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カテゴリ: 日々の旅






 さて、「他人の日(たび)」の中で人は何に出会うのだろうか? 国鉄サンのキャッチフレーズではないが、曰(いはく)、「自分に出会う」というのは本当である。全くの他人に接する時、人は、今まで身に付けていた地位、名誉、職業…etc. などの「立場の衣」を脱ぎ捨てて、一対一の裸の人間として対処しなければならなくなる。そこでどうしても、むき出しの自分に出会うのである。しばしば、今まで気付いていなかった、あるいは忘れていた新たなる自分に出会って、驚くのである。そうして、旅から帰ると、新しい目を持って物を見ることが出来るようになっているという訳である。
 では、旅に出てから人は変わったのであろうか?  そう とも言える。しかし正確には、日常生活において、もうすでに変わっていたのである。ただ、そういう自分に気付いていなかっただけの事である。冗談ではなく、僕達は日常生活においては、多かれ少なかれ自分を見失っているらしいのである。ここでもう一度、「自分の日」に戻ってみなくてはならない。

 「自分の日」=日常生活というのはだいたい同じ よう なことの繰り返しである。毎朝目を覚まして、顔を洗って、歯を磨いて、…etc. 。つまり、一つのリズムがあって、そのリズムを繰り返すことによって生活しているのである。そして僕達はしばしばそれに慣らされていて、いつも同じだなあと感じている。又、自分に対しても、無意識に固定したヴィジョンを持っている。大ていの場合は、過去のある 一時 においてのヴィジョンを現在にまで持ち続けているのである。

 しかし、ここで良く考えてみると、いつも同じであるハズは決してない。一人の人間に生命のエネルギーがあり、外界からさまざまな刺激を受けているのであるから、時とともに確実に変化しているのである。だが、僕達はその変化に気付かず、以前のヴィジョンを持ち続けている。ここに、ズレが生じて来る。そしてそのズレは、刻々と大きくなっているのである。つまり、この点で、僕達は日常生活において自分を見失っているというのである。
 この ズレ を発見するという事が、旅において自分に出会うということであり、旅の主要な内容なのである。

 この時、人は、当然こんな ハズ ではなかったという感情にとらわれ、うろたえる。そしてもし、そのズレが大き過ぎた場合には、かなりの精神的ショックを伴い、ひどい時には、生存があやぶまれること すら ある。これを悪旅(バッド・トリップ)という。一方、適当なズレで気付いた場合には、それはひとつの ひらめき となり、発見となる。時には、全身で受けても余りあるような喜びを伴うことすらある。これを楽旅(グッド・トリップ)という。

 誰だって悪旅はしたくない。楽旅を望んでいる。では、楽旅をするにはどうしたら良いのか? それには、その出発点である日常生活を良い状態にしておく事である。では、日常生活を良い状態に保っておくにはどうしたら良いのか? それには、楽旅をすることである。…と、これでは話にならないが、実際 そう なのである。つまり旅と日常とは、切っても切れない関係性を持って来るのである。
 でもやはり、それでも話にならないので、そういう、良い「旅と日常」のリズムを作るための手がかりだけでもさぐってみなければ済まない。

 それは、「ふと」思った時をどう つかむ か、という事である。

(つづく)



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 今日は、東京は変な天気でした。昼間に突然通り雨に見舞われたり、天気雨が降ったり…。

 わたしは、だいちの学校公開へ行ったり、近所で所要を済ませたりと、地域での日々を楽しんでいました。昼間は「自転車の日」。学校へ行ったり、市役所へ行ったり、ボランティアの場所へ顔を出したりしていました。お陰で、夜はコタツでそのまま寝入ってしまいました。一夜明けて、今日は絶好の晴れ間に恵まれるようです。


 下の写真は、連休あたりに、近所で撮った光の写真。雲間から太陽が半分顔を出して、見事な光の演出を見せていました。「ふと」思わず車を止めて、車中から激写したものです。東京の夕方の空の演出も満更ではないでしょう。


夕方の風景







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Last updated  2007/05/19 12:58:17 PM
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