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タイの洪水は何処まで行くのか。タイの洪水は何時まで続くのか。タイの洪水の始まりは何処で何時から。そんな疑問が幾つも湧くタイの洪水だ。
タイの洪水の規模の大きさや期間の長さがもさることながら、その洪水で知った驚きは、日本企業の多さであった。日本を代表する企業の殆どがタイには進出しているのは驚きであり、タイの洪水が日本に与える影響に驚く。多くの企業が工場を構えるのだから日本人の数も多いのは当然で、日本の地方都市がタイにあるくらいの感覚だろう。



さて、タイの洪水に始りは何時だろう。


 始まりは、5月の雨期と言う。雨期の降雨量が多く水が十分蓄えられていた。そして、9~10月には、遠く東シナ海の台風や熱帯低気圧の影響で記録的な大雨が続いた。そして、大洪水となった。始まりはと問われると、始まりは5月の雨期と言うことになるようだ。



何日かさかのぼって洪水のニュースをみる。


 先ずは10月19日、バンコクの北東部の7区の住民に初めて避難勧告が出された。洪水が南下するから避難勧告が出されたのは当然だ。パトゥムタニ県から洪水がバンコクに向かって南下しているのだから避難勧告は当然だ。日本の豪雨災害のように川が氾濫して一気に周辺を飲み込むのではない。表現は適切ではないがゆっくりとした洪水の南下で、タイ政府も洪水の様子を見ながらの避難勧告だ。日本の紀伊半島の南紀勝浦の豪雨災害の現場を見た私には、何となく、のんびりと言った感じがする。そんな、ノンビリと感じさせる政府への、国民の批判が高まるのは当然で、タイ特有の赤や黄色のTシャツでのデモも起きるのではと心配するが、洪水の中でのデモなどはないだろう。避難勧告もいかにもタイ的で、19日に出たバンコク市からの避難勧告は、家財道具などは高いところに移し、24時間以内に避難するように促すものだった。

 バンコク近郊のチャオプラヤ川の堤防が決壊。洪水は首都バンコクに向かっていく。そして、首都機能を守るための理由で、運河の水門6カ所を開いたから、水嵩は増すばかり。
日本の原発事故同様に、政府発の情報への信頼度は低いと言う。ある大学の世論調査で、約87%の人が政府情報は信用できなとこたえたとか。それでは政府も面目が立たない。インラック首相は自ら全ての情報を公開すると宣言したと言う。




さらに一日遡ると、パトゥムタニ県にあるナワナコン工業団地も17日に浸水し日系企業約420社が浸水被害だという。日本企業420社である。


さて、洪水の被害者は307人で、被災者は880万人と言う規模だ。



 18日から22日に下ると、インラック首相はラジオで、水が引くのに1カ月以上かかると言った。そして、全国1743カ所の避難所に、約11万3千人が避難していると言った。そして、死者は増えて、346人になった発表した。


 バンコク北部のドンムアン地区が浸水した。洪水被害対策センターがある地区が浸水だ。そして、遂に、バンコクから北へと延びる国道1号線も川となり、車の代わりにボートが交通手段となっている。タクシー代わりは筏と言うから、何をかいわんやである。木の筏だではなく、ペットボトル利用の筏だ。ペットボトルでも筏と言うのかどうかは別にして、筏がタクシーの代わりで動力は当然川の中を歩く人の力だ。そして、何と日よけ付きで2人乗りとか、いす付きも出現している。洪水の中でも商魂逞しい人々の存在は力強い。


 そして、遂に、洪水の中での水上市場が現れた。洪水も恐れぬ、洪水も利用する逞しさだ。店をやっているのは多くが女性で、女性の逞しさに脱帽する。


まだまだ続くタイの洪水だ。

 水の引いた後は、どんな光景だろうか。日本の豪雨被害のように、泥が溜まっているだろうか。日本の豪雨被害と違い巨木や巨岩が流れることはないようで、泥はどうかと気になる。泥はたまっていそうだが、日本の豪雨被害とは違うようだ。


一日も早く水が引き、
タイの人々の生活が元に戻るように、
そして、日系企業の操業開始を祈る。





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最終更新日  2011.10.26 03:21:04
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