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こまま1023

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2026.05
2007.02.09
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カテゴリ: 読書
『瑠璃の海』 小池真理子・著 <29>


バス事故で夫を失った三十代半ばの萌、娘を失った作家・遊作。
突然の悲劇に結びつけられた二人は、同じ孤独の淵で愛し合い、終末へと向かう。
運命に弄ばれ、静かな絶望に彩られた愛の行方。
究極の恋の道行きを描く著者渾身の長編。



朝から一気読みして・・・。
胸がつまってしまいました。

どうして、こうならなくちゃいけないんだろう?
愛してるとこうなっちゃうの?

私にはわからないなぁ。

でも・・・そういう愛の形もあるんだろうな。
あまり知りたくないけど・・・。


長篇なのに、あっという間に読めてしまうのは、
やっぱり小池真理子の筆の力なんだろうなぁ。
随所に素敵な言葉が。

  この顔、この表情、この横顔が好きだ、と思う。
  憂いと皮肉と、諦めと強さとが混在している。
  冷酷に人を突き放しそうに見えて、
  その実、永遠に求めて得られないものを求めながら生きている男の、
  熱くたぎる思いを押し殺したような顔である。



  自分たちは、恋を知り始めたばかりの、
  はたちそこそこの若者のようだ、と思う。
  人生の不条理も、痛みも、本物の苦しみも、
  また何も知らずにいるくせに、
  あらかた知ってしまった、とでもいいたげなしたり顔をしてみせる、


こういう表現・・素敵。

  ふたりの間には、言葉というものが失われた。
  どんな言葉も嘘になった。
  どんなため息、どんな熱い視線も嘘になった。

そんな風になってみたかったりして・・・♪





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Last updated  2007.02.09 13:51:56
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