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少し寒いが、爽やかさも感じる12月1日です。
2019.12.01
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5月14日の朝、久しぶりにぶろぐの更新を試みる。久しぶりに誰かに会ったような、そんな気分になる不思議さを感じる。早、5月14日、母の日も過ぎた。一輪のカーネーション心に持ったままだ。
2012.05.14
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明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。紀伊半島南東部紀南地方は穏やかな元旦です。全国的にも穏やかな2012年の元旦ですね。 毎日が災害との付き合いのようであった2011年が過ぎて、何となく災害が過去のとなった感じさえする2012年のはじまりです。東日本大震災は決して過去の出来事にはならないが、一年という、時の垣根を越えて、新たなる年になると、もう去年の出来事だ。復旧も復興もままならないのが現実でも、無常な時の流れは、私たちの感情など意にも介さずに新年となる。しかし、無常なときの流れによる時の区切りは、私たちの心にも区切りをつけて、新たな決意を生み、新たな希望を抱かせ、新たなる歩みを確かにする。 「災」の字で表現された2011年とはお別れして、「災」と表現された2011年を過去となし、「幸」の字で表現される2012年の始まりと思いたい正月の朝、皆様方の幸せを願いつつ新年の挨拶です。
2011.12.31
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陸橋が完成し線路がつながった。紀伊半島の電車の線路がつながった。台風12号の豪雨で跡形もなく流され鉄橋が完成し、今日から紀伊半島の鉄道が完全復旧した。始発の電車に手を振って歓迎しようと、多くの人々が始発電車を待った。 那智勝浦町、那智と天満駅間の那智側にかかる鉄橋が豪災害で跡形もなく流された。豪雨災害の朝、復旧工事の42号線を走り、那智川にかかる橋から見ると、昨日まであった鉄橋が消えてなくなっていた。信じ難い後継を目の当たりにして、海岸部の住人である私は豪雨災害のすごさを実感した。 鉄道の復旧は、年明け、3月後のいう噂があったが、観光地那智勝浦町は、早期の復旧を願った。日本一の那智の滝や、熊野三山那智大社、そして世界遺産熊野古道、勝浦温泉や、マグロ水揚げが日本有数の勝浦漁港などの観光資源が豊富で観光の町である那智勝浦町で、鉄道が寸断されるのは、町全体の死活問題だ。 台風12号豪雨災害からの復興のためににも、鉄道の早期開通は那智勝浦町民の願いであった。ほとんど突貫工事で鉄橋は完成し、今日12月3日の午前11時半に勝浦発名古屋行きの始発の特急が走り始めた。そして、町の有志が呼びかけ、ボランテイアグループなどが協力して、「電車へ手を振ろう」と、多くの人々が那智駅近くの、那智側沿いの陸橋の上に集まった。 そして、定刻に勝浦駅を出発した名古屋行きオーシャンビューに手を振って歓迎した。私も手を振り歓迎の声を上げる人々の中にいた。満員の社内では乗客が手を振りこたえ、台風12号の豪雨で鉄橋が跡形もなく流され不通になっていたJR紀勢線が3ヶ月ぶりに全線開通した。
2011.12.03
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小沢一郎元民主党代表の裁判が続いている。小沢一郎さんへの裏献金疑惑の、水谷建設倒産のニュースに小沢裁判が気になる。 今年三月まで三重県にすんでいたから、三重県の企業である水谷建設の倒産がきになる。小沢一郎さんの裁判のニュースも続くから気になる。 水谷建設からの裏献金問題は闇に消えるのか。いや、もうとっくに闇に消えているのかもしれないが、裏献金であるから真相は最初から闇の中だともいえる。野党時代の小沢さんへの献金だけに、捜査当局の強権発動の根拠にもなりえないと妙な理屈を言う論客もいるが、東北地方の大型公共工事への小沢さんの影響力を見ないふりも出来ないのも捜査当局だともいう。東京地検は、水谷建設側を徹底的に締め上げ、小沢さんへの敗北の憂さ晴らしをしたのだろうと穿った見方も可能だ。大きな獲物である小沢一郎を取り逃がした東京地検に、目の敵にされ他水谷建設の行き着く先は倒産だったと考えるのも、まんざら出鱈目な思考法でもないような気がする。 政治資金規正法の虚偽記載の疑いで小沢さんをひっくくりたい東京地検特捜部。4億円の中には水谷建設からの裏献金も含まれていると確信する東京地検特捜部が立件できなかった政治資金規正法虚偽記載の小沢一郎さんを、検察審査会の二度の起訴相当の判断で強制起訴されて、裁判中だ。最後は同義的な言葉が足したり引いたりされて、感情的裁きということになりそうだ。法に従って粛々とは進まないさいばんだろう。検察は敗北したが、素人的な判決が検察の敵を打つ。市民的な感情的名捌きが小沢さんを裁くことになるだろう。 小沢さんが有罪でも無罪でも、私たちには一切関係ない。極端な表現をすれば、小沢さんのポケットからこぼれ落ちた金の出所探しである。本人が自分の金だといえば自分の金だ。虚偽記載であろうがなかろうが、金は小沢さんのものに違いない。金の出所をその場その場で言い繕うのは、仕方ない。それが政治家だ。何しろ献金を受けているのだから、秘密にしたい金も当然ある。小物政治家の小さな金額ではなく、大物政治家小沢一郎の大きな額の献金である。大きな額の献金は当然見返りを求めて、双方が、あうん、の呼吸で納得する。小沢裁判はそんな裁判だ。水谷建設が仮に裏献金をしたら、当然見返りを求める。裏献金をした当事者は罪を認めて刑に服しているだけに、複雑なものを感じるが、私たちには何の関係もない。そして、水谷建設は倒産した。 報道では、水谷建設の債権者が会社更生手続き開始を申し立て、大阪地裁が会社更生法に基づき保全管理命令を発令したという。 負債総額は約353億円とか。私たちとは何の関係もないが、気になるニュースである。
2011.12.02
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台風12号豪雨災害の紀南地方、海岸部に住む私には、山間部の被災地に行くことはなかった。被災地は近隣の町であり、何人もの知人のいるが、山間部の被災地を見たこともなかった。海岸部の被災地で、ボランテイアーに参加していたから、山間部の被災地に行くことはなかった。 被災地の状況はどこも同じような状況で、災害発生から3ヶ月もたっているから、道路も通行可能になっていると思っていた。それで、和歌山県の飛び地北山村に行くことにした。豪雨災害の特に大きかった被災地ではないが、北山村への主要道路である168号線は大きな被害があった。その168号線で行く日本唯一の飛び地北山村は日本唯一のじゃばらの産地である。そして、秘境瀞峡は、一足遅い紅葉が見頃ことだろうと思ったし、じゃばらの収穫祭などニュースもあったから、問題なくいけると思っていた。 新宮から熊野川沿いをさかのぼる168号線を行くのではなく、熊野市で用事が済んでから、豪雨災害のひどかった井戸川をさかのぼり、瀬戸の集落を通り、大峪トンネルを抜け、那智黒の里神川町から、七色ダムを通り、北山村に至るルートを予定していた。熊野市からは30分もあれば着く距離だから、奥瀞温泉でのんびりとした時間が過ごせると思っていた。 さて、熊野市の用事もすみ北山村めざして井戸川沿いを走ると、瀬戸の集落を過ぎようとする辺りで、通行止めだ。関係車両以外は通行止めの看板だが、前を走る工事車両は看板など気にしないで走っていく。でも、一般車両は通行止めだった。関係車両以外通行禁止でも、神川の住人とか言って通ることも可能では考えたが、復旧工事の邪魔になるだけと判断した。紀和町から行くルートを思いつた。 311号線を紀和町に向かった。風伝峠を越えると右折して山間部の狭い道路を走る。何度も工事車両と出くわし、何度もバックして交わす。そして、しばらく走ると、片側通行の場所で、工事車両と乗用車が角突き合わせて立ち往生状態だ。そんな風景を見ると、急遽、予定変更で、北山村行きは中止だ。311号に引き返し、熊野川沿いで最も号被害の大きかった熊野川町をめざして北山川を渡る。 紀和町から北山川の橋を渡ると新宮市だ。311号線を北山川沿いに走っていると、何分もしないうちに奈良県十津川村に入いる。そして、山間部に入った311号をしばらく走ると住所は新宮市熊野川町宮井。山間部は風景は豪雨被害とは無縁の風景だ。熊野川町の対岸熊野市紀和町小船も災害の大きかったが、車から見える風景には、豪雨災害の痕跡は見えない。 熊野川沿いで最も豪雨災害の激しかった熊野川町日足地区に入っても、3ヶ月も過ぎているから当然だが、災害の爪あとは感じても、災害発生直後の凄惨さなどない。それでも、何となく、被災地の重苦しさを感じるの、最も被害の大きかった熊野川町という潜在意識のなせるわざだろう。 災害復旧へ感謝のために開放されている熊野川温泉さつき湯で、温泉に浸かり一時を過ごした。さつき湯のドアを開けると泥の臭いが鼻につく。泥臭さは豪雨災害の惨さを実感させる。さつく湯の中も長い間泥が堆積していたと、泥臭さが教えてくれる。何となく、罪悪感さえ感じる温泉の一時であった。 熊野川沿いを下ると、変わり果てた熊野川を見ることになった。豪雨被害の大きさ、凄さを改めて知る熊野川の原型をとどめない風景だ。川全体が崩壊しているような那智川や井戸川とは違った災害の形を見る思いだった。表現が適切かどうか別にして、熊野川の風景は川ではなく抉り取られて地肌剥き出しの渓谷だ。別の言い方をすると、両岸が剥ぎ落され、川底が抉り取られている感じだ。 さまざまな災害の形があり、同じ災害の形はありえないと、当然のことを再確認した。被災地の風景は、凄惨で無慈悲な色彩は共通でも、同じ形ではないと改めて感じると同時に、自分の知的狭量を感じる風景でもある。3ヶ月過ぎた被災地の風景に、3ヶ月過ぎた被災地の現実に、復旧復興への果てしない時間を感じたが、12月1日だった。
2011.12.01
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沖縄防衛局長のオフレコ発言が波紋を呼び、ついに懲戒免職になった。「犯す前にいいますか」とは、普天間基地移設のための環境アセスメントの年内提出を明言しない防衛相のあやふや発言を問われての返事である。オフレコ発言、オフレコが前提の懇親会での発言がニュースになった。そして、発言者の沖縄防衛局長は懲戒処分となった。政府の早い対応、早い処分だ。発言主を素早く切り捨て、先に見えない普天間基地の意設問デイへの影響を最小限に食い止める政権の思惑見え見栄だ。 それにしても、今時の高級官僚が女性蔑視の感情と持っているとは驚きだし、普天間基地の移設という沖縄にとっては彼岸の問題を最悪の性犯罪にたとえる神経は尋常ではないだろう。
2011.11.29
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紀伊半島南東部紀南地方でも巨人ファンは多い。阪神ファンも多く中日ファンも多いが、何といっても巨人ファンは多い。紀伊半島南東部紀南地方は過疎地、台風12号の豪雨災害の大きかった土地。そして、巨人ファンの多い土地。そんな紀伊半島南東部で巨人のクーデターを憂う。また、日本中どこでも巨人ファンが多く、日本中だ巨人のクーデターを憂うだろう。そして、巨人のクーデターは第二幕に入った。たった一人の反乱となってはクーデターは、未遂に終わったのだ。たった一人の反乱の清武専務取締役球団代表兼ゼネラルマネジャーは解任されても、たった一人の反乱劇の膜が降りると思っている人はいない。でも、反乱劇の次の展開に興味を持つ人も期待する人も少ないだろう。一球団の内紛に過ぎないが、球界の盟主巨人軍の内紛だし、渡邉恒雄という巨人が相手の反乱だけに盛り上がるわけで、正直な気持ちはどうぞご自由にだ。反乱者の解任理由は、渡辺恒雄会長主筆を批判し、会社を混乱させたである。解任された反乱者清武氏は、「私は全く間違ったことはしていないので、後悔も反省もありません。処分は極めて不当だと思っている。権力者が誤ったとき、きちんとものを言うのが取締役の務めだと思う」と、反乱の勢いはなく、法的措置を検討していると言う。 桃井恒和社長の会見で最もうんざりしたことは、いや、卑怯とさえ思ったことは、長嶋さんの言葉が発表されたことだ。長嶋さんの怒りは、多くの国民の賛同を得ると言うわけでの発表だろう。あの長嶋さんが怒っている。あの長嶋さんが怒り心頭だ。だから、悪いのは清武だというわけで、球団の内紛に長嶋さんを利用する発言は卑劣だと、私は思う。くどく続ける、 球界の盟主巨人軍の内紛は、多くのファンをがっかりさせる。1リーグ制に反対しデモを強行した選手会に、「たかが選手の分際で」とか「選手如きが」とか言った渡邉さんの権力図から、ひとり抜け落ちるだけの内紛が、また、ファンをがっかりさせる。 日本シリーズたけなわの時期だけにがっかり度は増す、見ごたえのある日本シリーズに、多くのファンは新たな野球の魅力を感じるのが、今年の日本シリーズだ。特別のスターはいなくても、プロ野球は面白いと、新たにプロ野球の魅力も感じるのが今年の日本シリーズだと、ソフトバンクも、中日も頑張れと両方に応援する私も盛り上がっている。 そんな日本シリーズのまっただ中の権力闘争に過ぎない巨人の内紛など、どうぞご自由に言いたいのが、私も含めたプロ野球ファンの思いであり、また、巨人ファンの思いだろう。特に巨人ファンは、宮崎キャンプ訪問の後の球団社長の原監督への注文にがっかりだ。成績次第では解任の発言にはがっかりだ。 私は原監督は好きではない。かと言って嫌いでもない。でも、原野球は魅力的になった思う。面白いという意味では落合野球をはるかに凌ぐ。勝つための野球と面白い野球がミックスされた原野球は魅力的だと、ファンでもない私でも、原監督にエールを送りたい。 「日本シリーズが行われているさなか、このような事態となったことにつき、関係者、ファンの皆様に心よりおわび申し上げます」と巨人の球団社長は言うが、長嶋さんを利用し、原監督の手足も縛るような発言がファンのことを考えているとは思えないと、巨人ファンではないがプロ野球大好き人間の私は声高に言いたい。
2011.11.19
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読売巨人軍は誰もが認めるプロ野球の盟主、読売巨人軍は誰もが認める人気球団。読売巨人軍は誰もが認めるプロ野球の中心球団。その読売巨人軍に大地震が起きた。その読売巨人軍が揺れに揺れる。巨人軍が揺れると球界が揺れる。巨人を揺らす震源地近くに江川がいる。そして、またまた江川問題が、そして、再び江川問題が起きるのかと、熱狂的な巨人ファンの友人は嘆く。江川が嫌いだが江川の解説に魅了される、熱狂的な巨人ファンの友人は嘆く。老獪とは、この人のためにある言葉のような気がする。この人とは読売新聞の渡邉恒雄さんのことだ。今年のドラフトにも「ドラフトは罪だ」と、異議を唱えていたが、今度は球界の問題ではなく、巨人軍の人事の問題のようだ。さて、現在の巨人のオーナは誰か。現在の巨人の決定権は誰にあるのか。私はオーナが誰であるか知らないが、渡邉恒雄さんがオーナ的であり、すべての決定権を持ってると思っていた。私の愚かな独りよがりな思いなどどうでもいいが、何かあったら顔を出し、声を上げる渡邉恒雄さんだ。この人が声を荒らげた時には、巨人が揺れ球界が揺れる。また、大新聞の主筆の立場でありながら政治世界にも、厳然たる影響力のある人で、この人が現在の日本では、最も影響力のある人の一人に違いない。さて、揺れる巨人の名ばかり代表扱いの、渡邉さんの右腕とも称された方が、反旗を翻す時が来たようだ。しかも、巨人軍の最大の汚点に違いない、江川問題の当事者江川卓が絡む人事問題だというから、プロ野球ファンならずとも興味が湧く。さて、反旗を翻した代表の記者会見から断片を拾う。11月9日のことだという。「ヘッドコーチは江川卓」と渡邊さんが言ったらしい。問題は人事権で、渡辺さんに人事権はない。しかも、オーナーや原監督の協議で決まっている人事を、引っくり返しての江川卓ヘッドコーチの目論見だという。11日に契約書を取り交わすはずのヘッドコーチ人事が、ひっくり返えっては反旗を翻すしかない構図である。 読売巨人軍江川問題第二弾で、巨人は揺れに揺れ、球界も揺れに揺れる。渡邉さんは、11月4日記者団に、「俺は何も報告聞いていない。俺に報告なしに、勝手にコーチの人事をいじくるというのは、そんなことありうるのかね。・・・」と言ったらしい。巨人軍の人事権は誰にあるのか分からないが、なんとも複雑怪奇なはなしでもある。再び言うが、老獪とはこの人のためにある言葉のようだ。大新聞の会長であり、主筆である人の独りよがりの権力乱用だと、言いたい人も多いだろう。そして、ついに老人ボケ的な発言での反旗が翻った。「鶴の一声で覆した」人事は、納得のいくものではない。まして巨人軍の最大の汚点の主役江川の登場には、違和感もあるというわけでの反旗かもしれないと、私は勝手に解釈する。 「プロ野球界のオーナーやGM制度をないがしろにするだけでなく、内示を受けたコーチや彼らの指導を受ける選手を裏切り、ひいてはファンをも裏切る暴挙」だと、激しくっ糾弾するのは一番の部下だった代表だ。 反旗を翻したのは巨人軍清武英利球団代表。渡邉恒雄さんの一番の子分的な部下だった人だ。そして、清武球団代表は、「自ら辞めるつもりはない」と戦う意思を示し、最高の攻撃材料は、渡邉恒雄さんの老人ボケ的な発言となる。自分が行ったことを忘れた発言が、江川ヘッドコーチ問題と言うことのようだ。勝手の江川問題で犠牲になった小林繁さんは、天国で呆れ返っているかもしれない。そして、江川にいい加減んにしろよと、言っているような気もする。
2011.11.11
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TPP問題で民主党は戦争状態。TPP問題で日本の政治は混乱状態。TPP参加表明は少ない数の国会議員だ。TPP参加反対は大勢力のような遺棄がする。産業界はこどって賛成で、農業関係者の多くが反対である。さて、さて、過疎地は当然TPP賛歌には、反対だと思うが、でも、賛成の人も多く、民主党内の争いとか、殆どの野党勢力も賛成する中で、国民は冷静な目、また白けた目で、TPP戦争を見ている。 さて、民主党政権内部崩壊の危機となりそうなTPP交渉参加問題だ。TPP、アメリカが主導する貿易協定、すなわち環太平洋経済連携協定への参加問題だ。現在のところは、交渉参加へ論議で、参加論議ではないが、交渉参加に、参加の意思表示になる結論のようだ。 思えば遠い昔の感じだが、去年のことだった。総理大臣菅直人が高らかに謳いあげたTPP参加だった。時の菅総理は日本経済再生の特効薬としてTPPへ参加すると言った。そして、短期間で結論を出すと言った。政権の安泰を図りたい思惑だったに違いないが、多くの反管勢力Lに軽くいなされた。反小沢を明言した政権に結論を出す力はなかった。傷だらけの菅政権では、TPP参加問題も論じられなくなったが、消滅したわけではなかった。そして、日本企業の業績回復への特効薬して、菅内閣同様に野田政権もTPP参加を模索する。 しかし、米の輸入は一粒たりとも認めないと意気込んで来た日本の農政がTPP参加に立ちはだかる。農林族が中心になってのTPP参加阻止勢力がTPP交渉参加を是とする野田総理に反旗を翻し、離党覚悟で阻止闘争をにでた。民主党内はTPP戦争状態になった。31日には、TPP参加への取りまとめ役の仙石さんへの直接攻撃があった。山田前農相らTPP反対勢力が仙石さんに党務からの辞任を要求した。マスコミでもなく、野党でもなく、身内からの辞任要求は滅多にない。滅多にない辞任要求が民主党内の混乱を見せつける。推進勢力は開国の言葉で、反対勢力を鎖国主義者と呼び、TPP参加は、開国維新の必然性があると強調する。 民主党の戦争を離れてみても、TPP参加問題は、農業と工業、農業政策と産業政策の対立ということになりそうだ。輸出は関税抜きの優位な価格でしたい。外国製品には高い関税をかけて、国内産業を守りたい。そんな事が可能なら、それにこしたことはないが、そんな事は成り立たない。なら、関税をなくする方が野思いになるが、そんな単純なものではない。単純なものではないが、民主党内では、単純な構図が出来上がりつづあるようだ。今に始まったことではない国内農業の保護と自給率向上問題と、産業の海外への移転流出問題が絡み合う。だから、簡単には結論の出ない。農業も大事だが、産業も当然大事である。若者の就職率の問題なども関係する。失業率の改善は、海外流出産業逆戻りしかないような気もする。 民主党のTPP戦争は、そのまま日本の一次産業と二次産業の産業間戦争にもなりそうだと個人的には思うのだが、国民はいたって冷静で、どこにもくみさない白けた目で、TPP問題を見ているようだ。世論のほうが真実を見ている。政治家は次の選挙を考えての行動だから信用できないとは言わないが、政治家の言動は信用性のないものが多いのは事実だと、皮肉も一つ二つは言いたい思いになるのが民主党のTPP戦争だ。 アメリカに促されての参加なら、ペリーの開港圧力と同じような気もするし、戦後のアメリカのご機嫌伺いの国民騙しの政治が繰り返されるような気もする。さて、民主党が結論を出せるかどうかは、野田総理の決意次第だ。TPP参加表明で民主党の短命政権への道をまっしぐらに進むのか、それとも、反対勢力攻勢を跳ね返して、長期政権へつなげるか正念場になるに違いない。敵が多く、傷だらけの菅総理とは違い、敵なし傷なしの人畜無害的な野田総理だから、あるいは実現可能となるかも知れないと思うのは、皮肉ではない。TPP参加で、農政改革が起きて、米の減反政策もなくなれば、農業の形も変わる可能性もある。TPPを逆手にとって、農産物が輸出に大きなウエートを占める日が来る可能性もある。そんな思いを抱きながら、民主党のTPP戦争を見る。反対も賛成も、真実に則っての行動だけに、戦火は、いよいよ、激しくなりそうだと、紀南の過疎地で考える。
2011.11.03
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台風12号の豪雨災害あった紀伊半島、那智勝浦のボランテイアーは登録制となった。バランテイアはやりたくてもできないから、豪雨災害の地でタイの洪水災害を考える。 タイの洪水は首都バンコク全域冠水の勢いでタイ政府の対応も後手後手で、日本の福島原発の問題と重なる。原発事故の放射能汚染は目に見えない放射能相手で、押し寄せる水の怪物とは明らかに違うが、人間にはあがらえない敵の共通性がある。放射能は人間にとって入らないものであるが、水は人間にとってなくてはならないものである。なければ人間の生命維持が不可能なばかりか、生命そのものが誕生することが不可能な大切なものだけに、その脅威は神的な力と言うしかない。日本の台風12号の豪雨災害でも明らかなように、全てのものを飲み込みその力を牙に変えて流れる落ちる水は容赦ない悪魔のごとき怪物である。津波もまた水の怪物の一つである。タイの洪水は逆津波のように感じているが、全てのものを破壊することはなく、ただゆっくりと、その力を見せ付けている感じだ。日本の豪雨災害とは明らかに違う洪水は、私たちには理解不能な大陸型の水の災害といえそうだ。土石流となり、山崩れの土砂や大小様々な石や木を容赦なく叩きつけ、あらゆる物を破壊していくと日本的な豪雨災害とは違うタイの洪水は、バンコクのあらゆる機能を破壊しそうだ。一気にではなく、時間をかけて生殺しのように、バンコクを侵食する水の怪物だ。 怪物の犠牲者はタイ国民だけではない。多くの日本企業がその牙で傷つく。どれだけの日本企業がタイ進出をしているかと驚くが、日本の私たちの生活にも大きく影響する。寿司ネタのえびだけでなく、車、電化製品など、あらゆる製品が影響し、寿司の海老が食べられないばかりではなく、あらゆるものが影響しそうだ。タイの複数の工業団地には日本がある感だ。5万とも、6万とも言われる日本人の数にも驚く。滞在従者のぶろぐを見るのは好きだが、御馴染みの赤いTシャツのデモや、黄色のTシャツのデモではなく、水色の怪物、大洪水の模様は、何となく知りたくないような思いもなる。人間の力の及ばない災害は、東日本大震災や台風12号の豪雨災害でこりごりだと思うからだ。 「インラック政権は打つ手なしの見出し」があったが、私は政権の対応の不味さなどより、洪水の中で逞しく生きるタイの人々の姿に、政権の頼りなさを補う力を感じる。洪水の中での、筏のタクシーなどは、その逞しさを表現していると思う。そんな逞しい対国民への日本の援助や支援が速やかに行われると信じる。対在住の知人は、心配などしないで休暇のつもりでのんびりしているとか言うが、多くの日本人は、そんなのんびりのんびりムードではいられないだろう。さて、ニュースから洪水の模様を探る。 タイ政府の対策本部があるドンムアン空港にも水の怪物の触手は届き、建物の一部が停電したという。インラック首相は、 「大量の水を海に至急流すことと、早期の復興計画作りが必要だ」と事務的に語ったと言う。 福島原発事故の保安院の会見「人体に影響はない」な事務的な発言に、対国民はうんざりかも知れないが、女性首相は厳しい試練のまえにたじろいでいる様な感じで、「涙ぐみ」などの見出しもあった。泣いてる場合ではないだろうと国民の声を代弁する記者から「泣いているのですか」と聞かれたとか。インラック首相は、「泣いていない。これからも泣かない」と強く言ったとか。日本の菅首相は一人で突っ走った。怒りを前面に出しての迷走感があった。タイの女性首相は、涙を浮かべて、「泣いてない」と言った。そして、タイの国民の誇り王宮周辺に怪物の触手は伸びる。王宮や寺院高級ホテルも浸水する。31日までには大潮で川が氾濫し、バンコク全域が浸水すると言う。タイ政府は全市民への避難勧告で、27日から5日間を臨時の休日としたと言う。軍の出動は5万人体制だ。微笑みの国の洪水はまだ続く。
2011.10.28
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タイの洪水は何処まで行くのか。タイの洪水は何時まで続くのか。タイの洪水の始まりは何処で何時から。そんな疑問が幾つも湧くタイの洪水だ。タイの洪水の規模の大きさや期間の長さがもさることながら、その洪水で知った驚きは、日本企業の多さであった。日本を代表する企業の殆どがタイには進出しているのは驚きであり、タイの洪水が日本に与える影響に驚く。多くの企業が工場を構えるのだから日本人の数も多いのは当然で、日本の地方都市がタイにあるくらいの感覚だろう。さて、タイの洪水に始りは何時だろう。 始まりは、5月の雨期と言う。雨期の降雨量が多く水が十分蓄えられていた。そして、9~10月には、遠く東シナ海の台風や熱帯低気圧の影響で記録的な大雨が続いた。そして、大洪水となった。始まりはと問われると、始まりは5月の雨期と言うことになるようだ。 何日かさかのぼって洪水のニュースをみる。 先ずは10月19日、バンコクの北東部の7区の住民に初めて避難勧告が出された。洪水が南下するから避難勧告が出されたのは当然だ。パトゥムタニ県から洪水がバンコクに向かって南下しているのだから避難勧告は当然だ。日本の豪雨災害のように川が氾濫して一気に周辺を飲み込むのではない。表現は適切ではないがゆっくりとした洪水の南下で、タイ政府も洪水の様子を見ながらの避難勧告だ。日本の紀伊半島の南紀勝浦の豪雨災害の現場を見た私には、何となく、のんびりと言った感じがする。そんな、ノンビリと感じさせる政府への、国民の批判が高まるのは当然で、タイ特有の赤や黄色のTシャツでのデモも起きるのではと心配するが、洪水の中でのデモなどはないだろう。避難勧告もいかにもタイ的で、19日に出たバンコク市からの避難勧告は、家財道具などは高いところに移し、24時間以内に避難するように促すものだった。 バンコク近郊のチャオプラヤ川の堤防が決壊。洪水は首都バンコクに向かっていく。そして、首都機能を守るための理由で、運河の水門6カ所を開いたから、水嵩は増すばかり。日本の原発事故同様に、政府発の情報への信頼度は低いと言う。ある大学の世論調査で、約87%の人が政府情報は信用できなとこたえたとか。それでは政府も面目が立たない。インラック首相は自ら全ての情報を公開すると宣言したと言う。さて、もう一日遡って18日には、日本の駐タイ大使がラカバン工業団地を視察したと報じられ、日本企業の洪水による深刻な影響を直接みた。中部アユタヤ県の5カ所の工業団地が冠水。さらに一日遡ると、パトゥムタニ県にあるナワナコン工業団地も17日に浸水し日系企業約420社が浸水被害だという。日本企業420社である。さて、洪水の被害者は307人で、被災者は880万人と言う規模だ。 18日から22日に下ると、インラック首相はラジオで、水が引くのに1カ月以上かかると言った。そして、全国1743カ所の避難所に、約11万3千人が避難していると言った。そして、死者は増えて、346人になった発表した。 バンコク北部のドンムアン地区が浸水した。洪水被害対策センターがある地区が浸水だ。そして、遂に、バンコクから北へと延びる国道1号線も川となり、車の代わりにボートが交通手段となっている。タクシー代わりは筏と言うから、何をかいわんやである。木の筏だではなく、ペットボトル利用の筏だ。ペットボトルでも筏と言うのかどうかは別にして、筏がタクシーの代わりで動力は当然川の中を歩く人の力だ。そして、何と日よけ付きで2人乗りとか、いす付きも出現している。洪水の中でも商魂逞しい人々の存在は力強い。 そして、遂に、洪水の中での水上市場が現れた。洪水も恐れぬ、洪水も利用する逞しさだ。店をやっているのは多くが女性で、女性の逞しさに脱帽する。まだまだ続くタイの洪水だ。 水の引いた後は、どんな光景だろうか。日本の豪雨被害のように、泥が溜まっているだろうか。日本の豪雨被害と違い巨木や巨岩が流れることはないようで、泥はどうかと気になる。泥はたまっていそうだが、日本の豪雨被害とは違うようだ。一日も早く水が引き、タイの人々の生活が元に戻るように、そして、日系企業の操業開始を祈る。
2011.10.25
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過疎地、田舎、と言われる地方に住んでいると、特に暴力団の存在を意識することはないが、でも、台風12号の豪雨被害の地方にも、振り込め詐欺や、そのほかの暴力団的な魔の手のごとき甘いささやきにも似た文言、いや、キャッチコピー金融パンフレットなどが目に付く。被害者への魔の手に、その背後の暴力団を考える。 暴力団排除条例が47都道府県で施行され、刑法的な意味を持って、全国の暴力団に挑戦する。暴力団組織に挑戦するための国家的な仕組みではなく、地方条例で、47都道府県が暴力団排除の足並みをそろえる。暴力団排除の為に、暴力団に接する市民を罰するのが目的なような暴力団排除条例である。極端な言い方をすれば、日本国民の中に、暴力団の特別枠を設けたのだ。そして特別枠の暴力団員の人権さえも無視するかのごとき条例である。暴力団員と関わる人々の、日常的な生活も規制し、宗教的自由も無視するかの如しで、明らかに行き過ぎだと思う。それでも暴力団対策となると、そんなことも認めざろう得ない、と言うのが、一般的な市民感情などと言う事になりそうだ。 47都道府県共通の条例に違和感があるが、でも、やっぱり暴力団排除が目的だから、そのための対策として共通するのは当然だ。暴力団新法が制定された時も、暴力団にも人権があり、日本国憲法の謳う、法の下平等を犯すのではと論議が白熱したものだ。暴力団排除と、暴力団員の人権であり、暴力団の家族の人権であり、暴力団と関係する人々の人権である。それにしても、47都道府県の暴力団排除条例と、それにともなう警察の動きは、少々行き過ぎだ。暴力団擁護のために文句を言う人はいないと思うが、人権の観点から文句を言う人は多いだろう。特に山口組の本拠地のある兵庫県警の、近くの神社への圧力は宗教の自由を謳う憲法に底触するのではの指摘が多い。 初詣は誰にも許される宗教の自由である。近くの寺社仏閣へのお参りは、日本人的宗教観の原点であり、又、日本的の習慣である。宗教心がなくても、寺社仏閣に詣でるのが日本人だ。近くの神社への祈願を阻止する国家権力の横暴と、暴力団側の弁護士は主張する。これまで、警察も寺社仏閣への圧力は遠慮気味であったが、ついに暴力団排除の為に、暴力団ではなく、暴力団に関わる人々に圧力を加え、そして罰を与える暴力団排除条例が、目に見える形で、一般市民にも迫ってきたのだ。 一般市民と見分けがつかないスマートなやくざはいくらでもいるだろう。関西系の何処から見ても一般人には見えない極道的な暴力団は避けて通ることもできるが、東京の暴力団員は一般人と見分けがつかない。洗練されたスマートな青年風、また、おしゃれなで粋なIT紳士風、また、平凡この上ないサラリーマン風とか、生真面目な公務員風暴力団員もいるようで、あなたは暴力団員ですかと、訊かないかぎり判別不能では、万人を相手にする商売人は苦労する。 それにしても、商店街や、あるいは映画館などの娯楽施設、果ては冠婚葬祭まで、暴力団排除では、暴力団員は息苦しいが、悪知恵の働く暴力団が、はいそうですかと、引き下がるとは思えない。全国を塗りつぶした暴力団排除条例の抜け道を探し、目に見えない抵抗を示すだろう。そして、暴力団排除条例のおかげで、暴力団が少なくなったような気がするだろう。でも、暫くして、気がついた時には、また、新たな特別法が必要と言う事になるだろう。単純な表現で、いたちごっこ、が続くわけであると、行き過ぎた暴力団排除条例に皮肉を言いたい。暴力団を必要悪とは言わないが、行き過ぎた正義は、悪と同じだと、重ねて皮肉を言いた。 でも、暴力団排除条例に期待する人も多い。 でも、商売人にとっては、厄介だ。 暴力団も消費者の一人、お客さんの一人。 お客さんに売るのを断るなどできない。
2011.10.25
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10月4日、那智勝浦町の災害ボランテイアセンターは、何組かのボランテイアを送り出した後、待機が続いた。台風12号の豪雨災害は那智川流域の市野々地区、井関地区、川関地区が特に酷く、災害ボランテイア活動の拠点は中心部になる井関地区にあるが、その拠点にさえ向かう様子もない。やがて、治安の理由で被災地への乗り込みは様子見だと言う説明だが、ボランテイア活動と治安が結びつかない多くのボランテイアは、そんな説明に納得はいかないが、黙って指示を待つほかない。 やがて、治安に影響を与えるのは、大量の銃弾が見つかったからと、噂が流れ、銃弾の正体は散弾銃らしいなどといわれだした。前日にボランテイアの間でシシ屋敷と呼ばれる老猟師の家の床下の泥出しをしていたので、大量の散弾が発見されたのは受け入れられるが、散弾と治安が結びつかない。暫くして、ボランテイア活動のリーダーに噂の真意を確かめると、首を捻るだけだった。話を聞いているそばの老ボランテイアは、天皇陛下の訪問があるのではと言う。それもありえない事ではないが、突然の訪問などないだろうと、リーダーは首を振りながら、情報収集に向かった。 結局、被災地のボランテイア活動は中止となり、那智の浜の流木やゴミの片付けに向かった。12時過ぎに自衛隊のヘリコプターが、砂埃を舞い上げて、近くのグランドに着陸した。食事中の私達は、顔をしかめ目蓋を閉じてヘリコプターを見たが、被災地に何があったかと、色々な意見が出始めた。結局、大量の散弾と自衛隊のヘリコプターから、不発弾の発見などの意見もあり、真相は見えないまま、もう一機のヘリコプターの到着だ。二機の自衛隊ヘリコプターに、ただならぬ事態発生と思いながらも、午後の片付け作業は始った。ところが、不思議に誰も気にしている様子もなく、皆が真相を知っているのかと、疑問に思ったほどだ。 那智の浜での作業は流木の片付けであり、打ち上げられたゴミの片付けである。一人で持てる流木は少なく、二人、三人、、、そして、十人掛りとか、最大で十五人で巨大な流木を片付ける。そん作業を見ていると、集団の力の凄さを改めて知る思いになり、誰かの、「ピラミッド建設の謎が解けたような気がする」の言葉に頷いた。ボランテイアセンターでは、一人で持てない流木は、重機などで片付けるから、そのままにしておくように言われたが、それでは、殆ど片付かない。作業は進展しないので、一組の力自慢が手頃なのを片付ける。その作業をみた別の組も負けじ片付け始める。次第に片付ける流木は大きくなり、三人掛かりとなり、四人掛かりとなり、次第に流木は巨大化していく。一方、女性ボランテイアを中心のゴミの片付けも、壮大な絵巻のように展開していく。そして、小さなゴミは熊手で集められ、流木とゴミに埋め尽くされた那智の浜宮の浜が姿を現す。 泥だしでも、女性ボランテイアの凄さを感じたが、浜のゴミ片付けで、その凄さを再確認した。殆ど経験のない作業に違いないはずの、若い女性の作業振りには感心しきりだ。泥出しなどでは、一輪車さえ巧妙に扱い、障害物の大い細い通路を往復する。中には、20センチ足らずの細い道板の上を警戒な足取りで一輪車を押し歩く、女子大生と思しき女性もいる。 さて、10月4日の被災地のボランテイア活動中止の真相は、治安に関わるとかの噂の真相は、参議院災害対策特別委員会のメンバーの被災地視察であった。今更の思いになる参議院災害特別委員会メンバーの被災地視察だ。しかも、自衛隊のヘリコプターでの、人騒がせな視察である。首相はとっくに視察し、激震災害の指定もされている被災地に、今更、何を見に来たのかは知らないが,参議院災害対策特別委員会のメンバーは、自衛隊のヘリコプターでやってきた。道路の復旧が進み、通行可能となってからの自衛隊ヘリコプターでの視察だ。復旧作業を中止させての視察の結果、首相視察以上の何が、被災地にもたらされるのかと問いたくなる無意味に近い視察と言いたい思いだ。くどくなるが、何がどう変わるのか、疑問を抱かせる人騒がせな、参議院災害特別委員会メンバーの視察だ。台風第12号による被害状況等の実情調査のため、、、、と、マスコミは報じるが、、、、、。
2011.10.06
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紀伊半島南東部、紀南地方、那智勝浦は暴風の真っ只中。台風15号の暴風域に入った紀伊半島は暴風の真っ只中。沖縄付近で長い間うろつき、次第に勢力を増して北上した台風15号は遂に非常に強い台風として、速度もまして日本列島に襲い掛かる感じだ。四国から紀伊半島東海にかけての台風上陸の可能性のある地域は強烈な暴風の中だ。20日朝の台風の勢力は、中心気圧は940ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルである。半径150キロ以内が風速25メートル以上の暴風域。 台風12号で甚大な被害の紀伊半島南東部紀南地区は昨日から暴風圏内の生活だ。避難勧告で無人の町と化した被災地で、台風の状況を見ながらの復旧作業を続ける大型重機と大型ダンプカーだけが動いている。消防、警察、そして自衛隊の警備する被災地は、抉り取られた傷痕を暴風雨に晒しているかのようだった。道路や空き地に積み重ねられた家財道具や電化製品その他諸々の生活用品は、殆どが片付けられてはいるが、それでも、流木などの大型ゴミをはじめ、多くのゴミが残されている。 台風12号のもたらした記録的な大雨のため、紀伊半島南東部には5つの堰止湖(土砂ダム、土砂崩れダム、自然ダム、天然ダム)が残された。奈良県に4つ、和歌山県に1つの堰止湖は、決壊の危険を孕んでいる。台風15号の大雨にゆる新たな被害の可能性もある堰止湖は、国交省の厳重な監視下にあるが、場所が場所だけに、決壊防止策も打てないのが現実だ。 紀伊半島の南東部は猛烈な暴風が吹き荒れている。那智勝浦町海岸部の住人は、窓も開けられない中で、窓越しに見る暴風雨の風景と猛獣の唸り声にも似た暴風雨の音に、那智の滝に向かう県道那智山線沿いの、台風12号の被災地の事を思う。昨日の夕方、井関地区の知人が避難したかどうか確かめにいった。井関地区をはじめ、那智川沿いの被災地は台風12号による被災後、二度目になる避難勧告だ。知人はいなかったが、近くで警戒する警察官に尋ねると、勝浦小学校に避難したようで、安心して帰った。 先日、市野々地区でのボランテイア作業時、共に後片付けをした地元の40代のご婦人は、「避難勧告のあった日だけ、避難所で休むことができた。「その時だけは、正直、雨に感謝した」と、被災後の苦しい日々を語った。避難勧告のあった日だけしか、休むことのできない後片付けの日々の苦しさが表現された言葉に、改めに、被災地の風景を見渡した。2週間過ぎても、3週目になっても、被災地の現実は、通行の障害物がなくなった程度だ。そんな中での、非常に強い台風15号の恐怖が被災地に襲い掛かる。
2011.09.21
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紀伊半島南東部に甚大な被害をもたらした台風12号は、足の遅いのろのろ台風であった。大量の雨を降らせるのろのろ台風12号の爪痕は深く、未だにその後処理は進んでいない。那智川の氾濫で甚大な被害の那智勝浦町の那智川沿いの被災地は、自衛隊や多くのボランテイアの復旧作業が続くが、遅々として進まないのが現状だ。決壊家屋は手付かずで、床下が抉り取られて傾いた家屋も手付かずで、流された自動車も殆どが手付かずで、集落の隙間と言う隙間には運び出された家財道具が積まれている。電化製品は運び出され目立たなくなったが、至るところに残るゴミの山は、被害の大きさを物語っている。そして、未だに続く行方不明者捜索。 そんな台風12号の豪雨被災地に、台風15号が新たな脅威となっている。台風12号同様に、足の遅い15号は、日本列島へ向かう進路ではないが、沖縄付近で停滞気味で、その影響で、紀伊半島は大雨の予報だ。雨は、昨日の朝から雨が降り始め、私のボランテイアー活動も中止となった。そして、今日は更に、大雨が予想され、避難勧告も出ては、今日も私のボランテイア活動は中止だ。私のみならず、全てのボランテイア活動は中止だ。 さて、気象庁は発表によると、台風15号の今日朝の状況は、沖縄県那覇市の東南東約220キロの海上でうろうろしているらしい。うろうろの表現は、台風12号の速度の遅さをのろのろと表現したからだが、停滞気味の台風15号の速度表現には、うろうろがまさに、うってつけなような気がする。のろのろ台風の豪雨被害の被災地に、うろうろ台風の豪雨が不安を与える。 うろうろ台風15号の勢力は、中心の気圧は985ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルだ。そして、紀伊半島には大雨が予想され、のろのろ台風12号の豪雨災害地域は、うろうろ台風15号のもたらす豪雨に、不安な時間を過ごす事になる。 今年の豪雨被害の特徴でもある、「土砂崩れダム」 その、「土砂崩れダム」の決壊が大きな被害に繋がる可能性がある。 5つの「土砂ダム」は、紀伊半島の脅威だ。大雨になれば、その中の幾つかが決壊する可能性は大きいと言う。いや、幾つかの「土砂ダム」は確実に決壊するという。現在は陽射しがギラギラと煌めいている。でも、防災無線で、様々な復旧活動の中止、ボランテイア活動の中止が放送されている。海岸部は明るく、山間部は分厚い雲に覆われている。
2011.09.17
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他の被災地も同様だが、那智勝浦町の豪雨被災地も、官民あげての懸命の復旧作業が続いている。那智勝浦町の海岸部に住む。那智勝浦町でも海岸部は殆ど無傷と表現したい。そんな海岸部の住人は心苦しい思いである。那智川の氾濫で多くの犠牲者と行方不明者のでた地区。二週間が過ぎても道路の両脇の家財道具で溢れている。股らしい電化製品などを見ると災害の悲惨さを新たに感じる。自衛隊や警察の行方不明者の捜索活動も行われる中での、ゴミ処理が、ゴミのトラックへの積み込み作業が、連日の私のボランテイアー作業現場だ。毎日大量のゴミが積み込まれるが、ゴミが少なくなった感じはしない。家の中からは次々とゴミが出ている。積んでも積んでも、運んでも運んでも、減らない災害ゴミである。東日本大震災の被災地の映像を見ている私達は、少々の災害には驚かなくなっている。災害に鈍感になっても、豪雨災害現場は驚きの現場だそんな台風12号の豪雨災害が激甚災害指定となる。当然だと、現場で作業をする人間は思う。あの現状を見たらの思いになる。 様々な人々が、様々なところからやってくるボランテイアー活動には感心する。石巻からやってきたボランテイアーグループに、あの東日本大震災の石巻から、まだ復興の序奏さえ終わってない大震災の地からやってきたボランテイアー・グループに驚く。中学生から老人までの年齢幅に驚く。 今日は雨模様で、今日は台風15号の影響の雨模様で、私のボランテイアーは休みとなるが、こんな日でも、活動を続ける人はいるだろう。彼らの行動力、活動力、そして、その心根に敬意を表したい思いになって雨空を見上げる9月16日の朝。
2011.09.16
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一家5人を同時に失う悲しみ。 記録的な降雨量をともなった、のろのろ台風12号は、東紀州、紀伊半島南東部に大きな爪痕を残した。山は抉り取られ川は氾濫し、その被害は想像をはるかに越え、多くの被害者をだし、今尚、多くの行方不明者もいるほどだ。 NHKのクローズアップ現代でも「降り止まぬ雨」と表現されたのろのろ台風のもたらした記録的な雨のもたらした災害。犠牲になった被害者の家族の悲しみを思うと心が痛む。 那智勝浦町内で見つかった男女4人の遺体は行方不明になっていた市野々の一家だった。自動車修理業の45歳の男性と、46歳の妻、町立那智中2年で14歳の長女、同1年で13歳の次女。8日には町立市野々小2年で7歳の次男の遺体が確認されているから、一家5人がなくなったことになる。 一家5人の犠牲は、これまでの災害、東日本大震災や阪神泡時代震災でさえ、あったかどうか分からないが、信じ難い事実である。家族とはなれて都会暮らしの長男は、一家全員の死の現実を前にして、どんな思いかは、予想もつかない。一家5人の死を受け止める強い精神力を思うが、それ以上のことは私には表現のできない。 一人の青年に神が与えた試練などと言う表現など、一家5人を同時に失う悲しみのまでは意味もなさない。それでも神に対しての問いかけの中に、一家5人の死を受け止め、乗り越え、強く生きる青年の心が保たれ強くなっていくような気がする。一家5人の死の悲しみが消えることは無いが、悲しみを強い力に変えて彼は強く生きるだろう。この試練に立ち向かう若者に、神は強い力と信念と、そして優しさを与えるだろう。これほどの悲しみはこの世には無い。この悲しみを乗り越える力を持つ若者の未来は栄光に満たされると信じる私は、何日も那智勝浦町井関の知人の家で泥出しを手伝った。一家5人が亡くなった市野々は井関の近くで、那智の滝に向かって進んだら、直ぐ上の方である。 一家5人を失う悲しみは、私には表現も説明できないが、せめて悲しみの一片を共有する心だけは持ちたいと思う。そんな思いを胸に、ボランテイアーに参加する。
2011.09.13
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のろのろ台風12号の暴風域は広く、そののろのろぶりから、紀伊半島は長い間暴風域であった。驚異的な雨量出、雨量記録が幾つも塗り替えられ、紀伊半島中央部から東紀州にかけての多雨地帯は、土砂崩れや川の氾濫で大災害となった。一般的に私たちが考える表層土砂崩れではなく、深層土砂崩れと呼ばれる山肌を断層ごと深く抉り取るような土砂崩れで、大量の土砂が川に流れ落ち、また、谷が埋められ土砂ダムができた。紀伊半島中央部の大峰山系から熊野灘に流れる川はこぞって氾濫した。そして、太陽の土砂が運ばれた。氾濫した川の周辺は土砂で埋まった。住宅は土砂に埋まり、畑も田んぼも、そして、空き地も全て土砂で埋まった。また、大量の流木も運ばれ、その流木が橋を破戒し、ガードレールをひん曲げ、家の壁を突き崩した。東日本大震災の大津波の後の風景が那智川の周辺にあった。日本最大の名爆那智の滝、世界遺産那智大社への道路は寸断され、那智の滝から流れ下る那智川の氾濫は、大津波の後と重なる風景である。日本有数の降雨地帯紀伊半島、水害には強いといわれた紀伊半島南東部。水害は素の地に起きた。年間雨量の3分の2が3.4日で降った凄さは、NHKのクローズアップ現代でも、「降り止まぬ雨」と表現した。振り続けた雨が止んだとき、私は不思議な開放感を味わった。まだ、図付近の川の氾濫を知らなかった。開放感に誘われて車を走らせ、やがて大災害を知る事になる。想像をはるかに超えた大災害が、降り止まぬ雨に感じない鈍感さを今更ながら思う。そして、被災した知人の家で見た泥の色は地獄の色かと思った。家の中正面に新宮那智勝浦道路災害復旧は皆の力で。被災地からも。
2011.09.12
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長い暴風雨の中の閉ざされたような生活から開放される。そんなおもいで目覚めと同時に窓を開ける。風はまだ強いが窓を開けられないほどではない。雨はふっているが傘をさして歩ける。開放感で心が躍るような朝だ。でも、まだ、台風12号の影響下にある紀南地方の空は、その影響から開放されてはいない。 地球温暖化の影響か、それとも他の原因か台風の形や進路や速度が変わった。長い地球の歴史から考えると、特に指摘するほどでもないかも知れないが、台風が変わったような気がする。発生場所も親路も速度も、そして、台風一過の爽やかな晴天がない。 そんな思いで開ける窓から、微かに雨が吹き込んでくる。まだまだ、暴風雨の中だと呟き見上げる空は暗雲に覆われている。風が弱まったとはいえ、何時果てるともない雨が降りしきるくらい朝。それでも感じる開放感は、長い台風12号の通過待ちの暗い心模様を表している。長い暴風での生活と言っても、3日だったが、長い長い時間のような気がする。そして、4日目の今日は、傘をさして出かける。 台風12号情報を改めてみると、依然として、のんびり速度で、風速25メートル以上の暴風域の円が中国地方に残っている。日本海に抜けるにはまだ時間がかかりそうだと、暗鬱な気持ちになる。そして、雨の被害は台風通過後に多く発生しているようだ。紀伊半島南東部の住人である私には和歌山県の情報が気になるのは当然で、開ける窓から微かに吹き込む雨に手を翳して、テレビから流れる和歌山県の被害状況を聞く。 熊野川が氾濫し国道168号が通行止め。9軒が床上浸水。そのほかに、5つの川が氾濫危険水位。 和歌山県南部、降り始めからの雨量が多いところで1230ミリ。因みに最大雨量は奈良県上北山村で1400ミリ。共に発表された雨量が超えただろう。 何時果てるともない雨は降り続く。風が弱くなり傘をさして外に出れる喜びに心が踊るようなくらい朝。台風12号の爪痕の大きさを確認する朝でもある。
2011.09.04
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紀伊半島は台風銀座。紀伊半島は台風の通り道、紀伊半島は台風の上陸地、台風北上にニュースに、紀伊半島の住人の私は、憂鬱に名日々を過ごす。今年の台風の速度はこぞって遅い。台風6号はだらだらと進む感じだった。12号も速度は遅く、ノンビリと、ゆっくりと北上してくる。そして、知らず知らずに目標は、紀伊半島となっている。 台風12号は大型で強い台風で、2日から3日にかけて日本列島のど真ん中に上陸する可能性がある。日本列島のど真ん中は中部東海地方で、日本列島に上陸し、内陸部を北上する縦断コースの可能性もあるとか。ややこしい言い方する必要などないと言いつつ、ややこしいい方を続けると、日本のど真ん中に向かうルートを、やや西寄に進路を変えつつ、ゆっくりと、しかも勢力を維持したまま進んでいる。日本上陸は2日夜から3日の朝の予想だという。 しかし、台風の現在のルートは紀伊半島上陸ルート。紀伊半島直撃ルートだ。紀伊半島の住人である私は、二日前から台風状態の生活だ。昨日は荒れ狂う熊野灘沿いの国道42号線を北上して、三重県熊野市鬼ヶ城まで行ったが、フロントガラスには潮が張り付き、視界不良となった。水を噴出し、ワイパーを動かしながらの走行が続いた。 今日も台風の真っ只中の感じで夜が明けた。窓から見える港には、多くの船が鬩ぎ合うように係留されている。見慣れない船が、重なり合っているよう港の風景は、御伽噺の場面のようでもあり、未来の港のようでもあり、宇宙的な港とのようである。 木々は揺れ、電線も唸りつつ揺れ動くが、大きな港の中の、小さな港は、二重三重の防波堤に守られ、係留する船は殆ど動かない。大きな港の港口の両側の防波堤に波は砕け舞い上がっている。舞い上がる波涛は台風の接近を証するが、大きな港の中の小さな港は静かだ。 重なり合うように港に係留される船は、時速10キロ以下ののんびり台風の通過を待って、何日も身動きできないくらいの狭苦しさの中で過ごす。大海を我がもの物顔で航行する船には、何とも哀れな風景だが、台風と切り離して、船が犇きある港を見ると、御伽噺の場面のような、未来都市の中の港のような、宇宙都市の港のような気がすると繰り返す。 ゆっくり台風6号は多くの雨量記録を塗り替え、ゆっくり台風の特徴を示した。台風12号もまた、ゆっくり台風で、6号同様に多く雨を降らせそうだ。速度の遅さは、雨の時間を長引かせる。現在は強風だけで、雨はふってないが、もうそろそろ、大雨が降り始め、本格的な暴風雨となりそうだ。 速度の遅さは、同じ場所で大雨が続く事になる。紀伊半島は暫くは暴風雨の中と言うことになりそうだ。何日間強風の中、何日間暴風雨の中の生活が続くかと、ため息混じりに呟き空を見上げる紀伊半島の住人は憂鬱だ。
2011.09.01
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島田紳助が引退した。突然の引退と表現しなければいけないが、ここ数年のテレビでの活躍を考えると、夏の夜の花火のようで、必然性を感じる引退発表でもあった。紳介司会の影響力は大きかった。特に「行列のできる法律相談」からは、何人もの政治家が生まれた。国会議員が生まれ、そして、大阪知事も生まれた。日本で島田紳介の影響力は大きい。日本の次の総理大臣を決める、民主党の代表選挙よりもはるかに、影響力は大と言いたい。自らも将来は政治家への野望もあっただろう。島田紳介引退後の混乱は大きいだろう。高視聴率の番組を幾つも持つ、売れっ子司会者の引退は、テレビ局にとっては、大地震並みの大揺れとなる。テレビ局にとっては突然の引退は大地震並みの混乱と、要らぬ心配をする島田紳介の引退発表は、「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」の、23日夜緊急記者会見だ。原因は、暴力団関係者との親密な関係だと言う。23日付で芸能活動から引退の発表だ。テレビ報道から見る会見の第一声は、「島田紳助につきまして、本日かぎりで、芸能活動から引退することになりましたので、ここにご報告を申し上げます」島田紳介は、殆ど居直り的に、引退理由を語った。「芸能界を引退するから、守るべきものも何もない。吉本興業に正直にしゃべりましたし、記者会見でも正直にしゃべる」と、最後の最後まで潔さをと人間としてを強調する。黒い付き合いの始まりは、「一番最初、10数年前、僕的に、解決できない悩み、トラブルがあり、芸能界を去ろうと決意した時期でした」、そんな時期でしたという。「その時に昔からの友人であるAさんから電話があった。心配しての電話だが、彼とは、数年に1回、会うような付き合いであった」という。そして、「僕が非常に悩んでいるという話を聞いて、Aさんが自宅に電話してくれました」と続く。紳介の悩みをそれほど親しくも無いAに話した。そして、惚れ程親しくもないAが、「やくざのBさんにその話をして、すべてクリアにした」から、「僕は人として恩を感じました」となり、その恩義の為に、有耶無耶な関係が続いていたという。人間としての人としての全うな道である恩義がある限り、その付き合いは人間としての当然のものである。それでも、Bさんは、「お前は芸能界の人間。私はやくざ組織の人間」と、紳介との付き合いを拒んだ。「会うことはいけないし、会うと、君にはマイナスだと、だから君は今後、テレビの世界で頑張ることが、一番の恩返しになるんだから、会わずに頑張ってくれ」と、義理の人情の裏表が交差する人間性にとんだ言葉である。「組織の方、関係なく、人間として、正直、ありがたい言葉だと思いました」と紳介は思い、「会うとマイナスになるから、心と心でつながっていればいいんだ」とやくざのBは言った。そして、「人とはそういうもんだ」と言われ、紳介は、「本当に感謝した言葉でした」と人間として恩義を感じる。しかし、そんな恩義を感じながらも、「その方と直接メールすることもなかった」という。「僕は人としてやっぱり、ありがたいなという気持ちを、ずっと持ち続けていましたし、感謝の気持ちがありました」と、紳介は人間としての恩義をアダにはしなかった。「芸能界で頑張ってこれたのも、あん時、辞めなかったからだ」と、思っていた。そして、毎年、「ことしも1年無事終わりました。本当に心から感謝してます。くれぐれもよろしくお伝えくださいと、Aさんにメールして伝言をお願いした」と恩義を忘れない人間を強調する。「直接付き合ってはいけないから、電話することもなく、Aさんを通じて伝言をしていた」と続け、「10数年間のお付き合いで、あったのは4、5回だと思います」と、やくざBとの付き合いを説明する。「最後に会ったのは4年半前。バーのオープン」と続く。「会員制で入れなかったので、わたしの名前を出された」時で、「お祝いで、いいお酒を飲まれ、多めにお金を置いていかれた」と、やくざBの人柄を説明する。そして、「6年前のトラブルの自宅謹慎」時には、「Aさんと、Aさんを通してBさんからも励ましの電話をいただいた」と。その返事に、「Aさんに、ありがとうございますと、お2人がついてくれてるから、僕は心強いですとメール」だ。そんな関係だから、「僕の中では、悪いことをしてるとか、これはいけないんだという意識はなかった」「芸能界のルールとして問題ない、違反じゃないという認識だった。芸能界のモラルとして、やってはいけないことと言われ、自分の認識の甘さを知った」と言い、「吉本興業で後輩が700人ぐらいいます。僕がいい加減な処分を申し出たりすると、示しがつきません」と言う。「僕は若いやつに厳しいことを言っている。一番厳しい処分である引退をすれば、若い人たちもそういう過ちを犯さないんじゃないかと思い引退する。「島田紳助の最後、切腹のかいしゃくをしていただきまして、本当ありがとうございました。悔いありません」と締めくくる。
2011.08.24
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国民栄誉賞だ。「なでしこジャパン」に国民栄誉賞だ。となりの女の子に国民栄誉賞が贈られたかのような、そんな思いにもなる国民栄誉賞だ。国民栄誉賞はと考える。人気の無い政権が人気回復の一環としてなどと言えばとんでもないやっかみになるかも知れないが、元々はそんな政治的色彩がある。国民が異を唱えることなく、国民栄誉賞が当然の受賞者ではあるが、時の政権次第では、国民栄誉賞を逃した人も、一人や二人ではないような気がする。「なでしこジャパン」は、団体として初の受賞だ。時の政権との関係、ポピュリズム、権威主義、などと、複雑な背景もありそうな国民栄誉賞。「なでしこジャパン」は異彩ともいえる。注目もされずに、まさかまさかの世界制覇で、大震災と原発事故で光を失ったような日本に異色の煌めきを与えた。日本サッカーはと考える。男子の南アフリカワールドカップの活躍で、サッカーに対する思いが変わった人は多いだろう。評論家的な人たちの、マスコミ的人たちの、監督に対する批判がましい言葉が飛び交う中で、男子サッカーは見事な結果を残しての凱旋帰国だった。男子も女子も、サッカー後進国の日本チームは大きく飛躍し実績を残した。そして、ついに、「なでしこジャパン」が、まだ一度も勝ったことのない、アメリカに勝っての世界チャンピオンになったのだ。国民栄誉賞を贈る政権を考える。支持率低迷、末期症状、崩壊直前で退陣の決まった管首相には、日本中が湧いた「なでしこジャパンの世界制覇は、天からの恵みだった。そして、「なでしこジャパン」に国民栄誉賞表彰式。菅首相は「被災者と全ての国民に困難に立ち向かう勇気と爽やかな感動を与えた」と讃えた。授賞式で最も注目されたのは、アウデイーだ。佐々木監督の親父ギャグが日本中を駆け巡った。男子サッカーの記者会見での岡田監督の、奇想天外な演出を思い出す。佐々木監督の親父ギャグは、「この車、僕にあうでいー」だった。それにしても、アウデイーはリースだと言う。勿論無償のリースだ。何故、プレゼントしないのかと、思う。それにしても、沢さんは、髪を束ねている方が似合う。束ねた髪を靡かせて、ピッチを走り回る姿が美しい。
2011.08.19
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66回目の終戦記念日、66回目の広島長崎の原爆記念日に続き、66回目の終戦記念日がやってきた。あの忌まわしい戦争が終わってか66回目の夏だ。あの忌まわしい戦争と言ったところで、その忌まわしさを知っている人はもう少ない。忌まわしさの中にひっくくられる戦争の悲劇。輪郭も色彩もぼやけつつある66回目の終戦記念日。66年前の歴史となり、遠い昔の出来事になった終戦の日。しかし、66年を目前にして明らかになった真実がある。66年目にした初めて公開される極秘資料がある。66年目にして始めて口を開いた老兵がいる。66年の歳月が一気に消えて、66年前の今日が蘇る。父を失った悲しみが、子を失った悲しみが、恋人を失った悲しみが蘇る日。しかし、戦争を知らない私の戦争への思いは空想的。ある種の既成概念が作り出す戦争概念がつくる空想の悲劇。戦争概念のイメージ線上の残忍無比の出来事。でも、今年は少し違う。でも、今年の戦争記念日は、去年までの記念日とは違う思いになる。原爆記念日も、終戦記念日も、何時もの年と違い現実的。東日本大震災の津波の後の光景が戦争的破壊力と重なるから。福島原発事故が広島、長崎の原爆の被害と重なるから。日本人だけで3百人以上の人が死んだ、あの戦争の終戦から66年目の今年は、その戦争への違ったが日本人のを捉える。単なる歴史的な事実としての検証的な視点から、現実的視点へ変わった今年の終戦念日だ。歴史ではなく、現実としての戦争を考える終戦記念日。日本人も、そして、敵国の人々も、兵士も、一般人も、犠牲になった人々の冥福をただただ祈る終戦紀南日。
2011.08.15
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人類史上初の原爆が投下されたのは広島だった。悪魔の爆弾が投下されたのは66年前の今日だった。まさに、無差別殺戮で、生きるものすべて、人間の全滅を目的としたかのような原爆だった。ぎらつく太陽の照りつける真夏の日、戦時中とはいえ何時もの日常を営む一般市民の、頭上に投下された悪魔の爆弾だった。戦争のルールさえ無視しての原爆投下だった。非戦闘員の惨殺などと表現しても、意味もない人間全滅を画策した、アメリカの原爆投下のあった8月6日、あの悪夢の日から66年目の夏だ。悪魔の爆弾が広島市街に投下されてから66年目の「原爆の日」。福島原発事故で多くの人々が故郷を追われて避難し、未だに放射能が拡散し、肉牛の出荷停止に米さえ放射能汚染が懸念される今年は特別の原爆記念日だ。原爆が投下され、一瞬に多くの犠牲者を出し、多くの被爆者はもがき苦しんでも、誰も、悪魔の爆弾の正体を知らなかった。多くの人々が避難する福島原発事故。原発周辺の多くの人々の非難は分かっても、誰も、農作物や畜産牛まで被害が及ぶとは思わなかった。肉牛出荷停止で、米までが放射能汚染が懸念される現実だ。核兵器廃絶と、原発廃止は次元の違う問題でも、被爆の恐ろしさは同じと、訴えての原爆記念日のような気がする。原発の恩恵を受ける私たちにも、核廃絶は当然の訴える。原爆投下の国アメリカ大統領の、核廃絶宣言は世界に評価された。そして、ノーベル平和賞も授与された。しかし、その国の核廃絶はお飛び話のようにものだ。しかし、被爆国日本の、広島長崎の平和宣言は、核兵器廃絶宣言であり、66年間世界に訴え続けてきた。毎年、ノーベル平和賞を贈られても、不思議でもないような、平和宣言が66年間なされてきた。そんな思いにもなる、広島の原爆記念日だ。原爆の被害者の冥福と祈ります。被爆者として長い間苦しみと戦い続けるた人々の、戦いの日々を讃えます。その強さを讃えます。核廃絶が、原爆廃止が進むことを祈ります。
2011.08.06
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「なでしこジャパン」に国民栄誉賞だ。当然とは思うが、「なでしこジャパン」の国民栄誉賞のニュースは、今更ながらの感動を感じる。団体、グループへの国民栄誉賞は初だという。繰り返すが、当然といえば当然の「なでしこジャポン」への国民栄誉賞だ。またまた繰り返すが、サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」への国民栄誉賞だ。 思えば、女子サッカーのワールドカップへの国民的関心はそれ程でもなかった。出発時の報道は冷ややかな感じさえした。形だけの報道からは、「なでしこジャパン」への期待も感じられなかった。予選敗退がなければ上出来だし、予選敗退でも当然くらいが「なでしこジャパン」への評価だった。いや、「なでしこジャパン」の国際的な力の評価というよりは、女子サッカーへの関心のなさであった。 予選敗退でも仕方なしと、また、決勝リーグ進出でもすれば上出来くらいしか考えなかった。そして、ワールドカップが始り、イングランドに敗れると、関心はいよいよ薄れた。その「なでしこジャパン」がまさか、まさかの決勝進出で多くの国民も、そして関係者も、マスコミも面食らった感じだ。そして、未だ勝ったことのないアメリカ相手の決勝戦だ。 決勝まで進んだから上出来の気持ちで、負けて当然の気持ちで応援した国民は多かった。負けるのは当然だが、それにしても「なでしこジャパン」はよくやったと、不思議な気持ちの応援。それが、同点で延長。延長で一点取られ、遂に勝負が決まったと思い、それにしても「なでしこジャパン」は見事に戦ったなどと思った矢先の、試合終了間近の同点ゴールで、何が起きたか分からないうちに試合終了だ。 PK戦だ。PK戦になっても、勝つとは思わない。でも、アメリカは自滅し、「なでしこジャパン」は優勝した。そして、「なでしこジャパン」は熱波となって帰国した。 政府決定後のインタビュー、記者会見。何時のように、いや、先の帰国記者会見同様に、佐々木則夫監督も沢や他の選手も冷静で、淡々としているから凄い。浮かれているのは世論で、浮かれているのは政府で、浮かれているのはマスコミで、、、、と言った感じだ。 監督も選手も、喜びを語り、ロンドン五輪への決意を語る。 さて、もう一度振り返ると、7月の日本は幸せだった。女子ワールドカップドイツ大会での、「なでしこジャパン」の雑草的な戦いでの優勝で、日本中が幸せを感じた。無敵のアメリカに勝って、まだ、勝ったことのないアメリカに勝っての優勝に、日本中が沸き立ち、日本は幸せだった。東日本大震災後最大の明るいニュースが「なでしこジャパン」のワールドカップ優勝だった。 何度も言いたいのは、あのアメリカチームに勝っての優勝だ。国民栄誉賞も当然だ。化粧けもない、気取りもない、どこにでもいるような、平凡さを身にまとったような女性たちの国民栄誉賞は特別の意味がありそうだ。なでしこと呼ばれて燃え立ち栄誉賞なでしこは国民栄誉賞もスッピンで
2011.08.03
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過っての日本プロ野球界の速球王伊良部投手だ。ロッテの伊良部、いや、大リーグヤンキーズの伊良部、いや、阪神の伊良部と、色々な肩書きがある、過っての速球王の訃報だ。縦じまのユニフォーム、ピン・ストライブのユニフォームは特別のものだと、ニューヨークヤンキーズ入りの記者会見で、言っていたのを思い出す。「沖縄の血を引く、単に、体が大きいだけの自分が、世界最高峰のチームのユニフォームを、着るのは感慨無量だ」と、珍しく神妙な発言もあった。ピン・ストライブのユニフォームに、憧れ続けた悪たれ少年のままの、伊良部秀輝の栄光の時だった。悪たれ初年のままの伊良部秀輝だった。ピン・ストライブのユニフォームで、ニューヨーク・ヤンキーズのマウンドに立った、伊良部が天を仰ぎ見た時、彼の姿が飛び上がっていくような錯覚を覚えたものだ。栄光のマウンドに立っても、彼はヒールであった。日本ではガムを噛み、時に唾を吐きながらのマウンド、日本では顰蹙も買った。彼は決して自分を曲げず、ガムを噛み唾をはき続けた、プロ野球界最大のヒールであったが、野茂と並び称される日本人大リーガーの草分だ。日本球界にも、大リーグにも、その名を刻んだ伊良部秀輝はヒールであり続けた。アメリカでの酒場での暴行事件などが報じられたのは、つい最近のような気がする。伊良部らしい事件だと、ついつい、噴出して事件報道をみたものだ。伊良部派最後も出ヒールであった。彼の噛むガムも吐き出す唾も伊良部秀輝つくった。 私は巨体を揺らして悪態を付くような自己主義者伊良部投手が嫌いだった。ガムを噛み唾を吐く、ヤンキー的な伊良部が嫌いだった。でも、その反骨精神には脱帽した。そして、スピードボールで大リーガーとなった投手として、伊良部の存在を野茂と同じくらいだと認め、その業績も讃えた。嫌いではあるが、あの反骨精神の凄さは見事だったと思う。速球投手として、アウトローとして、伊良部投手は、その一生を終えた。享年42歳だ。若過ぎる死は、多くのものを残したと思う。伊良部秀輝の全盛期、彼が最高にわがまま的な言動を繰り返していた時期の、沖縄の友人の言葉を思い出す。「伊良部は私だ」と言った友人の言葉だ。言葉に出来ない伊良部の心を知ると友人は言った。ひたすらに反骨的であり、日本的道義を否定するかのように、ガムを噛み唾を吐き続けた伊良部秀輝、大リーグに挑戦したアウトローの死だ。偉大なアウトローの訃報を祈る。
2011.07.29
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田舎暮らしだ。紀伊半島南東部の那智勝浦。世界遺産熊野古道、那智の滝や那智大社、勝浦温泉、紀伊の松島と呼ばれる勝浦湾のある観光地であるが、過疎の地には変わりない。豊な自然の中での生活だが、小さな家庭菜園を楽しむくらいの私たちには、腐葉土の放射能汚染のニュースは、牛肉の放射能汚染のニュースより深刻な問題として迫ってくる。そんな軽々しい深刻さであるが、放射能汚染に対する怒りは、大きいと宣言する。 畜産牛の食料である藁に次いで、野や山の木々の葉っぱが原料の腐葉土からも、放射性セシウムが検出されたという。セシウム入りの藁を与えられた牛は胎内にセシウムを蓄積したまま肉となり市場に並んだ。市場に出たセシウム蓄積牛は福島県産のほか、栃木、岩手、秋田、宮城の福島県の近隣の県産の牛だ。牛に罪などあるわけでもない。畜産農家に罪があるわけでもない。牛は被害者で、畜産農家は最大の被害者だ。 すべてのセシウム蓄積牛を国が買い取るのは当然で、すべての保障を東京電力がするのも当然だが、国も東京電力も信用できないから畜産農家の苦難は続く。原発からは放射線は漏れ続け、蓄積された放射性物質の除染も、汚染された土地などの除去のめども立たず、放射能汚染の藁や木の葉がなくなる保証もないのが現実では、これから先、畜産農家は牛を飼う気力が残るかさえ心配だ。 放射能汚染の実態は、我々一般の生活者には分からないから、日本列島はすべて、汚染状態かも知れない。 ホットスポットという言葉も最近は聞かれなくなった。放射能を遠くまでまとめて運ぶ自然のシステムで生まれる放射能汚染の土地だ。風がまとめて放射能を運ぶ自然のシステムがあるから、九州の各地に、北海道に、沖縄に、そんなホットスポットがないとは言えない。日本列島だけではなく、近隣の国々、ホットスポットが現われ、更に、地球を駆け巡ると素人の私は懸念する。 地球規模の放射能汚染は兎も角、東北の、福島県はもとより、岩手、栃木、宮城などの近隣の土地は深刻な放射能汚染の現実が迫っている。東北も東京電力も駄目になると叫んで批判され非難されたのは菅首相だったが、あるいは菅首相だけが、深刻さを認識していたかも知れない。総理の発言としては不適切の声が菅首相の不信任案の原因の一つになったと思うが、あの時点で、現在の事態を想像できたのは菅首相だけのような気もする。 今更、菅首相を擁護する意味などないが、危機感の乏しいと批判される政権のトップの判断として、東北も、東京電力も駄目になる程の深刻さ指摘したした菅首相の軽々しい発言の、一部は真実として突きつけられた。米も、牛肉も、そのほかの農作物などから放射性セシウムが見つかるのではと、関係者は恐怖との闘いかも知れない。 スーパーが中心の食生活。多くの人々には選択肢があり、深刻な事態とはならないが、福島県はもとより、近隣の県の農業関係者には、深刻な問題だ。ある意味、命に関わる深刻さの中に日々暮らしている事になる。スーパーが中心の食生活の人間には深刻さはニュース程度であるが、生産者には死活問題だ。「原発さえなければ」の遺書を残して自殺された方の叫び声が聞えるようだ。 逆戻りするが、家庭菜園用の腐葉土や肥料からも放射性セシウム見つかった。そして、使用自粛の要請とか。家庭用菜園用の腐葉土は、小さな家庭菜園でも、プランターでも使っている。ホームセンタで売っているし、多く利用している身近な製品だ。でも、生産者も、どこの県の業者の製品かも気にしたことはない。ニュースの後は、ホームセンターの売り場に、腐葉土の生産県が大きく張り出されている。 日本列島汚染列島、日本放射能汚染列島だ。リアルタイムに表示される電力消費量。節電を促す効果とは別に、原発の重要性を唱えているようだ。原発の重要性などすべての国民は承知しているが、リアルタイムの表示は、押し付けがましいと思っている。地デジ移行で味わった不快感が別の形で続く事になる。原発に変るエネルギーは有るには有るが現実的ではないと言っているようだ。 そんな、国家的なこと、大仰なこととは別に、福島産の、宮城産の、岩手産の、栃木産の、豊な東北の農業業の恵みを受け続けてきた私たちには、日々の生活の、日々の食生活の危機だ。電力などどうでもいいと叫びたいスーパーが中心の生活者には、電力消費者としての深刻な自覚はないが、せめて美味しい東北の農産物や海産物を奪わないで欲しい。たまには、高級なカキも、ふかひれスープも、ほやも、食べたい。平凡で無責任な願いだ。
2011.07.27
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紀南地方は台風真っ只中の朝です。暴風吹き荒れる朝は三日目となりました。こんな長い間の暴風雨の続くことがあったかと、思えるほど暴風雨の日が続く。大型台風6号は衰えることのない勢力を維持し、方向を急転換して紀南地方を目指してきます。6時現在、田辺市の50km沖付近です。時速15kmでは、紀南への上陸の可能性が強いです。雨台風でもあるゆっくり台風6号の大雨は、熊野川に氾濫情報が発表され、現在氾濫している場所もあるようです。昨日からは和歌山県全域に暴風警報発令です。いや、いや、和歌山県は昨日から、暴風雨関係のあらゆる警報が発令です。新宮、勝浦、串本、田辺、、熊野川町、本宮町、、、、古座川町色川、、、テレビのテレップに流れっぱなしです。昨日から私は家に閉じこもり、今日も私は家に閉じこもり、じっと台風6号の通り過ぎるのを待つが、でも、閉じこもるのは心だけ。テレビには「なでしこジャパン」のメンバー、金メダルをかけての勇姿を見せる。台風など吹き飛ばす「なでしこ」の勇姿。台風など吹き飛ばす日本女性の勇姿に見惚れる。
2011.07.20
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海の日の今日は生憎の天気。生憎の上に超大型の台風が吹き荒れる日。海の日の今日は、南の洋上を超のつく非常に強い台風6号の影響の悪天候。海の日の今日は暴風域の巨大な台風6号の先駆けの暴風が暴れている。超大型台風は超のつく巨大さでも、更に発達しながら日本列島に接近する。 海の日の今日は生憎の天気。ドイツでは「なでしこ」台風が、王者アメリカを脅かしている。一度も勝ったことのない王者アメリカから1点を?ぎ取り、ミラクル、サプライズの言葉を打ち消す。海の日の今日は超大型台風6号のため暴風雨が吹き荒れている。静かなはずの紀伊半島の入り江の海面にも白い波濤が踊っている。超大型台風6号は進路を急変させ、台風航路の道を紀伊半島に向かうようだ。 世界を驚かせる超大型台風「なでしこジャパン」は、王者アメリカにひるまない。1点取られれば1点取り返し、2点取られれば、また、取り返し、現在6時10分現在動転の白熱戦。超大型台風のため吹き荒れる暴風に、行け行け「なでしこ」の声援を叫ぶ。海の日の今日は、生憎の天気。超大型台風の暴風雨が吹き荒れる。 海の日の今日は、日本発の超大型台風「なでしこジャパン」が、ドイツで暴れる日、王者アメリカを脅かしている。
2011.07.18
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天才有村知恵は輝いている。奇跡を起こして輝いている。有村知恵、奇跡を呼ぶ女子プロゴルファー、驚異的な記録を作る女子プロゴルファーだ。最初のアルバトロスは2009年4月24日、フジサンケイレデイース初日の5番、奇しくもその日は男子ツアーでもアルバトロスがあった。2度目のアルバトロスが今大会スタンレーレデイス。2度目のアルバトロスに、ホールインワンのおまけ付きの記録だ。スタンレーレディスを振り返る。第1ラウンドはアルバトロスとホールインワンの、奇跡的な記録の有村智恵が7アンダーで首位。奇跡的な記録を見るとパー5の8番アルバトロス、パー3の16番でホールインワンだった。アルバトロスとホールインワンだ。そして、第2ラウンド。前日アルバトロスとホールインワンの有村は、8番でイーグルと記録的。そして、最終ラウンド。別の形の記録的女子選手の出現だ。3アンダー27位スタートの諸見里しのぶがその人だ。1番から7番まで連続バーディー、8番はイーグル。9ホール27打のツアー最少記録に、最多連続バーディー新記録(イーグルを含む)8だ。有村知恵の記録は奇跡的であり、諸見里しのぶの記録は驚異的な粘りの記録だ。有村は天才であり諸見里は才人だ。天才は突然その力を発揮するが、才人は努力の積み重ねで記録を作る。天才は軽やかに飄々と才人は強かな粘りで記録を作る。兎にも角にも、日本女子選手素晴らしさが光る。女子サッカーの「なでしこ」が、アメリカを倒すかも知れないと思う私です。天才有村の奇跡的な力と、才人諸見里の粘着力が「なでしこ」にも、備わっていると思う私です。天才有村知恵は輝いている。奇跡と起こして輝いている。
2011.07.17
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和歌山県浦神の話、本州最南端串本の近くの浦神の荒磯の話。先ずは、山は色々あるから始まるが、色々ある山の話しではない。前置きは昨日行った浦神の山歩きの話のため。親切なご婦人の不思議さを説明するためのものだ。 例年よりかなり早い梅雨も明け、本格的な夏の行楽シーズンが始る。16日から始る3連休前の昨日、知人の進めに従って、海岸線の洞窟探しに出かけた。厳密には洞窟探しではなく、自然にくりぬかれた巨岩を見て、通り抜け、確かめる為に出かけた。場所は和歌山県浦神。近大のマグロ養殖基地として有名な浦神である。 知人からの詳細な道程記述のメールはプリントしてもって来たつもりが忘れていた。うろ覚えの文言を頼りに道路が尽きる墓地の駐車場まで行ったが、心細くなり、一旦集会場の方に下り、地元の人に確かめる事にした。知人からは、「浦神の洞窟」とだけ教えられていたからで、また、逆の方からの道順の教えられていたから、「浦神の洞窟」が、幾つもありそうな気がしたからである。 午前10時前であったが、燦燦と降りしきる陽射しの中に人はいるとは思えないなどと話しながら下った集会場の奥の広場に、農業ファッションで作業するご婦人を発見した。そして幸いにも作業に一区切りついた婦人は集会場の方に向かってきた。「浦神の洞窟への道はどこでしょうか」と尋ねると、「洞窟ですか」と、ご婦人は首を傾げて、「洞門とか、通り抜けの岩」などと説明した後で、墓地の方からの幾つもの道を説明した。刳りぬかれたような岩のことであった。自然の力でくりぬかれた巨は門のようであり、トンネルのようである。刳りぬかれた巨岩を女体として、胎内への道とか、胎内くぐりとかの、母体信仰的な風習、先祖帰りとか、原点復帰とか、生まれ変わりとかを願う風習とかは、各地にあるようだが、そんな、信仰的であり風習が詰まったような奇岩巨岩が多く立ち並ぶ荒磯への山道である。ご婦人の話を訊き再度墓地の駐車場に車を止めた。山歩きの準備をしていると、先ほどのご婦人がやってきた。「説明はしたものの、心配ですので途中までご案内します」と仰る。そんな言葉が信じられないが、婦人は先頭を切って歩き出した。山歩きに案内人がついた。海岸線の探索に山を歩く山歩きだ。婦人はほとんど毎日のように散歩代わりに、ご主人と二人で歩いていると言う。心配していた、間違いそうな山道の分岐点では、その先々の海岸風景まで説明する名ガイドである。山で案内人は何度も経験した。熊野古道では語り部の方が、峠越えを共にしてくれたこともあったが、上り口の近くの民家のご婦人が心配して、案内してくれるのは、滅多にない経験だ。ご婦人は、毎日のように登っているだけあって、なる程、街の中、スーパーの中を歩くような軽快さで山道を歩き、こちらのペースを心配して速度を下げる。 途中の広場、串本の惨状のホテルが眺望できる場所までの予定が、結局は、荒磯の海岸の直ぐ上、波の音が聴こえる場所まで案内してくれた。滅多にない経験に感動しつつ、幾つもの奇岩に目を細め、くりぬかれた巨岩のトンネルを潜り抜け、開ける荒磯野海岸の絶景に感動した。 そんな、山歩きならぬ磯探求であった。婦人は浦神からは、裏になる荒磯に海藻採集に行く時でも、他の人たちは船で行っても、一人で山道を歩くという。海藻採集に山道を行くのだ。漁場に行くのに山越えである。帰りも海藻は船に乗せ、一人で山道を帰るという。ご婦人にとって、山は最も安心できる空間のようだ。 帰りには、教えられた家に声をかけると、ご丁寧にも、ご主人が航空写真を用意していた。胸板の厚い格闘家を髣髴さえるご主人は、山道を大股で登るだろうと思わせる迫力があった。格闘家彷彿させるご主人の航空写真を見せての丁寧な説明で、歩いた山道、荒磯野巨岩の位置まで確認することが出来た。ご夫婦は脱サラで、カキの養殖業を営んでいるという。 それ程の親切に会うことは初めての経験だ。山や海では、会う人は皆、親切であり、どんなことにも協力的だが、心配してくれて、山道を長時間案内してくれる親切は初めてだ。過って、何かの本で、富士山登山中に動けなくなり、通りがかった人が荷物を運んでくれたという話を読んだことがある。通りがかった人の正体は強力だったと後で知った人の感謝気持ちが書かれていたが、そんな感謝の気持ちである。
2011.07.16
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今日から7月、梅雨はまだ真っ只中で、梅雨の晴れ間は猛暑続き、厳しい夏が恐くなる日々、今日は再びの梅雨空で、蒸し暑さにうめきそうな紀南地方。蒸し暑い紀南地方の過疎の町から、中国人民軍開発のネットゲームソフトの話題。時代が時代とはいえ、ネットゲームソフトとはいえ、軍隊が開発するからゲームは当然軍事衝突で、軍事衝突には必ず敵国がある。仮想軍事敵国は当然アメリカだ。兎にも角にも現在の中国は凄い。中国人民軍はアメリカ軍を脅かす。前置きは凄い中国で中国人民軍開発の、ネットゲームソフトを考える。ゲームソフトの名称は「光栄の使命」。「栄光の使命」の仮想敵国は当然米国だ。中国は周辺国、特に怨念の敵である日本など問題にしない。常に反日で日本を揺さ振った中国の軍事力は、世界最強の軍事国家アメリカ以外に敵とは思わなくなった。中国人民解放軍が開発したソフトなら、誰が考えても、仮想敵国はアメリカだ。ややこしくいうと、アメリカへの挑戦が「栄光の使命」だ。中国国防省は「仮想敵国はない」と声明発表とか。ゲーム開発の軍隊も少々驚きだが、ゲームソフト解説の中国国防省も驚きだ。勿論、ゲームソフト「栄光の使命は」は、国防省の支持で開発されたのではない。南京軍区が訓練に利用する為にゲームメーカと共同開発したという。中国人民軍のすべての装備がリアリティーと、話題を題を呼んでいるとか。また、軍事訓練には効果的に利用できるとか。ゲームソフト利用の軍事訓練はいかにも現在的だが、ネットのソフト戦略はどうなっているのか、「栄光の使命」攻略マニアルも現われそうだ。
2011.07.01
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コロンボのピーター・フォークさんが亡くなった。享年83歳は、決して早い死ではないが、若くしての突然死のような錯覚を覚えるのは、作品のイメージが強すぎるせいでもあり、老いた姿を見てないからだろう。 刑事ドラマの革命的作品として刑事コロンボは、多くのファンを魅了し、その後の刑事ドラマに大きな影響を与えたと、芸能評論家ならずとも言えるのは、その作品の凄さだ。何の変哲のないドラマであり、見栄えの悪い、風采の上がらない、女房の尻に敷かれているといわんばかりに「うちのかみさんが」を決まり文句とするドラマは、最初から犯人が登場し、犯人とコロンボとの知恵比べがストーリだった。 最初から犯人が分かっていながら、面白い。そんな刑事ドラマの、しつこいまでに小さい事に拘るコロンボのピーター・フォクさんが亡くなった。 ロス市警の風采の上がらない刑事は独特の雰囲気をかもし出した。まさか、居丈高に構える知能犯は、風采の上がらない中年男が殺人課の刑事とは思わない。軽くあしらってやると、皮肉っぽい笑みを浮かべて対面する。そして、何時しかコロンボのペースに嵌まるパターン。多くの日本の刑事ドラマは、その名残とも、影響を受けたとも思える展開である。恐らく、「刑事コロンボ」放映以後の日本の殆どの刑事ドラマが、何らかの影響を受けている。 1967~2003年まで、刑事コロンボはつくられたという。 ピーター・フォークは、コロンボであり続けた。 よれよれコート、もじゃもじゃ頭、手には葉巻を持って、灰皿を探すコロンボ刑事が懐かしい。
2011.06.29
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過疎地に住む素浪人が韓国が気になる韓国芸能界。韓国ドラマはよくみた。韓流の風に惑わされて、韓国ドラマをよく見た。何時の間にか目が離せなくなり、そして、疲れるのが韓国ドラマだ。韓国の芸能人は、連日連夜見るのが、現在の日本だ。韓国の造形美的女性グループの、ダンスや歌唱力に感心しきりの過疎地の素浪人が、気になる韓国芸能界の自殺事件に、そして、殺人事件だ。韓国の芸能人は、すっかり御馴染みだ。 何かと話題の多い韓国芸能界。菅流ブーム以後、テレビで韓国芸能人を見ない日はない。すっかり馴染みになった韓国芸能人、まさに日韓の芸能界が、日本で一つになっていく感じである。それだけに、韓国芸能人の話題は多い。そんな中で、東日本大震災に対する、韓国の大スター、ぺ・ヨンジュン、、イ・ビョンホンさんの義援金には、その額と志に感動する。そして、カラや少女時代などの、アイドルグループの端正な容姿と歌唱力にも感動するし、くどくどしいが目の離せないドラマにも、くたくたになりながらも感動する。 そして、信じ難い事件も起きる。 信じ難い事件は韓国芸能界に限ったことではないが、怪奇な事件が多いような気もする。人気ボーカルグループの元リーダーが自殺のニュースがあった。また、元女性歌手の自殺のニュースもあった。更に遡ると、昨年6月には、日本でも御馴染みの冬ソナ出演の、パク・ヨンハさんの自殺もあった。また、性的奉仕を強要された女性タレントの自殺もあった。韓国芸能界の自殺者は多いような気もする。 自殺ではなく殺人事件の犠牲者としての芸能人の死だ。 しかも、恋人が犯人の殺人事件の犠牲者としての芸能人の死だ。ガールズグループ「アイリス」の一人が交際相手の男に刃物で刺された事件だ。恋人の言葉に違和感もさるが、交際相手の報道からの判断で恋人だ。恋人が殺意を持つのは嫉妬以外にないが、殺意を抱くのは恋人ではないような気もするが、恋は何が生まれても不思議ではない、複雑な展開をするものだ。 報道から事件の模様を見る。 狂気の犯人は、帰宅する女性アイドルを自宅近くの路上で待ち伏せていた。交際相手の恋人なら当然自宅は知っている。心の離れた恋人に殺意を抱き、恋人殺害の為に、鋭利な刃物を隠し持つ男の心境など分かるわけない。恋人の心変わりを理由に、恋人に抱く殺意を理解できる男はいない。男の恋はふられるのが普通だ。常にふられるかも知れないと思うのが、男の恋の流転だ。 男の恋の流転はふられることから始まる。 恋の痛手に打ちひしがれ、潔さとは無縁の未練たらたらの侘しさを噛み締めて、哀れなまでの傷心のドラマを展開させるのが男の恋だ。どんな、手痛い仕打ちでも、身を切られるような悲鳴、また、心を咲かれるような悲痛な叫び声をあげたいほどの失恋でも、殺意を抱く男などいない。恋人への殺意は狂気であり、恋人殺害は猟奇事件である。その猟奇事件が、韓国の芸能界で起きた。 「結婚を考えていたが、別れ話が出たので、腹が立った」と、供述しているというが、猟奇事件の犯人は殺害現場から逃走しているという。恋人を殺害した男が逃走するのが、更に、猟奇となる。恋人を殺害するのは、天国で結ばれるなどの、狂気のロマンに捉われていると思う。自分が助かる為に逃走などしないだろう。多くの場合、自分も後を追って死ぬと思う。日本では芸能人が恋人殺す事件があったとか。 日本の芸能界では、自分の為に尽くしてくれた恋人を、スターダムにのし上がると邪魔になり、殺したというような事件は、幾つもあったらしいが、芸能人が恋人に殺された事件は、記憶に無いと芸能通が言っている。男はふられてなんぼだ。
2011.06.24
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日本の歴史が培った知恵がある。日本の気候風土と調和したに知恵がある。東日本大震災で、思い出す日本の知恵がある。日本の知恵著者:遠藤ケイ価格:861円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る
2011.06.20
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和歌山太地町は那智勝浦町の住民にはとなり町、となり町太地町のニュース。和歌山県太地町はクジラの町。映画「コーブ」で世界的になったクジラの町。太地町はオーストラリアのブルーム町と姉妹都市。その太地町にブルーム市からの親善使節が訪れた。ブルーム市はオーストラリア北西部の港町。そのブルームからやって来た親善使節は町長を含めた7人だ。映画「コーブ」に触発されイルカ漁を批判するブルーム町。姉妹都市提携は停止状態(一時)となった。2009年8月議会は姉妹都市提携の停止を議決。同年10月提携継続を決議でも、姉妹都市提携30周年を記念して、改めて提携文書に調印する為に親善大使がきた。ブルーム町と太地町、繋がりの歴史は古い。明治維新後始ったボタン加工の真珠貝採取まで遡る。古座川周辺では外国に行くといえばオーストラリアと、司馬遼太郎著「木曜島の夜会」にいう。太地も古座川と同じ地区。太地町から多くの人々が出かけた。さて現在の」イルカや鯨漁に対する思いは違っても、それは、気候風土を原点とする文化的な違い。他国の、他民族の、文化を受け入れる寛容さが、友好的で平和的なつながりと親善大使は言っている。司馬遼太郎の短編、「木曜島の夜会」は、真珠貝採りのダイバーの話。
2011.06.09
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紀南地方海岸部、海辺の過疎の町で、地球の反対側、ぺルーの大統領選挙を考える。日系人大統領の娘に応援した日本陣は多いだろう。日本人女性の顔は、日系人女性だから当然だが、でも、あまりににも日本人的な顔である。 私は、ケイコ・フジモリさんが、父親の遺産を引き継いで、ペルーの大統領になると思ったが、決選投票で負けた。でも、負けはしたが、日系人女性の、凄いパワーを世界に示した。いや、日本人女性の凄いパワーだ。 ペルー大統領選、36歳のケイコ・フジモリさんは惜敗した。父娘2代の日系人大統領誕生なら、東日本大震災の日本にも夢と力が与えられたと思うが負けた。でも、敗れても、日本に夢と力を与える凄いパワーを示した。 報道では、 「チーナ、チーナ」の支持者の声。連呼される「チーナ、チーナ」は藤森元大統領の「チーノ」から来ているとか。 偉大な父を持つ娘の挑戦は、父の偉大さとの闘いでもある。毀誉褒貶相半ばする父の正負の遺産を受け継ぐ娘の最大の適は父親であり、最大の味方は当然父である。彼女は巧みに父親の業績を利用したが、同時に、父親とは違う自分もアピールした。父の遺産を利用しながらも、自らを強く打ち出す強かさを感じた。 日系人女性の、強さを代表するかのようだ。 父親の「負の遺産」も背負う娘は父の業績を前面に打ち出す。背負う負の遺産は大きい。業績を強く打ち出せば反動がある。フジモリ政権の憲法停止、国会閉鎖などの強権政治を多くのチリの人々は忘れていない。彼女の大統領の可能性は、あるいは父親の強権政治が阻んだかも知れない。彼女を大統領の手前まで導いたのは父親である。敗れたとはいえ、ケイコ・フジモリは凄いパワーを示してくれた。 「チーノ、チーノ」と叫びたい気分だ。
2011.06.07
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紀南地方は今日も雨だ。梅雨時期の雨に、何日続こうと驚きもしないが、昨日の夜半は大雨警報もあり、梅雨時期の大雨が気になった。そんな梅雨時期の鬱陶しさが、更にまして気も滅入るような思いになるのが、内閣不信任案は腹立たしい政治ジョーだ。紀南の過疎地で、腹立たしい政治ショーの終結を考える。 政治ショーは終わった。殆どの国民が、何かを期待したわけではないが、兎にも角にも政治ショーは終わった。終わってみれば鳩山元首相の影響力保持の、いや、誇示の一人勝ちのであった。民主党オーナとして、民主党の分裂だけは避けたい思いの音羽御殿の御曹司は、一方を煽り一方を鎮め、兎にも角にも丸く治めて存在感を示した。抱きつき辞任や、引退声明のあった一年前に思いを馳せ、未だに保持し、誇示できる影響力に自己陶酔しての発言には演出効果を感じた。 政治ショーは、鳩山元主首相の一人勝ちだが、もうもう一人、目立った人は、原口元総務相だ。兎に角、子供を守りたいと訴える姿は、好感度を増したが、さてさて、国民の評価は如何にといったところだ。一応は終わった政治ショーだが、その後の展開は、やっぱり波乱含みだ。民主党政権の体たらくの元凶は、誰あろう鳩山元首相である。そんな事は日本人なら誰でも知っている。それでも、自らの存在を示そうとするから、波乱の芽を摘むどころか、爆薬を溜め込んで決着したと、あえて言いたい。被災地の人々にとっては、未だに避難する人々にとっては、放射能汚染で故郷を追われた人々にとっては、腹立たしい政治ショーは鳩山首相が目立っただけだ。 母親から毎年1500万円のお小遣いを貰い、東京のど真ん中の林付きの御殿住まいのお殿様が、被災民の気持ちが分かるわけもなく、ただ、暇つぶしの政治ショーを楽しんでいるのだろう。形式だけの、何の意味もない合意書などを交わしての収束は、新たなる政治ショーの予告もするかのようだ。真剣に考え真剣に行動した人々は馬鹿を見る事になった鳩山元首相主導の決着だった。 それにしても、情けないのは自民党だ。内閣不信任案提出の趣旨説明では、当然だが勇ましく、菅首相も苦笑いするほどの辛らつな言葉も並んだが、ホロン度がマスコミの見出しを並べたような文言であった。菅首相が辞めた時はどうするはない、単にお前が嫌いだから辞めろとか、お前が辞めれば何とかなるというようなことしかないから、国民は迷惑千万なこんな時にこんなことをしている場合かであり、小沢さんの謀略に加担した格好で、終わってみれば、何をしたかと問いたい結果だ。 問責決議案とか、菅首相、管制官追及の為に、打つ手は色々とあっても、辞意表明した首相とは、効果もなさそうだ。それにしても、国民はどう判断したら良いのか。やめる時期は明確ではなくても、辞めるという首相に、何を期待するのか。延命なし、次もなしで、怖いもの無しで、復興復旧の手をうつ菅首相に、期待するしかない。やけくそで、強権的な、復興の手立てに期待するしかない。
2011.06.02
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内閣不信任案である。 自民党は野党の責任で内閣不信任案を提出するという。 そんなニュースが、毎日毎日流れている。 そして、6月2日か3日の提出と具体的に日がニュースになる。 世論から判断すると、簡単に内閣不信任案が可決される勢いだが、被災地の人々、避難を続ける人々、原発事故に対応する人々、放射能汚染と格闘する人々には情けない思いで見る東京の政争だ。 政争は結構だが、久知の復旧復興の邪魔だけはしないで欲しいが率直な思いだろう。被災地の復旧復興の為に働いた国会議員は何人いたか分からないが、殆どの国会議員は評論家となり、政権の見張り番となり、見事なまでの政治理念に則った論理的な復興論を展開した。東京のホテルや料亭で展開される政治ショーは、最大の生贄菅政権がいるから盛り上がる。そして、締めくくりは、内閣不信任月議案であり、問責決議案である。 被災地の苦悩をよそに、政治ショーは盛り上がる。 さて自民党は、可決しても否決されても、大きな負担を背負うだろう。菅政権にとっては、どっちに転んでも今よりマイナスがつくことはない。政権発足当時から、辞めろと云われ続けて、打たれずよくなった菅首相には、それほどこたえないかも知れない。内閣不信任決議案に与党から賛成する勢力は、可決されても解散後の選挙は苦戦する。民主党除籍で政治生命が終わる議員も多いだろう。 衆議院解散で選挙になったら公明党は間違いなく大勝する。でも、自民党は大敗だ。そして、漁夫の利を得る正統はどこか。それは、共産党だろう。みんなの党も、社民党も、他の政党も国民から見捨てられそうだ。小沢グループには試練のときかも知れない。衆議院解散だと、グループは壊滅する。不信任案に同調するしかないかも知れないが、それだけの覚悟があるとは思えない。小沢さんの政治生命が終わる可能性もある。強制起訴の現実はなんともならない。 民主党執行部は不信任案に賛成や欠席者で除籍を含めて厳正に対処すると強気だ。 小沢一郎、鳩山由紀夫の会談などは、滑稽だ。更に、田中真紀子も加われば、更に滑稽だ。
2011.05.31
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東日本大震災の復興は進まず、福島原発事故の処理も一向に進まない、地震国日本で東海、南海、東南海地震の、同時発生も予想される。そんな地震発生の予想される、紀南地方に住む人間には、地震関係のニュースは、気になるところだ。イタリアから面白いニュース。2009年にイタリア中部で起きた大地震を予知ができなかった。そのために、地震の被害は拡大したと、地震予知委員会の学者7人が過失致死傷の罪で起訴されたと言う。地震が起きたのは2009年4月、地震の起きた場所は、イタリア中部で地震の規模はマグニチュード6.3地震の犠牲者は300人以上で、6万人以上が被災した。日本では、ラクイラ地震であり、イタリア中部地震である。ラクイラ・サミットを産んだ、ラクイラ地震である。 さて、ラクイラの検察は、2010年6月3日、地震の危険度を判定する国の委員会が地震発生前、大地震の兆候がないと判断したことが被害拡大につながったとして、過失致死の疑いで捜査を始めた。そして、ラクイラの地裁予審判事は25日、大地震の兆候がないと判断した国の委員会の学者ら7人を、過失致死傷の罪で起訴した。大地震発生前に群発地震が続いていたが、委員会が大地震の可能性は低いと報告した。多くの住民が避難せず、被害が拡大したとしている。地震予知が正確にできなかったとして、学者、専門家が、刑事責任が問われるのは、イタリアでも、いかにイタリアでも、異例中の異例のことだろうと思う。2009年、G8サミットは、イタリア・ラクイラにて開催された。サミットは、8日のワーキング・ランチより開始し、10日午後に無事終了した。 当初、サミットの開催地にサルデーニャ州ラ・マッダレーナと決まっていた。準備もかなり進んでいたが、ベルルスコーニ首相はサミット会場をラクイラへ変更した。ラクイラ地震が被災地で、サミット開催を被災地復興に利用することを考えた。更に、開催地を変更で支出削減にも成功した。余震が頻発する中でのサミット開催は、開催期間中の余震が発生も想定しての開催だった。もし、余震があったら、G8首脳はローマに避難させ、避難先でサミット続行という計画が、話題となったサミットで、ベルルスコーニ首相の存在感が大きくクローズアップしたサミットだった。その、ラクイラ地震の予知が問題となった。そして、日本的感覚では信じられないが、地震予知に対しての刑事責任を、問う裁判が始りそうだ。日本では学者への刑事責任など考えられない。いや、表現が適切でない。地震予知の不備に対して、刑事責任など考えられない。日本では学者の研究の一種である地震予知は、聖域であり、言葉をかえると、当たるも八卦、当たらぬも八卦というところだ。イタリアでも、刑事責任を認めれらるとは思えないが、それにしても、驚くべきことだ。ベルルスコーニ首相の迷言もあったが、、、、?。
2011.05.27
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紀南地方は暴風雨の朝。暴風雨の中で少し痛快なニュース。亀井静香さんが久々に示す存在感、亀井さんは、まだ、元気だった。言った言わない論争にうんざりするのは、無垢な国民ばかりではない。あの方もお怒りのようです。無垢ではない方もお怒りのようだ。あの方の正体は国民新党亀井代表。お歳のせいか最近は滅多に注目されることもない。存在感も薄れつつある亀井静香さんの、久々のお怒りの言葉といえばお怒りを受けそうだ。さて、亀井さんは23日夜、菅首相に電話し、内閣府原子力安全委員会委員長の更迭を進言した。この非常時に学者の保身的な発言にお怒りだ。「可能性はゼロではない」にお怒りだ。 大阪の講演では、「再臨界の可能性はゼロではない」の言葉にお怒りだったと言う。「日本の危機に直面しながら、原子力安全委員会の責任者が、そういうことしか首相にアドバイスできない」とお怒りだったと言う。そこまでは、正論だと誰でも、さすが亀井静香さんと思うだろう。「小沢元代表を座敷牢から出すべきだ」と、見事な表現で党員資格停止の小沢さんの復活を促す。「党内が結束しないで野党に協力を求めても乗るわけがない」と、菅首相の政権運営にも釘を刺す。 小沢さんの座敷牢からの復活は、色々意見の分かれるところだと思うが、でも、やっぱり亀井さんには、ご意見番として頑張ってもらいたい。郵政問題に拘らず、全ての問題のご意見番として、頑張ってもらいた。小沢、渡部の固陋の誕生会が注目され、政争の嵐が吹き荒れる予感のある政界に、辛らつにしてユーモラスな、釘を刺して欲しい。震災復興と原発処理のために力を結集しろと、見事な表現で、釘を刺してほしい。 ゆっくりと歩いて来た亀さんの出番が来た。そんな気もする、亀井静香さんの久々のマスコミ登場だ。
2011.05.24
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紀南地方海岸部の5月23日の朝は、ドンヨリトしてヒンヤリトした朝だ。そんな紀南地方の海岸部で、大相撲技量審査場所を考える。さて、技量審査場所だった。面白い場所には違いなかった。そんな、八百長を調べる為の、技量審査場所が無事終わった。無事終わったという表現は、少し変だが無事終わった感じだ。優勝は当然、横綱白鳳だ。そして、魁皇が頑張った場所だった。それにしても今更言うなと、多くの人が思うだろうことを言うと、八百長を調べる為の場所で、八百長をする剛の者、いや、愚か者はいない。誰も予期しない、死角をついて行うのが八百長だ。厳しい監視の中で八百長をする、剛の者、いや、愚か者はいない。 技量審査場所が無事終わり、次の名古屋場所は開催され、日本の風景の一つとしての大相撲の継承が約束された。個人的には、スポーツであろうと、伝統であろうと、文化であろうと、神事であろうと、そして、大相撲があろうがなかろうが、かまわない程度の興味しかないが、日本の文化とか伝統が消えることを良しとはしない。 でも、特殊な社会の特殊性が権威になり、外国人力士が活躍する現在、国技などの看板は下ろして欲しい。そして、伝統を重んじ、時にはスポーツ性を否定し、人道的な八百長など気にしないで、今まで通り、NHKの独占中継で、日本の風景の一つとして、頑張って欲しい。外国人力士が上位を占め、日本人力の情けなさが目立ってはいても魁皇がいる。 白鵬が朝青龍に並ぶ最多の7連覇で19度目の優勝だが、魁皇に負けた。魁皇は通算1044勝で、千代の富士の記録まで1勝と迫った。優勝した白鵬より、魁皇が強く見えた場所だった。いや、魁皇が日本人力士の面目を保ち、多くの大相撲ファンの溜飲を下げた。魁皇万歳で締めくくられた技量審査場所だった。場所を盛り上げた力士は何処の人?。 栃ノ心は、日馬富士は、把瑠都は、魁聖は、鶴竜は、豪栄道は、、、、日本人力士は何人だろう。
2011.05.23
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政治理念などなく時の風で当選した。よく似た杉村大蔵元議員は、すっかりタレントになっている。それにあやかりたいのか、、、??。民主党の比例代表で当選した議員が、民主党を離党なら、先ずは、議員辞職で、民主党へ議席を返すの先だろう。少々悪い言葉で言えば、国民への裏切りであり、更に言葉を悪くすると詐欺だ。政治詐欺が比例代表当選での離党だ。日本大震災への対応気にいらないから、民主党を離党するという。たとえは悪いが思い通りにならなければ気にいらない、少子化時代の小皇帝的な幼い子供の言い方だ。 最近はテレビ出演も少なくなり、注目されることも、目立つこともなくなって、少し拗ねて存在感を示したかったかも知れないが、国民の側から見ると、政治的な未熟さがみえみえだ。先ず、議員辞職で民主党の比例代表議席を返すのが筋だと誰でも考える。小選挙区当選なら、別だが、比例代表当選では民主党の議席を返すべきだ。未曾有の大震災からの復旧復興は手探り状態で、何をどうやっても満足のいく結果にはならない。どんな施策でも、100点満点になるわけがない。野党の批判は当然だが、与党議員の政権批判は情ない。評論家なら、文句をだらだら並べるのが商売だが、与党議員のすることではない。反管グループの、明らかに菅首相の引きずり降しが目的なら、それも分かるが、何もないくせに、誰もが応援しそうな、菅首相批判で民主党離脱とはおかしくても笑えない。 民主党の横粂衆議院議員が岡田幹事長に離党届を提出したという。岡田幹事長は慰留したと言う。その前に議員民主党の議席を返す為に議員辞職をしろとは言ってないようだ。 菅政権の政権運営や東日本大震災の対応などを批判して離党届を提出したと言う。まるで評論家だ。兎に角議員辞職が先で、民主党離党は自然に行われる。民主党県連は、議員辞職を促し、議席を返す義務がありそうだ。
2011.05.22
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爽やかな風が吹いている。夏の兆しの空に雲は満ちている。薄曇の紀南でも児玉清さんの訃報は「タイムショック」 温厚な二枚目俳優の児玉清さんの訃報。温厚な、俳優や芸能人の代名詞的な方だった。その児玉清さんが亡くなった。私の印象に残るのは、「タイムショック」だが、多くの番組、ラジオ、ドラマ、映画に出演した、温厚が冠につく俳優児玉清さんが亡くなった。77歳だった。死因は当然のように癌だった。学習院大卒の異色の俳優だった。異色の表現は汚れ役が決して似合わない俳優と思うからだ。不謹慎だが、児玉清さんの訃報で、最初に思ったのは漫才コンビ博多華丸・大吉のことだった。身内を失ったのと同じ悲しみだろう。博多華丸・大吉が児玉さんの真似をするのは、当分封印されるのか、それとも、供養の為に続けるのか。今まで通り真似をすることが供養になるのは当然だ。博多華丸・大吉の二人にとっては辛いことだろう。児玉さんの真似をやっても辛いし、やらなくても辛い。博多華丸・大吉に「タイムショック」的エールを送りたい。
2011.05.18
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警備会社の金庫からの約6億円の強盗は、日本の犯罪史を塗り替える、最高額の現金強奪事件だ。犯人は内部事情に詳しいと、単純に推理できるから、犯人逮捕は時間の問題だで、警視庁は犯人の目星をつけているだろう。6億円の強奪を計画するには用意周到は当然で、何度もシュミレーションを繰り返し、絶対安全の自信を持って強盗に入った。そんな、東京都立川市の約6億円強盗で、犯人は硬貨には目もくれなかった。約1400万円の硬貨は手つかずだった。短時間で多額の現金を運び出す紙幣だけを運ぶのは、ごく当然のことだが、硬化も1800万円あったと言う。警備会社の金庫には約6億1800万あったのだ。1人が見張り、1人が短時間で運び出したのは紙幣の袋だけ。重い硬貨が残されたのは当然だが、1800万円あった。袋の紙幣が、もし、紙幣番号などが記録されていたら、使えないから現金強盗は無意味になる。硬化なら安心だと、馬鹿なことを考える。でも、小さな買い物とか、食事などで使えるだけだ。高価な買い物で多くの硬貨を使うのは不自然だ。それに、強盗に硬貨は似合わない。そんな馬鹿なことを考えながら、史上最高額の現金強盗のことを考える。警視庁は犯人の目星はついているだろう。容疑者はとっくに浮かんでいるだろう。詰めの捜査に入っているだろう。そして、私達は思わぬ犯人に驚くだろう。多くの人が犯人像をつくっているだろう。でも、多くの場合想像の犯人像とは似ても、似つかない犯人が現れる。私が想像する最高の犯人像は、3億円事件の子供とか孫だ。ありえないが、想像は脹らむ。
2011.05.15
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内田裕也さんがマスコミに登場する事が多くなった。登場という表現は、少々問題もあるかも知れないが、登場である。取り上げられることが多いといえば、事件性に近い問題があったと思うが、登場は自分の意思と社会的な必要性がありそうだ。だから、登場することが多くなったと言いたい。 事業仕分けの登場はロックンローラの政治的関心を強調していた。又、東映の会長で日本映画界のドンと言われた岡田茂さんの通夜や葬儀でのコメントもあり、いずれも颯爽とした登場であった。そして、今回はマスコミに取り上げられた。 マスコミに取り上げられた内田さんの今回のお話は、痴情の縺れ。粋で格好いい、ロックンローラーの別れ話はすっきりとして未練も残さない。そんなイメージのあるファンとしては、少々がっかりする内田裕也ニュースだ。もう、完全に仙人の境地に入ったと思っていた内田裕也さんが、女性の別れ、未練たらたらで復縁を迫っての脅しだと言う。報道から判断すると奇異なる事件のような気もしないでもない。 警視庁原宿署は強要未遂と住居侵入の疑いで、内田裕也さんを逮捕したと言う。分けの分からない罪名で天下のロックンローラーを逮捕する警視庁に抗議したい。強要未遂などの罪名の存在が奇異なる思いだが、どんな罪かというと、別れを望む女性に復縁を迫る文を送った。あえて史と表現するのは、メールではないはずだと強調する為である。問題はその文の内容だ。 天下のロックンローラー、今や仙人域に達するかと思える内田裕也が、復縁を迫り、「暴力団と交際している。・・・・・アブリをやっている。・・・よく考えて一週間以内にTELを・・・・」などと女への脅し文句の書かれた文を、自分が配達人になり、女性の家に届けたというから、もし真実ならば、何とも未練たらたらの、女々しい出来事だ。女々しいなどの女性差別的な用語は使いたくないが、現在は死語に言葉だから、あえて使う。女々しいと雄々しいが、逆転傾向の現在は、殆ど意味ないものになっている現実に即して、未練たらたらを女々しいと表現するが、適切ではない。むしろ、反語的な意味で、雄雄しいはずのロックンローラ内田裕也の女性へ未練たらたらにに使う。あくまでも、もし、真実ならばの断りがつく。 別れの美学などと、よく口にする、遊び人を自他共に認める先輩がいた。一度その先輩に、最高の分かれ方はと訊かれたことがある。私は、「男にとって最高の別れは、分かれても友達として時々合って楽しい時間と過ごせる別れ」と、実にありふれた答えしか思いつかなかったし、今でもそう思っている。でも、先輩は、最も卑怯な分かれ方だと言った。男のご都合主義だと言った。そして、最も理想的な分かれ方は、女性に最高に最低だと罵られ、顔も見るのも、同じ空気を吸うのも、いやなくらい嫌われて、自己否定に陥り自分の恋の基準、異性に対する判断基準を疑う位の精神的転換さえ促す別れだと言った。ややこしいことを、だらだら重ねる先輩の言葉には、嫌悪感さえ抱いたが、あるいは、それが真実の女性への思いやりのある別れ方かも知れないと思うようになった。女性の側に未練は残らないのが、殆どの別れだが、未練を越え、嫌われ、憎しみさえ抱く別れが、理想の別れだと先輩は言った。その教えが正しいわけはないが、でも、完全否定もできない男女間の機微がありそうな気もする。 いずれにしても、復縁を脅し文句で迫る内田裕也さんとは思わない。彼(仙人域のロックンローラー)こそは、女性に憎しみを抱かせる完璧な別れをする、別れの達人だと思う。未練は女性にあると、樹希樹林さんは笑っている。 話はそれる。 内田裕也さんの孫を見ると、その瞳の奥には反骨精神が滾るロックンローラの情熱が見え隠れしているようだった。紛れもなく、内田裕也さんの孫でと確信した。目鼻立ちの鮮明さは、朧な感じの顔立ちのお婆さんとは似ても似つかない。役者絵のような力強い顔のパーツは、意志の強さを感じさせ、至る所に内田裕也の影が見える。 強要未遂など私は信じない。 強要未遂罪など、 私は無意味だとおもう。
2011.05.13
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今は昔となった、自民党経世会の権力闘争。その権力闘争の敗者が自民党を飛び出し、戦後初めての政権交代があったのも、今は昔の話。でも、権力闘争を繰り広げた旧経世会七奉行の二人、古自民党の名残の二人。東北地方出身の二人。民主党内で「犬猿の仲」と言われた二人。そして、誕生日が同じの二人が、民主党小沢元代表と渡部最高顧問だ。その二人の合同の誕生日会が開かれるニュースだ。東北地方の被災地は、復興への一歩を踏み出したばかり。でも、お二人を囲む旧自民党、古自民党的政局の駆け引きの舞台となるだろう誕生会のニュース。 民主党は後退し古自民党的元経世会的になり、七奉行が勢力争いを演じた風景のコピー的状況で、自民党は反対、反対、又、反対で兎に角反対の旧社会党的専門野党になって、何かをする気配もない。 合同誕生日会から、菅降ろし政局の狼煙が上がるのか。その誕生日会は二人の誕生日5月24日だ。地元の被災地の被災民は復興への苦難の道を歩み、塗炭の苦しみの中にある。それでも、東日本大震災の復興への弾みになる、という報道もある。 代表世話人は、小沢側近の山岡副代表。そして、菅内閣の柱であった前原元外相に、現在の柱である玄葉国家戦略担当相も出席すると報道されている。大震災も原発事故も、政争の具になるのは仕方ないが、戦争でさえクリスマス休戦や正月停戦があるのに、被災地の苦しみを尻目に、民主党は政局の夏を迎えそうだ。「菅包囲網」が完成して、二人の誕生日が冠につく、5.24政局が幕を開けるのか。大震災も原発事故もお構いなしに、民主党は政争に明け暮れる夏を迎えのか。大震災の復興もお構い無しの民主党と、国民はしっかり見ている。「呉越同舟」とか、「同床異夢」とか、見出しの並ぶ。そんな、権力闘争に愛想尽かしの自民民主の若手議員の反乱もありそうで、いよいよ、大震災も原発事故も関係ない政局夏の陣が始る。天皇皇后両陛下は、御老体を押しての被災地訪問を繰り返している。
2011.05.12
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大相撲が始った。大相撲は始ったが、正式な場所でもなく、NHKの放送もないから、田舎の住人は関係ないと冷ややかに構える。 野球賭博問題から端を発した八百長問題で揺れる日本大相撲協会は「技量審査」の特別場所を開催した。本来なら夏場所の「技量審査」場所は、人気は上々のようで、初日は大盛り上がりと報じられる。入場料無料の人気場所と皮肉の一つも出る初日だった。その初日、日馬富士と魁皇の大関陣の負けは何時もの場所と同じで、横綱白鵬の快勝も何時もの場所と同じだった。でも、やっぱり何かが違う。何と言っても違和感のある監視員が多く目立つ場内風景。監視員の目を気にしての取り組み、力士も何となく力が入りにくいのではと同情する。裸の肉体がぶつかり合う土俵は、どんな展開になるか予想がつかない。それが大相撲の醍醐味でもある。立会次第では、感情的になったり、気を逸らされ力が抜けることもある。それが相撲の面白さである。 そして、星ひとつで、天国と地獄の違いがあるといわれる大相撲で、星の貸し借りがあっても当然だろうと思うのが、特別に大相撲が好きではない人の見方だ。カドバン大関の七勝七敗の千秋楽がよく例に出される人道的八百長は、誰も責めもしない。それが日本的な美徳だから。逆に勝ってしまうと、スポーツ的には称えられても、自己嫌悪的になり自分を責める。社会的責めはなくても、自分で自分を責める。 日本精神のなくなったスポーツだけの大相撲に魅力があるかどうかは何ともいえないが、私はそんな大相撲は観たくない。横綱、大関と階段があり、星一つ、階級一段で、天国と地獄の差があれば、当然、常に真剣勝負だが、でも、やはり裸のぶつかり合いの土俵の上は、複雑な人間的感情が絡み合う。スポーツ性と人情や文化や伝統が折り合いをつけるには、無理があるかも知れない。 いい機会だからと言いたい。 大相撲を日本の国技などの発言も控え、もし、国技を主張するなら、法的根拠のための法整備とか、又、日本国籍の力士だけが資格を有するとか、改めて欲しい。外国人力士が参加するなら、国技ではないと、明確にして欲しい。外国人力士参加の今までどおりなら、国技も主張しないで、国技館も名称変更が当然だと思う。日本相撲協会は国との関係も改めで、独自で指針を示して欲しい。そして、白鳳の記録と、双葉山の記録も、別物にして欲しい。外国人力士が横綱大関に君臨する国技などありえない。根元の部分を改めないでは、意味もないような気もする。外国人力士が嫌いではない。嫌いではないが日本の国技なら、日本人力士が守るべきだと、単純に思う。
2011.05.09
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熊野市に3月まで住んでいた。現在は隣の和歌山県に住んでいるが、3月まで熊野市に住んでいた。熊野市がニュースに登場するときになる。特にこの事件は、記憶に残っている。 2003年3月に起きた事件と記憶する。大阪市都島区の衣料卸販売会社社長殺害事件。事件に興味などないが、遺体がくまの死の山中に捨てられていたので覚えている。しかも、遺体の一部発見の場所を数日前に行っていたから、驚いたから、忘れることはない。その後、遺体が全て見つかったかどうかは、定かでない。つまり、記憶は曖昧だ。 その事件の犯人がマカオ刑務所出所後に強制送還され、逮捕されたニュースは、衣料卸販売会社社長殺害事件を思いださえると同時に、遺体を捨てた熊野市の山林がニュースのワードとなって、熊野市が脚光を浴びる事になった。熊野市の山林と言っても広いから、熊野市の市民にとっては、警察や報道関係者以外はトンと見当もつかないだろう。それにしても、遺体の捨て場所としてニュースのワードになってマスコミに流れ、脚光を浴びる表現が当て嵌められるのも、その土地の人間にとっては、複雑な話だ。熊野灘沖で転覆したフェリーが流れ着いた御浜海岸が、一時的に観光客も押し寄せたほどのニュースになったのも懐かしい話になった。ニュースの宣伝効果とか、経済効果が語られたこともあったほどだった。ニュースになるなら、地元の人が喜んで話題に出来るニュースになって欲しいと、本熊野市民で現在は和歌山県東牟婁郡の住人は思うのである。 それにしても、マカオでも殺人で、しかも女性二人の殺人で、服役していたというから、凄い男である。凶悪犯を凄いと表現するのは、おかしな気分だが、女性二人を殺害する男に、如何なる表現が適切か分からない。人間としての罪が当てはまるとは思えない。 犯人のことなどどうでもいいが、熊野山中に捨てられた遺体が記憶に残る事件の犯人逮捕は、何となく喜ばしくもある。そして、その事件の為に、熊野市の山中がニュースのワードになり、マスコミにも取り上げられ、熊野市が注目されるのが、複雑な思いになる元熊野市民だ。
2011.05.06
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