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2005年05月15日
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あなたは、除福さんって人を知っていますか?

全盛を誇った始皇帝は永遠の若さを保つために不老長寿の万能薬を求めました。

始皇帝は中国の山奥や遠い島に仙人が住んでいて不老長寿の薬を持っていると言う噂を聞いたんです。
それで、その薬が欲しくて家来に捜して来るように命じます。
除福ちゃんもそんな命令を受けて、小さな船で東の島をめざしました。
海は荒れていたんですが、なんとか除福ちゃんは到着したんです。
そこは因幡の白兎の伝説の地でした。
一生懸命捜したんですが、ついに除福ちゃんは仙人も不老長寿の薬も見つけることが出来なかったんです。


除福ちゃんが懸命に捜索をしていた頃、始皇帝は猜疑心が強くなって、だんだんに郵便局を民間運営にしたくないと自分の意見に反対する人達を左遷させるような暴君に変身して行ったんです。
そうして郵政官僚や国民の反発を招いてついに・・・
彼は政治クーデターを恐れるようになって行きます。
ストレスが溜まってついに50歳で死んでしまったんです。
あの人は還暦を過ぎても、大腸にポリープが出来ても元気ですけどね。

不老長寿の薬を捜していた除福ちゃんは、長生きをしたんです。
彼は、死ぬ前についに不老長寿の妙薬を見つけることができたんです。
それは、実在する薬ではなくて、人間の養生の教えだったんです。

人間が長生きするために必要なことは、贅沢な食事を好きなだけ食べないで、野菜や少しのお酒や粗食と言われるような食事をバランスよく食べて、いつも廻りの人に感謝して、他人を許す気持ちを持って、ストレスを溜めないで暮らして行く・・
そう言う生活習慣を身につけることだと解ったんです。
この猫の話を読んで頂いている奇特な貴方は、もう、不老長寿の妙薬の実態を身につけていて、除福ちゃんのように捜し回らなくても良いですよね。


実は、昨日の夕方のことなんです。
猫のお母さんが夕食の準備を始めたんです。
そうして、猫に袋へ入った「フロウ」を手渡すんです。
「フロウ」と言うのは、猫の田舎の方言かも知れないんですが、大角豆(ササゲ)のことなんです。
高松では豆のことを「フロ」と呼ぶんです。


「金太郎、このフロウの筋を採りなさい」
『はい、解りました』と猫は答えます。
「フロウ」の端面を指で千切って両側の筋を採って行きました。
筋は樹皮に似ていて、なかなか頑固なんです。
それでも、一生懸命採って、筋を採った「フロウ」を調理ボールの中に入れて行きました。
『お母さん、作業完了しました』と報告すると、「ほう、ほう、よく出来ました」なんて言ってくれたんです。

実は猫、昨日は昼間に爪切りで爪を短く切っていたんです。
それで、親指の爪の間が、「フロウ」の樹皮を剥いた時、切れたようになって痛かったんです。
それでも、お母さんの喜ぶ顔がみたいじゃないですか。
懸命に作業をしていたんです。

ところが、
ところが、
夕食になったとき、
お母さんが「フロウ」を湯がいてマヨネーズをつけて出してくれたんです。
そうして、フロウを食べて、口から樹皮を出されるんです。
「金太郎、筋を本当に両側採りました??」と猜疑心に満ちた表情に変貌したんです。

猫は、親指と爪の間を傷めるくらい、
懸命に作業したんでそんな風に言われると悲しいですね。
それでも、間違いなく長い樹皮がお母さんの口の中から出てくるんです。

猫は悲しい気持ちに襲われたまま、こんな風に呟いたんです。
『フロウ、長樹か??』なんてね。
貴方は十六大角豆(じゅうろくささげ)の莢(さや)の樹皮のような筋を採るのが得意ですか?
「フロウ 長樹」なんて考えたことはありませんでしょうか?





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最終更新日  2005年05月15日 11時19分34秒


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