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2022年08月29日
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カテゴリ: 9ユーロチケット
6月から3か月限定で導入された9ユーロチケット。
国内の近距離、中距離列車、バス、トラム、地下鉄が1か月9ユーロで乗り放題。
もともとは高騰するガソリン代を補填するための措置だったが、マイカー通勤族は減らず、主に旅行に利用されていたという結果が少し前に発表されていた。うちの事務所でも9ユーロチケットになってマイカーから電車通勤に切り替えたのは私一人だった。田舎なので列車の本数が少なく、1本逃すと次の電車まで1時間待ちになってしまうから、はっきり言って電車通勤は合理的ではない。もともと電車に乗ることは年に1、2回だったが、去年、一昨年はコロナの影響もあり、1回も公共交通機関を利用しなかった。
そんな私だが、この3か月は電車バスを利用しまくった。

6月にはいってすぐにベルリンおよびバルト海に行った。
ベルリンまでの往復はICE(超特急)だったので9ユーロチケットの対象外だったが、ベルリンからバルト海のリゾート、ウーゼドム島へは9ユーロチケット対象の電車で行った。
ベルリンからウーゼドムに向かうには、まずシュトラールンド行の電車に乗る。すごく混んでいて座れない人も結構いた。検札が回ってきた。若い男の子が無賃乗車だった。違反は60ユーロの罰金。ほとんどの乗客が馬鹿なやつだなーと心の中で思っていただろう。
途中Züssowという辺鄙な駅で乗り換え。Swinoujscie Centrum行に乗り換える。ホームは一つしかないので、乗り換えは簡単。終点のSwinoujscie Centrum駅がポーランド側にある。一駅分料金を支払うのかと思っていたが、この駅が行き止まりで、ここまで9ユーロチケットで来れる。
ホテルは海岸のすぐ近く。英語もドイツ語も通じるのでドイツにいるのとさほど変わらないと思った。

着いた日は天気が良くなかったので泳いでいる人はおらず、海岸で遊んでいる人もあまりいなかった。
翌日は快晴で朝早く起きて海岸を散歩した。
チェックアウトをしてそのまま電車でシュトラールズンドに向かった。すごく素敵な街だった。
天気も良く、観光客であふれかえっていた。シュトラールズンドからはリューゲン島に向かう電車も出ており、たくさんの旅行者が乗り換え電車を利用していた。
帰りのベルリン行の急行はシュトラールズンド駅が始発だったが直前に乗り込もうとしたら、すでにほぼ満席でびっくりした。
もともとウーゼドムもシュトラールズンドも観光客が多いところだが、今年は9ユーロチケットのおかげでベルリンから大勢が詰めかけて、どこもかも人であふれていた。
大きなスーツケースをかかえた人、自転車を持ち込む(別途料金が必要)人、大きな乳母車ごと乗り込む人も少なくなく、駅も電車の中もカオスだった。
そもそもドイツの駅ではドアの前に2列に並ぶという習慣がない。電車によってドアの位置が違うので、電車が停止するまでどこがドアの位置になるのかわからない。乗り込もうと思ったら、ドアに「このドアは故障中で開きません。」というステッカーが貼られていることもあった。9ユーロチケットでは席を予約することは不可能。乗客は一刻も早く乗り込んで席を確保したいので、白線に沿って横に広がってぎっしり立つ。そして電車が入ってくるとドアがどこになるかを見極め横に移動していく。もちろん降りる人が優先なのだが、待ちきれず乗り込む人もいる。自転車を置く場所はあるのだが、そこは折りたたみ椅子になっていて、すでに座ってしまっている人もいるので、そういう場合は、ドア付近に自転車を置くことになる。それが乗り降りを妨げる原因にもなっており、乗り降りにものすごく時間がかかるので、10~30分の遅延が頻繁に起こる。そうすると次の電車の乗り継ぎに間に合わなくなる。しかし、9ユーロチケットで移動しているので、苦情を訴える先がない。

ベルリンでは、1日目はポツダム、2日目はBrandenburg an der Havel とWerder という町に行った。
ベルリンからポツダムに向かう電車もポツダム駅からサンスーシー宮殿に向かうバスも、すべて超満員。恐るべし9ユーロチケット。バスの中でチケットをチェックされた。デジタルチケットでない人は使いまわしができないように切符に名前を書かないといけない。名前を書いていない場合はその場でボールペンを渡されて書かされる。私が切符を見せたら、身分証明書の提示も求められ、名前があっているか確認された。後にも先にも身分証明書まで求められたのはこの日だけだったが、たぶん私のチケットが私の家の近くの駅で発行されたもので、ベルリン近郊の人が持っているチケットと大きさが違っていたからかもしれない。
Brandenburg an der HavelにはMopsというぶさかわいいマスコットのブロンズ像が街のあちこちにおいてあって、それを探すのも楽しかった。Havel川沿いに発展した古い街で、トラムが街をぐるっと回るような形で走っており、観光に便利だった。

ポツダムのサンスーシー宮殿は9ユーロチケットがなくてもベルリンから日帰りで観光したと思う。Brandenburg an der Havel とWerderはベルリンに住む人にお勧めされたのだが、9ユーロチケットがなかったら選ばなかった観光地だと思う。





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最終更新日  2022年09月04日 03時03分11秒
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