K氏のひとりごと

K氏のひとりごと

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2010.04.01
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カテゴリ: カテゴリ未分類
兵庫県出身の女性シンガーソングライター、植村花菜


「トイレの神様」

「ロマンスの神様」のパロディソング
みたいな、けったいな歌を想像しましたが
全然違いました。


..少女はお婆ちゃんと仲良く暮らしていました。
一緒にご飯を食べたり、遊んだり。
少女はいろいろ家事を手伝うのですが、トイレ掃除だけは
苦手でした。


「トイレには女神様がいるの」
「一生懸命お掃除したら、美人になれるよ」

それから少女はきれいになりたくて
一生懸命トイレの掃除をするのでした。

でも、少女は成長し反抗期を迎えると
仲の良かったおばあちゃんとあまり話をしなくなりました。
一緒に遊ぶこともなくなりました。

少女はさらにおおきくなると、やがて故郷を離れ
上京してしまいます。

..何年か過ぎた後、久しぶりに彼女は故郷を訪れます。
彼女を待っていたのは病気で入院していたおばあちゃん。

おあばちゃんに話しかけましたが、それほど
話が弾むでもなく病院を後にしました。
その翌日におばあちゃんはなくなりました。
そこではじめて大事なものを失ったことに彼女は
気づいたのです。おばあちゃんは私の帰りを待っていたのかな。


もう一緒におばあちゃんと何をすることもないですが
今も彼女はトイレ掃除をかかすことはありません。




僕の家のトイレもとても綺麗です。
男のくせに?すごく掃除が行き届いています。
もちろん、元々そんなキレイ好きでもなかったの
ですが、いつの頃からか掃除の習慣がついてしまいました。

..僕が幼い頃はトイレも和式で
掃除は今よりさらに大変だったようです。

子供のころは用をたしても、しっぱなし汚しっぱなし
で母によく叱られました。「トイレの後はキレイにしなさい!」
母はとても口うるさい人で
(どこのお母さんも一緒でしょうが)、叱られると余計に
言う事を聞きたくなくなります。

僕は早くに家を出て一人暮らしをしたのですが
たまに帰省して母に会うと、もう以前のようには口うるさく
ありません。別人のように笑顔で迎えてくれます。

20歳頃のことでしょうか、僕が帰省して実家に泊まって
朝起きてみると、早起きの母はトイレの掃除をしていました。
もともと小さな体をさらに小さくまるめて。
いつのまにこんなに小さくなったのかと驚くほどに。

「トイレの掃除をすると心がきれいになるよ」
「トイレを汚す人間はろくな大人にならないよ」
あんなに叱られていたときは、聞こえてこなかった言葉が
素直に聞ける気がしました。


..先日、珍しくデパートのトイレを借りたのですが
うっかり、掃除を始めてしまった自分に気づきました。
習慣というのはおそろしい。でも僕が人に誇れる
たった一つの習慣です。





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最終更新日  2010.04.02 03:54:56


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