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今のシステムキッチンはとてもお洒落で便利に出来ていますレンジフードもキッチンの形によりいろんな形のものがありますカタログを見ているだけで楽しくなります。でも形や機能は見ても換気扇の能力を見る人はあまりいないと思いますガス調理器の場合、燃焼による上昇気流で煙、油、湯気を排気口付近まで導き換気扇が排気となります。電磁調理器の場合、上昇気流が起き難いため換気扇の排気風量を上げ湯気等を吸い上げ排気していますでは、キッチンの換気扇ってどのくらいの能力なのか?って知りたくありません!これが結構すごかったりするんです。40坪の家の容積が約400m3あります。それに対しキッチン換気扇の風量は1時間当たり約600m3もあり、40分間キッチンの換気扇を回していれば40坪の家中の空気量を排気することが出来ますこんなモンスター換気扇が、家中の窓を締め切り回りだせば、家の中は負圧(マイナスの圧力)になり、窓の隙間、床と壁との隙間、壁と天井との隙間ダウンライト等の照明器具と天井との隙間から空気が吸い出される。空気だけ吸い出されれば問題は少ないが、良からぬ事に床、壁、天井裏に溜まったほこり、ダニの糞、死骸、花粉などが空気の流れに乗り室内へ吸い込まれてくる今からおいしい料理をいただくキッチン、ダイニングはほこり等でいっぱいと言う状況となる。ちなみに、喘息を患っている子供が、体力の落ちた夕方、お母さんが夕食を作ろうと換気扇を回した直後に咳き込むようになるのは、ほこり等を室内に吸い寄せたためと考えられる。では、どうすればこのような事態を起こさせないですむのか?実は簡単である!先の説明でも話したが、窓を閉め切っているから負圧になるので負圧にならないように、換気扇の近くの窓を少し開けて空気をいれ、換気扇との間で空気が回るようにすれば解決します。皆さん、キッチン換気扇を回すときは、窓を少し開けましょう。健康のために!
2006.10.17
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今日は前回の続きのお話をします今回の主役は水蒸気君です。お楽しみにそれでは、そろそろ開演です。パチパチパチ・・冬の寒い夜、居間では暖を取るため石油ファンヒーターを点け乾燥し過ぎないように加湿器のスイッチもオン当然、前回同様の室内の照明にも明かりが点っていますこの状況の中、居間ではどんなことが起きているのか考えて見ます。石油を燃焼する事により部屋の中の空気が汚れ、石油の燃焼量と同じ位の水蒸気が室内に発散され、加えて加湿器により水蒸気が発散されます。しかし、暖房された室内の相対湿度(俗に言う湿度)はあまり上がりませんが絶対湿度(空気中に含まれる水分の割合)は高くなりますこの水分をたっぷり含んだ空気(水蒸気)君は乾いた空気君(絶対湿度の低い)が好きでそちらの方へ寄っていきますこんな絶対湿度の高い水蒸気君が前回登場した隙間や穴を通って、寒い天井裏や壁の内側に行けば冷やされます・・冷やされた水蒸気君は「気体でいよう」とがんばりますが露点より温度が下がると気体から液体すなわち水になりますこれを結露といいます。水蒸気君が厄介なのは、とても小さいことなんです。先ほど隙間とか穴とかあまり関係なく現在住宅の室内で使われている殆どの建材を通り抜けてることが出来るので、居間から出た水蒸気は露点以下のどの場所でも結露するのです。だから、寒い北側は要注意です厄介です、ホント!結露、結露とよく問題にしますが、どうして起きるとかその対処とか あまり取り上げないですよねー!生活する上で避けられない問題です。この様なことをしっかり分かっているプロ知らずにいるプロがいることを知っててください。皆さんのために
2006.10.11
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家の中でいたずらをする照明器具のお話です決して悪気があるわけでもありませんので冷静に読んで下さい天井に埋め込み直接下向きに照明する器具をダウンライト君と言います。本日の主役ですダウンライト君は電球と光をを反射して下を照らす反射板できていて天井面に穴を開け、埋め込む様に取る付けられています。天井裏から見ると、天井裏に反射板が飛び出ています。そして、この反射板には熱を逃がすための穴がいくつか開いています。この何でもない穴がいたずらをします。冬、寒くなれば部屋の中を暖房します。暖房器具で暖められた空気は軽く天井向けて上昇します、そして天井にぶつかり冷やされ冷たい壁伝いに降下し、また暖められ上昇と繰り返されます。しかし、これは天井に穴や隙間が無く暖かな空気が天井より上に行かない場合で天井に穴や隙間があったらどうでしょう?暖かな空気は天井の隙間、ダウンライトに設けられた穴を通り天井裏へ逃げていきます。そして逃げた分の空気は、隣の部屋や部屋の隙間から冷えた空気を暖かい部屋へと引き込みます。そして、夜になるともっといたずらをします。夜になると・・・暗くなります・・・ 照明器具を点けます・・・ダウンライトも・・冬の夜、部屋の明かり(ダウンライトを含めて)を点けるとダウンライトの電球が熱を持ち、そこに暖かい空気が出来自然と上昇気流が発生します。すると、暖房の有無に関わらず天井近くの暖かな空気は天井裏へと吸い上げられ・・あとは前述と同じ現象が繰り返されます。家の中って不思議でしょー!でも、このお話にはつづきがありますまた、お話します。
2006.10.09
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「アレルギーの秋」こそ清掃部屋の中にあるほこりに含まれるのは、目に見えない物、目に見える物までさまざま。外から持ち込まれる昆虫や花粉ほか、家の中で出されるタバコの煙や食べ物のかす、ダニなどで構成される中でもダニは梅雨前に生まれて夏に繁殖し気温の下がる秋には、フン死がいとして量が増える時期と、秋へと季節の変わり目で人も体力が落ちて免疫力が低下する時期が重なり、ダニ対策をしないままでいると鼻炎などのアレルギー症状を引き起こす原因となるそこでダニ対策に必要なのがコツをおさえた清掃風のない、人のいない部屋で直径0.001ミリの綿ほこりが1メートル落下するのにかかる時間はおよそ9時間、午前中に掃除機をかけるとちょうど夕食時にほこりが落ちてくる計算になる。しかし歩いたり布団を畳んだり、人が動けばほこりも舞い上がり、微細なほこりは常に空気中を漂っている。だから、清掃のタイミングは室内の空気が何時間も動かない状況の後がおすすめ、朝起きてすぐ、外出から帰ってすぐがちょうどいい。清掃の仕方もフローリングの床を清掃する際、いきなり掃除機をかけると排気でほこりを舞い上げてしまうので、ぞうきんかけやモップがけをしてから掃除機をかけのが効率的。ではいまの住宅はどうだろう。建築基準法の下、今の住宅は24時間換気が義務付けられている2時間で家(主に居室)の中の空気を1度入れ替えるよう換気設備が備わり、常に換気扇が換気している。そして、ほとんど換気扇が設置されているところは、壁面の窓より高い位置、または天井面に設置されているこの位置の換気扇が常に運転をしているとしたら、部屋の中のほこりは常に換気扇吸い上げにより舞い上がり、部屋中を漂い続け、清掃により取り除く事は非常に困難である。ではどうする。答えは簡単である。ほこりも人が吐き出した二酸化炭素も有害なVOCも空気より重く床に落下するのであれば、換気扇の排気口は床に付けるべきでありこれはごく自然な考え方だと思います。皆さん どうですか?これでもまだ換気扇を壁、天井に付けますか?一度、営業の方または、工務店さんに聞いてみましょう換気扇は、何故そこに付けるんですか?と。
2006.10.08
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