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三重県伊賀市の自宅から青山高原の三角点広場まで車で約20分。距離にして17キロ。
午前6時15分の青山高原には人の気配はなく、澄んだ高原の空気と朝日に照らされた山々がうっすらと青く輝いて見えた。
駐車場に車を停め、走り出す。
青山高原ウインドファーム
まで約5キロ。ゆっくり走れば30分もしない内に大きな風車がいくつも見えてくる。
高さ50メートル、直径50メートルもあるその巨大な羽根が一斉に回っている。
とても気持ちよさそうに、ビュンビュンと音を立てている。人間が作ったものとは思えないくらい青山高原の自然に同化してしまっているかのように。
「風車を回す力は目に見えない力…」
銀色夏生の詩にそんなのがあった。風そのものは目に見えないのだけれど、凄まじい力を持っているのは目に見えて明らかだ。こんな大きなものを動かす自然の力に感動してしまった。
折り返して駐車場に戻り、車でまたウインドファームまで戻り、写真を数枚撮影した。
こんな雄大な眺めをたった一人で満喫している。これを贅沢と言わずして何といおう。
気温は20度を少し下回るくらいだろうか。静かな上に車もほとんど通らない。おまけに高原の素晴らしい眺めを堪能しながら走るなんて最高ではないか。街の中を走れば、車の排気ガス、騒音・異臭、マナーのひどいドライヴァー…に辟易するばかり。車で20分でこんな別天地にやってこれるのなら毎日でも来たいくらいだ。
お盆休みの二日目、読みたかった小説を読み、昔見たビデオを鑑賞し、絵を描き、料理を楽しみ、美酒に酔いしれる。健全な引きこもりとは今の自分の生活そのもの。
さあ、明日は何をしようか。
