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2009年9月8日(火曜日)
この日、やっとの事で治療が開始されました。
一時はこのまま何の手の施しようもなく、
原因不明のまま死んでしまうのじゃないかと思っていたので、
たいていの方が結構暗い気持ちで受けるであろう「抗がん治療」ですが、
私たち親子は心待ちにしていたので、
山のように積まれた点滴を見てウキウキした気分になった事を思い出します。
あの時の私たち親子にとって、抗がん治療に突入できると言う事は、
父がまだまだ生きていけると言う事の保証を得たようなものだったのでしょう。
朝11時頃から始まった点滴の山
この日1日の点滴の量はこの3倍くらいは有ったように思います。
治療が始ま直前の父です
私のうれしい気持ちが伝染したのか、とてもうれしそうです。
この時の父は今から始まる点滴の山が、抗がん治療だとは全く知りません。
ただ、自分の行き場のない体調の悪さがこれでやっと改善されるんだ!これで下痢ともおさらば出来るんだ!!と言うような軽いノリだったと思います。
ほんとにどんな事にもポジティブで、とても明るくかわいい父でした
この日始まった抗がん治療ですが、
その当時始まる日には病院側からは何の説明も有りませんでした。
勿論、数日前に主治医と面談して、今後の治療内容の説明は受けてはいましたが、
いざ治療開始すると言う前日にも当日にも「いついつから治療はじめます」と言う告知はなく
(いつ終ったのかも、一体何日間での治療だったかもいまだに知りません)
運び込まれた点滴の山を見て、
たまたまお休みで居合わせた私の方から看護師に質問してわかったのですから。
本当ならとても繊細なはずの抗がん治療な訳ですから、
何日から何日までの何日間で治療して、もし傍に居てこういう症状が出たらすぐに看護師呼んで下さいとかの、
簡単な注意と言うか説明くらいは有っても良かったのではないかと思いますが、
その頃の私はまだまだ病院にも不慣れで、医師や看護師たちに全幅の信頼を置き、
病院内での治療に於いては決して間違いが起ころうはずもなく、
病院側が患者側に大した説明もなく治療を始める事は病院側の権利で、
その事に患者側が口を挟むものではないと無意識の内に思っていたのだと思います。
ほんとにあの頃の私はかわいかった(笑)
兎にも角にも、私たち親子が身を焦がして待ちわびていた治療がやっと始まり
成人T細胞白血病リンパ腫との戦いの火ぶたが切って落とされると同時に
私たち親子の最後の時間のカウントダウンの時計が回り始めたのです
父の写真の間に写っていたにゃんズです
主治医の頭を抱えさせた我が家のペットですが
この子たちの癒しがなければ
私たち親子はもっとずっと早くに果てていたかもしれません
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