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ももたろう719 @ 美保ちゃーん、連絡とりたいです お久しぶりです、某編集部でご一緒してま…
ももたろう719 @ 高橋です 突然のメール、失礼します。 こちらは、…
yshinfuku @ Re:今を生きる(06/18) 頑張ってますね、
加藤美保 @ Re:5対5(03/30) チャーさん!! コメントをいただいていた…
チャー@ Re:5対5(03/30) なるほどー! 興味深い考察、ありがとう…

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加藤美保

加藤美保

2019.01.26
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カテゴリ: 介護
昨年初秋、両親が立て続けに老人ホームに入居した。二人ともアルツハイマーを発症し、母は要介護度3、父は要介護度2と認定されている。父については、アルツハイマーのほか脳出血の後遺症もあり、左半身が不自由。

まず、2015年頃に、少しだけ母に違和感を持ち始めた。しかし私は仕事が忙しく、問題を先送りをしてしまった。しかしこれも後付けで思ったことで、当時は先送りしているという自覚さえなかった。
初めの違和感は「冷蔵庫」だった。母は冷蔵庫の整理が徐々にできなくなっていた。何度注意しても、何度掃除しても、すぐに物で溢れて汚くなる冷蔵庫。しかし当時は、見た目も話すこともきちんとしていたので、母も高齢となり整理整頓がキツくなってきたんだろうぐらいに思っていた。
そのうち、汚れは冷蔵庫だけでなくキッチンを侵食し始め、果ては家中に広がっていった。2016年はそんな状態だった。しかし私の仕事はますます忙しくなり、実家に行く回数はさらに減ってしまっていた。
2017年頃から、父から頻繁に電話がくるようになった。
「買い物に行ったきり、お母さんが帰ってこない」
初めは、身体の不自由な父が母への依存を増しているだけかと思ったが、それは私の勘違いだった。後でわかったことだが、母は買い物に出ると迷ってしまって、直ぐに家に帰ってこられなくなってしまっていたのだ。しかもこの頃の自宅の汚れは凄まじく、たくさんのハエが部屋中を飛び回るようになっていた。
2017年、この頃になると母は間違いなく認知症だと思うようになっていた。
まず、病院に連れて行かなければ話は始まらない。父は身体が不自由なので、家事は全て母がやっていた。その母が認知症だとすると、生活そのものを根本的に見直す必要がある。しかし母を神経内科に連れて行きたいと父に話すと、お母さんはおかしくない!の一点張り。身体の不自由な父は、母の異変を受け止めることができないようだった。

2018年新年早々のことだった。
つづく





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Last updated  2019.01.27 00:45:52
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