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2009.05.03
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カテゴリ: カテゴリ未分類
LA BOHEME
Robert Dornhelm


(つづき)-3-

「技術が発達して、映画やら、ビデオやら、いろーんな方法でオペラを再現しようとしてきたけど、結局のところそれには成功できてないねぇー。」と、音楽評論家の吉田秀和氏は以前ラジオで言っていたけれど、劇場で観る(聴く)オペラを知り、またそれを愛する者の共通の感想ではないだろうか。上演のテレビ録画は、画面を見ずに聴くだけならまだ良いが、映像も見ていしまうとオペラの抜け殻を見ているかのごとくなのだ。

さてそんなわけだから、ボクはオペラ映画というのをそれほど見ていないが、これまでの中で唯一高く評価しているのは、イングマール・ベルイマンの『魔笛』だ。さすがに巨匠、オペラや特にこの『魔笛』が好きな上に、映画というものの性格を良く知り、また舞台演出家でもあるから芝居をも良く知っているから出来たことだろう。決してオペラそのものの再現は出来ていないが、オペラ上演の祝祭的な面をも含めて、劇場でオペラを観る者の楽しみを、映画によってもたらしてくれる。ベルイマンが成功したのは、「オペラの再現」をしようとせず、「オペラを劇場で観る楽しみの再現」をしたからではないかと思う。残念なのは原語のドイツ語ではなくスウェーデン語で歌われていることだ。

長々とオペラ観やオペラ映画観を書いてきたが、いよいよ本題のローベルト・ドルンヘルム監督、アンナ・ネトレプコ&ローランド・ビリャソン主演の、オペラ映画『ラ・ボエーム』についてだ。結論から言うと、もちろんオペラ上演の再現ではないが、映画としてはなかなかの出来なのではないかと感じた。

その成功の理由は主演の二人のルックスに負うところが大きい。というより、ネトレプコとビリャソンというルックスの良い、しかも歌手としても一流の二人がいたからこそ、監督あるいは製作者はこの映画を作ることにしたのではないかと思う。正直に言って、美貌のアンナ・ネトレプコを見ているだけでボクは満足だ。5月8日まで1日1回だけやっているので、できればもう1回見に行きたい。DVDが出たら買ってしまいそうだ。

(つづく)







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Last updated  2009.05.03 09:20:32
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