♪Tokyo Sky Walker♪

2008年01月16日
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カテゴリ: 小説







血塗られた世をあたしはめぐる。



きっと、この大きな戦が終われば、きっと、この困難を越えられさえすれば。




戻れると思うよ。



じぶんで、



じぶんで。





目が覚めたら、涙でぬれた枕が目に入った。
こんな光景、前も見た気がする。

あ、慶次さんのときだ。


人の存在する静寂。
この部屋、誰もいないよ?

キョロキョロ見回しながら人の姿を探す。
誰もいない。
けど、気配がある。

「おじょーさん、めぇ覚めた?」


「わぉ」


ミラクルだよ、こんちくしょう。ととっさに言いかけてやめた。
そりゃ、さかさまの人間が後から声かけてきたら驚きます。誰だって。
よくよく考えると話しかけた相手にはそれはたやすい事だったと思い出した。

「忍だもんねぇ、当たり前か。」

「いやいや、納得したんですよ、納得。」

猿飛佐助は、よ、っと畳の上、あたしの目の前に下りてきて改めて口を開いた。

「起きたら修行するよ?」



先生、鬼がいます、鬼が。
むしろ先生って誰だよ。

ノリかよ。



「もしかして、戦が近いとかですか?」
「そ。おじょーさん連れて戻ってきたらタイミング良くそういう知らせが来たのっ。」

全く、困ったご時世だよねー、と猿飛さんは不満げに溜息をついている。
ってか、

「忍ならそこは愚痴るトコじゃないでしょ」
「ま、そーなんだけどさぁ。予定外なんだよねー。きみ。」
「…。ごめんなさい。」

素直にペコって謝ったらどこから出したかわかんないけど衣を出して、あたしの頭の上に乗っけた。
で、頭を上げた瞬間その衣類が落ちたのでね。

「なんですか? これ。」
「鍛錬用の衣類。動きやすい布地だし、お肌にも悪くないと思うけど?」

なんつー嬉しい配慮だよ。
コレは喜ばなきゃ損だよねっ。

「お肌は気にしないんでいいんですけど、動きやすいってのは嬉しいですね。有難う御座います。」
「あのさー。」
「へ?」
「なんでそー、こないだと打って変わって素直なわけー?」


あ、そういえば卑屈な事もアタシ言ってたなー。
なりふり構ってられなかったしねー。

「いや、素直に喜ぶトコは喜ぶべきかな、と。」
「んぁー、そっか」

何、それ。
何かめちゃくちゃ話流されましたよね。
話そっちがふっときながらそれはないでしょう??

「とにかく、着替えたいんでご退出願えるとありがたいのですが。」
流石にそこは建前上、性別上、ご退出願いたかった。
減るものではないけども。
とりあえず、ね。


「あ、ごめんねー」
「いえいえ。どこに行けばいいですか?」
「あ、この部屋直ぐ出たとこの庭が鍛錬するとこだから、着替えたら外出ててくれるだけでいいよー。」
「あーぃ。」

猿飛さんは「じゃ、またあとでー」と言い残してまた天井の方に入っていった。
すげーなー。おい。
さすが忍。
そう思いながらいそいそと着替えたのだった。




つづく


あとがき

イミフです。
何が書きたいのかわけわかめですが、まぁ、気にしない。
武田家これからが楽しくなるはずだし(==;;
でぁでぁ





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最終更新日  2008年01月16日 18時51分38秒
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