The Sky

The Sky

2019/07/28
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◆久しぶりに真面目に観た。
 監督は、全作「ビオランテ」から引き続き大森一樹(脚本も兼ねる)
 我々の世代には、大森氏は「ぴあ」などのサブカル誌で常に評価されて
 いた存在であり、バリバリ商業映画のゴジラシリーズを撮った時には
 意外性を感じたのを憶えている。

 当然、当時のバブル(資本主義)に警鐘を鳴らしたい、という大森氏の
 イデオロギーが作品の端々にこぼれ出るのには初見の時には参ったが、
 今回は「良いところ」だけを鑑賞するように努めた。

 結果、この作品はなかなかの名作と感じた。


 で雪の中に埋もれるゴジラ親子などがあったが、それはあくまで情緒の
 範疇であったが、本作で、我が家では大人気・ガス人間第一号=土屋嘉男
 演じる、元軍人実業家がゴジラと見つめ合うシーンは、マジで泣けた。

 本作以外でも、昭和~平成に掛けての新ゴジラシリーズは、例えば夏木陽介
 演じる科学者が初代ゴジラに両親を殺されていたり、因果関係は作中で描か
 れる事が多いが、本作のようなお互いの密度はなかなか描かれなかった。

 タイムトラベルを盛り込んだ折角の設定は、当時の外タレの稚拙な演技で
 台無しだったが、設定そのものは面白かった。

 昭和ゴジラ&東宝のオールスターと言ってもいいキャストの豪華さも
 相まって、ゴジラシリーズの一里塚であることは間違いない。





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Last updated  2019/07/30 12:52:43 PM
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aki@ Re:ブラス万年筆 F字 / トラベラーズカンパニー(03/12) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
kirk1701 @ Re[1]:パイロット万年筆 カスタム72 HM(01/23) akiさん、返信遅くなり申し訳ありません。…
aki@ Re:パイロット万年筆 カスタム72 HM(01/23) この様な書込大変失礼致します。日本も当…

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