なんと３話に登場したっきりの竹中くんは、テレパシストだった。
しかも結構強力な。

竹中くんは、今までずっとその能力を他人に隠して生きていたようだ。

そりゃそうですよね。
むしろ全然隠していないモブ達のほうが特別です。
（テレパシシストが、特別他人に打ち明けづらい能力っていうのももちろんあるでしょうが・・・）

竹中『夕食時に父親の本音を言い当ててみたら、母親が泣き崩れてこれはやっちゃいけないことなんだと悟った。』
あぁ・・・、これは結構辛い・・・
どんなことを言い当てたのかわかりませんが、この出来事は当時５歳だった彼の心に強いトラウマを残したことでしょう。
確か 「心が叫びたがってるんだ。」

他人に声を飛ばせるようになってからは、ストレス発散するかのように誰かに怒鳴りつけて攻撃していたと言っていますが、
でも万引きを注意したり、無駄に長い話を終わらせたり、やっていることは結構いいことですよね。
~~（保健の先生をこっそりいやらしい目で見てしまうのは仕方ない・・・！男だもんね！）~~
心を読む能力も、普段はシャットアウトしてるみたいですし、竹中くん、根はかなりいい子なんじゃないかと思います。

竹中くんに、脳感電波部の活動への強力を申し出るも、バッサリ断られてしまう。

そりゃそうですよね。
町中で滅茶苦茶な騒音垂れ流してる選挙カーの様子を見に行ったら、清き一票お願いされたようなもんです。

竹中『できるみたい・・・って何だよ？自分のできる事を把握してないのか？』
モブ『うん・・・そう言われるとそうなんだけど・・・でも、人の心を読むことはできないよ。』
竹中くんが作中で初めてツッコんでくれましたが、確かに自分の能力がどこまで出来るのか把握していないのは不自然なことかも・・・

モブは超能力を強くすることに興味が無いから、自分で自分の超能力ががどこまでできるか試してみたことが無いんでしょうね。
植物を操ることだって、エネルギーを吸収することだって、いつもその場で必要に迫られて試してみて、初めてこんなことが出来たのかと自覚する感じですし。

今まで、人のオーラから誰かの感情を読み取ったり、遠くにいる超能力者の気を感じたりもしていたから、やろうとすれば心を読むことも出来るんじゃないかと思いますが・・・
（モブはやろうとしなさそうだけど・・・）

それに比べてモブのライバル（であろうとする）テルさんは、自分や他人の能力がどこまで出来るかを色々試していて、モブとは超能力への姿勢が真逆なのも面白いですね。
この場にテルさんがいたらどんな反応をするのか、私結構気になります。

竹中『だったら本質的に全然違うっての。笑わせんじゃねーよ・・・』
そう。
逆に竹中くんにもモブの悩みを本当の意味で理解することはできないんですよね。
人は本質的にわかりあうことはできない。でも歩み寄ることはできる。
そんな台詞をどこかで聞いた気がしますが、今回のモブの姿勢はまさにそれを体現していると思います。

モブ『僕も自分の力にはうんざりする時があるけど・・・蓋をしても捨てられない自分の一部だし・・・求めてくれる人がいたら少しは受け入れた方が楽しいときもあるんじゃないかな。本心だよ！』
モブのなんと大人なことか｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)゜｡

最後に 『本心だよ！』 と言ったことが本当なのは、竹中くんならすぐにわかるでしょう。

そういえばムサシ部長はどうしてるの？
帰っちゃったの？それとも横で筋トレしてるの！？
口から出る言葉と、本心がいつも一致しているムサシ部長に惚れ込んで、竹中も肉体改造部入っちゃえばいいのに・・・！！！

待て次回！！