瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内シーカヤック日記

March 5, 2006
XML
カテゴリ: カヤック
キャンプツーリングの朝は、テントの中で6時半に起床。 シュラフから抜け出し、調理器具や食材一式を持って、東屋に上がる。 と、床にはうっすらと霜が降りている。

まだまだ春もはじまったばかりだなー。

1755

パーコレーターでいれたコーヒーを啜りつつ、東の空を眺める。 この、日の出直前の景色が好きだ。

***

朝食は、昨日の食パンの残りでサンドイッチ。 さすがに朝は簡単に、ベーコンを炒めて、バターとチーズで挟んで普通のサンドイッチ。 これに、無印良品のエスニックなインスタントスープ。
このスープが、スパイシーでウマい。

ゆっくりと朝食を摂り、コーヒーをお代わりし、歯を磨き、片付けに入る。

***

出発のときより身軽になった荷物をパッキング。


1758

生野島の東岸を岸沿いに漕ぎ登る。
キャンプした浜のすぐ北には、海からすぐのところに木が茂り、そのすぐ後ろには家や小屋が有り、まるでミクロネシアのような良い感じのロケーション。
こんな別荘が欲しい!!!

***

フェリーの航路を避けて生野島の北側まで行き、そこからは竹原港に向けて北上する。
天気も良く、海も穏やか。 あー、春だ。

それにしてもヤバいのは、グリーンランドパドル。
漕げば漕ぐほど、使えば使うほど手に馴染んでいる。 このままでは、メインパドルがアークティックウインドから代わってしまうかも! と思うくらい使いやすいのだ。

***

海水浴場に到着。
クルマに荷物を運んでいると、知り合いになった地元のおじいさんが、またもや現れた。 嬉しい。



この会話がきっかけで、話しがはずんで行った。

『ところで、あんたはどっから来よるんか』 『呉です』
『そうか、呉には修学旅行でいったなー。 当時は鉄道が通っていなかったから、竹原から呉までは船でいったんじゃ』 『そうですか、でも呉でどこを見たんですか?』
『軍関係の学校とかじゃ。 呉の後は広島に泊まって、宮島を見て帰った』

その後も、子供の頃から手漕ぎ船で釣りに行った事、阿波島の毒ガス施設の事、子供の頃は船に付いてくるくらいスナメリが多く見られた事、漁師時代の事、リタイアした後も釣りの道具を造って小遣い稼ぎをしていたことなどの話しを聞かせてくれた。



特に興味深かったのは、山陽商船(山陽汽船?)の大坂から下関を結んでいた船のことだ。 おじいさんが、小学校を卒業するくらいまでは残っていたそうだ。

この話しは、カヤック仲間であるエクストリームNさんからの紹介で知った、宮本常一の本に書かれてたので身を乗り出して聞いてしまった。
『その船は、この辺りを通っていたんですか?』 『そう。 あの船は大きかったんで、この前を通ると大きな波が来たもんじゃ。 子供はみんな、その波をめがけて海に飛び込んだもんだ』

『いやー、その船の話しは、本で読んだ事が有るんです。 そうですか、この前を通っていたんですか』 『あの船は大きくて沖に停泊したので、ちいさな手漕ぎの伝馬で行き来しとった。 風が強いときは船まで行けんかったもんじゃ』

***

『これから季節なので、時々来ます、 またお願いしますね』 『クルマを見りゃー、あんたじゃいうてすぐ分かる。 子供と一緒にでもきんさい』

今日はすごく嬉しかった。 何度もお世話になっているこの浜も、ようやく自分のベースになったんだという気がした。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  March 11, 2006 07:09:08 AM
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Profile

カヤッカー

カヤッカー

Calendar

Archives

August , 2026
July , 2026
June , 2026
May , 2026
April , 2026
March , 2026
February , 2026
January , 2026
December , 2025
November , 2025

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: