パソコン修理屋のぼやき

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June 19, 2007
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パソコン修理の一番難しいところはどこの部品が不具合を起こしているのか?なのだが


幸い壊れた理由はわからなくても修理はできるので俺にとって大して考えることでもないのだが
お客さんにとっては次の故障の予防にもなるのでぜひとも知っておきたいところだろう。

しかし最近の依頼でさらに難しいことがあることに気づいた。
それは誰が壊したのか?ということだ。


インターネットに繋がらなくなった。と依頼が来た。
実際に行ってみるとそこには新品のVistaパソコンがある。
今まではWindows98でインターネットをしていたのだがVistaにしたら繋がらなくなったそうだ。

実は俺に依頼する前に近所のパソコンに詳しいと呼ばれる人に接続をお願いして失敗。
そこで回線そのものがおかしいのではないか?という指摘を受けたらしい。
しかし電話は使えるしリモートでTA(ISDNのモデムみたいなもの)は異常がないと言われたので困っているところ、たまたまテレビを運びに来た電気量販店の人に相談してみたら俺を紹介されたそうだ。

ちなみにその電気屋さんと面識がないのでびっくりした。
我が社の知名度も徐々に上がっているらしいとうれしくもあったり、高難易度の仕事を押し付けられるのを困ったりもした。

実際に出向いてみるとどうも繋がらない心あたりがあるご様子。
もともとISDN回線で繋げていたのだが、おそらくADSLへの切り替えをどこかの業者に勧められて一時的に回線を切り替えたらしい。ところが仕事で使う機器がISDNにしか対応していないことを切り替え後に知りあわててISDNに戻したという話だ。

どうもその時期を境にインターネットに接続できなくなりパソコンが古いのが悪いのではないか?という思いからパソコンを買い替え、最新のVistaにしても繋がらないので困り果てているといった様子だ。

回線のトラブルだとさすがに修理しようもないし切り替え時のトラブルだと業者間で罪のなすりあいになることが多いので電気量販店の配達員が俺を紹介したわけがわかる気がした。

とりあえずパソコンを見てみるとどうもTAのドライバが入っていないようだ。
「なんだコレが原因じゃないか!」と思って安心したもののどうやっても入らないというのだ

丁寧にセットアップの仕方のPDFファイルも自分の家のパソコンで落として持ってきてあった。
それをじっくり読みつつドライバのインストールをしてもドライバは入らない。

「むむむ」 確かにこの程度なら中級者でできるレベルだ。
サジを投げるにはそれなりの理由があるというものだ。
しかし回線がおかしいからドライバが入らないということはありえない。


事務所(我が家)に戻り 再度、自らでドライバをダウンロードする。
基本的に1から用意する。コレが大事。 ひとつ違えばすべてが駄目なのがパソコン。

調べてみるとどうもTAのファームウェアのバージョンも関係ありそうなことが書いてあった。
ただしファームをあげるにはTAを認識しているパソコンが必要なのでなんという矛盾。
それになにやらUSBの切り替えというあまり耳慣れないことが書いてある。
TAに電話機を接続してなにやらプッシュ操作をするらしい・・・
とりあえず集められる情報を集めてもう一度お客様宅に戻った。

お客様宅に戻るといままで付き添ってくれていた娘さんが仕事に出かけていてかわりにお母さんが作業を見守ってくれていた。お母さんと言っても小学生のお孫さんもいる年齢だ。
お母さんは「直りますか?どうですか?」と心配そうだ。

通常よりも真剣に作業を見守るお母さんに少し違和感を覚えた。

「おかあさんもインターネットをお使いですか?」と作業の手を止めずに話しかけてみた。

すると悲痛なお母さんの悩みを聞くことができた。

ISDNからADSLの切り替えは業者さんからの電話勧誘があって料金が安くなると言われてお母さんが飛びついてしまったらしい。
少しでも電話料金やインターネット料金が安くなればと思ってしたらしいのだが仕事で使う機械がISDN専用だったらしく切り替え後に動かなくなってしまった。
それで家族から怒られてADSL業者に電話をしたところ「そんなことは聞いていない」一蹴されてしまったそうだ。しかたなくISDNに戻してみたものの仕事の機械は動くようになったがパソコンがインターネットに繋がらなくなってしまった。
ここでまたお母さんが余計なことをするから・・・と怒られてVista購入。
それでも動かないので近所の人に接続を頼んだらやはり回線だろうと回線切り替えミスに太鼓判を押されてしまう始末でここ数日「針のムシロ」だったのよ!と話してくれた。

まぁ たしかに仕事用の機械がISDN専用なのにADSLにしてしまったのはミスであろう。
ADSL業者もさすがにそんなところまで気が回る人はいない。
しかしVistaにTAのドライバが入らないのはまったく別問題である。
とりあえずはTAのファームのバージョンアップ作業をした。

手順自体は省略するがファームのバージョンアップと電話機からのプッシュ操作でVistaからTAを認識することはできた。
そこからは普通の手順でインターネットまで接続。
依頼完了という流れになった。

ISDN→ADSL→ISDN の流れでなぜWin98パソコンがネット接続できなかったかはわからないが
VistaがTAを認識できなかったのはTA側のファームやUSBの切り替えというのが問題だった。

つまりお母さんは悪くもないのに「針のムシロ」を着させられていたようだ。

お母さんのためにメモにネットに繋がらなかった原因を詳しく残して(作業内容として 無論普段はそんな面倒なことはしない。)、それが説明してあるTAメーカーのホームページをお気に入りに残しておいた。

お母さんは今夜の反撃の準備でテンションがあがりまくって俺に何度もお礼を言ってくれた。


インターネットをしないのにインターネットが接続できたことを喜ぶ人を見るのもめずらしいだろうなぁ・・・と思った。
接続確認で見てもらったYahooのトップページを首をかしげながら見るお母さんが印象的だった。大笑い










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Last updated  June 19, 2007 10:55:54 AM
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