瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内シーカヤック日記

March 18, 2006
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カテゴリ: 休日
雨の休日。 朝起きると坊主頭を自分で散髪し、サッパリした後はいつものように軽いジョギング。 その後は本を開いた。


主に中学生や高校生を対象に書かれた本のようだ。

***

第一章は、日本人/日本文化の源流と題して、山口県豊北町の土井ヵ浜遺跡が紹介されている。
この美しい浜は、昨年のシーカヤック日本海北上編や、家族でのドライブ、海水浴でも訪れた、お気に入りの場所の一つだ。


***

『めいめいの器/わたしの器』

第七章では、めいめいの器/わたしの器と題して、共用器と銘々器、そして属人器の事が書かれている。 属人器とは、自分の食器の事。


でも、一般的に属人器が使われるようになってきたのは、ひとりひとりが箱膳を使うようになった室町時代から江戸時代の間であろうと考えられているということで、それほど古い事ではないようだ。
また、世界的に見ても、属人器をつかう国や地域は少ないらしい。 沖縄でも、昔は属人器はなかったと書いてある!

たしかに家の食卓でも、ご飯を盛る茶碗と箸は、めいめいの好みのものを買っており、それぞれ使うものが決まっているが、フォークやナイフ、スプーンは同じものを揃えていて、だれがどれを使うという事はない。
うーん、今まで当たり前というか、何も疑問に感じた事はなかったが、属人器という視点は箸とフォーク/スプーンの事を考えると分かりやすい。 納得。

***

『浮いた時間』

第十章は、弥生人の道具箱。
石の道具から鉄の道具に移り変わり、仕事の効率が上がった事で、人々の生活や社会にどのような影響を与えたかについて、考察してある。

ニューギニアの『シネア語を使う人々』は、石器から鉄器に変わり、働く時間が減ったので、それまでごく親しい人の儀式や祭りにしか出席できなかったのが、それほど親しくない人の祭りや儀式、宴会に出席するようになった。
オーストラリアの『イル=イヨロント族』は、鉄の斧を手に入れたことで労働が楽になり、浮いた時間を『昼寝』に使った。

これに対して、日本では、『生産性の飛躍的な増大につなげた』。 石斧で1本の木を倒す所を、鉄斧で4本倒すことで、同じ時間で多くの成果を得た。



著者は最初、楽になって昼寝をしたイル=イヨロント族の話しを知った時には吹き出してしまったそうだ。 だが、そのうちに、技術や道具の発達は自分たちを解放するためだと思っていたのだが、実は大きな誤解で、自分たちを忙しくするために技術や道具が発達している面もあるのではないかと考えるようになる。

交通機関が発達して、それまで10時間かかったところを、3時間で行く事ができるようになったとしましょう。 浮いた7時間をどう使うかと考えてみると、ほかの仕事をしているのです。

著者は、空いた時間で『昼寝をする』ことは正解だ、と思うようになったそうだ。

遊びの精神

著者は、多田道太郎さんの言葉、『強制されている状況からは空想力がはばたくはずがない、休んではじめて人間の構想力とか空想力がはばたくのだ』ということを思い出す。


***

まったくもって同感である!
oudan
↑ Photo by N-san @ 瀬戸内カヤック横断隊2005





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Last updated  March 18, 2006 01:34:10 PM
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