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July 29, 2005
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カテゴリ: 散文詩
ガラスの砂時計は 閉じられた宇宙

光を透かせば 金色の砂粒
凝縮された時の中に 想いのすべてを 詰め込んで
限りある空間に漂っている 夢の砂粒を解き放とう

空間を反転させれば 明日へ向かって
時の歯車は さらさらと 心地よい音を響かせて
小さな入り口から まだ見ぬ世界へ 旅立っていく

ガラスの砂時計は 命のきらめき

さらさら落ちていく砂粒は

その実 一粒一粒が それぞれの命の輝きを 放ちながら
いつかは最後の一粒まで もうひとつの世界へ 還っていく

くぐり抜けるときは 一人きり
孤独と寂しさが この胸をよぎる

でも いつかは この閉じられた宇宙の中で
同じ場所へとたどり着き 再び 巡り逢うことができる

だから哀しみは つかの間の通り雨
最後の一滴まで 砂粒のように落ちてしまえば
砂の大地が すべてを吸いとってくれる

ガラスの砂時計は 慈愛に満ちた雨

反転を繰り返す砂時計は いつ果てるともしれない


君と僕が 含まれているのなら
君が どんなにたくさんの 砂粒のひとつだとしても
やがて 記憶と記憶が引き合うように
必ず すれ違いの瞬間が巡ってくる     

そして…


運命の出逢いを刻む時の涙となって…

ガラスの砂時計は 限りのない輪廻の巡り



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


「散文詩 『ガラスの砂時計』について」

元版は、「砂時計」という題名でしたが、今回掲載するにあたって、「ガラスの砂時計」と変更しました。

「砂時計」のイメージを、自分なりに書いてみたのが、この散文です。

「砂時計」は、「ガラス」の砂時計がイメージされます。
「閉じられた空間」 「繰り返す反転」 「金色の砂粒」という言葉をキーワードにしながら、書いているのかなと思います。

反転を繰り返すことが「永遠性」に繋がり、そこから「輪廻」のイメージへと繋がっていきました。

そしてガラスの宇宙の中に閉じ込められた「砂粒」を、無数の人に見立ててみました。

今回も、少し訂正して、最後の一行の部分を全く違う文に変更しました。
どうするか、数日間、空けたままでいたのですが、最後に苦しまぎれにか、浮かんだ言葉を書き付けてああいう形になりました。





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Last updated  July 30, 2005 07:17:37 AM
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