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2019.07.29
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カテゴリ: 音楽
来年2020年は、ベートーヴェンの生誕250年にあたるメモリアルイヤー。
世界中のコンサートホールで今年から来年にかけて盛んにベートーヴェンの曲が演奏される。そんな予習も兼ねて、暇を見てはベートーヴェン本を読みベートーヴェンの交響曲などのCDを聴いている。

先日、中古CD店のベートーヴェン・コーナーを見ていたら、「ウェリントンの勝利」を収録したCDを発見。ベートーヴェンは9つの交響曲以外に、もう1つ交響曲と銘打った曲を残していたのだ。
ハインツ・ボンガルツという指揮者とライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏のCDだ。興味本位に購入。




曲は1部「戦争」、2部「勝利」の2部形式で、オーケストラ楽器の他に、大砲、小銃、行進ラッパなどの戦争に用いる武器などを左右に配置してイギリス軍とフランス軍の戦いの模様を描写している。ま、戦争映画の音楽版といったところだろうか。

こうしたわかりやすい演出が受けたのだろう。でも、当時のウィーン市民がナポレオン軍でなく、イギリス軍を応援していたのはちょっと解せない。だってその10年ほど前はフランス革命による王政打破と、ナポレオンの登場にヨーロッパは歓喜していたはずだ。ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」もナポレオンの登場に触発されて作られた傑作ではないか。

ベートーヴェン本人は、戦争交響曲をいやいや作ったのだそうだ。
作曲を依頼したのはメトロノームの発明家で知られるメルツェル。自ら考案した機械仕掛けの自動演奏装置であるパンハルモニコンのための曲としてベートーヴェンに依頼したのだという。
当時ベートーヴェンは、年金を受けていた侯爵が破産したり亡くなったりして経済的に窮乏状態。そんな中渋々この依頼を受けたのだそうだ。周りの人々の意見など聞く耳を持たず、 自らの意思に忠実に作曲したベートーヴェンにもこんな経緯から作った曲があったんだなあ。

それにしても、ベートーヴェンが生きた時代は、フランス革命、ナポレオン戦争、アメリカの独立革命
といった疾風怒濤の激動期だったのだ。ベートーヴェンの音楽の革新性、ダイナミズムにはこうした時代背景も色濃く投影しているのだと思う。

いささか解説的なブログになってしまったが、ベートーヴェンの予習になれば幸いです。

最後に一句。  「  梅雨晴れ間  蝉の聞こえぬ  早朝ラン  」





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最終更新日  2019.07.29 11:18:22
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