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兵庫県西宮市の関西学院で23日、来年4月に開校する初等部の初めての入試説明会が開かれた。関西では、平成18年4月に立命館と同志社が小学校を開校し、私立小学校の人気が急上昇。関西大学も22年春の開校に向けて準備を進めており、中高一貫教育の進学校でも開校準備中のところが多い。「関関同立」の小学校を中心に今後、私立、国立小学校の「お受験」が過熱化し、幼稚園児と両親をターゲットにした新興市場も一気に広がりそうだ。
≪狭き門≫
この日午前、新1年生を対象に開かれた関西学院の入試説明会に参加した保護者と子供は約1130人。大阪府枚方市から来た会社員、伊奈邦浩さん(41)は、妻と長男の3人で参加。「関学は一貫教育と心の教育を重視しているという教育方針と聞き、ぜひ子供を学ばせたいと思っています」と話していた。
説明会の参加予定者(2、3年生の編入を含む)は、この日午後と1週間後の2回目と合わせると、計3800人に上る。新1年生の定員は90人で狭き門になることは必至だ。
校長予定者の磯貝暁成さんは「いわゆるお受験ブームに拍車をかけてしまうことには、じくじたる思いがあるが、目に見えないものに心を傾け、夢をはぐくむ学校を目指したい」と話す。
関西で、来年春の入学募集をしている私立、国立小学校は50校近くあり、募集人数は約4000人。受験者数は延べ約1万2000人とみられており、私立の入学試験は秋に行われる。
「関関同立」の生き残り策の一環として小学校の開校が相次ぐなか、この日の関西学院の入試説明会の会場周辺では、塾関係者らが入会を勧めるチラシを配るなど「お受験」はヒートアップする一方だ。
≪市場は拡大≫
関西で8校の小学校受験専門教室を開設する能開プレスクールを運営するワオ・コーポレーションの大橋行輝常務は「実技や面接などの訓練は入試に通るためだけのものではなく、経験を積むことで子供は育っていく。学校側は訓練の結果ではなく、ありよう、品格を見ようとするので、メッキではいけない」と強調。週1回、1講座90分で月額約2万円。会員は年々、増加している。