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2004.10.24
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日は朝から、子供の学芸会に行ってきました。

でも、頑張っていたようです。

とりあえず、先日フリーペーパーへの寄稿を頼まれて書いた記事を投稿しておきます。

長いので暇な時にでもどうぞ・・・


台風の損害と保険

今年は異常なぐらい台風が多かったですね。被害も甚大だった様子。
消防庁のホームページから災害情報「H16. 9.15 平成16年台風18号による被害状況(第12報)」を見ると、被害の大きさが分かります。それによると人的被害が、死者8人、行方不明者1人、負傷者434人(重傷85人・軽傷349人)。住家被害が全壊11棟、半壊218棟、一部破損8,450棟、床上浸水79棟、床下浸水40棟となっています。道内の主な人的被害発生状況は、倒木(死亡3人)、物置の倒壊(死亡1人)、転倒(死亡1人)、転落(死亡1人)、波にさらわれる(行方不明3人、後に死亡確認2人)となっています。



被害に遭われた方々には心からお見舞い申し上げます。

私は、普段リスクマネジメントという分野のコンサルティングをやっており、その中で損害保険や生命保険といった保険全般を取り扱っています。そこで今日は、台風による損害と保険による補償の関係をお話したいと思います。

本題に入る前に、先ずリスクマネジメントとは何じゃ?ということ。
そして損害の考え方、種類についてちょっと、かる~く基礎知識を持ってって下さい。

阪神・淡路大震災の様な大災害やテロ事件が起きるたびに、TVや新聞などで危機管理やリスクマネジメントという言葉はよく耳にしていますよね。
ざっくりと簡単にどういうことかというと、普段から、身の回りにある危機、
「もしも○○だったらどうしよう!」という心配事を全部事前に調べ、予測することで、予防したり、被害を軽減する。同時にもし実際に起きてしまった時にもあまり困らないようにしておこう!ということです。

この実際に起きてしまった時の備えのひとつが“保険”になります。あくまで保険は選択肢の一つです。リスクを洗い出しても、その全部を保険に転嫁しなくても構いません。重要度と発生頻度によって管理・マネジメントしていけばいいのです。
例えば、自動車を運転中に他人を死なせてしまうリスクと、料理中に包丁で自分の手を切ってしまうリスクの発生頻度(起きる確率)が仮に同じだとします。この時に包丁のリスクについては財布から絆創膏の購入費を負担すれば済みます、わざわざ保険で見ようとする人はいません。対して自動車は損害額を全財産はたいても払えないかもしれません、こちらは保険に加入すべきですね。極端ですがこういう選択をしていくことになります。

次に、損害の種類や考え方についてですね。どの様な種類があると思います?
あっ、あなたは鋭いですね。人的損害と物的損害ですね。よく自動車事故などで、人身事故・物損事故といっているあれですね。どちらの事故になるか免許の点数計算など大きな違いになる重要な区分ですが、でも、ここでいわんとするところとは違うんです。


私はここでは勝手に自己損害と呼びます。(そのままやん)(笑)
もう一つは、他人を傷つけたり、他人の物を壊してしまった損害。この損害を負担することを賠償責任といいます。要は「弁償しろョ!」って話です。

だんだんと本題に近づいてきましたね。
それでは上で説明した二つの損害と保険のつながりを見てみましょう。

自己損害(繰り返しますが、私が勝手に付けた用語です。他の人に言っても、そんなの知らん!といわれますので注意して下さい。)の場合は、簡単です、皆さんご存知の火災保険があります。ケガの場合は傷害保険。生命保険もそうですね。あと自動車保険の車両保険もここに入ります。シンプルですね。保険を掛ける目的物があり、それに損害が出来れば補償する。(細かい話では、免責条項等あります)


これにはあくまで賠償をする法律上の責任があるかどうかが問題になります。
こういった損害についても、あまり知られてはいませんが多くの保険があります。
先程から例に出ている、自動車を運転中の事故による責任はもちろん自動車保険になります。人身事故の場合は自賠責保険(強制保険)がベースになりますね。
その他に、日常生活している中で、自動車以外の責任は個人賠償責任保険になります。
(残念ながら、一部保険会社では10月より単独の保険としてはなくなります。他の保険とセットで加入できます。)
この保険は飼い犬が人を噛んだ場合などが対象となっています。
事業用にはホントに様々な保険が存在しています。

それではイヨイヨ台風の損害についてです。
えっ、もういいって?保険で出るのは分かった?気が早いですね~。いいんですか?
最後までお付き合い下さいョ。

じゃ、問題です。
 1.)台風で屋根が飛んでしまい、工事に23万円掛かった。
   保険は火災保険のみの加入。
   (隣家では19万円で済んだらしい。ついてない。)

 2.)台風でどっかから屋根が飛んできて、車がキズついてしまった。
   (前回の更改時に車両保険を車Aというエコノミータイプに変更してしまった。
   車同士の事故しか利かないって言っていた。ん~っ残念!)

 3.)台風で屋根が飛んでしまい、隣家の駐車場の車をキズつけまくってしまった。
   (個人賠償保険には加入しているので、一安心!)

上の3つの例題で保険の支払い状況分かります?


答え、いきますよ。
 1.)の場合。23万円支払われます。(自己負担の設定が無い場合)

   風災となります。ご存じない方もいらっしゃる様ですが、火災保険は火事の時だけ
   が対象ではないんです。

   ちなみに、ついてないのは隣家の方。保険は支払われません。
   風災の場合は、20万円以上の損害が支払い条件となります。

 2.)の場合。保険の支払い対象になります。

   一般のオールリスク型でなくても“車A”のAの部分で補償されます。
   さらに、保険を使っても割引等級は据置きとなり、上がることは無いです。

 3.)の場合。保険の対象にはなりません。

   というか、法律上は賠償責任自体が無いとの判断です。
   実生活上ではそうもいえないということは分かりますが・・・

   例えば、屋根の管理が悪かった(錆びてボロボロでいつ飛んでもおかしくない状況を
   放置していた)為に通常の風の時に、飛んでしまいキズ付けたというケースであれば、
   当然管理責任が発生するでしょう。

   が、今回の台風のように、前もって予測することができない、人の力では防ぎよう   
   が無い、という場合にはあくまで、天災である、という考えなのです。


私たちの周りには、危機・リスクが渦巻いています。保険についても、安けりゃいいの
か?入ってさえいればいいのか?あまり愉快な話ではありませんが一度、ゆっくりとそ
れらを分析してみる必要があるのではないでしょうか?

有限会社 ワイ・エス・ビー
リスクコンサルタント 藤川 賢治
資格 FRC(ファイナンシャル・リスク・コンサルタント)        リスクマネジメント協会
    AFP(ファイナンシャル・プランナー)       ファイナンシャルプランナーズ協会



日記としては、長くてかなり変になってしまいましたが、
まっ、いいか





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Last updated  2004.10.24 11:07:24
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