PR
Calendar
Comments
Keyword Search
Freepage List
≪番外編・・・B型肝炎のことをちょっとだけ。≫
B型肝炎とは? ・・・ B型肝炎ウイルス(HBV) の感染によって起きる肝臓の病気。
HBVに感染 している人の 血液・体液 を介して感染。
日本のHBV感染者は現在、 130~150万人 。
HBVの感染経路とその後の経過 ・・・感染経路は主に次の2つ。
1. 垂直感染 ( 母子感染 )・・・ HBVに感染している母親からの出産時、産道で 血液を介し
赤ちゃんに感染。 ( 現在のHBV感染者のほとんどがこれ)
乳幼児→ 免疫機能が未熟 なので、ウイルスを排除できない。 無症候性 キャリア
(ウイルスは持っているが肝炎の症状はなく 健康な人)となる。
思春期~30歳ごろ→ 免疫機能が発達 し、ウイルスを排除しようと 肝炎を 発症 。
肝炎を発症しても症状は軽く、肝障害が 進行 することは 少ないが、 約10
%が慢性肝炎 に移行、 また 約1~2%が肝硬変・肝臓がんを発症 。
現在は、母子感染防止策がとられているので、新たな母子感染はほとんどない 。
現在、中学生以上くらいまでの人が要注意?
2. 水平感染 (母子感染以外のほとんど)・・・
1)医療従事者の針刺し事故 2)予防接種での注射器の使い回し
3)HBVに汚染された血液の輸血など
1)~3)は、現在では改善されてほとんど見られないらしい。
4)薬物常用者の注射器の共用 5)器具の消毒の不徹底(ピアス・入れ墨など)
6)体液( 性交渉 など)
近年は6)の理由からの感染が増加している。 コンドームの使用で、 感染の
予防 ができるが、「絶対安全」ではない 。(避妊目的の場合と同じですね。)
パートナーがHBVキャリアの場合、HBV未感染の人は B型肝炎ワクチン の
接種で感染を予防できます!
成人になってからHBVに初感染した場合・・・
約70~80%の人 → 肝炎にならずに 自然治癒
約20~30%の人 → 急性肝炎 を発症するが、ほとんどの人が治癒
約1~2%の人 → 劇症肝炎 を発症。(70~80%の人が死亡!)
急性肝炎が劇症化する原因は、まだわかっていないとか・・・?
B型肝炎ウイルス(HBV)の感染様式 ・・・次の2つに大別。
1. 一過性感染 ・・・急性肝炎を発症。または、 自覚症状がないまま 自然治癒 。
どちらの場合も、症状が治まった後、 HBVに対する 免疫ができる。
2. 持続感染 ・・・感染したHBVが体から排除されず、6ヶ月以上体内に住み着くこと。
一部の人は 慢性肝炎 (6ヶ月以上、肝炎が続いている状態)を発症。
慢性肝炎の症状は軽いことが多く、 自覚症状がなく気づかない 場合も ある (血液
検査では肝機能障害が発見される。)
数年~数十年かけて、 肝硬変 → 肝臓がん と進む可能性がある。
キャリア とは?
「 肝炎を発症していないが、ウイルスは体内に保有している 」 という状態の人のこと。
キャリアの約90%の人・・・ 無症候キャリアのまま生涯を過ごす。
キャリアの約10%の人・・・ 慢性肝炎 → 肝硬変 ・ 肝臓がん へと 進行の可能性 。
B型肝炎の場合、無症候性キャリアや慢性肝炎の人が 肝硬変期を経ること なく
肝臓がんを 発症 する事例が比較的ある。 ( キャリアの人は 定期的な肝臓検査 を!)
妊娠を希望する時 ・・・ 自分がHBVに感染していないかどうか 検査 を。
HBVに感染していたら( HBs抗原陽性(+) の場合)・・・ HBe抗原検査 を。
(母子感染防止措置をしないままだと・・・)
HBe抗原 陽性(+) の時→赤ちゃんへの感染率は 100% 。
約80~90%が HBVキャリア になる。
HBe抗原 陰性(-) の時→赤ちゃんへの感染率は約10%。
キャリア化する ことはほとんどないが、 まれに 生後2~3
ヶ月で 劇症肝炎 に なる 可能性がある。
感染防止策は必ずしましょう!( 約90~95%の確率で予防できる)
100%防止されるわけではないのが残念ですが・・・
10.ママさんの涙と思いと祈りと。 2008.06.14 コメント(3)
9.B型肝炎~わたしの場合~ 2008.06.13 コメント(1)
8.ママさんからの告白は・・・? 2008.06.11 コメント(4)