2007年01月22日
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相互リンクしている「まっきい」先生が、夕張市立病院の透析閉鎖のことを日記に書いておられるので、僕も、少し前に業界紙に寄稿した夕張関連の記事を若干手直ししてアップします。

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財政再建団体となる夕張市では、公共料金の値上げや福祉の切り捨てがつづいています。

昨年11月14日に夕張市が発表した「夕張市財政再建の基本的枠組み案について」によれば、360億円にのぼる赤字を約20年間で解消するために、市職員数の削減と給与引き下げ、観光・病院事業などの民間移譲、学校や公共施設の統廃合など、「全国で最も低い水準」まで落とすことをあからさまに述べています。
そのほか住民負担に直結するものとして、市税の新設や引き上げ、施設使用料の50%値上げ、ゴミ有料化などなど。
たとえば、下水道料金は約1.6倍引き上げられ全国平均の約3倍へ(使用量15立方メートルの平均的な世帯で、上下水道合わせて月8千円にもなる)。
小中学校は統廃合されて、全市で一つずつしか残りません。病院は19床の診療所に縮小され、慢性腎不全患者の「命綱」である透析医療までやめてしまうといいます。

これらの再建案は、住民不在のままに国と道の言いなりに決められた「夕張ゴーストタウン化計画」とでもいうべきものであり、同じ問題を抱える地方都市に住む者として見過ごすことはできません。

そもそも旧産炭地が大きな赤字を背負うことになった原因は、三井・住友などの石炭資本が住宅や施設・設備を放り出して自治体に後始末を押し付けたことと、国の三位一体改革によって地方交付税が大幅に削減されてきたことがその根本にあります。


この厳しい現状に追い討ちをかけるように、夕張市内の約100世帯が市の「高齢者住宅除雪ヘルパー派遣事業」から外されることになりました。
自民・公明両党がこの間すすめてきた税制改悪で、公的年金控除や老年者控除が縮小・廃止され 、高齢者世帯の多くが住民税課税に変わったためです。

公明党の2003年の衆院選マニフェストに明記されており、東京新聞は『増税戦犯』という表現を使った

そんな中、道労連や北海道民医連などで組織する「『がんばろう夕張』北海道連絡会」が、国や道への要請行動などと並行して「福祉除雪募金」に取り組んでいます。
「言う」だけでなく「行動もしよう」というこの募金に積極的にこたえようと、うちの診療所でも10万円を目標にとりくみを開始しました。

12日の朝、募金箱を手に待合ホールで訴えたところ、午前中の3時間余りで約2万5千円の募金が寄せられました。

がんばろう夕張!
かつてのヤマの男たちが並ぶ外来ホールで、朝の訴え

職員も、たとえ金額はわずかでも全員が協力しようと、自治体財政問題の学習と併せて募金を進めています。

 【福祉除雪募金の送付先】
  「がんばろう夕張」北海道連絡会
  郵便振替口座 02760-0-44011





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最終更新日  2007年01月23日 08時05分46秒
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かたきん603 @ つづき >当該住民にそういわせてしまうことこそ…
かたきん603 @ ☆あんず☆さん、うるとびさん、お久しぶり 今日のエントリーに全く無関係なコメント…

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