビリー・プレストンが30年後のこのコンサートですっかり貫禄をつけてハモンドB3を演奏して健在ぶりを見せてくれたことが印象に残りました。とにかく楽しい1時間半でした。こんな楽しいコンサート、早く劇場の大画面で見てみたい!
2023.07.29
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知りませんでした!今日から、この映画が公開されるとは。その映画とは「コンサート・フォー・ジョージ」です。ビートルズのメンバーで、その控えめな佇まいから「静かなビートル」とも呼ばれていたジョージ・ハリスンの没後1年に開催されたトリビュート・コンサートが映画化されたものです。ジョージの妻オリビアと親友のエリック・クラプトンが呼びかけ人として開催されたコンサートで、ジョージが亡くなった2001年11月29日のちょうど1年後の2002年11月29日に行われました。そのコンサートがジョージ生誕80周年の今年劇場公開されるようになりました。出演者は、エリック・クラプトン、ポール・マッカートニー、リンゴ・スター、ジェフ・リン、トム・ペティ、ラヴィ・シャンカール、ビリー・プレストン、ジュールズ・ホランドなどそうそうたるメンバーでさすがビートルズメンバーです、豪華なコンサートですね。ジョージというとジョンやポールの陰に隠れがちで今一つ地味な印象がありますが、後期ビートルズでは素晴らしいヒット曲をたくさん発表し存在感を示すようになりました。私も「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」や「ヒア・カムズ・ザ・サン」なんかを一生懸命コピーした思い出があります。ビートルズ解散後もソロで活躍し、ロック界初のチャリティー「バングラデシュ・コンサート」で話題になったり、「マイ・スウィート・ロード」「ギヴ・ミー・ラヴ」「セット・オン・ユー」「美しき人生」等々美しい曲で私たちの記憶に残る活動をしました。このコンサートは、今から20年以上も前のものなので、クラプトンもポールもリンゴもまだ若い!!!最近は声の出も衰えてきた彼らの最上の歌声が聴けます。なんと幸せな事でしょう。調べてみたところ公開開始は今日からなのですが、今日公開の劇場はあまり多くなく今後順次公開されるようです。公開される劇場も多くないのでチェックが必要です。私の住む静岡県では今のところ、静岡市の1劇場で9月22日からの公開のようです。私は見逃さないように予定表に入れておきました。詳細は「Consert for George」のホームページでご確認ください。本来は映画館の大画面で観たいところですが、映画館に行けない方はCDやDVDも出ていますので、こちらでお楽しみください。【送料無料】 Concert For George (2CD+2Blu-ray) 輸入盤 【CD】CONCERT for GEORGE 【中古】中古DVD.
2023.07.28
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一昨年の2021年に劇場公開された「ショック・ドゥ・フューチャー」というフランス映画が、Amazon Prime Video で観られるようになっていたので、観てみました。1時間18分の短めなので、ちょうど観やすい作品です。舞台は1978年、フランス・パリのアパートの一室。ある女性音楽家の1日をほとんど部屋の中だけで綴られた映画です。当時のフランスではシンセサイザーをフィーチャーした、いわゆる電子音楽とかエレクトロポップスはまだ市民権を得ていない時代、そんな中電子音楽に魅了された女性が将来を夢見て音楽づくりをしていくという単純ではありますが、音楽マニアにはなにか経験があるような懐かしさも感じられる映画でした。音楽に魅了され、それにのめり込んで進んでいく姿は、音楽映画であるとともに一種の青春映画でもありました。彼女はボーイフレンドがインドへ行っている間に、彼の部屋をシンセなどの機材ごと借りて音楽製作をしている設定です。そこにある機材がとってもイイ!「Yamaha CS-80」「ARP2600」「Moog model15」。全部かつての私の憧れの機材です。当時、今より物価が安かった時代に、おそらく総額600万円以上するのではないかという機材に囲まれて製作するのはかなり贅沢な環境で、安アパートの一室というのはチョッと現実味が少ないかなとも感じましたが、本質はそこではないのでスルーしましょう。そして録音には、あの懐かしい名MTR「Teac A-3340」が使われていました。私もRoland の system100 と組み合わせて多重録音に使っていました。懐かしいなぁ~。この映画では、音楽製作のアイデアに行き詰った彼女が、日本製のリズムマシン「Roland CR-78」をひょんなことから借り受けて、その機能にインスパイアされて楽曲を作り出していく姿が描かれていました。日本製の楽器が重要な役割を担っているというのもうれしいですね。1978年というとYMOがデビューした年です。当時の日本とフランスの音楽事情を比較してみるのも楽しいと思います。日本はフランスに比べこの分野では進んでいたように思います。そのころの私もシンセに魅了され、シンセがフィーチャーされたレコードを集めまくっていたことも思いだしました。この時代を知っている人も知らない人も楽しめる作品ではないかと思いました。
2023.07.11
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昨晩、お酒を飲みながらYoutubeを見ていたら、とっても楽しい動画を発見しました。時々見ている「みのミュージック」という音楽紹介系のチャンネルなのですが、『ドラムだけ聴いてビートルズの楽曲を当てろ!』というタイトルの動画でした。ビートルズのドラムだけ聴いて何の曲かわかるか、という海外の動画を「みの」さんが挑戦するという内容なのですが、視聴者も一緒に考えられるようになっていました。私もビートルズが大好きで、学生の頃はビートルズをバンドコピーして演奏したり、アルバムをカセットテープにダビングしてウォークマンで1日中聴いていたりと、かなり聴き込んではいますので一緒に挑戦してみることにしました。とは言えドラムだけで曲がわかるのでしょうか?はっきり言ってあまり自信はありませんでしたが、クイズを始めてみるとリンゴのドラミングって特徴的で曲ごとにかなり違いを出しているので、ドラムを聴いただけで曲が頭に浮かんでくるものが結構あってビックリしました。なんだかんだ言っても、さすがスーパースター・ビートルズ、リンゴの演奏も才能があふれていたことを感じました。そして、成績はというと全20問中17問に正解できました。我ながら思いのほかいい成績でうれしくなりました。動画の「みの」さんは18問正解でさすがプロでした。その後、別の人の動画で『【ビートルズ】コード進行だけで曲名を当てられるか?』という動画もあって、そちらも見てしまいました。ギターのコード・カッティングだけで、こちらも20問当てるという動画でした。チョッと長めの23分程度の動画を2本、結構楽しみながら見て、お酒もだいぶ進んでしまいました。
2023.07.09
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ユニークな電子楽器を発表し続けている日本のベンチャー楽器メーカーの SONICWARE の代表取締役、遠藤祐さんが自身のプロジェクトとして「ELZ_1 play」を発表しました。小型で盛りだくさんの機能を持つシンセで、とっても気になる製品です。見た目は超人気の Teenage Engineering社の OP-1 とちょと似た感じでワクワクしますね。下の写真がOP-1です。今回発表された「ELZ_1 play」は、遠藤さんの趣味嗜好が強い試みであり、また実験的で新しい試みでSONICWARE社の苦手な分野なため個人的なプロジェクトにしたそうです。とりあえず200台の生産は決まっていて現在予約を受け付けています。今回はクラウドファンディングではなくプレオーダー形式で予約を受け付ける形になっています。クラウドファンディングでは予定額に達成しない場合は1円も受け取れない仕組みになっているので、遠藤さん自信が絶対作りたいという気持ちが強いためプレオーダー形式にしたそうです。1人しか予約が無くても絶対作るそうです。機能はというと、14種類の今までにない様なユニークなシンセ・エンジンを搭載していて多彩な音作りが可能で、26種類のエフェクト、4トラックのルーパー機能で簡単にトラックメイクができるようです。又、37鍵の簡易鍵盤はベロシティー対応になっていますし、スピーカー内蔵、標準MIDI入出力、USBC対応、SYNC IN/OUT、AUX IN、SDカード対応、電池駆動など、ポータブルなのに外部との接続もしっかりと確保されています。Youtubeの紹介動画があったので観てみてください。いいですね。とっても気になりますし、所有欲がムクムクと湧いてきます。サイズは399mm (W) x 131mm (D) x 50mm (H)で、重量は1.12kgです。気になるお値段は「$599」です。今日のレイトは1ドル143.46円ですので、85,933円になってしまいます。円安の影響で高くなってしまいますね。少し大きめサイズですが、似たようなコンセプトでマルチ・オシレータ・モデル、シーケンサー内蔵、電池駆動の Roland「SH-4d」が8万円弱で購入できますので、悩んでしまいますね。手持ちの予算は無いのですが、悩んでみたいと思います。(想像するだけはタダですので)※ プレオーダーのサイトはこちら【即納可能】Roland SH-4d(新品)【送料無料】■30,000円OFFクーポン配布中 Teenage Engineering OP-1 field
2023.06.27
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我が家で雑誌の整理をしていたら、古い雑誌の中から「ソノシート」がいくつか出てきました。ソノシートと言ってもご存知ない方も多いと思いますが、薄くてクニャクニャと曲がるアナログレコードの一種です。ソノシートという名称は朝日ソノラマの商標だそうですので、一般名は「フォノシート」や「シートレコード」と言うそうです。確かに子供の頃「ソノシート」と言ったり「フォノシート」と言ったりで混乱した記憶があります。大きさはEPサイズ(直径17cm)のものが多く価格も安かったので、私が幼少の頃、高価なレコードを多くは買えない父親がソノシートを買って音楽を楽しんでいたのを思い出します。私の体験としては、ソノシートを購入して音楽を楽しむというよりは、音楽雑誌などの付録として雑誌に挟み込まれていて、楽器練習の模範演奏や楽器の新製品の音を収録したものが多かったと思います。インターネットのない時代に貴重な資料としてとても重宝しました。変わった例では、パソコン雑誌の付録に、プログラムをアナログ音声に変換して録音したソノシートを付けた物もありました。初期のパソコンは、プログラムの保存にカセットテープを使っていた時期がありましたので、付録のソノシートをカセットテープに録音して、そのテープをパソコンに読み込ませるというかなり面倒な事をしていましたが、それでも雑誌に載っているプログラムコードを手で打ち込むよりはずっと楽でした。そんな懐かしいソノシートを久しぶりに目にしましたので、チョッと音を聴いてみることにしました。さすがに音質はあまりよくありませんが、まだまだ十分聴ける音でした。大切に保管しておこうと思います。青春時代を思い出しながら昔の音を楽しんだひと時でした。
2023.06.12
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5月5日、3年ぶりの浜松まつり正規開催最終日と、松潤ら「どうする家康」出演者が参加した家康騎馬武者行列に賑わう浜松に行ってきました。浜松まつりがお目当てではなく、学生時代の友人が帰省していたので30年以上ぶりに再会するために出かけたのですが、約束の時間までに時間があったので、楽器博物館に(こちらも20年ぶりに)行ってみることにしました。しばらくぶりに中に入ってみると、展示がだいぶ変わっていました。以前よりずっと展示内容が充実して進化しているという感想を持ちました。入り口を入ってすぐの所に、東南アジアのガムランのディスプレイが出迎えてくれます。浜松の楽器博物館は日本で唯一の公立楽器博物館で、世界的にもあまり類のない大規模な施設だそうです。オーケストラに使用するバイオリンなどの弦楽器やクラリネットなどの管楽器、そしてピアノのなどようにヨーロッパで発展した楽器だけでなく、アジア・アフリカ・北アメリカ・南アメリカ・オーストラリアなど全世界の楽器を網羅しているところがすごいところです。展示してある楽器の所にQRコードがあるので、スマホでアプリをダウンロードすれば説明が聴けるという仕組みも便利でいいですね。スマホが無い人には音声案内端末も無料で貸し出してくれる親切さはベリーグッドです。体験コーナーもあって、楽器を手に取って試してみたり仕組みを勉強出来たりと楽しい展示もたくさんあります。博物館の職員さんによる演奏や楽器説明も時間を決めて行われていますし、休日には30分程度のミニコンサートも開かれます。私が行った日には、130年ほど前に作られたリードオルガンの演奏会があって、中村証二さんという日本リードオルガン協会の会長さんの演奏を堪能しました。そして私にとってのメインイベントは、地元の楽器メーカーのヤマハ・ローランド・カワイそしてコルグ、海外メーカーの作った伝説的シンセサイザーを間近に見ることです。シンセサイザーのコーナーで一番目に留まるのが、ローランドのシステム700という、憧れのアナログ・モデュラーシンセです。今もこんな完璧な形で見られるところは日本でも数少ないのではないかと思います。MoogやARPのシンセもあります。昔家にもあった、コルグのシグマやラムダが懐かしさを感じさせます。ヤマハが出したMSXのミュージック・コンピュータもよく使ったのを思い出しました。じっくりと見学していたら、あっという間に3時間ほどの時間がたってしまいました。年会費を払って「友の会」の会員になると、何回も行けてその他コンサートなどの優待もあるようなので、会員になってしまおうなどと考えています。とても楽しい体験でした。楽器の町の近くに住めてよかったと思った一日でした。
2023.05.06
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YAMAHAが出している「Chord Tracker」というア売りをご存知ですか?iPhone、iPad、Andoroid で利用できる楽器練習に最適な無料のソフトです。ギターやキーボードなど楽器の演奏をする方にはインストールしておいて損のない優れものアプリです。このアプリの一番の特徴は、スマホやタブレットなどに保存されている楽曲を読み込ませるだけでその曲のコードを解析して、曲の再生時にコードを表示してくれるということです。自分のスマホやタブレットに保存してある大好きな曲を楽器で弾きたいけどコードが分からない、という経験は楽器を練習している人には良くあることだと思いますが、こんな悩みは一発解決です。アプリで曲を解析した後で曲を再生すると、曲に同期してコードネームが表示されるだけでなく表示形式を選択するだけでコードの5線譜やギターのフレットやピアノの鍵盤の位置が表示されるのでこれを見ながらの練習ですぐに曲が弾けそうな気になります。また、ボーカルやリード楽器などのメロディーキャンセル機能を使えばバックの音だけを確認できます。そして、テンポを変えたり音のピッチを上下したりできる他、練習したいところだけ指定して繰り返し再生させることまでできてしまうので、至れり尽くせりの楽器練習アプリです。まだまだスゴイ機能があります。ショルダーキーボードの SHS-500 や SHS-300 、ポータブルキーボードの PSR-SX600 をこのアプリにMIDI接続すれば、キーボードのどの鍵盤をでたらめに弾いても再生中のコード内の音しか出ないので、あたかも今日に合わせてバッキングしたりメロディーを弾いたりしているような、いわゆる「なりきり演奏」が簡単にできてしまします。ヤマハ|YAMAHA 電子キーボード sonogenic ソノジェニック SHS-500RD レッド [37ミニ鍵盤]ヤマハ|YAMAHA 電子キーボード sonogenic ソノジェニック SHS-300WH ホワイト [37鍵盤]ヤマハ|YAMAHA キーボード PSR-SX600 [61鍵盤]この機能を使って遊べば、音楽が何倍も楽しくなります。私も、難しい曲はこの方式で演奏した気分になって楽しんでいます。もちろん解析した曲は保存しておくこともできますし、演奏の録音だってできてしまいます。楽器を練習している人はぜひ一度試してみてください。
2023.05.01
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前回のブログで、女性フュージョンバンド「Muses」を取り上げましたが、彼女たちの曲を聴いてみると曲がカシオペア風なものもあり、カシオペアの影響を感じさせます。ベース担当の芹田ジュナさんは元カシオペアの桜井哲夫さんに師事してそうで、納得ですね。カシオペアも私の好きなバンドの一つですが、もう30年以上も前に分裂して、最も活躍した時代のメンバーの野呂・向谷・桜井・神保の4人での演奏は聞けなくなってしまい、ファンとしては寂しい状態が続いていました。そのカシオペアメンバーに、昨年新たな展開がありました。2021年の神保さんの公演にゲストで出演していた向谷さんと桜井さんが、三人での共演にあたってユニット名を「かつしかトリオ」と命名しました。「かつしかシンフォニーヒルズ」での公演だったのでホール名にちなんでの命名でした。最初は一回だけのつもりが評判を呼んで、ついに昨年アルバムもリリースし(配信のみ)正式なバンドとして活動するようになったようです。(多忙な人たちなので、常に活動と言うわけではありませんが)元カシオペアのメンバーが3人揃っているだけに、サウンドもテクニックもカシオペアそのもの、安心して聴いていられます。ライブも時々やっているようですが、どうやら今年は10月下旬からツアーが始まる模様です。私の地元でもライブやってくれるといいのになぁ~!一方、カシオペアを名乗っている野呂さんグループですが、昨年前半までは神保さんがサポートメンバーとして入り「CASIOPEA 3rd」として活動していましたが、昨年7月で神保さんが抜けて代わりにドラムスに今井義頼さんが加入し、野呂一生・成瀬義弘・大高清美・今井義頼の4人で「CASIOPEA-P4」名での活動開始となりました。ついに新しいカシオペアには、旧カシオペアメンバーは一人だけになってしましましたが、昨年の10月にリリースされた「NEW TOPICS」というアルバムは聞いてみると「CASIOPEA 3rd」の時よりも旧カシオペアらしい曲調になっていて懐かしさも感じます。やはりカシオペアサウンドは鉄板です。「CASIOPEA 3rd」の時には、よく私の地元にもツアーで来てくれたので必ず行っていたのですが、「CASIOPEA-P4」にもぜひ来てもらいたいものです。「かつしかトリオ」のメンバーと野呂さんが一緒にやってくれれば言うことはないのですが、もう無理かな?どうして分かれてしまったのか分からない所も多いのですが、決して仲が悪いというわけではないようなので、一度2つのバンドが共演してくれるだけでもとっても嬉しいですね。待ってます!【ポイント10倍】CASIOPEA−P4/NEW TOPICS (結成45周年記念/Blu-specCD2)[HUCD-10315]【発売日】2022/10/12【CD】NEW BEGINNING【Blu-ray】 [ CASIOPEA-P4 ]
2023.04.28
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最近知ったのですが、昨年の10月に「Muses」という女性だけの4人組フュージョン・バンドがアルバム・デビューしていました。デビューアルバムの名前はバンド名と同じ「Muses」、なかなか軽快でノリの良いインスト曲を中心にプログレやラテン系の曲もある楽しいアルバムになっています。Muses [ Muses ]メンバーはギター担当の Rie a.k.a. Suzaku、ドラム担当の佐藤奏、キーボード担当の深井麻梨恵、ベース担当の芹田ジュナの4人で皆さん確かなテクニックで難曲も見事に弾きこなしています。最近、フュージョンの人気は以前ほどではなく、フュージョン・バンドの新人もあまり目に留まりませんでしたが、突如女性だけの技巧派フュージョン・バンドが現れたことはうれしい限りです。Youtubeには彼女たちのオリジナル曲だけではなく、フュージョンの名曲のカバーがいくつかアップされています。これを見ると彼女たちの実力がよくわかります。私にとっての「推しバンド」に決定しました。今後は彼女たちの活動を注視して応援していきたいと思います。
2023.04.26
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昨年の夏にローランドの「mc-101」というグルーブボックスと言われる音楽製作マシンを購入しました。A5程度のサイズで電池駆動も可能、持ち運んでどこでも音楽製作ができる便利でカッコイイ音楽機材です。トラックメイキングと言われる主にダンスミュージックの曲を作るのが得意なマシンで、ドラムやピアノ、管楽器、弦楽器、等々3,000以上の音色が内蔵されていますし、パソコンなどで録音した音(サンプリングデータ)を取り込んで音楽に使うこともできて機能はかなり豊富です。4つのトラックがあって、それぞれにパートを割り当てて曲を作っていきます。機能は豊富なのですがポータブルなサイズなためか、ボタンやツマミなど操作に使う操作子類が少なく1つの操作子に多くの機能が割り当てられていて別のボタンと組み合わせたり、メニューを表示して選択したりとかなり操作が難しく感じられます。特に状態を確認するための液晶表示が小さくてわかりにくいのも難点です。購入してからもう8ヶ月程経つのですが、まだ使いこなすまでには至っていません。とにかく操作が難しいのと、用語にも独特な名称が付いていたりと、記憶するのが大変です。また、昨年末には大幅アップデートがあって音色の編集もできるようになったので、さらに複雑になってきました。せっかく購入したのに使いこなせないのはちょっとシャクですね。幸い時間はたっぷりあるので、一念発起してもう一度一からmc-101を勉強しなお押してみようと思います。これが使いこなせれば、どこでも作曲が楽しめて楽しそうです。目標は3か月後、マニュアルを見ないでも音楽製作がラクラクできるようになること!まずは今日、マニュアルをしっかりと読むところから始めようと思います。Roland MC-101 GROOVEBOXRoland MC-707 GROOVEBOX
2023.04.25
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先日もこのブログで坂本龍一さんとYMOについて書きましたが (「坂本龍一さん追悼 私の好きなYMO曲 BEST10」) 、この1ヶ月程はYMOとメンバーそれぞれの曲や動画を、たくさんたくさん見させてもらいました。その影響もあってか、昨夜Youtubeを見ていたらお勧め動画として『YMOの軌跡・高橋ユキヒロさんメント入り(追悼・貴重)』と言う動画が上がってきました。興味はありましたが、1時間40分もある長めの動画ではあるし夜も更けてきたので、見ようかやめようかちょっと悩みましたが、少しだけ見てみようと動画をスタートさせました。動画を見始めて驚きました、1979年のグリークシアターライブから散開までの貴重映像が満載で、高橋幸宏さんが初めから終わりまでずっと細かな解説をしています。高橋さんがその時々の状況や裏話、思いや感情までを説明してくれて、当時のYMOの状況がよくわかります。そして先駆者の苦労もよくわかりました。結局最後まで見てしまいました。コンサート映像だけでなく、テレビ出演の映像やCM、プロモーションビデオなどバラエティーにも富んだ内容でとっても楽しめました。たぶんテレビで放送された番組なのではないかと思いますが、こんな映像があったのですね。まさに、私にとってお宝映像です。13万回も再生されていますので、YMOファンはもうご存知の映像とは思いますが、ファン必見の映像です。いゃー! 面白かった!調べてみると、YMOの映像がDVDやLDそしてVHSでたくさん残っているようです。これからは、地道に集めてみようかなどと思い始めています。DVD / Yellow Magic Orchestra / YMONHK / RZBM-59112【中古】YMO ウィンターライブ’81 [DVD] イエロー・マジック・オーケストラ
2023.04.22
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素晴らしい音楽アプリを見つけてしまいました!「Moises」という名前のアプリでiPhone・iPadやAndroidそしてパソコンのブラウザでも使えるミュージシャン用アプリです。何ができるかと言うと、使用する端末内に保存されている曲を指定して変換処理を行うと、その曲のボーカルやドラム、ギター、ピアノ、その他等、最大5トラックに分離されたファイルを作成してくれます。それぞれのトラックにはボリュームを調整するフェーダーがありますので、各パートの音量を自由に設定することができます。トラックの中でボーカルのトラックだけをオンにして再生すると。伴奏の音は全くと言っていいくらい聞こえません。逆にボーカルだけをオフにすれば完璧なカラオケができてしまいます。今までよくあったボーカルキャンセル機能なんか問題にならないほどの分離の好さです。ガイド用に小さ目にボーカルを入れたい場合もボーカルトラックの音量を調整すればOKです。出来たカラオケは「Export」ボタンで出力して、ほかの音楽再生ソフトでの利用も可能なところもすごいですね。さらに、曲のスピードを変更したり、ピッチチェンジャーによって音程を変更したり、曲の演奏中にコードを表示してくれたりと、至れり尽くせりの神アプリです。さっそく使い方を見てみましょう。iPadにアプリをインストールしてスタートします。画面が表示されると、既に変換済みの曲が表示されています。私の場合、先に、いきものがかりの「ありがとう」とリー・リトナーの「Etude」で実験しましたので、その曲とサンプル曲が表示されています。新たにカラオケを作りたい曲を追加するために「+」ボタンをクリックして下さい。かなり多くのファイル形式に対応しています。どこから曲を持ってくるか、その場所を指定します。「URL」からもできますし、「iTunes」で購入したファイルや指定のフォルダが選べます。動画も変換可能なので、「カメラロール」もOKです。私の場合「iTunes」を指定しました。ユーミンの「中央フリーウェイ」をカラオケ化したいと思いましたので、検索窓に「中央フリーウェイ」と入力すると、曲のアートワークが表示されます。(2つのアルバムが登録されていました)どちらかをクリックします。どのようにトラックを分離するか、その選択肢が表示されます。無料版の場合は、上の2つ、4トラック又は2トラックが選べます。有料のPremiam版では5トラックも選べます。とりあえず、一番上の4トラックを選択してみます。送信ボタンをクリックするとファイルのアップロード(サーバーへ)、変換(サーバーで)、ダウンロード(端末へ)の順に処理が行われます。メイン画面の左側に「中央フリーウェイ」と表示されていますので、クリックすると曲が再生されます。右側にミキサーのような表示が出ますので、各トラックの音量が自由に調整できます。又、トラックフェーダーの右側の3点メニュー(︙)クリックで音の左右定位も調整できます。上部にはコードも表示されています。すごいですね!右側の下には、テンポやピッチを変えたり、曲をカットしたりできるアイコンが並んでいます。ココ → 「 moises の Webサイト 」にアクセスすればPCのブラウザでこのアプリが使えます。既に返還を実施したファイルは登録された状態で表示されます。Web版では各トラックの音波形も表示されて、見た目もカッコいいです。有料のPremiam版は月額3.99ドルです。買い切りじゃないところがイマイチですね。無料でも十分使えますが、制限がいくつかあります。[無料版の制限]・一月あたり5件のAIオーディオ分離処理・制限つきの楽器分離・標準的な処理キュー(処理のスピード)・曲の長さ5分(ファイル毎)・スマートメトロノームとコード検出:1分までの制限付き・ピッチチェンジャー:2半音までの制限付き・オーディオスピードチェンジャー:制限付き・表示される曲数:4曲までとりあえず、無料版でも素晴らしい機能ですので、しばらく無料版で使ってみようと思います。以前、このブログでも書いた( 「リー・リトナー「Etude」 楽譜見つけました!」 )リー・リトナーの「Etude」を変換してみましたが、ギター演奏だけをオフにして練習すると、とっても気持ちよく練習できました。耳コピするのにも最適ですね。ぜひ試してみてください。
2023.04.19
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坂本龍一さんが3月28日に亡くなって、3週間になろうとしています。( 「追悼 坂本龍一さん 45年間ありがとうございました!」 )私の部屋の壁には坂本さんやYMOのアルバムを飾って、毎日坂本さんやYMOの曲を聴いています。おかげで、多くの曲をまとめて聴くことができ新たな発見もたくさんありました。昔はあまり好きではなかった曲も、改めて聴きなおしてみると実験的な先進性や芸術性など、過去に気付かなかった魅力を再発見することができました。特にYMOのアルバムは全て聴きなおしましたが、どのアルバムをとっても常に挑戦的で「やりたいことをすべてやってくれたな!」と言う感じでした。アルバム「BGM」や「テクノデリック」ではそれ以前の路線から外れて多くのファンの期待を裏切った形になりましたが、今聞きなおすと確かに次のステップに進んでいて新たな音楽シーンを創造し、多くのミュージシャンに影響を与えたことがよくわかりました。彼らもやりたいことができて満足だったのではないかと思います。ここまでの約3週間、坂本さんとYMOの曲を浴びるように聴いてきましたので、ここらで区切りとして今感じる「YMOの曲ベストテン」を作ってみることにしました。ベストテンは人それぞれでしょうから、あくまで「私の好きなYMOの曲ベストテン」です。BEST10. THE END OF ASIA (作曲:坂本龍一,アルバム:増殖 )3枚目のオリジナルアルバム「増殖」のラストを飾るしゃれた曲です。坂本龍一さんのデビューアルバム「千のナイフ」の収録曲なのですが、オリジナルと違ってのんびりとした日本調のアレンジになっています。坂本さんは『東海道五十三次や広重の浮世絵をイメージして作った』と言っていますが、私も最初に聴いた時、頭の中に昔の時代劇映画のラストシーンで富士山をバックに街道を歩く人々が思い浮かびましたので、坂本さんの思惑はピッタリ当たったようですね。最後の『あ~っ! 日本はいい国だなぁ~』という言葉もぴったり合っていてニヤッとしてしまいます。BEST9. ラップ現象 (作曲:細野晴臣,アルバム:BGM)アルバム「BGM」が発売されたのは1981年ですから、まだラップの曲が出始めたころで日本のラップ曲としては先駆的な曲ではまいでしょうか。現在のラップとはちょっと違いますがね。バックに流れる祭りの笛のような音と力強いバスドラムとベースのリズムが癖になるほど気持ちいいです。BEST8. BE A SUPERMAN (作曲:坂本龍一、高橋幸宏,アルバム:テクノドン)1983年に散開してから10年後の1993年の再生後にリリースされたアルバム「テクノドン」の1曲目。このアルバムは結果的にラストアルバムになったのですが、とてもクォリティーが高い素晴らしいアルバムだと思います。最初を飾るこの曲はポップでノリが良い曲で、仕事のバックグラウンドにしてもよさそうな感じです。BEST7. RYDEEN (作曲:高橋ユキヒロ,アルバム:ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー)言わずと知れたYMOを代表する1曲ですね。発売当初は色々なところで流れていましたね。私も当時、モノラルのシンセサイザーを使って、この曲のコピーを多重録音でしたのを覚えています。懐かしい外せない曲です。BEST6. 京城音楽 (作曲:坂本龍一、高橋幸宏,アルバム:テクノデリック)京城音楽と書いてソウルミュージックと読む、シャレですね。バックにガムラン、「フクチキパーッ」という声をサンプリングしたフレーズが繰り返される、サンプラーを使った曲としては初期の曲で、サンプラーの可能性を感じた曲でした。ノリが良くて印象的な曲です。BEST5. コズミック・サーフィン (作曲:細野晴臣,アルバム:イエロー・マジック・オーケストラ )初期のYMOの特徴が出た楽しい曲。ベンチャーズやビーチボーイズを彷彿とさせるようなグループサウンズ風テクノと言うような感じ。バンドで演奏してみたくなるような曲ですね。BEST4. 体操 (作曲:坂本龍一,アルバム:テクノデリック )体操をテーマにコミカルな歌詞が付いた楽しい1曲。メンバーが体操している姿が目に浮かんでしまいます。BEST3. THE MADMEN (作曲:細野晴臣,アルバム:サーヴィス)ベースとドラムのリズム隊がとてもいい感じの細野さんらしい気持ちのいい曲。リピートして何回も聴いていられそうな癖になる曲です。最近、散歩中についこの曲を口ずさんでいることがあります。BEST2. CASTALIA (作曲:坂本龍一,アルバム:ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー )実に坂本さんらしいゆっくりと静かに流れる曲です。にぎやかな曲が多いこのアルバムの中でホッと癒される曲です。編曲も凝っていてじっくりと楽しめる1曲です。BEST1. シムーン (作曲:細野晴臣,アルバム:イエロー・マジック・オーケストラ)シムーンとは砂嵐のことだそうです。スターウォーズのC3POとR2D2が砂漠を歩いているイメージでつくられたとか。細野さんらしいパラダイス的メロディーがとても幸せな気分を運んでくれます。メロディー、編曲、ヴォーカル、アドリブソロ、すべてが素晴らしい最高の作品です。以上、私の好きな曲ベストテンですが、聴いたことのない曲があったらぜひ聴いてみてください。イエロー・マジック・オーケストラ [ YMO ]ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー [ YMO ]YMO/テクノデリックCD/TECHNODON(Remastered 2020) (ハイブリッドCD) (解説付/紙ジャケット) (生産限定盤)/YMO/UPGY-9001
2023.04.17
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昨日、坂本龍一さんが3月28日に亡くなったとのニュースが流れました。今日の朝刊の一面は、どの新聞も坂本さんの訃報でした。改めて坂本さんの存在の大きさを感じさせる扱いでした。ずっと癌闘病でつらい生活を送っていたことは報道されていましたので、ある程度覚悟はしていたのですが、あまりにも早いお別れが残念でたまりません。先日もこのブログの 「 追悼 私の愛したミュージシャン達 」 で書いたように、若いころから馴染んできたミュージシャンの方々がお亡くなりになり寂しい思いをしてきたのに、また一人逝ってしまったと喪失感でいっぱいです。この1月には「12」というアルバムも発表されていたので、少々安心していましたし、次回作もありそうだなと期待もしていました。まだまだ才能は枯れていないし、新しい何かをもたらしてくれるのではないかと元気に活躍されることを祈っていました。私が坂本さんの音楽に出会ったのは、今から45年前1978年の秋、坂本さんの最初のアルバム「千のナイフ」でした。それ以前から音楽誌で話題になっていた坂本さんがシンセサイザーを駆使したアルバムを出すということで、当時シンセサイザーマニアだった私は発売日にレコード屋さんに出かけて購入しました。レコードに針を落とすと、当時目新しかったボーコーダの音とシンセベースの重低音にしびれました。すっかりファンになった私は、そのちょうど1か月後に発売されたYMOのデビューアルバム「イエロー・マジック。オーケストラ」も発売日に購入しました。それから45年間ずっとファンとして坂本さんのアルバムを聴いてきました。今でも、坂本さんのアルバムやYMOのアルバム、KYLYNバンドのアルバムなどいくつかのアナログLPが残っていて、時々楽しく聴いています。↓家に保存してあるアルバム私の部屋のLPレコード展示コーナーは坂本さん関連のアルバムをディスプレイして追悼コーナーにしました。追悼しながら、私が聴いた坂本さん関連のアルバムのベスト5も考えてみました。BEST5.ソリッド・ステート・サヴァイヴァー(YMO)ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー [ YMO ]言わずと知れたYMO最大のヒットアルバムです。ライディーンが収録されていることでも有名ですね。今までにない新しさとポップさのバランスがとれた名作だと思います。個人的には坂本さん作曲の「CASTALIA」がお気に入りです。BEST4.テクノデリック(YMO)【中古】[CD]テクノデリック(紙ジャケット仕様)YMO5枚目のアルバムです。全体的に実験的な曲が多く、私は初めてサンプラーを使った曲を聴き衝撃を受けました。アルバムを通して新しさを感じさせ、これぞテクノと当時の私は思いました。「体操」もコミカルでいいし、「後奏」も映画のラストみたいで気に入っています。BEST3.1212 [ 坂本龍一 ]今年1月に発売された最新アルバムです。このブログの以前の記事「 坂本龍一さんの新アルバム「12」 なかなかいいね! 」 でも紹介させていただきました。闘病生活の合間に日記の様に記録した音楽スケッチのような作品です。坂本さんが最後に行き着いた究極の「癒し音楽」かもしれません。ボーッと聴いているだけで癒されます。BEST2.千のナイフ千のナイフ (SACD ハイブリッド) [ 坂本龍一 ]45年前のデビューアルバムです。このアルバムを聴きながらシンセサイザーを勉強しました。シンセサイザーの音の使い方が天才的にうまい!冒頭の曲「千のナイフ」は永遠の名作だと思います。他にYMOでも演奏された「DAS NEUE JAPANISCHE ELEKTRONISCHE VOLKSLIED」や「THE END OF ASIA」も名曲ですね。BEST1.B-2ユニット坂本龍一 / B-2 UNIT(完全生産限定盤) [レコード]このアルバムも当時としては革新性満載の作品でした。アヴァンギャルド的ではあるがポップさも失わない絶妙なバランスです。大音量で聞くと音がたまりません!お気に入りは「riot in Lagos」です。初めて聞いた時はぶちのめされました。今も、折に触れて聴く名作です。さて、YMOが散開する時に「YMOでやりたいことは、あらかたやり尽くした」と言われたように記憶していますが、確かにYMOのアルバムを聴きなおしてみると色々な実験がされていることに気づきます。その後、坂本さんの音楽人生はどうだったのでしょう。やりたいことはすべてできたのでしょうか。ファンからみても、色々な音楽の形を見せてくれてとても楽しませてもらいました。本人も、やりたい音楽をやって実績も残せて、満足していると思いたいです。本当に長い間楽しませていただいてありがとうございました。今、バックにはちょうど「riot in Lagos」が大音量で流れています。今日は夜遅くまで私の部屋で一人、追悼の坂本龍一コンサートを開きたいと思います。
2023.04.03
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甲子園ではセンバツ(選抜高等学校野球大会)が開催されていますが、もう一つのセンバツ「全日本高等学校選抜吹奏楽大会」が、明日3月26日(日)10:00から浜松市のアクトシティ浜松大ホールで開催されます。別名「吹奏楽の甲子園」とも呼ばれています。この大会は、全国から選抜された超一流の高校吹奏楽部の大会です。出場校は毎年16校、朝10時から17時頃までのほぼ丸1日かけて行われます。吹奏楽の大会で有名な「全日本吹奏楽コンクール」は夏の甲子園と同じように7月~8月にかけて地区大会が行われ、勝ち抜いたバンドが10月末の全国大会で決勝を行います。この大会は、全日本吹奏楽連盟と朝日新聞が主催していますので、ここも夏の甲子園と似ていますね。夏の「全日本吹奏楽コンクール」は課題曲があったり、バンドの人数や編成に制限があったり、歌を歌ってはいけない等、細かい制限があります。対して「全日本高等学校選抜吹奏楽大会」は、まったく制限がなく出場校の思い通りにできることが魅力の一つです。人数制限のためコンクールには出られないメンバーも一緒に演奏する100人規模の大編成であったり、歌やダンスを交えた躍動的な演奏があったり、マーチングドリルが披露されたり、それはそれは楽しい大会です。16校が順番に20分程度の持ち時間内に演奏していくのですが、その構成も普通のコンクールとは一味違った形になっています。まず最初に、出場者が自分たちで作った紹介動画が流れます。シリアス、熱血、コミカル、ドキュメンタリ的なものなど各校の特徴がよく出た映像で楽しませもらえます。紹介動画が終わると、移動ステージに乗ったバンドが校歌を演奏・合唱しながらステージ脇から登場します。校歌が終わると、演奏が始まります。演奏は時には、観客席の通路や2階席・3階席のサイドを使って行われることもありますし、小道具や映像を駆使したものも過去にはありました。そして最後に、退場用の音楽を演奏しながら移動ステージで退場していきます。とてもスムーズで楽しい進行になっています。楽しい大会ですがコンクールの形式をとっていますので審査があり、グランプリ、準グランプリと協賛団体の各賞などが設けられています。ここ7年程は、グランプリが柏市立柏高校、準グランプリが大阪府立淀川工科高校というパターンで固定されてしまっています。今年はどうなるのでしょうか、個人的には地元の浜松聖星高校に頑張ってもらいたいと思っています。コロナ禍のこの3年間は、中止になったり無観客だったり、各校制作の映像配信のみだったりと正規の形での開催は3年ぶりなのでとても楽しみです。私も鑑賞(観戦?)に行こうと思っていたのですが都合で行けなくなってしまったので、YouTubeでのLive配信で楽しみたいと思います。Live配信のみでアーカイブ配信は無いようですので、興味のある方は時間を合わせてライブでご覧ください。→ ライブ配信の登録ページ→ 全日本高等学校選抜吹奏楽大会のホームページオークラアクトシティホテル浜松(オークラホテルズ&リゾーツ)
2023.03.25
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2023年3月14日、アメリカのミュージシャンのボビー・コールドウェルさんが亡くなったとのニュースが流れました。最近は闘病中だったそうですが71歳での逝去です。とても残念です。彼のやさしい歌声は他の誰とも代えがたい独特の味がありました。何時間でも聴いていられるミュージシャンの一人です。「What You Won’t Do For Love」や「Stay With Me」「Heart Of Mine」など素敵な曲がいっぱいです。最後の6年間は音楽活動はできなかったようですが、しっとりした大人の曲をもっともっと聴いていたかったですね。↓Yotubuにあった「What You Won’t Do For Love」の動画ですBobby Caldwell "What You Won't Do for Love" Live at Java Jazz Festival 2008ハート・オブ・マイン +1 [ ボビー・コールドウェル ]私自身が歳を重ねたせいなのでしょう、若いころからずっと聴いてきたミュージシャンの方々の訃報を目にすることが多くなりとても残念です。イギリスのロックギタリスト、ジェフ・ベックさんが1月10日に78歳で元YMOメンバーの高橋幸宏さんが1月11日に70歳でアメリカの作曲家、バート・バカラックさんが2月8日に94歳でウェザーリポートのメンバーでもあったジャズサックス奏者のウェイン・ショーターさんが3月2日に89歳で皆さん私の青春時代から親しんできた偉大なアーティストばかりです。私にも多大な影響を与えてくれた方たちですので寂しいかぎりです。特にジェフ・ベックさんは常に新しい音楽にチャレンジし続け、つい半年前にもジョニー・デップとのアルバムをリリースしたばかりで、細菌性髄膜炎感染という突然の死だけに、悲しみもひとしおです。まだまだ現役だったので、毎年新アルバムを楽しみにしていたのに...。↓Yotubuにあったジェフベックさんの動画ですジェフ・ベック 「レッド・ブーツ」【送料無料】 Jeff Beck / Johnny Depp / 18【フォトカード特典封入】 【CD】最近、私の愛したミュージシャン達の訃報に接したときには、私の部屋の壁に作った「LPレコード展示コーナー」に彼らのアルバムを飾り、一人しみじみと彼らの曲を聴くという追悼儀式を行っています。ちょうど今も、部屋にはボビー・コールドウェルさんの曲が流れていろところです。追悼!
2023.03.19
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坂本龍一さんが、今年の1月27日に新しいアルバム「12」を発表しました。発表されてから、何度も聞いてすっかりお気に入りになってしまいましたのでご紹介したいと思います。約6年ぶりのオリジナルアルバムだそうです。その間、がんの再発・手術・闘病生活と厳しい日々を送る中で作った曲が納められています。闘病生活の中で、日記を書くように製作した音楽のスケッチから12曲を選んでアルバムにまとめた作品です。曲名がすべて日付になっています。はじめは「何だろう?」と思いましたが、日記のようにと聞いて納得しました。収録曲は 01) 20210310 02) 20211130 03) 20211201 04) 20220123 05) 20220202 06) 20220207 07) 20220214 08) 20220302 - sarabande 09) 20220302 10) 20220307 11) 20220404 12) 2022030412 [ 坂本龍一 ]坂本さんのコメントを見ると、手術後に家に帰って、少し体が回復した時にシンセサイザーに触れ「音」を浴びたくなったそうです。それまでは音を出すことも聞くことさえもできないほど消耗していたのですが、それからは時々楽器にふれ、日記を書くように録音していったということです。それによって体と心のダメージが癒される気がしたそうです。たしかに私が聴いても癒されます。はっきりとしたメロディがある曲は少なく、空間を包み込むような柔らかな音の世界が広がります。決して刺激的ではなく優しい気持ちにさせてくれる音楽、というより環境を与えてくれます。とても坂本さんらしい音楽なのですが、今までのどのアルバムとも違う独特の世界になっています。とてもシンプルで、生活の中に溶け込む音楽。坂本さんが最後に行き着いた究極の音楽なのかもしれません。聴き方は人それぞれだと思いますが、是非大きなスピーカーで音に包まれながら聴いてみてください。真剣に向き合って聞くのもいいですが、私は日向ぼっこでウトウトしながら聞いたり、読書のバックグラウンドミュージックとして聞くのも最高だと思いました。坂本龍一さんの音楽に関心がある方は、一度体験してみてください。
2023.03.17
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