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2006.08.05
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カテゴリ: カテゴリ未分類

【イビチャ・オシム氏、今後の日本のサッカーについて語る】

*まずはじめに:
「最初にやらなければならないのは、 代表を日本化させる こと。本来持っている力を引き出すことだ。初心に戻り、 日本らしいサッカーをしよう ということ」


*日本らしいサッカーとは:
「日本選手の特性をいかに生かせるかだ。具体的にいえば、素晴らしい 敏捷(びんしょう)性 、いい意味での 攻撃性 、そして 個々のいい技術 。個人の技術がチームの良さに結びついていない。それに スピード 。日本はもっとスピードに乗って攻撃できるのではないかと思う」


*W杯の悲惨な結果について:
「期待があったから失望があった。現実を見なければならない。楽観的になれる根拠があったのだろうか。 能力以上のことを期待すると失望ということになる


*選手を選ぶ基準について:
「大事なのはサッカーにおける動きを集中して見て、 誰のまねもしない こと。できれば 未来を考える 必要もある」


*この4年間の日本の戦績について:
「状況が違うので比較はしない方がいい。ジーコ監督の方が状況は難しかった。日本は先進国だが、すべての分野で進んでいるわけじゃない。 世界のサッカーは常に進化している 。いつも追いつかなければならない」







個人が持つ特性(力・技術)を結集してひとつにまとめたものがチームという集団になる。今回のW杯のジーコ・ジャパンは、個々に優れたものを持っていたには違いないが、それをうまくまとめて活かすことができなかったとオシム氏は言う。

「日本化させる(=Japanize)」ということばを使ったオシム氏、選手を選ぶ基準もまずは「個性」という。「誰のまねもしない」ということはあくまでもオリジナリティを大切にすると言うこと。日本は世界のサッカーレベルに追いつこうといろんなまねをしてきただけだったのかもしれない。海外組も、確かにレベルアップしているとは言え、ひょっとしたらどこかで「没個性」の状態、日本らしさを失ってきてしまっていたのだろうか。

それゆえに、日本人にしかできない日本らしいサッカーをするために、初心に返る必要性をオシム氏は強調する。

能力以上のことを期待することは失望につながる、とオシム氏。だが、これは「ニワトリが先か卵が先か」的な問題だ。期待されるだけの能力も身につけなければならないし、逆に期待されるから能力も身についてくるものだとも考えられる。現実を直視する中で、近づけられる最大限の理想を持つことも必要だと思うがいかがなものだろうか。

未来を考える=この先どうしたいか、どうなりたいかといったヴィジョンを持つこと。その場しのぎでは何も変わらないし、自ら変えたい・変わりたいという強い意志が今から先を変えていく原動力になる。

世界のトップレベルは、オシム氏が提唱しているように、今の日本に不足しているそういったものを常に希求している。そういう意味で日本も「進化する(=progress)」必要があるのだろう。追いつくだけを考えていては現実難しい。追い越す勢いを持って今から4年間精進しつづけてもらいたいものだ。

「オシム氏らしさ」が日本サッカーにどういった影響を与えてくれるかが楽しみである。が、これまでトルシエ、ジーコ、オシムと続いてきたが、より日本らしいサッカーを求めるのであれば、再び日本人監督が登場するべきであろう。誰がその指揮官となるかはまだ分からないが、そうなることを切に願っている。





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Last updated  2006.08.05 07:11:28
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