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授業をやるとき、黒板に書く内容が、あらかじめ予定されていて、板書を完成していくプロセスの中に子供たちを引き込む、というか、子供たちの思考スピードにあわせてひとつの絵巻物のように完成することが大切です。
板書を見れば、その教師の力量の一端をうかがい知ることが出来ます。
数学にしろ、英語にしろ、注意事項や基本とのつながりまで書くことが大切です。
そうしないと、生徒たちが自宅に帰ってノートを見ても、肝心なところを見落としがちになります。
よくまとまった教材を使うときも、単に教材の解説、答えあわせにならないよう、手間のかかる図やグラフ、資料、写真など以外は、板書で確認するほうがいいでしょう。
子供たちは、印刷されているとややもすれば安心して、注意力の集中に欠けがちですから。
先生の立ち位置や身振り手振りも意外に重要です。
以前のことですが、ある全国的に有名な高校の教師と関西では有名な予備校の講師≪二人とも私の塾でしばらく働いてくれました。≫とその同志たちが、互いの授業をビデオに撮り、講評しあう企画をし、私もそれを見せられ意見を求められました。
概して、いえたのは次のようなことです。
生徒を真正面から見ていないことが多い。教室全体を見ていない。(実際は目に入るのですが生徒の視点からはそう感じられないポイントが生まれています。)
同じことを、重複して言うのはかまわないが、早口すぎる。かなりゆっくりめでちょうどです。
手を必要以上に動かしている。体がびしっとせず安定感に欠ける。 など
ある程度は先生の個性があって、むしろ望ましい面もあるでしょうが、過剰な手振り、過剰なスピードなどは学習にマイナスとなりかねません。
ちなみに、下手な教師ほど「わかりましたか」などという発言を繰り返します。
とりあえず、生徒はうなずくか、沈黙です。
生徒がわかっているかどうかは授業中の反応で感じ取るべきです。演習例題等の出来でもすぐ検証できます。
出来の悪い子ほど、「わからない」とは言いづらいものです。
もし、授業の終わりに、「今日の授業、みんなわかったか?,」と言われた生徒が、全員いっせいに、「ぜんぜん、わかりませんでした。」と答えたら………。
教師のみなさん。一度ビデオで授業をとって見ましょう。恥ずかしいけど他の先生に見てもらいましょう。私でよろしければ、お声をかけてください。
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」と昔から言いますからね。