かかかノの家　こおしんのブログ

前回 のあらすじ
ソラの探すルーンストーンの持ち主は、ペッカダンジョンに封印されていることが判明。
デルビルの目的も同じ相手らしい・・・？
ジュニアがペッカダンジョンの封印を解こうとしたが失敗し、それを察知したと思われる封印の術者がペッカダンジョンに近づきつつあった。

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ジュニアくん待って〜！
お姉さんがティルコネイルまで送ってあげるわ♪



【デルビル】
ソラ！ゴルァ！！
無視して話進めてんじゃねぇぞ！クソラが！！！

・・・あら？
他にも誰かいるわね・・・






クッ・・・
なんということだ・・・
こいつらが封印の術師か？！
ジュニア、後ろに・・・

・・・ん？
確か・・・お前は・・・




あっ！
マーリンおにいちゃんに、アリアおねえちゃんにジェイおにいちゃん！




【マーリン】
おう！お前か？
オレの封印を解こうとしてた奴は？

って、そこにいるのはジュニアじゃねえか！！
・・・待てよ？
おまえも前に会ったことあるな・・・
確か・・・ ”あくりょう” の本拠地で・・・




やはりあの時の・・・！！

ネメトン崩壊のどさくさで ちゃんと話せていなかったが、良かった。無事だったんだな。
（一応コオシンから無事だとは聞いていたが。）

あのもう１人の銃使いも元気か？




ああ、アイツも元気だぜ。


お前も無事でなによりだ。
あの時は助かったぜ。




マーリンおにいちゃんたち！こんにちは！

ソラおにいちゃんとマーリンおにいちゃんもあったことあったんだね！




【アリア】
ジュニアくん、こんにちは。




【プロフェッサーＪ】
お久しぶりですね。




おうジュニア！
お前にもあんときは世話になったな！

ってかよ。
オレ達は、 オレがペッカダンジョンにかけていた封印が解除されようとしてた からここに来たんだが、、、
もしかして・・封印を解除しようとしてたのはお前か？ジュニア。




そっかー！
どこかでしってるマリョクのにおいだとおもったら、あのふういんはマーリンおにいちゃんのだったんだね！

・・・
・・・
えっと・・・
ごめんなさい・・・




マジかっ！！
またそのクチバシ(？)でか！？
お前そんなこともできるのか？！


まぁさすがに、この偉大なドルイドであるマーリン様の施した封印は解けなかったようだが、全く恐ろしいな・・・

お前なー
そこらへんにある封印でも、だいたいなにかしら意味があってされてるもんなんだから、そう安易に解除とかしていいもんじゃねぇんだぞ？




昔同じようなことをして、マーリンが師匠に叱られたときに言われていた台詞ですね。




うるさいな！！
今オレの昔の話はいいだろう？！

で、お前はなんでそんなことしようと思ったんだ？




いや、ジュニアを責めないでやってくれ。マーリン。
私が頼んだことなんだ。
全ての罪（カルマ）は私にある。


実はな。
このルーンストーンの持ち主に会いたくて探していたんだが・・・見覚えはないか？




これは・・・ エアレン の・・・




エアレン・・・？
それが、ここに封印されている者の名なのか。




そうだ。彼女の名前はエアレン。
オレらとかつて一緒にいた仲間なんだ。
内面に［イスシ］という使い魔を創り出して強力な力を使っていた頼れるチェーンスラッシャーだった。



だが、イスシをコントロールするのは決して容易い事ではなかった。
・・・・・・・・・・・・彼女でさえ・・・。

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【デルビル】
（・・・
なんか盛り上がってるわね・・・

魔力からして あの青いのがあの封印の術者みたいだけど、
見た感じ ジュニアくんやクソラと知り合いみたい。

・・・
まずいわね・・・
これ以上話に置いていかれるわけにはいかないわ。）




イスシ・・・・・
エアレンはあの力に支配されないように耐え続けていました。
ですが・・・その力を狙うポウォールたちの度重なる襲撃に 肉体的にも精神的にも限界まで追い詰められたエアレンは、結局あの闇に侵されてしまいました。




イスシに侵された彼女は 変わり果てた姿で、アリアと そして私達に襲いかかってきました。
彼女が正気なら絶対にそんなことはしなかったでしょう。
あのときの彼女の意識は完全にイスシに操られていました。




その後オレたちは何とか彼女を落ち着かせた。
ふう、でもとても大変でな・・・。
偉大なるドルイドであるオレとは言え、あの力はオレが扱える力とは異なる性質で・・・。

結局エアレンはある決心をした。
その決心によってオレたちは彼女を封印することにしたんだ。




今さらですけど・・・もっと良い方法があったかもしれません。
でも、当時のあたしたちは力足らずで、疲れ果てて


【デルビル】
ねえちょっと。
なんの話してるの？


【ジュニア】
あ！
デルビルさん！！




おや？
この方もジュニアくんの・・・
・・・！！？




！！！




コイツは・・・ポウォール！！？
なんでこんなところに！！
まさか、エアレンの力を狙っていた奴らの仲間か！！？

危険だ！ジュニア！！
下がっていろ！




ええーーー！！！
ちがうよ！
デルビルさんはキケンじゃないよ！
やさしくてきれいなおねえさんだよ！




まぁ、ジュニアくんったら♪




いや！その通りだ！マーリン！！
こいつはとんでもなく邪悪で危険な存在だ！！
今すぐ排除しよう！！




ソラ、てめえ殺す。




どっちなんだ・・・




えっと、デルビルさん。
しょうかいするね。

こっちがマーリンおにいちゃんで、
このひとがジェイおにいちゃん。
そしてこのおねえちゃんが、アリアおねえちゃんだよ。




おねえ・・・ちゃん・・・




待てよ。ジュニア。
紹介なんかいらないぜ。
今の話聞いてただろ？
ポウォールの前でこれ以上この話はできない。




え？ なに？
私がポウォールだからってなにか疑ってるわけ？
なんの話かわかんないけど、私はなにもしてないわよ。




黙れ！！デルビル！！
そんな言葉信じられるか！！！
貴様も同じポウォール、
彼ら（マーリン達）を過去に襲った連中の仲間だろう！！！




は？！！
あんたポウォールが全員仲間で一枚岩だとでも思ってるわけ！？
そんなわけ無いでしょ！！

ポウォールでも、ベルファストとか交易所にいる奴らはあんたらと仲良くしてるじゃない！！
逆に略奪団にだって人間がいるでしょ？！
第一、エルフとジャイアントなんて魔族じゃないもの同士で何百年も戦争してたくせに、エルフのあんたがよくそんなこと言えるわね！
頭悪過ぎるんじゃない？！




ぐぬぬぬぬ・・・
（言い返せない・・・！）




あー・・・

確かにそうかもしれねぇけどよ。
でもお前が オレらを狙っていたポウォールの一味じゃない って保証はあんのか？




・・・マーリン。
彼女の肩を持つわけではありませんが、この女性、指名手配掲示板で見たことがあります。
確か、 略奪団のデルビル ・・・ですよね。

信用できるかどうかはともかく、彼女が過去に私達を襲ってきたポウォール達と関係ないというのは 恐らく事実でしょう。
略奪団は人間ポウォール入り混じった、他のポウォール達とは関わりの薄い組織ですからね。




お、そんな有名な奴なのか。
んじゃまあ 大丈夫か？
（一応、ジュニアとソラの知り合いみてえだしな・・・）




なっ・・・！




わー！
よかったね！ デルビルさん！




（あのポウォールたちと関係なくても、
略奪団って人の物盗む人たちだよね・・・？
大丈夫なの・・・？）

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５分後・・・


それで、あそこにあんたのお仲間が封印されてるってわけね。
私 このチェーンブレイドを使いこなすためにそのお仲間に会いたいんだけど、その子 話はできる状態なわけ？




待て！ デルビル！！ 貴様が話を進めるな！！
彼女と契約し、チェーンブレイドの技（アーツ）を継承するのはこの私だ！！
後から出てきて厚かましいぞ！！ 恥を知れ！！！




は？ なに？
むしろチェーンブレイドを先に使い始めたのは私なんだけど？
あんたこそ後から猿真似かましてんじゃないわよ。 気持ち悪い！！
なに？ もしかしてストーカー的な？
オエッ・・・ゲロ吐きそう！





【一同】
（・・・
なんでこの２人こんなに仲悪いんだろう・・・）




つまり２人ともチェーンブレイドの使い方をエアレンから教わりたいんだな。

だが、残念ながらエアレンは話ができる状態じゃない・・・
ずっとただ封印されたままだ。
これから先、また話せる日が来るかどうか・・・




そうか・・・
それは残念だ・・・




・・・・・・マーリンおにいちゃん。
そのおねえちゃんがふういんされてるのって、その オスシ・・？ののろい みたいなやつがあるからふういんされてるんだよね？


のろいみたいなやつなら、もしかしたらぼくのクチバシでかいじょできるかもしれない・・！




マジかっ！！？
オレですらどうにもできなかった力をお前が・・・？

いや・・・でも確かにお前のそのデタラメなクチバシ(？)の力ならどうにかできるかもしれねえな・・・
オレのかけた封印ですら、初見で何層か破ったくらいだし・・・




あら、そういうことなら私も力になれるかもしれないわ。

そのイスシっていうのは使い魔なのよね？
魔族の力なら、同じ力を持つ私ならどうにかできるかも。




なるほど・・・ 確かに。
同じ魔族の力を借りるというのは試してみたことがありませんでしたね。

イスシの力が私達の手に負えなかったのは、あれが私達の扱える力と異なる性質を持っていたから。
でも同じ性質の力を使えるデルビルさんの力を借りられれば、もしかしたら・・・




・・・・・・・・・
・・・
・・・


わ・・・私もパルスのファルシのルシの力を使い、パージをコクーンさせたことがある。
メトスにて黒きビフの書の導きに従い、神がヴァン族にかけた死の呪いの真相を解き明かしたこともあるしな。
完璧に密閉されたフィンカラにも干渉することができた、我が流銀の支配者（ザ・シルヴァリオン・マスター）の力なら、彼女を開放することも可能かもしれない。




まぁ！
よくわからないけれど、ソラさんもすごいのね！
これならエアレンを助けられるかもしれないわ。




（彼は 適当なことを言っているだけの気もしますが・・・）




なら話は早いわね。
私達を彼女の封印されている空間まで連れていってもらえるかしら？

あ、ソラはいらないけど。 口だけで邪魔だし。




なんだと・・・！？
後から話に入ってきた分際で貴様・・・！




封印の空間まで・・・か。

う～ん、どうするか。
話をするだけならともかく、 封印の空間に連れて行くとなるとな・・
ジュニア達ならともかく、やっぱりお前をどこまで信用していいものか・・・。




だいじょうぶだよ！
マーリンおにいちゃん！
デルビルさんはやさしいし、きっときょうりょくしてくれるよ！
エアレンさんをたすけるのも、おなじちからのあるデルビルさんがいたほうがいいとおもうし！




まっ！ ジュニアくん♥




待て！マーリン！！
コイツは本当にろくでもないクズの犯罪者だぞ！！
絶対に信用するな！
この女の言うこと為すこと、全てに悪意と下心があると思え！！！




もう！
なんでそんなことばっかりいうの！！？
ソラおにちゃんはだまってて！！！




・・・
・・・
はい・・・




クッククククｗｗカカカカカ！ｗｗｗ
ほら！ｗｗｗジュニアくんも黙ってろってｗｗｗｗｗ

あんたがウザすぎるから、ジュニアくんもいい加減うんざりしちゃったんじゃないの？ｗｗｗｗｗｗｗ




えぇぇぇっっ！！ なんでそんなこというの！！？；
ソラおにいちゃんにそういういみでいったんじゃないもん！！；；
デルビルさんのバカ！！！




ごっ・・・ごめんね・・・；； ジュニアくん；；
そ・・・そうだよね；； ジュニアくんはそんなことおもったりしないよね；；
おねえちゃんがこめんね；；；




（何だコイツら・・・）



（見ていて面白い・・・）




マーリンおにいちゃん！
ぼくがいっしょにいるからだいじょうぶだよ！
デルビルさんがもしわるいことしようとしたらぼくがとめるから！




そうか・・・？
まぁお前がそう言うなら・・・




いや・・・それだけでは危険だ。
ジュニアを信用していないわけではないが・・・

もしコイツがなにかおかしなことをしようとしたときは、全員で対処したほうがいい。
コイツにちょっとでも怪しい素振りがあればすぐにでも八つ裂きにしよう。
みな準備しておいてくれ。




はっ。
本当に情けない男ね。
自分一人じゃ勝てないからって、一生懸命おともだちに 「お願いたちゅけてくだちゃい」 ってお願いしちゃってｗｗｗｗｗ
プライドってものがないのかしら？
って無いわよね！ アンタなんかに。




いや、よく考えてみれば助けは必要ないな！
こんな雑魚、私一人で十分だ！

なんといってもこの女は、すでにこの私に何十回も敗北しているのだからな！




は！？
アンタだって私に何十回も負けてるでしょうが！！！
卑怯な戦い方でしか勝てないこのクソゴミが！！！




ほらよ。ジュニア。


これがエアレンのいる場所にいける通行証だ。
ま、もちろん俺たちもついていくけどな。




ありがとう！
マーリンおにいちゃん！

じゃあいこう！
ソラおにいちゃん！デルビルさん！




そうだな。ジュニア。
私と一緒に エアレンを助けに行こう。


わかったわ。ジュニアくん♪
私と一緒に チェーンブレイドのことを聞きにいきましょう♪




コラ！！ デルビル！！！
あまりジュニアに近づくな！！
お前の薄汚い盗人の罪（バベル）がうつる！！！




は？
あんたこそ前歩いてるんじゃないわよ！
あんたはどうせ役に立たないんだから後ろでも歩いてなさい！！
大陸一個分くらい！




もー！！
ふたりともけんかしないのー！




（本当に大丈夫だろうか・・・）

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続く…

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